SlideShare une entreprise Scribd logo
1  sur  36
シリコンバレーの先達 68 人が教えてくれた
“Growth Team” のつくり方
Lite ver. for Presentation @ Incubate Fund
Growth at Tradecraft
Daisuke Miyoshi @daisuke344
10.22.2015
by
本日のゴール
“Growth team” って
こういうことだったのか!
目次
Who Are YOU?
What is Tradecraft?
そもそも Growth team ってなに?
Growth team のつくり方
Growth team のことはじめ、Action Item
1
2
3
4
5
1. Who are YOU?
せっかくのご縁です。まずは少しだけ自己紹介させてください :)
「ビジネスという手段を通じて、
 人の『自尊心』を高めることに挑戦したい!」
ICT Business Incubator @ グラミン銀行
ユヌス先生の下に弟子入り修行
Co-founder @ SWITCH! Education
バングラデシュの若者たちと共に
高校生対象キャリアマガジンの出版社創業
Sales Team Lead @ Google
新たな営業チーム立ち上げの責任者
アジア太平洋 1 位, 世界 3 位の成績達成
Google Glass App “Fieald Trip” BizDev 兼務
非営利団体向けプロダクト Google for Nonprofits
社会的事業への出資ファンド
Google Impact Challenge 立ち上げに尽力
19
21
24
25
2. What is
Tradecraft?
今、シリコンバレーで最もホットなスタートアップスクールの正体
・サンフランシスコの人気スタートアップスクールの一つ
・”Growth”, “Product Design”, “Sales/BizDev”, “Engineering”
 の 4 つの Track で構成される
・各分野のエキスパート 100 名以上からなるメンター陣による講義、
 そして現地スタートアップでの実務の組み合わせ。
・12 週間のメインプログラム期間
・12 週間修了後も講義やプロジェクト活動に参加可能
What is Tradecraft?
1日の過ごし方
午前:各 Track ごとの講義 午後:スタートアップで実践
超・豪華な講師陣
Sean Ellis
“Growth Hack” の生みの親
元 Head of Growth, Dropbox
Hiten Shah
Founder/CEO Kissmetrics
Adam Fishman
元 Head of Growth, Lyft
現 Head of Growth, WyzAnt
Naomi Ionita
元 Head of Growth, Evernote
現 Head of Growth, Invoice2Go
Nir Eyal
Author “Hooked”
Khang Tran
Growth Manager, Uber
Harsh Jawharkar
Head of Marketing, Slack
元 Head of Product, Zendesk
Tristan Pollock
Founder, Storefront
… And MORE!!
3. What’s
Growth team?
“= Growth Hack の集団” ではありません。
急成長しているスタートアップがこぞって持っている Growth team とは。
“
Growth Team とは
必ずしも Growth Hack を行う集団のことではない。
より大きな問題意識に基づいた 組織論なんだ。
既存の機能別縦割りの組織体系では、
スタートアップの成長指標を伸ばすのに
決して最適な形とは呼べない。
これが解くべき問いだ。Graham Hunter
Tradecraft Growth Track Instructor
Growth metrics を最大化するために
最適化された 組織体系。
Activation
Retention
Revenue
Referral
Acquisition
Activation
Revenue
Acquisition
Growth team
3つのモデル
1. Functional Model
2. Independent Model
3. Independent / Cross-Functional Model
4. Growth team
のつくり方
スタートアップ3つのステージに合わせたつくりかた
by Zack Onisco “Gaining Early Traction by Doing Things that Don't Scale (Hustling)”
スタートアップ 3 つのステージ
PMF の確認
1. Product / Market Fit (PMF) Stage
Goal
・”Make things people want”
・PMF の前に Problem / Solution Fit (PSF) 確認が大前提
・”「このプロダクトがなくなったら困る」人が 40 % 以上” by Sean Ellis
・” Retention curve で判断する手法” by Brian Bulfour
・でも正直、後付感ハンパない。
PMF が確認できるまでは Growth team のことは 考えない。
2. Hustle Stage
初期の Traction を牽引する 1 つの Acquisition Channel を特定することGoal
・” 1 つの Acquisition Channel が初期のユーザー獲得の 8 割を占める傾向にある ”
by Zack Onisco
・Retention, Activation が担保された上で、Acquisition 特定作業に移るのが常。
・このステージでは会社全体が Growth team という感じ。
 徐々に Growth team の雛形をつくっていく。
・取るべきアクションは 2 つ。Growth Master (Growth PM) の設置
(初期は大抵CEOが兼務)、Growth meeting の定例化。
・具体的な Growth meeting 及び Growth process にはいくつか流派がある。
 Bulleseye framework, Brian Balfour model, Sean Ellis model 等。
典型的な Growth Process @ Brian Balfour model
典型的な Weekly Growth meeting アジェンダ @ Sean Ellis model
15 min: Growth metrics review & update focus area
10 min: Review last week’s testing sprint
15 min: Key lessons learned from analyzed tests
15min: Select tests for this week’s sprint
5min: Check growth of idea backlog
*Brainstorm (Growth のためのアイデア出し) はミーティング外で Spread sheet に各自行っておく
*Sean のチームの場合は、以下のメンバーが必ず出席する。
CEO, CTO, VP Product, Head of Growth, Head of Design, Growth Engineer, and Analyst.
3. Scale Stage
持続的な成長のために組織化Goal
・そもそも Growth team を機能としてもつ必要があるのか?
・Functional model (#1) vs Independent model (#2,3)
・どちらが良い、悪いではない。
“Growth” の限界?
Independent Model
メリット
・User Experience VS Growth
・組織内の不和、特に Product team vs Growth team という構図が往々にして起きる
・各ファネルの責任の所在が明確。
・Growth metrics を強烈なスピードで達成できる。 by Naomi Ionita (元 Evernote Growth Head)
・CEO がオーナーとなり、Growth team が UX を損なわないことの同意をとる
・Growth meeting に Head of Product を参加させる
・Growth Head と Prodcut Head の活発で定期的なコミュニケーション
・Growth team と Product team の責任所在、役割の明確化
デメリット
求められるアクション
求められるアクション
デメリット
メリット
Functional Model
・Functional Head (Product, Engineering) が Growth プロジェクトを管理でき、
 UX とのバランスがとりやすい (ex. Pramod Sokke, Head of Product @BitTorrent)
・組織内の透明性
・しかし、それでも UX vs Growth の不和は存在する
・Independent model に比べて、成長速度は遅い、 metrics に抜け漏れが存在し得る
・このモデルとはいえ油断は禁物。
 各 Growth test により User bahavior が損なわれていないか、 随時分析すべし。
・Swim lane のように、Growth process を適用して進めるプロジェクトなのか、
 否かを明確に分けて管理するべし。
5. Action Item
Growth team をつくるためのチェックリスト
3.Hustle ステージの AI
・Growth Master (Growth PM) という責任者を置く(初期は大抵 CEO が兼務)
・Growth Process を確立させる(Growth meeting, Backlog, Experiment doc, Playbook,...)
1. Growth team 必要ある?
・そもそも本当に Growth team が必要な事業か?短期的な成長を求める明確な理由はあるのか?
2. 始める準備はできてる?
・「成長」を定義できているか?(MAU, ARPU…)
・成長に寄与する因数を User Funnel の形に整理し指標化できているか?(like “AARRR”)
・PMF がつかめているか?
4. Scale ステージの AI
・自分の組織に適した Growth team モデルを選択、構築する(Functional model, Independent model or ...?)
・Growth のためのアクションが User Behavior に悪影響ないか常にモニタリング
・合わなければ随時 Growth team モデルを変えていく柔軟性を担保
Check list & Action item
Thank you!
daisuke@tradecrafted.com / @daisuke344

