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これからの企業システム像と
  「SAPを使う」真価

   2003年7月4日
 札幌スパークル株式会社
     桑原 里恵


                SAPPHIRE’03 TOKYO
本日の主旨

   システムに対する期待;経営とITの一体化

   業務システムの範囲、機能、性格の変化
   システムに求められる条件 『ビジネスの常識』

     これからの企業システムに求められる姿
         さらに、切迫する経営・システム課題
                    ERP、そしてSAPはどう活きるのか 『真価』
                      多くのユーザーを抱えるSAPの責任感;進化

                    ERPは本来何を実現するのか
                    これまでの企業システムとどこが違うのか
                             1
SAPPHIRE’03 TOKYO                     ©2003 SapporoSparkle kk
構成①


     ・ERPは本来何を実現するのか
            『SAPを使う』真価の原点

     ・これからの企業システムに求められる課題
           『SAPを使う』真価の変化

     ・新たな企業システムの構造を求めて
         『シンプルであることの意味と価値』

                    2   ©2003 SapporoSparkle kk
SAPPHIRE’03 TOKYO
ERPは本来、何を実現するのか

  ERP                      企業の資源を可視化
                             『経営と業務の一体化へ』
       かつてのシステム
       業務ごとに最適化                  今日のERP-業務と経営の一体化

     販売     在庫       人事    ・・・

                                  基幹業務             情報基盤
                                   アプリケーション
                                  販売        会計      統合情報
      ERPの原点
       企業全体を統合化                        生産


     販売             在庫                            業績指標
                                   業務データ
                                                  評価      KPI
           生産             会計
                                 業務のデータを
       統合データベース                  リアルタイムかつストレートに
                                 経営と組織に伝える仕組み      予算・計画


                                       3            ©2003 SapporoSparkle kk
SAPPHIRE’03 TOKYO
従来の企業システムとの違い-統合化の狙い

  「ERP = 統合化」という漠然としたイメージ

      可視化→データを読み、評価、行動する視点を要求
                        =
                     業務の状態や経営の判断を
                        再現又は合致する情報の単位

                    ERPの3つの特徴
                    ①統合化;情報を管理する単位
                    ②業務の処理と情報を自律化と統合
                         -業務プロセスの標準化と連携
                    ③リアルタイム化;業務の状態と情報を合致
                                4     ©2003 SapporoSparkle kk
SAPPHIRE’03 TOKYO
ERPによって実現してきたこと

   1. 可視化、例えば・・・
         -会計の可視化→PDCAサイクル実現→業績評価へ発展
         -在庫の可視化→最適配置→計画精度向上へ発展
   2. プロセスの標準化と効率化、例えば・・・
         -組織をまたがるプロセスの効率化
         -グループ、組織全体のスケールメリット発揮
          「機能の中に業務プロセスがある」
   3. リアルタイム化、例えば・・・
         -モノの動きをバーチャルに統合するしくみ
         -変化の兆しや異常値をワーニング
         -業務プロセスごとに前プロセスのデータを参照
                      5           ©2003 SapporoSparkle kk
SAPPHIRE’03 TOKYO
違いの例① 業務と経営の今を可視化する

  可視化とリアルタイム性→状態への即応性
     企業システムの中に『気づきのメカニズム』が生まれる
                                  経営の気づき
                    組織へのフィードバック
 「
 今
         状態把握                       リアルタイム~日々       ERP
 」
 と                                                                業
 「
 変                                                 CRM            務
        ワーニング               KPI           情報基盤
 化                                        (BW)                    プ
 」                                                 PLM            ロ
 を                                                                セ
 確       異常発見                                                     ス
 認                         非定型分析                   SCM


 施       状態把握               KPI          週次・月次の
 策                                       マネジメント   グループ会社
 へ
 の                                                   社外関係先
 調      計画と実績                                            関連情報
 整                                   6
SAPPHIRE’03 TOKYO                                 ©2003 SapporoSparkle kk
違いの例② 情報の流れをハブ化する

                           情報基盤        業務のデータが(業務の今が)
      基幹業務                              リアルタイムに、かつ、
    アプリケーション                             生のデータで届く(透明性が上がる)
                           業績指標
                                            『情報の流通構造』が変わる

   ①基本構造;                                  ②ハブ型によって実現;
       ERPは情報をハブ型にする                         プロセス間組織間の整合性を確保

   ア.従来;直列型の情報                             例えば実需数の管理は・・・
        販売           出荷     生産     ~
                                                                    店         最
                                           開       生       出        頭         終
   イ.ERP;ハブ型の情報                            発       産       荷        販         販
                                           計       数       数        売         売
                                           画   計       在       欠         返
        販売                  生産                 画       庫       品    数    品    数
                    基幹業務                       リ               等         等
                                               ス
        出荷                  会計                 ク

