Presen scalability public_20121009
- 5. AKB とももクロの違い
AKB ももクロ
メンバー数 91※ 1 5
楽曲数 494※ 2 50 程度
レーベル キングレコード スターチャイルド(キングレコー
ドの子会社)
事務所 各メンバーの所属事務所は スターダストプロモーション
分散
仕掛人 秋元康 川上アキラ
裏方 前山田健一(ヒャダイン)
結成年月 2005 年 12 月 2008 年 5 月
コンセプト・ 会いに行けるアイドル 週末ヒロイン
キャッチフレーズ いま、会えるアイドル
※ 1 AKB48 のみのメンバー数 2012 年 9 月時点 Wikipedia より
※ 2 AKB グループ全体 http://d.hatena.ne.jp/syoyoyu/20110713/1310563010
※ 3 http://ameblo.jp/kenkun-momokuro-no1/entry-11165801667.html
- 6. AKB とももクロの共通点
• コンセプトが似ている
• ファンとの距離感の近さを強調したコンセプト
• 現在( 2012/9 月時点)、人気がある
• ライブの客数
• 昔は10〜300人
• 現在は10000人以上
• 課題
• 客数が多いことで、一人一人へのサービス品質(距離感の
近さ)は低下する
AKB とももクロはどのようにして、サービス品質
を維持しながらファンを増やしていったか?
- 8. スケーラビリティ
• スケーラビリティとは
• IT 用語
• コンピュータシステムの持つ拡張性。システムの利用者や
負荷の増大に応じて、柔軟に性能や機能を向上させられる
ことを意味する
• スケーラビリティが必要な状況
• サービスの利用者数が増えたとき
• 例:サイトへのアクセス数が増えたら、システム性能を向上さ
せなければならない
• アイドルグループにおけるスケーラビリティ
• ファン数が増えても、サービス品質を維持するために、ア
イドルグループとしての魅力を向上させる必要がある
- 11. AKB のスケーラビリティ
• スケールアウト
• メンバー数が増えることを指す
• スケールアウトの施策
• 全国へ姉妹グループを展開
• 握手会の開催
• 雑誌や TV の囲い込み戦略
• 選抜総選挙
• ボトルネックポイント
- 12. 全国へ姉妹グループを展開
• 国内・海外へグループを展開している
• SKE48 、 NMB48 、 HKT48 、 JKT48 、 SNH48 ・・・
• メリット
• AKB48 の劇場公演を姉妹グループに流用し、かつアイドルグ
ループ運営ノウハウはあるため、投資に対して一定の需要は見
込める
• 地域ごとにコアなファンを作り、そこから顧客層を拡大してい
ける
- 13. 握手会の開催
• 背景
• 音楽データがコピー可能になり CD が売れなくなった
➡コピーできない価値を付けないと売れない
➡握手券付属の CD を売る
➡全国各地で握手会を開催し、 CD 売り上げは100万本超
• 握手会
• メンバー数が多くないとスケールしない
• メンバー数が少ないとコアなファンが少数のメンバーに握手が
集中して、ライトなファンが握手できない
• メンバー数が多いため、ファン数が増加しても握手会が開催で
きる
• ライトなファンは人気メンバーと握手
• 1回の握手で満足
• コアなファンは不人気メンバーと握手
• 何度も握手をして満足
- 14. 雑誌や TV の囲い込み戦略
• 多くの事務所にメンバーを所属
• ホリプロ、プロダクション尾木、サムデイ、太田プロダク
ション、ワタナベエンターティメント、 Mousa
• 多くの雑誌・ TV に AKB を出演
• D 社のコネクション
• 姉妹グループやユニットグループをローテーションしてグ
ラビア出演させ、読者を飽きさせない
• メンバー数が多くなければできない
➡多方面からファンを増やしていった
- 17. ももクロのスケーラビリ
ティ
• スケールアップ
• メンバーが能力向上することを指す
• スケールアップの施策
• ライブパフォーマンスの向上
• えびぞりジャンプ
• 円形ステージにおけるライブ
• ライブ DVD/BD の評価
• 多様な音楽フェスへの出演
• ウィークポイント
- 20. 円形ステージにおける公演②
• 2日目
• 中央ステージパターン
• アイドルが中央ステージ型でライブをするパターンはほぼない
• 端にステージがある場合とは、メンバーは異なるライブパ
フォーマンスをする必要がある( 360 度へ向けたダンス)
➡メンバーが能力向上している
• 中央ステージなのでステージと客席の距離が縮まり、生のパ
フォーマンスを品質落とさず多くの客に魅せることができる
ステージま
ステージま ステージ
で近い
で近い
- 22. ライブ DVD/BD の評価②
• AKB の評価が低い理由
• メンバー数が多すぎるため、ライブがリハーサル不足にな
りがち
• メンバー数が多い&顧客数が多いと客のニーズも多様化し
、不満のあるユーザが出てくる
• ももクロの評価が高い理由
• ライブの完成度が高い
• 新規客・既存客の両方から受け入れられる構成
• メンバーのライブパフォーマンスが向上(スケールアッ
プ)している
- 23. 多様な音楽フェスへの出演
• ライブがももクロの強み
• 短時間でもライブなら魅力が伝わる
➡新規客の開拓に有効
➡既存のアイドルファンだけでなく、別ジャンルの音楽ファン
へ訴える必要があるため、メンバーの能力も向上する
• 出演音楽フェス
• アニメロサマーライブ (2011/8)
• SUMMER SONIC 2012 (2012/8)
• 氣志團万博 2012 (2012/9)
• MUSIC COMPLEX 2012 (2012/11)
• オールナイトニッポン 45 周年感謝祭 ALL LIVE NIPPON
(2012/12)
Notes de l'éditeur
- フロー 劇場公演➡握手会 雑誌・ TV➡CD 発売➡握手会➡
- 持ち歌のバリエーションを増やす 一般的なアーティストはスケールアップで対応 スケールアウトは AKB みたいなやり方でしか実現不可 今後の展開 AKB➡ スケールアウト、海外展開 ももクロ➡スケールアップの方向、 TV でライブ的感覚が伝わるかがカギ