Contenu connexe

Tendances

スタートアップは行動しない / フォーカス、ツール、オペレーションについて
スタートアップは行動しない / フォーカス、ツール、オペレーションについてスタートアップは行動しない / フォーカス、ツール、オペレーションについて
スタートアップは行動しない / フォーカス、ツール、オペレーションについてTakaaki Umada
 
君にグロースハックはいらない
君にグロースハックはいらない君にグロースハックはいらない
君にグロースハックはいらないTakaaki Umada
 
スタートアップの 3 分ピッチテンプレート
スタートアップの 3 分ピッチテンプレートスタートアップの 3 分ピッチテンプレート
スタートアップの 3 分ピッチテンプレートTakaaki Umada
 
Y Combinator に学ぶスタートアップ強化プログラム (3 か月間でスタートアップを成長させる Accelerator Program の仕組み )
Y Combinator に学ぶスタートアップ強化プログラム (3 か月間でスタートアップを成長させる Accelerator Program の仕組み)Y Combinator に学ぶスタートアップ強化プログラム (3 か月間でスタートアップを成長させる Accelerator Program の仕組み)
Y Combinator に学ぶスタートアップ強化プログラム (3 か月間でスタートアップを成長させる Accelerator Program の仕組み )Takaaki Umada
 
逆説のカスタマーサクセス
逆説のカスタマーサクセス逆説のカスタマーサクセス
逆説のカスタマーサクセスTakaaki Umada
 
ゼロからはじめるプロダクトマネージャー生活
ゼロからはじめるプロダクトマネージャー生活ゼロからはじめるプロダクトマネージャー生活
ゼロからはじめるプロダクトマネージャー生活Takaaki Umada
 