    途中状況や                                                            相互の整合性と
    全体整合が見える        情報基盤     KPI                   ERPの情報基盤           ひずみをチェック


                                       7                           ©2003 SapporoSparkle kk
SAPPHIRE’03 TOKYO
違いの例③ 業務と管理の場所や単位を変える

    リアルタイム化によって、「モノの動きや業務の状況」と
       データが合致する     業務や組織の単位を柔軟化する

   従来;モノの動きと                  ERPを生かして・・・
       データが合ってない              モノの動きと管理の単位を分離する=分散と集中

   モ                実態は
   ノ        データ       見えない
                    判断が遅れる                    あたかもひとつであるように
    手作業など                                      バーチャルなしくみを実現
                               拠点A
                                    モノ
                                                              管理
                                              データ
   ERP;モノの動きと                                 ひとつに
         データが合致する              拠点B             集約             判断
                                    モノ
   モ                データを通して
   ノ        データ      実態が見える              バーチャル倉庫、バーチャル修理センター
       一気通貫         気づきが早い               バーチャル・ファクトリー、バーチャル・カンパニー


                                8                    ©2003 SapporoSparkle kk
SAPPHIRE’03 TOKYO
ERPによって実現するシステム構造

    例えばERPの導入       企業システム全体を構造化
      ア.基幹業務 = コア = 骨太となるトランザクション処理に集中
      イ.情報基盤 + KPI = 企業全体を可視化
      ウ.戦略活用 = 戦略や組織の特性に合致した応用システム
       ERP
                                         戦略活用システム
       基幹業務                 情報基盤
        アプリケーション
                                         個性化
                                         ①業務支援

    業界標準販売          会計
                           情報の
                            統合データベース   ②CRM、SCM

              在庫                         どんどん
                                          など課題特化

    安定性                    統合化           ③固有性高い

           業務統合            業績指標
                           評価      KPI
                                          つくる システム
                                         ④接点やフロント
                                          にあるシステム


               業務支援システムによる業務機能と情報活用
                         効果と成長性
                    コラボレーションとシステム利用の共通基盤
                                9
SAPPHIRE’03 TOKYO                            ©2003 SapporoSparkle kk
ERPによって実現するシステム構造

    例えばERPの導入       企業システム全体を構造化
      ア.基幹業務 = コア = 骨太となるトランザクション処理に集中
      イ.情報基盤 + KPI = 企業全体を可視化
      ウ.戦略活用 = 戦略や組織の特性に合致した応用システム
       ERP
                                         戦略活用システム
       基幹業務                 情報基盤
        アプリケーション
                                          CRM、
                                         ①業務支援
                                         ②CRM、SCM
        R/3の
        販売          会計
                           BWの
                            統合データベース
              在庫                         SCMなど
                                          など課題特化

        統合                  存在           ③固有性高い

           業務統合            業績指標
                           評価      KPI
                                         の広がり システム
                                         ④接点やフロント
                                          にあるシステム


               業務支援システムによる業務機能と情報活用
                         業種ソリューション
                    コラボレーションとシステム利用の共通基盤
                                10
SAPPHIRE’03 TOKYO                            ©2003 SapporoSparkle kk
ERPに「SAPを使う」真価

     企業の基盤となるシステムとしてのSAPの価値

                ①全体像;グランド・デザインの提示とシステム構造
        基
        本       ②個々のアプリケーションの完成度
        と          (立証されたアプリケーション)
        な
        る       ③コンポーネントをまたがる業務プロセス
        価         の下地と実現の具体策
        値
                ④個々の機能の充足度
        さ       ⑤つくる;あらかじめシステムが存在
        ら
        に       ⑥使う;パッケージとしての成長性
        ・
        ・       ⑦育てる;パッケージ間の拡張性
        ・
                    モノ自体の価値+αの価値
      = 一方でそうした全体構造と特性を理解し尊重する必要性
                           11       ©2003 SapporoSparkle kk
SAPPHIRE’03 TOKYO
構成②


     ・ERPは本来何を実現するのか
            『SAPを使う』真価の原点

     ・これからの企業システムに求められる課題
           『SAPを使う』真価の変化

     ・新たな企業システムの構造を求めて
         『シンプルであることの意味と価値』

                    12   ©2003 SapporoSparkle kk
SAPPHIRE’03 TOKYO
今日の課題に取り組む中で生じた疑問

    システムの単位ごとにユーザーインターフェイスが
     分かれ、情報が散在し、操作性が異なる
      『システムの境目と業務の単位が合っていない』
    すべてを特定パッケージで置き換えるのは難しい、
     しかも利用中にもバージョンアップがバラつく
    「基幹系=ERP」とはいうけれど、その中にも社外
     の機能や協業がある
    業務への貢献を考えると、トランザクションを処理す
     るだけでは足りない
    イノベーションにつながる先進技術への取り組みは、
     ERPとは離れた場所で行われている
                    13   ©2003 SapporoSparkle kk
SAPPHIRE’03 TOKYO
切迫する課題の中で求められていること

