Excelテキスト(サンプル)
- 2. エクセルの初期画面
memo
BASIC 基本インターフェース
エクセルを起動した画面です。
タブ リボン
行番号
列番号
シート
エクセルの構成要素
ブック…ファイル(作成したデータ)のことです。
ワークシート…マス目で区切られた集計用紙のことです。
セル…マス目のことです。行番号と列番号で表します(例:A1、B3)
[ホーム]タブ
[挿入]タブ
[レイアウト]タブ
[数式]タブ
[データ]タブ
[校閲]タブ
[表示]タブ
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- 3. エクセルの基本操作
memo
BASIC 範囲選択
セル(または列番号、行番号)を選択する際、連続・離れた箇所を選択
するには[Ctrl]キーまたは[Shift]キーを使用します。
通常、連続したセルを選択する際はドラッグして選択します。
《参考 マウスポインタの形》
セル内(マウスポインタは白い十字の状態)…セルの選択
アクティブセルの境界線上でドラッグ…セルの移動
アクティブセルの右下をドラッグ…オートフィル機能
列番号、または行番号…列、または行の選択
連続した範囲…[Shift]キー + 終点をクリック
離れた範囲…[Ctrl]キー + 離れた範囲をドラッグして選択
連続して入力されたセルを選択
…[Ctrl]キー + [Shift]キー + [方向キー →↓↑←]
表やリストを一度に選択
…[Ctrl]キー + [キーボード A] または
[Ctrl]キー + [Shift]キー + [キーボード *]
セルを全選択したい場合、列番号と行番
号の境目部分(左図赤枠)をクリックし
ます
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- 4. エクセルの基本操作
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BASIC よく利用するショートカットキー一覧①
データ入力時のショートカットキー
Alt + Enter セル内で改行する ★★★
Ctrl + Y 直前の操作を繰り返す ★★★
Ctrl + Z 直前の操作を元に戻す ★★★
Ctrl + 7 [標準]ツールバーの表示/非表示を切り替える ★
データの書式設定
Ctrl + 1 [セルの書式設定]ダイアログボックスを表示する ★★★
Ctrl+ B 太文字の書式設定・解除 ★
Ctrl+ I 斜体文字の書式設定・解除 ★
Ctrl+ U 下線の書式設定・解除 ★
コピー・貼付け ショートカットキー
Ctrl + C 選択したセル・範囲をコピーする ★★★
Ctrl + X 選択したセル・範囲を切り取る ★★★
Ctrl + V 選択したセル・範囲を貼り付ける ★★★
Excel全体の操作 ショートカットキー
F1 ヘルプを表示する
F2 セルを編集状態にする ★★
F3 [名前の貼付け]ダイアログボックスを表示する ★★★
編集中の数式で、セルの参照方式を「絶対参照」
F4 ★★
と「相対参照」に切り替える
F5 名前を付けたセルにジャンプする ★★
F6 次のブック ウインドウへ表示切り替える ★
F7 スペルチェックを実行する ★
アクティブセルを範囲選択を開始するセルとして
F8 ★★
固定する
F9 再計算の実行
メニューバーのメニューを操作可能な状態にする
F10
(アクティブにする)
F10 + 矢印キー メニューバーのメニューを操作する
Ctrl + P [印刷]ダイアログボックスを表示する ★
Shift + F10 ショートカットメニューを表示する
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- 5. エクセルの基本操作
memo
BASIC よく利用するショートカットキー一覧②
範囲選択 ショートカットキー
Ctrl + A ワークシート全体を範囲選択する ★★
Ctrl + Space 列全体を範囲選択する ★
Shift + Space 行全体を範囲選択する ★
Ctrl+Shift+* 連続した表全体を選択する ★★★
ウインドウ操作 ショートカットキー
作業中のウインドウを「最大」/「元のサイ
Ctrl + F10
ズ」に切り替える
Ctrl + F9 作業中のウインドウを「最小化」する ★★
Ctrl + F5 作業中のウインドウを「元のサイズ」にする
Ctrl + F6 次のブックウインドウに切り替える ★
Ctrl + Shift + F6 前のブックウインドウに切り替える
矢印キーを使って、ブックウインドウを移動す
Ctrl + F7
る