LEAN STARTUP OVERVIEW
LEAN STARTUP OVERVIEWLEAN STARTUP OVERVIEW
LEAN STARTUP OVERVIEWItsuki Kuroda
 
10分でわかったつもりになるlean start up ~リーンスタートアップって何ですか?~
10分でわかったつもりになるlean start up ~リーンスタートアップって何ですか?~10分でわかったつもりになるlean start up ~リーンスタートアップって何ですか?~
10分でわかったつもりになるlean start up ~リーンスタートアップって何ですか?~圭 進藤
 
Y Combinator & スタンフォード大学「スタートアップの始め方 (CS183B)」受講ガイド - Summary of How to Start...
Y Combinator & スタンフォード大学「スタートアップの始め方 (CS183B)」受講ガイド - Summary of How to Start...Y Combinator & スタンフォード大学「スタートアップの始め方 (CS183B)」受講ガイド - Summary of How to Start...
Y Combinator & スタンフォード大学「スタートアップの始め方 (CS183B)」受講ガイド - Summary of How to Start...Takaaki Umada
 
スタートアップの"共同創業者"を選ぶ技術
スタートアップの"共同創業者"を選ぶ技術スタートアップの"共同創業者"を選ぶ技術
スタートアップの"共同創業者"を選ぶ技術Takaaki Umada
 
VCファンディングの基礎(ver1.1)
VCファンディングの基礎(ver1.1)VCファンディングの基礎(ver1.1)
VCファンディングの基礎(ver1.1)Reiji Yamanaka
 
エンジェル投資家って何者?
エンジェル投資家って何者?エンジェル投資家って何者?
エンジェル投資家って何者?Takaaki Umada
 
カネとAgile(大企業新規事業編) #rsgt2021
カネとAgile(大企業新規事業編) #rsgt2021カネとAgile(大企業新規事業編) #rsgt2021
カネとAgile(大企業新規事業編) #rsgt2021Itsuki Kuroda
 
やはり俺のスタートアップの意思決定はまちがっている。
やはり俺のスタートアップの意思決定はまちがっている。やはり俺のスタートアップの意思決定はまちがっている。
やはり俺のスタートアップの意思決定はまちがっている。Takaaki Umada
 
転職基準 スタートアップへの転職を検討するための予備知識
転職基準 スタートアップへの転職を検討するための予備知識転職基準 スタートアップへの転職を検討するための予備知識
転職基準 スタートアップへの転職を検討するための予備知識Takaaki Umada
 
Design Sprint と Lean UX: 顧客からの学び方
Design Sprint と Lean UX: 顧客からの学び方Design Sprint と Lean UX: 顧客からの学び方
Design Sprint と Lean UX: 顧客からの学び方Takaaki Umada
 
成功するスタートアップの作り方 ー 完全版
成功するスタートアップの作り方 ー 完全版 成功するスタートアップの作り方 ー 完全版
成功するスタートアップの作り方 ー 完全版 Masa Tadokoro
 
スタートアップを始める前に
スタートアップを始める前にスタートアップを始める前に
スタートアップを始める前にTakaaki Umada
 
リーンスタートアップにおける良い仮説、悪い仮説
リーンスタートアップにおける良い仮説、悪い仮説リーンスタートアップにおける良い仮説、悪い仮説
リーンスタートアップにおける良い仮説、悪い仮説Takaaki Umada
 
リーンスタートアップ本を振り返る 2018 (Lean Startup Update! 2018)
リーンスタートアップ本を振り返る 2018 (Lean Startup Update! 2018)リーンスタートアップ本を振り返る 2018 (Lean Startup Update! 2018)
リーンスタートアップ本を振り返る 2018 (Lean Startup Update! 2018)Takaaki Umada
 

Tendances (20)

スタートアップは行動しない / フォーカス、ツール、オペレーションについて
スタートアップは行動しない / フォーカス、ツール、オペレーションについてスタートアップは行動しない / フォーカス、ツール、オペレーションについて
スタートアップは行動しない / フォーカス、ツール、オペレーションについて
 
君にグロースハックはいらない
君にグロースハックはいらない君にグロースハックはいらない
君にグロースハックはいらない
 
スタートアップの 3 分ピッチテンプレート
スタートアップの 3 分ピッチテンプレートスタートアップの 3 分ピッチテンプレート
スタートアップの 3 分ピッチテンプレート
 