   切迫する経営課題
        2つの側面から企業システムに変化迫る
     システム範囲、対象業務、組織の変化
           -トレーサビリティ、顧客ライフサイクルからの業務プロセス見直し
             修理サービスのシステム化、業務支援システム etc.
                   基幹系にもBtoBがある
                        統合範囲
           システム像   顧客接点へシステムが近づき、顧客特性とりこむ
                        システム特性が変わる
                   トランザクション処理にナレッジ、イベント管理を追加

     変化と成長に強いシステム、TCOの削減とROIの最大化
           -統合化の対象が広がり柔軟性が高まる
             既存システム、3rdParty、外部サービスを含む統合化
                   統合基盤の技術が変わる
                          統合範囲
           システム管理
                   アプリケーションの作り方、共通部分が変わる
                          運用条件が変わる
                          14          ©2003 SapporoSparkle kk
SAPPHIRE’03 TOKYO
例えば、修理サービスを実現するには・・・

  問合せ           受付   預かり       見積        修理    返却     請求      収支/アフター




                     フィールド    在庫   リペアパーツ   etc.修理リソース
                     サービス          手配


            複数の組織にまたがる業務プロセス
            トランザクションに加えて、プロセス管理(イベント)、ナレッジが必要
            顧客への一貫サービスとサプライチェーンの両方が必要
            管理する対象が多い;修理品、部品、代替品、契約、リソース、etc

                                データを統合          システムの枠組み変更
      かつて                                        ・企業間の統合
                              一気通貫のシステム
      業務ごとに処理                                    ・プロセスを統合し、
                                  +
                               顧客接点を強化            トラッキング
                                                 ・CRMとSCMを統合
                                    15                  ©2003 SapporoSparkle kk
SAPPHIRE’03 TOKYO
修理サービスに限らない-システムの特性が変化

   システムは経営と業務にどのように貢献するのか
     → そこから考えたシステム → 新たな特性が求められる



                        幅(範囲)の広がり
                    横;CRM、SCMとERPが一体化
       深            横;プロセスの中にBtoBの連携
       さ            横;業務プロセスの随所で情報活用が取り込まれる
       (
       品            横;システムの垣根を越え、外部サービスを連携
       質
       )            縦;「トランザクション、イベント、ナレッジ」データの複合
       の            縦;「製品、修理品、部品、代替品、契約、リソース、
       広               ファイナンシャル」など対象の拡大
       が            縦;マルチチャネルの利用
       り            縦;イノベーションの取り込み=先進技術分野連携
                               16         ©2003 SapporoSparkle kk
SAPPHIRE’03 TOKYO
統合化の変化と技術への要求

   業務アプリケーションの高度化=現実化
    要件① 業務と密着した使いやすい画面、データ
    要件② 業務プロセスに合致したシステムの統合

                     ア.企業の垣根を越えた統合
                     イ.システムの種類や環境を越えた統合
                     ウ.CRM、SCMと基幹系をシームレスに統合
                     エ.データの種類(トランザクション、イベント、ナレッジ)を
                       越えたアプリケーション
                     オ.さらに、外部のサービスとの連携
                    ・ひとつの業務プロセスを実現、管理する
                    ・その間をデータ統合する
                    ・ユーザーにはひとつのしくみとして見える
                               17         ©2003 SapporoSparkle kk
SAPPHIRE’03 TOKYO
さらに、「システム・ライフサイクル」を通した視点

     ROIの最大化        利用と効果の最大化
                    コストの最小化
                                 変化と成長
        構築だけでなく利用期間を通して           に強い
         システム状態と利用価値を最大化          システム
           『システム・ライフサイクル・マネジメント』
                          ライフサイクルを想定                最大化
                                     利益(効果)
               コスト(構築)              コスト(運用・利用・保守)
                         最小化                       最小化