矢印を使ってブックウインドウのサイズを変更
Ctrl + F8
する
数式チェック ショートカットキー
選択範囲の数式が直接参照している、セル選択
Ctrl + [(左角カッコ) ★★
する
選択範囲のセルを、直接参照している数式があ
Ctrl + ](右角カッコ)
るセルを選択する
選択範囲の数式が直接または間接的に参照して
Ctrl + Shift + {
いる、全てのセルを選択する
選択範囲のセルを直接または間接的に参照する
Ctrl + Shift + } ★★
数式がある、全てのセルを選択する
ファイル保存・開く ショートカットキー
Ctrl + S 上書き保存 ★
[名前を付けて保存]ダイアログボックスを表示
F12
する
[ファイルを開く]ダイアログボックスを表示す
Ctrl + F12 ★
る
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- 6. エクセルの数式作成
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BASIC 相対参照と絶対参照、複合参照
Excelでは計算式を作成する際、相対参照、絶対参照、複合参照で式を作
成することにより、計算式のコピーが効率的に行えるようになります。
相対参照
通常、計算式を作成すると相対参照で式が作成されます。相対参照は計
算式を作成したセルを基点として、その距離で他のセルを参照する方法
です。計算式をコピーすると、それに合わせて計算式がズレていきます。
セルE5に以下のような計算式
を作成します。
=C5*D5
セルE5に入力された計算式を
E6~E10までコピーします。
絶対参照
計算式をコピーするとき、セル位置を固定したい場合は絶対参照指定に
します。絶対参照指定した数式は、計算式をコピーしてもセルの位置は
変わりません。
F4キーを使用することで、効率よく絶対参照指定をすることができます。
セルF5に以下のような計算式を
作成します。
=E5/$E$11
セルF5に入力された計算式をF6
~F10までコピーします。分母で
あるセルE11は固定されます。
ポイント
F4キーを押すと$マークを効率よくつけることができます。
1回 A1(相対参照) 2回 $A$1(絶対参照)
3回 A$1(複合参照) 4回 $A1 (複合参照)
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- 7. エクセルの数式作成
memo
BASIC 相対参照と絶対参照、複合参照
複合参照
相対参照と絶対参照が組み合わされた状態のことをいいます。列のみ、
または行のみを固定したい際に使用します。
例)九九表の作成
九九表を作成したい場合、以下のような計算式が各セルに入ります。相
対参照で式を作成すると、数式がズレてしまうため、正しい結果が得ら
れません。
以下の図を見ると、A列と1行目を固定すれば良いのがわかります。
よって、セルB2に入る数式は「=$A2*B$1」とすることによって、
縦、横にコピーしてもA列、1行目が固定されますので、正しい計算結
果が得られます。
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- 8. エクセルの機能
memo
BASIC オートフィル機能
オートフィル機能とは、数式のコピー、連続データの入力をする際に便
利な機能です。
《注意》マウスポインタの形
アクティブセルの右下にマウスポインタを持っていく
と黒い十字に変わります。
それぞれ、商品IDは連続
データ、金額は数式のコ
ピーが行われ、左下のよ
うに正しい結果が表示さ
れます。
オートフィルを使用する
と連続データ、数式のコ
ピーができ、最後のセル
右下にオートフィルオプ
ションが表示されます。
《ポイント》オートフィルオプションとは
オートフィルを使用すると、数
式のコピーだけでなく、書式
(例えば罫線など)もコピーさ
れます。
書式なしコピーをしたい、日付
の際に土日を入れずに平日の連
続データにしたい場合など、
オートフィルオプションを使用
すると便利です。
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- 9. エクセルの体裁を整える
memo
BASIC 書式設定
表示形式、配置、フォント、罫線などの書式設定を行うには、[ホーム]リ
ボンを使用します。
また、各グループ右下にはボタンがあり、詳細設定をする際にはそのボ
タンをクリックし、ダイアログボックスから設定します。
[ホーム]タブ
グループ ダイアログボックスを表示するボタン
セルの書式設定ダイアログボックス一覧