Y Combinator に学ぶスタートアップ強化プログラム (3 か月間でスタートアップを成長させる Accelerator Program の仕組み )
Y Combinator に学ぶスタートアップ強化プログラム (3 か月間でスタートアップを成長させる Accelerator Program の仕組み)Y Combinator に学ぶスタートアップ強化プログラム (3 か月間でスタートアップを成長させる Accelerator Program の仕組み)
Y Combinator に学ぶスタートアップ強化プログラム (3 か月間でスタートアップを成長させる Accelerator Program の仕組み )
 
逆説のカスタマーサクセス
逆説のカスタマーサクセス逆説のカスタマーサクセス
逆説のカスタマーサクセス
 
ゼロからはじめるプロダクトマネージャー生活
ゼロからはじめるプロダクトマネージャー生活ゼロからはじめるプロダクトマネージャー生活
ゼロからはじめるプロダクトマネージャー生活
 
LEAN STARTUP OVERVIEW
LEAN STARTUP OVERVIEWLEAN STARTUP OVERVIEW
LEAN STARTUP OVERVIEW
 
10分でわかったつもりになるlean start up ~リーンスタートアップって何ですか?~
10分でわかったつもりになるlean start up ~リーンスタートアップって何ですか?~10分でわかったつもりになるlean start up ~リーンスタートアップって何ですか?~
10分でわかったつもりになるlean start up ~リーンスタートアップって何ですか?~
 
Y Combinator & スタンフォード大学「スタートアップの始め方 (CS183B)」受講ガイド - Summary of How to Start...
Y Combinator & スタンフォード大学「スタートアップの始め方 (CS183B)」受講ガイド - Summary of How to Start...Y Combinator & スタンフォード大学「スタートアップの始め方 (CS183B)」受講ガイド - Summary of How to Start...
Y Combinator & スタンフォード大学「スタートアップの始め方 (CS183B)」受講ガイド - Summary of How to Start...
 
スタートアップの"共同創業者"を選ぶ技術
スタートアップの"共同創業者"を選ぶ技術スタートアップの"共同創業者"を選ぶ技術
スタートアップの"共同創業者"を選ぶ技術
 
VCファンディングの基礎(ver1.1)
VCファンディングの基礎(ver1.1)VCファンディングの基礎(ver1.1)
VCファンディングの基礎(ver1.1)
 
エンジェル投資家って何者?
エンジェル投資家って何者?エンジェル投資家って何者?
エンジェル投資家って何者?
 
カネとAgile(大企業新規事業編) #rsgt2021
カネとAgile(大企業新規事業編) #rsgt2021カネとAgile(大企業新規事業編) #rsgt2021
カネとAgile(大企業新規事業編) #rsgt2021
 
やはり俺のスタートアップの意思決定はまちがっている。
やはり俺のスタートアップの意思決定はまちがっている。やはり俺のスタートアップの意思決定はまちがっている。
やはり俺のスタートアップの意思決定はまちがっている。
 
転職基準 スタートアップへの転職を検討するための予備知識
転職基準 スタートアップへの転職を検討するための予備知識転職基準 スタートアップへの転職を検討するための予備知識
転職基準 スタートアップへの転職を検討するための予備知識
 
Design Sprint と Lean UX: 顧客からの学び方
Design Sprint と Lean UX: 顧客からの学び方Design Sprint と Lean UX: 顧客からの学び方
Design Sprint と Lean UX: 顧客からの学び方
 
成功するスタートアップの作り方 ー 完全版
成功するスタートアップの作り方 ー 完全版 成功するスタートアップの作り方 ー 完全版
成功するスタートアップの作り方 ー 完全版
 
スタートアップを始める前に
スタートアップを始める前にスタートアップを始める前に
スタートアップを始める前に
 
リーンスタートアップにおける良い仮説、悪い仮説
リーンスタートアップにおける良い仮説、悪い仮説リーンスタートアップにおける良い仮説、悪い仮説
リーンスタートアップにおける良い仮説、悪い仮説
 
リーンスタートアップ本を振り返る 2018 (Lean Startup Update! 2018)
リーンスタートアップ本を振り返る 2018 (Lean Startup Update! 2018)リーンスタートアップ本を振り返る 2018 (Lean Startup Update! 2018)
リーンスタートアップ本を振り返る 2018 (Lean Startup Update! 2018)
 

Similaire à シリコンバレーの先達 68 人が教えてくれた "Growth Team" のつくり方 - lite ver. for presentation @ incubate fund

GMOテクノロジーブートキャンプ2015(アジャイル編)
GMOテクノロジーブートキャンプ2015(アジャイル編)GMOテクノロジーブートキャンプ2015(アジャイル編)
GMOテクノロジーブートキャンプ2015(アジャイル編)Arata Fujimura
 
日本ベンチャーにとってのシリコンバレーでのチャレンジと成功へのヒント
日本ベンチャーにとってのシリコンバレーでのチャレンジと成功へのヒント日本ベンチャーにとってのシリコンバレーでのチャレンジと成功へのヒント
日本ベンチャーにとってのシリコンバレーでのチャレンジと成功へのヒントブレークスルーパートナーズ 赤羽雄二
 
組織と個人が内発的動機により継続的に成長するための施策
組織と個人が内発的動機により継続的に成長するための施策組織と個人が内発的動機により継続的に成長するための施策
組織と個人が内発的動機により継続的に成長するための施策Yusuke Kojima
 
201009 破壊と創造の人事Final
201009 破壊と創造の人事Final201009 破壊と創造の人事Final
201009 破壊と創造の人事Finalmeyuimo
 
日々の気づきをふりかえり、 個人とチームの成長につなげる方法
日々の気づきをふりかえり、 個人とチームの成長につなげる方法日々の気づきをふりかえり、 個人とチームの成長につなげる方法
日々の気づきをふりかえり、 個人とチームの成長につなげる方法株式会社コパイロツト COPILOT Inc.
 
20130207 本気のインターンシップ
20130207 本気のインターンシップ20130207 本気のインターンシップ
20130207 本気のインターンシップSeiji Ueno
 
Careerworkshop 20121123
Careerworkshop 20121123Careerworkshop 20121123
Careerworkshop 20121123Kenji Okubo
 
PWC 第4回スライド(111120)
PWC 第4回スライド(111120)PWC 第4回スライド(111120)
PWC 第4回スライド(111120)zoesuke8592
 
資金調達の極意①
資金調達の極意①資金調達の極意①
資金調達の極意①Masa Tadokoro
 
Process - Shipley Proposal Guideの「Process」の章を読む
Process - Shipley Proposal Guideの「Process」の章を読む Process - Shipley Proposal Guideの「Process」の章を読む
Process - Shipley Proposal Guideの「Process」の章を読む Naoki Ishimitsu
 
【PMIJF2011】次世代のプロジェクト人財を育成する
【PMIJF2011】次世代のプロジェクト人財を育成する【PMIJF2011】次世代のプロジェクト人財を育成する
【PMIJF2011】次世代のプロジェクト人財を育成するPMeducaiton
 
創造的組織を作る
創造的組織を作る創造的組織を作る
創造的組織を作るRikie Ishii
 
ベンチャーの事業計画作成と経営の手引き。大企業での新事業検討にもそのまま活用できます
ベンチャーの事業計画作成と経営の手引き。大企業での新事業検討にもそのまま活用できますベンチャーの事業計画作成と経営の手引き。大企業での新事業検討にもそのまま活用できます
ベンチャーの事業計画作成と経営の手引き。大企業での新事業検討にもそのまま活用できますブレークスルーパートナーズ 赤羽雄二
 

Similaire à シリコンバレーの先達 68 人が教えてくれた "Growth Team" のつくり方 - lite ver. for presentation @ incubate fund (20)

GMOテクノロジーブートキャンプ2015(アジャイル編)
GMOテクノロジーブートキャンプ2015(アジャイル編)GMOテクノロジーブートキャンプ2015(アジャイル編)
GMOテクノロジーブートキャンプ2015(アジャイル編)
 
日本ベンチャーにとってのシリコンバレーでのチャレンジと成功へのヒント
日本ベンチャーにとってのシリコンバレーでのチャレンジと成功へのヒント日本ベンチャーにとってのシリコンバレーでのチャレンジと成功へのヒント
日本ベンチャーにとってのシリコンバレーでのチャレンジと成功へのヒント
 
組織と個人が内発的動機により継続的に成長するための施策
組織と個人が内発的動機により継続的に成長するための施策組織と個人が内発的動機により継続的に成長するための施策
組織と個人が内発的動機により継続的に成長するための施策
 
Pivotの極意
Pivotの極意Pivotの極意
Pivotの極意
 
201009 破壊と創造の人事Final
201009 破壊と創造の人事Final201009 破壊と創造の人事Final
201009 破壊と創造の人事Final
 
日々の気づきをふりかえり、 個人とチームの成長につなげる方法
日々の気づきをふりかえり、 個人とチームの成長につなげる方法日々の気づきをふりかえり、 個人とチームの成長につなげる方法
日々の気づきをふりかえり、 個人とチームの成長につなげる方法
 
20130207 本気のインターンシップ
20130207 本気のインターンシップ20130207 本気のインターンシップ
20130207 本気のインターンシップ
 
リーンスタートアップ時代の事業計画とサービス開発、資金調達のあり方
リーンスタートアップ時代の事業計画とサービス開発、資金調達のあり方リーンスタートアップ時代の事業計画とサービス開発、資金調達のあり方
リーンスタートアップ時代の事業計画とサービス開発、資金調達のあり方
 