表示形式…セル内の数値、日付などの設定。 配置…セル内の横、縦位置、縦書きなどの設定。
フォント…フォントの種類、サイズなどの設定。 罫線…罫線の種類、位置、色などを設定。
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- 10. エクセルの体裁を整える
memo
BASIC 書式設定
セルを結合して中央揃えやセル色、罫線を引くなど、表を作成する際に
はさまざまな書式設定を行います。
[ホーム]タブの[フォント]グループ、[配置]グループから設定します。
[ホーム]タブ セルを結合して中央に揃えるボタン
罫線を引く、セル色をつけるボタン
セル色をつける セルを結合する
STEP1 STEP1
セル色をつけたいところ 結合したいセルを選択します
を範囲選択します
STEP2 STEP2
ぬりつぶしの色をクリッ セルを結合して中央揃えをク
クし、色を選択します リックします
完成イメージ
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- 11. エクセルの数式作成
memo
BASIC 関数の作成
Excelの関数は300種類以上あり、関数の種類は[関数の挿入ダイアログ
ボックス]の関数の分類によって分けられています。
書 式:=関数名(引数)
※引数とは関数を実行するために必要な情報のことで
す。
作成方法:1、fxボタンをクリックし、ダイアログボックスから作成
2、数式バーに直接関数を入力する
3、Σボタンをクリックして関数を作成する
4、セルに=を入力し、関数ボックスから作成
※関数ボックス、数式バー
関数ボックス 数式バー
関数の挿入ダイアログボックス
関数の分類
関数の引数ダイアログボックス(IF関数の場合)
関数の引数ダイアログボックス
には、引数を指定し、関数を完
成させていきます。
引数の数は関数によって違い、
セル範囲、数値、文字、範囲名
などを指定します。
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- 12. エクセルの数式作成
memo
BASIC 関数の種類①
SUM関数、AVERAGE関数、COUNT関数、MAX関数、MIN関数
関数名 :SUM関数
書 式:=SUM(数値)
用 途:セル範囲に含まれる数値をすべて合計します
使用例 :=SUM(A1:A10) =SUM(A1:A10,A20:A30)
関数名 :AVERAGE関数
書 式:=AVERAGE(数値)
用 途:引数の平均値を返します
使用例 :=AVERAGE(1,2,3,4,5)/結果:3
関数名 :COUNT関数
書 式:=COUNT(値1,値2)
用 途:範囲内の数値が含まれるセルの個数を返します
使用例 :=COUNT(A1:A10)
関数名 :MAX関数
書 式:=MAX(数値1,数値2)
用 途:引数の最大値を返します
使用例 :=MAX(A1:A10) =MAX(A1:A10,A20:A30)
関数名 :MIN関数
書 式:=MIN(数値1,数値2)
用 途:引数の最小値を返します
使用例 :=MIN(A1:A10) =MIN(A1:A10,A20:A30)
本日の日付を返すTODAY関数
関数名 :TODAY関数
書 式:=TODAY()
用 途:コンピュータに内蔵されている日付を返します
使用例 :=TODAY()/結果:2011/9/17
類似関数:NOW関数
コンピュータに内蔵されている日付と時刻を返します
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- 13. エクセルの数式作成
memo
BASIC 関数の種類①
四捨五入をするROUND関数
関数名 :ROUND関数
書 式:=ROUND(数値,桁数)
引 数:数値…四捨五入したい数値、または範囲を指定します
桁数:四捨五入したい数値結果の小数部桁数を指定します
用 途:数値を指定した桁数に四捨五入した値を返します
使用例 :
類似関数:ROUNDUP関数
数値を指定した桁数に繰り上げした値を返す関数
ROUNDDOWN関数
数値を指定した桁数に繰り下げした値を返す関数
条件にあわせて結果を表示させたい IF関数
関数名 :IF関数
書 式:=IF(論理式,真の場合,偽の場合)
引 数:論理式…条件を指定します
真の場合:論理式が真の場合の処理を指定します
偽の場合:論理式が偽の場合の処理を指定します
用 途:条件に合わせて結果を変えたい場合
使用例 :80点以上の場合「合格」と表示し、79点以下の場合は「不合
格」と表示する。
=IF(B2>=80,”合格”,”不合格”)
80点以上?