営業研修~押し売り営業からソリューション営業へ~
営業研修~押し売り営業からソリューション営業へ~営業研修~押し売り営業からソリューション営業へ~
営業研修~押し売り営業からソリューション営業へ~
 
Careerworkshop 20121123
Careerworkshop 20121123Careerworkshop 20121123
Careerworkshop 20121123
 
PWC 第4回スライド(111120)
PWC 第4回スライド(111120)PWC 第4回スライド(111120)
PWC 第4回スライド(111120)
 
資金調達の極意①
資金調達の極意①資金調達の極意①
資金調達の極意①
 
Process - Shipley Proposal Guideの「Process」の章を読む
Process - Shipley Proposal Guideの「Process」の章を読む Process - Shipley Proposal Guideの「Process」の章を読む
Process - Shipley Proposal Guideの「Process」の章を読む
 
ブレークスルーキャンプ By IMJ キックオフイベント
ブレークスルーキャンプ By IMJ キックオフイベントブレークスルーキャンプ By IMJ キックオフイベント
ブレークスルーキャンプ By IMJ キックオフイベント
 
関西バランス・スコアカード研究会 資料
関西バランス・スコアカード研究会 資料関西バランス・スコアカード研究会 資料
関西バランス・スコアカード研究会 資料
 
【PMIJF2011】次世代のプロジェクト人財を育成する
【PMIJF2011】次世代のプロジェクト人財を育成する【PMIJF2011】次世代のプロジェクト人財を育成する
【PMIJF2011】次世代のプロジェクト人財を育成する
 
「成長請負人」Growth Contractorプレ講座資料
「成長請負人」Growth Contractorプレ講座資料「成長請負人」Growth Contractorプレ講座資料
「成長請負人」Growth Contractorプレ講座資料
 
ベンチャー経営の要諦と起業家の条件
ベンチャー経営の要諦と起業家の条件ベンチャー経営の要諦と起業家の条件
ベンチャー経営の要諦と起業家の条件
 
創造的組織を作る
創造的組織を作る創造的組織を作る
創造的組織を作る
 
ベンチャーの事業計画作成と経営の手引き。大企業での新事業検討にもそのまま活用できます
ベンチャーの事業計画作成と経営の手引き。大企業での新事業検討にもそのまま活用できますベンチャーの事業計画作成と経営の手引き。大企業での新事業検討にもそのまま活用できます
ベンチャーの事業計画作成と経営の手引き。大企業での新事業検討にもそのまま活用できます
 

Dernier

202405_VISIONARYJAPAN_engineerteam_entrancebook(ver2.1)
202405_VISIONARYJAPAN_engineerteam_entrancebook(ver2.1)202405_VISIONARYJAPAN_engineerteam_entrancebook(ver2.1)
202405_VISIONARYJAPAN_engineerteam_entrancebook(ver2.1)KayaSuetake1
 
20240427 zaim academy counseling lesson .pdf
20240427 zaim academy counseling lesson .pdf20240427 zaim academy counseling lesson .pdf
20240427 zaim academy counseling lesson .pdfssuser80a51f
 
ストックマーク株式会社がご提供しているAnews(エーニュース)概要紹介.pdf
ストックマーク株式会社がご提供しているAnews(エーニュース)概要紹介.pdfストックマーク株式会社がご提供しているAnews(エーニュース)概要紹介.pdf
ストックマーク株式会社がご提供しているAnews(エーニュース)概要紹介.pdfmasakisaito12
 
UP103シリーズ パワーコメット ユニパー スライドレールタイプ 瓦揚げ機 ウインチ
UP103シリーズ パワーコメット ユニパー スライドレールタイプ 瓦揚げ機 ウインチUP103シリーズ パワーコメット ユニパー スライドレールタイプ 瓦揚げ機 ウインチ
UP103シリーズ パワーコメット ユニパー スライドレールタイプ 瓦揚げ機 ウインチユニパー株式会社
 
Service-introduction-materials-misorae-leadership
Service-introduction-materials-misorae-leadershipService-introduction-materials-misorae-leadership
Service-introduction-materials-misorae-leadershipYasuyoshi Minehisa
 
シンフォニティ株式会社(SYMPHONITY , Inc.) 会社説明・人材採用資料
シンフォニティ株式会社(SYMPHONITY , Inc.) 会社説明・人材採用資料シンフォニティ株式会社(SYMPHONITY , Inc.) 会社説明・人材採用資料
シンフォニティ株式会社(SYMPHONITY , Inc.) 会社説明・人材採用資料シンフォニティ 株式会社
 

Dernier (6)

202405_VISIONARYJAPAN_engineerteam_entrancebook(ver2.1)
202405_VISIONARYJAPAN_engineerteam_entrancebook(ver2.1)202405_VISIONARYJAPAN_engineerteam_entrancebook(ver2.1)
202405_VISIONARYJAPAN_engineerteam_entrancebook(ver2.1)
 
20240427 zaim academy counseling lesson .pdf
20240427 zaim academy counseling lesson .pdf20240427 zaim academy counseling lesson .pdf
20240427 zaim academy counseling lesson .pdf
 
ストックマーク株式会社がご提供しているAnews(エーニュース)概要紹介.pdf
ストックマーク株式会社がご提供しているAnews(エーニュース)概要紹介.pdfストックマーク株式会社がご提供しているAnews(エーニュース)概要紹介.pdf
ストックマーク株式会社がご提供しているAnews(エーニュース)概要紹介.pdf
 
UP103シリーズ パワーコメット ユニパー スライドレールタイプ 瓦揚げ機 ウインチ
UP103シリーズ パワーコメット ユニパー スライドレールタイプ 瓦揚げ機 ウインチUP103シリーズ パワーコメット ユニパー スライドレールタイプ 瓦揚げ機 ウインチ
UP103シリーズ パワーコメット ユニパー スライドレールタイプ 瓦揚げ機 ウインチ
 
Service-introduction-materials-misorae-leadership
Service-introduction-materials-misorae-leadershipService-introduction-materials-misorae-leadership
Service-introduction-materials-misorae-leadership
 
シンフォニティ株式会社(SYMPHONITY , Inc.) 会社説明・人材採用資料
シンフォニティ株式会社(SYMPHONITY , Inc.) 会社説明・人材採用資料シンフォニティ株式会社(SYMPHONITY , Inc.) 会社説明・人材採用資料
シンフォニティ株式会社(SYMPHONITY , Inc.) 会社説明・人材採用資料
 

シリコンバレーの先達 68 人が教えてくれた "Growth Team" のつくり方 - lite ver. for presentation @ incubate fund