YES NO
合格 不合格
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- 14. エクセルのグラフ機能
memo
BASIC グラフ作成
グラフ作成をするには、[挿入]タブから行います。
また、グラフを作成する前に、対象となる表の範囲を選択しておきます。
グラフにしたい項目を選択しま
す。
その際、基本的には各項目の見出
しも含めて選択しましょう。
離れている範囲を選択する場合
は、[Ctrl]キーを押しながら離れた
範囲を選択します。
《ポイント》グラフが選択されていると[グラフツール]コンテキストツー
ルが表示されます。
グラフが選択されていると、タ
ブが追加されます。
左図は[グラフツール]が追加さ
れています
デザイン…グラフの種類、グラフスタイル、配置などを設定
レイアウト…各要素についての詳細設定、目盛り線の設定
書式…各要素について書式を設定
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- 15. エクセルのグラフ機能
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BASIC グラフの詳細設定①
グラフの各要素名は以下の通りです。
① ②
⑤
⑥
③
④
① グラフエリア ④ 横軸(項目軸)
② グラフタイトル ⑤ プロットエリア
③ 縦軸(数値軸) ⑥ 系列
グラフの要素カラー、デザインを変更する
[デザイン]タブ
↓
グラフスタイルグループ右下をクリック
↓
スタイル一覧から色、スタイルを選択
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- 16. エクセルのグラフ機能
memo
BASIC グラフの詳細設定②
グラフの数値軸桁数が多い場合、数値軸の桁数を変更することができます。
③対象の要素が表示されます ②[書式]タブをクリックします
④選択対象の書式設定をクリックします
①数値軸をクリックし、選択します
①[軸の書式設定]ダイアログボッ
クスが開きます
↓
②[軸のオプション]を選択します
↓
③表示単位から設定したい表示
単位を選択します
《参考》
[軸のオプション]では、目盛の最大/最小値、目盛間隔、補助目盛間隔な
どの設定を変更することができます。
初期状態では【自動】となっているため、数値軸によって自動的に設定さ
れています。
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- 17. エクセルのグラフ機能
memo
BASIC グラフの詳細設定③
グラフを作成した後にグラフの種類を変更することができます。
②グラフの種類の変更をクリックします
①デザインタブをクリックします
グラフをオブジェクト、グラフ専用シートに移動させることがで
きます。
①デザインタブをクリックします
②グラフの移動をクリックします
新しいシート…グラフ専用シートにグラフを作成
オブジェクト…表と同じシートにグラフを作成
※初期設定はオブジェクトです
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- 18. VLOOKUP①
memo
ADVANCE 条件にあったデータを検索する
VLOOKUP関数は「検索」をする関数です。データベースだけでなく、さ
まざまな用途で使用できる関数です。
受講生ID、商品IDなどを検索し、検索したい値にマッチしたデータを結
果として表示します。
関数名 VLOOKUP関数(ブイルックアップ関数)
書式 =VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,検索方法)
指定された範囲の1列目で特定の値を検索し、指定した列と同
用途 じ行にある値を返します。テーブルは昇順で並べ替えておく
必要があります。
検索値:検索値には範囲の先頭列で検索する値を指定します。
検索値には、値、セル参照、または文字列を指定し
ます。
範 囲:範囲には目的のデータが含まれるテーブルを指定し
ます。セル範囲の参照、またはセル範囲名を指定し
ます。同一シートまたは別シートなどの範囲を指定
引数 します。
列番号:範囲の列番号を指定します。範囲の先頭行には1を指
定します。
検索方法:検索値と完全に一致する値だけを検索するか、そ
の近似値をを含めて検索するかを論理値で指定し
ます。
完全一致:FALSE 近似値を含めて検索:TRUE
[製品リスト]シート
[請求書]シート C列、D列にVLOOKUP関数を作成し、別シート(製品リス
トシート)にあるテーブル(出来上がっている表)か
ら検索されたデータを表示させる
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- 19. VLOOKUP②
memo
ADVANCE 条件にあったデータを検索する
B列の商品IDを入力すると、C列、D列にそれぞれ商品名と金額が表示され
るようにします。
例)B8に「A500」と入力されると、C8には「A3 再生紙」と表示。
また、C8に数式を作成し、C9 ~C15とD8~D15までコピーしましょう。
検索値
(検索したい値が入力されるセル)
1 2 3
列番号
[製品リスト]シート
[請求書]シート
セルC8の数式
=VLOOKUP(B8,製品リスト!$A:$C,2,FALSE)
シート名 データ範囲(A列~C列)
列番号について
列番号は、引数[範囲]に指定された範囲を左
列から数えて何列目かを指定します。
今回は、“製品名”を検索したい場合は「2」、
“単価”を検索したい場合は「3」を指定しま
す。