  • 1. シリコンバレーの先達 68 人が教えてくれた “Growth Team” のつくり方 Lite ver. for Presentation @ Incubate Fund Growth at Tradecraft Daisuke Miyoshi @daisuke344 10.22.2015 by
  • 3. 目次 Who Are YOU? What is Tradecraft? そもそも Growth team ってなに? Growth team のつくり方 Growth team のことはじめ、Action Item 1 2 3 4 5
  • 4. 1. Who are YOU? せっかくのご縁です。まずは少しだけ自己紹介させてください :)
  • 5. 「ビジネスという手段を通じて、  人の『自尊心』を高めることに挑戦したい!」 ICT Business Incubator @ グラミン銀行 ユヌス先生の下に弟子入り修行 Co-founder @ SWITCH! Education バングラデシュの若者たちと共に 高校生対象キャリアマガジンの出版社創業 Sales Team Lead @ Google 新たな営業チーム立ち上げの責任者 アジア太平洋 1 位, 世界 3 位の成績達成 Google Glass App “Fieald Trip” BizDev 兼務 非営利団体向けプロダクト Google for Nonprofits 社会的事業への出資ファンド Google Impact Challenge 立ち上げに尽力 19 21 24 25
  • 7. ・サンフランシスコの人気スタートアップスクールの一つ ・”Growth”, “Product Design”, “Sales/BizDev”, “Engineering”  の 4 つの Track で構成される ・各分野のエキスパート 100 名以上からなるメンター陣による講義、  そして現地スタートアップでの実務の組み合わせ。 ・12 週間のメインプログラム期間 ・12 週間修了後も講義やプロジェクト活動に参加可能 What is Tradecraft?
  • 8. 1日の過ごし方 午前:各 Track ごとの講義 午後:スタートアップで実践
  • 9. 超・豪華な講師陣 Sean Ellis “Growth Hack” の生みの親 元 Head of Growth, Dropbox Hiten Shah Founder/CEO Kissmetrics Adam Fishman 元 Head of Growth, Lyft 現 Head of Growth, WyzAnt Naomi Ionita 元 Head of Growth, Evernote 現 Head of Growth, Invoice2Go Nir Eyal Author “Hooked” Khang Tran Growth Manager, Uber Harsh Jawharkar Head of Marketing, Slack 元 Head of Product, Zendesk Tristan Pollock Founder, Storefront … And MORE!!
  • 10. 3. What’s Growth team? “= Growth Hack の集団” ではありません。 急成長しているスタートアップがこぞって持っている Growth team とは。
  • 11. “ Growth Team とは 必ずしも Growth Hack を行う集団のことではない。 より大きな問題意識に基づいた 組織論なんだ。 既存の機能別縦割りの組織体系では、 スタートアップの成長指標を伸ばすのに 決して最適な形とは呼べない。 これが解くべき問いだ。Graham Hunter Tradecraft Growth Track Instructor
  • 13.
  • 16.
  • 18.
  • 20.
  • 22.
  • 23. 3. Independent / Cross-Functional Model
  • 25. by Zack Onisco “Gaining Early Traction by Doing Things that Don't Scale (Hustling)” スタートアップ 3 つのステージ
  • 26. PMF の確認 1. Product / Market Fit (PMF) Stage Goal ・”Make things people want” ・PMF の前に Problem / Solution Fit (PSF) 確認が大前提 ・”「このプロダクトがなくなったら困る」人が 40 % 以上” by Sean Ellis ・” Retention curve で判断する手法” by Brian Bulfour ・でも正直、後付感ハンパない。 PMF が確認できるまでは Growth team のことは 考えない。
  • 27. 2. Hustle Stage 初期の Traction を牽引する 1 つの Acquisition Channel を特定することGoal ・” 1 つの Acquisition Channel が初期のユーザー獲得の 8 割を占める傾向にある ” by Zack Onisco ・Retention, Activation が担保された上で、Acquisition 特定作業に移るのが常。 ・このステージでは会社全体が Growth team という感じ。  徐々に Growth team の雛形をつくっていく。 ・取るべきアクションは 2 つ。Growth Master (Growth PM) の設置 (初期は大抵CEOが兼務)、Growth meeting の定例化。 ・具体的な Growth meeting 及び Growth process にはいくつか流派がある。  Bulleseye framework, Brian Balfour model, Sean Ellis model 等。
  • 28. 典型的な Growth Process @ Brian Balfour model
  • 29. 典型的な Weekly Growth meeting アジェンダ @ Sean Ellis model 15 min: Growth metrics review & update focus area 10 min: Review last week’s testing sprint 15 min: Key lessons learned from analyzed tests 15min: Select tests for this week’s sprint 5min: Check growth of idea backlog *Brainstorm (Growth のためのアイデア出し) はミーティング外で Spread sheet に各自行っておく *Sean のチームの場合は、以下のメンバーが必ず出席する。 CEO, CTO, VP Product, Head of Growth, Head of Design, Growth Engineer, and Analyst.
  • 30. 3. Scale Stage 持続的な成長のために組織化Goal ・そもそも Growth team を機能としてもつ必要があるのか? ・Functional model (#1) vs Independent model (#2,3) ・どちらが良い、悪いではない。
  • 32. Independent Model メリット ・User Experience VS Growth ・組織内の不和、特に Product team vs Growth team という構図が往々にして起きる ・各ファネルの責任の所在が明確。 ・Growth metrics を強烈なスピードで達成できる。 by Naomi Ionita (元 Evernote Growth Head) ・CEO がオーナーとなり、Growth team が UX を損なわないことの同意をとる ・Growth meeting に Head of Product を参加させる ・Growth Head と Prodcut Head の活発で定期的なコミュニケーション ・Growth team と Product team の責任所在、役割の明確化 デメリット 求められるアクション
  • 33. 求められるアクション デメリット メリット Functional Model ・Functional Head (Product, Engineering) が Growth プロジェクトを管理でき、  UX とのバランスがとりやすい (ex. Pramod Sokke, Head of Product @BitTorrent) ・組織内の透明性 ・しかし、それでも UX vs Growth の不和は存在する ・Independent model に比べて、成長速度は遅い、 metrics に抜け漏れが存在し得る ・このモデルとはいえ油断は禁物。  各 Growth test により User bahavior が損なわれていないか、 随時分析すべし。 ・Swim lane のように、Growth process を適用して進めるプロジェクトなのか、  否かを明確に分けて管理するべし。
  • 34. 5. Action Item Growth team をつくるためのチェックリスト
  • 35. 3.Hustle ステージの AI ・Growth Master (Growth PM) という責任者を置く(初期は大抵 CEO が兼務) ・Growth Process を確立させる(Growth meeting, Backlog, Experiment doc, Playbook,...) 1. Growth team 必要ある? ・そもそも本当に Growth team が必要な事業か?短期的な成長を求める明確な理由はあるのか? 2. 始める準備はできてる? ・「成長」を定義できているか?(MAU, ARPU…) ・成長に寄与する因数を User Funnel の形に整理し指標化できているか?(like “AARRR”) ・PMF がつかめているか? 4. Scale ステージの AI ・自分の組織に適した Growth team モデルを選択、構築する(Functional model, Independent model or ...?) ・Growth のためのアクションが User Behavior に悪影響ないか常にモニタリング ・合わなければ随時 Growth team モデルを変えていく柔軟性を担保 Check list & Action item