また、引数[検索値]に入力された値は、列番
号1を垂直(Vertical)に検索されます。
1 2 3
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- 20. VLOOKUP③
memo
ADVANCE 条件にあったデータを検索する
[製品リスト]シート
[請求書]シート
セルC8の数式
=VLOOKUP(B8,製品リスト!$A:$C,2,FALSE)
シート名 データ範囲(A列~C列)
検索方法について
検索したい値が無かった場合、完全に一致した値を検索する「FALSE」
と、近似値を含む値を検索する「TRUE」を指定します。
省略するとTRUEと同様の処理になります。
例えば、「B350」を検索した場合、左図の矢印
のところで検索値が無いことがわかります。
FALSEの場合
なかったという結果(N/A)が表示
TRUEの場合
A300の行である「A4 フォト用紙」が表示
※列番号2の場合
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- 21. データベース
memo
ADVANCE データベースの基本
データベースとは大量なデータの集まりのことです。Excelではさまざま
なデータベース機能があります。
フィールド名
レコード
フィールド テーブル(リスト)
各名称の役割
フィールド名…データを分類する項目名です。フィールド名は必ず
設定しレコード部分と異なる書式にします。
フィールド……列見出しに対応した同じ種類のデータを入力しま
す。
レコード………行単位のデータです。1件分のデータを入力しま
す。
注意点
注意点1:データベースを扱う際は、テーブル(リスト)を選択し
てから行うようにしてください。
注意点2:空レコードを含めずにテーブルを作成してください。
注意点3:連番フィールドを入れるようにしてください。
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- 22. サブトータル
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ADVANCE データベースを集計する
「集計」は、表のデータをグループに分類して、グループごとに集計す
る機能です。集計を使うと、項目ごとの合計を求めたり、平均を求めた
りできます。
注意:集計を行う前に対象となるフィールドで並べ替えをして
おきましょう。
支店ごとの売上目標、売上実績の合計を集計してみましょう。
設定後
設定前
手順1 支店フィールドの昇順に並べ替えをします。
手順2 「グループの基準」を“支店”、「集計の方法」を“合計”、
「集計するフィールド」を“売上目標”と“売上実績”にして
「OK」ボタンをクリックします。
手順3 支店ごとに集計行が追加され、“売上目標”と“売上実績”の合
計が表示され、行番号左側にアウトラインが表示されま
す。
手順4 アウトラインを操作し、集計行だけ表示します。
アウトラインについて
アウトラインとは、行や列の折りたたみ機能のことです。集計をす
ると自動的に表示されますが、手動で作成する場合は、[データ]タ
ブ → グループ化から行います。
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- 23. ピボットテーブル
memo
ADVANCE ピボットテーブルとは
ピボットテーブルを使用すると、大量なデータ(データベース)を多角
的な視点で見ることができるようになります。
データベースのフィールドをドラッグすることによって、簡単に分析、
集計をすることができます。
テーブル
テーブルを基にフィールド
を配置し、月ごとに表示
月ごとに表示された売上金
額を商品ごとに割合表示
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- 24. ピボットテーブル
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ADVANCE ピボットテーブルの構成要素
ピボットテーブルには以下のような構成要素があります。
レポートフィルターエリア
列ラベルエリア
行ラベルエリア 値エリア
ピボットテーブルを選択していると、ピボッ
トテーブルのフィールドリスト作業ウィンド
ウが表示されます。
ピボットテーブルのフィールドリスト作業
ウィンドウでは、上部に基となるテーブルの
フィールド一覧が表示されます。
ピボットテーブルのフィールドリスト作業
ウィンドウの下部に、フィールドをドラッグ
することによって、構成要素を指定すること
ができます。
ボタンをクリック
作業ウィンドウのレイアウトを変更すること
ができます。
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- 25. ピボットテーブル
memo
ADVANCE フィールドの指定
ピボットテーブルのフィールドリスト作業ウィンドウに表示されている
フィールド名をドラッグし、各エリアを指定してみましょう。
行ラベルエリア:取引先
列ラベルエリア:売上日
値エリア :売上金額(円)
各フィールドをエリアにドラッグして指定します。
値エリアの集計方法について
値エリアの集計方法は、値エリアに配置する
フィールドのデータ種類によって異なります。
初期の設定では次のように集計されますが、集
計方法はあとからでも変更ができます。
データの種類 集計方法
数値 合計
文字列 データの個数
日付 データの個数
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