       検討           構築         稼働     保守      成長    再構築
                                     (変化)
                     運用・利用に強い
                                                     運用
                                              利用
                                       18                ©2003 SapporoSparkle kk
SAPPHIRE’03 TOKYO
複数のシステムを組み合わせてひとつのプロセスをつくる
                                                   Enterprise
      ビ                                            Service
      ジ                         ビジネスの変化や課題に
      ネ
                    プロセスとシナリオ   ひとつのプロセス
                                  合わせて随時変更         Architecture
      ス
      ・
      プ
企     ロ                                            全体を描く
業     セ   ア                     必要なアプリケーションを      グランド・デザイン
          プ         戦略的なシステム      積極的に導入
シ     ス
      を   リ
ス
テ     含   ケ                                              +
ム     む   ー                     複数のシステム、
全     シ   シ                     情報基盤を拡張しながら       全体を可視化し
体     ス   ョ         情報基盤と評価        サービスを
                                活用のしくみを迅速に用意      統合する技術
      テ   ン
      ム
                                 組み合わせる
                                                         +
                                システムの基本機能を      システムのすみわけと
                    コアとなるシステム     使って変化対応
                                                 実現策を決める
                                                  マネジメント力

                                   統合基盤
                                 変化と拡張(成長)に
                     システム基盤     対応できる環境を用意
                                人、情報、プロセス
                                               NetWeaver
                                  19            ©2003 SapporoSparkle kk
SAPPHIRE’03 TOKYO
基幹業務はBtoB基盤の上に作られる

                       企画・設計      販売          リセラー



                                              生産

      パブリック                                                工場
       BtoB

                                              購買
                        統合基盤
    他プライベート                                              サプライヤー
      BtoB
                                              物流
               ①統合技術(EAI)
               ②役割別ポータル            CRM
               ③情報共有/PDM/商品ライフサイクルDB
               ④コラボレーション機能
                                      PLM
                                              顧客
               ⑤ビジネス・プロセス・マネジメント
               ⑥セキュリティ・運用インフラ           SCM

  ERP = 基幹系は企業内システム
   BtoBは企業間の売買のシステム
                                旧来の常識     現実の企業は企業内に閉じていない

                                  20                 ©2003 SapporoSparkle kk
SAPPHIRE’03 TOKYO
組織をまたがるCRMコラボレーション
                     情報のセキュリティ

      本社
                                        販売会社
       営業                 CRM
    → 需要予測・分析             取引実績           → 営業活動
                    役割分担/共同作業
                          客層情報
     本社
     企画・生産                              サービス会社
                      顧客プロファイル
                    イシュー・トラッキング
    → ニーズ・需要              評価ランク          → サービス活動


        顧客                              サプライヤー
                    SCM           PLM
    → 自律したサービス                           → 需要変動
           組織がそれぞれの立場と役割で活用
                 企業をまたがるコラボレーティブなCRM
                             21         ©2003 SapporoSparkle kk
SAPPHIRE’03 TOKYO
これからのシステムに「SAPを使う」真価

  かつてのSAPによる統合化
   「統合化されたアプリケーションを使う」ことによる統合化
      = SAPのシステム世界への支持


  これからのSAPによる統合
   「企業間、システム間を越えた業務プロセスと
    情報、ユーザーサービスの統合」を指向する基盤による統合
      = システム構造と技術、それによるプロセスへの支持

    4階層のシステム構造      実現するプロセスとソリューション
    これを支える技術基盤       からシステム像を知る

                     22        ©2003 SapporoSparkle kk
SAPPHIRE’03 TOKYO
構成③


     ・ERPは本来何を実現するのか
            『SAPを使う』真価の原点

     ・これからの企業システムに求められる課題
           『SAPを使う』真価の変化

     ・新たな企業システムの構造を求めて
         『シンプルであることの意味と価値』

                    23   ©2003 SapporoSparkle kk
SAPPHIRE’03 TOKYO
新たなシステム構造-その先にあるもの

           統合化された業務プロセス
              プロセス、人、情報の統合            実現
           変化と成長に強いシステム


       さらにその先にあるもの
         企業あるいは人ごとに最適なシステムを
               『もっともシンプルなサービスとして』実現
                    シンプル; サービスレベルの高さと
                          高効率の両立につながる
                    『なぜ統合化が必要か。その解』
                         24      ©2003 SapporoSparkle kk
SAPPHIRE’03 TOKYO
まとめ-さらにこれから目指すこと

   顧客原点によるサービスの高度化
   製品のソリューション化による組み合わせやカスタマイズ
   組織のコラボレーションや企業間との協調 etc.
             企業のしくみは複雑化と多様化を加速
                    =
         これを業務効率の低下や使いにくさに直結させない
           システム技術によって業務プロセスを『シンプルに』する

 ●これから求められる企業システム像とSAPを使う真価
     企業の特性にあったシステム
     シンプルで使いやすい業務プロセス         企業システムの
                              グランド・デザインと統合基盤
     シンプルで高い顧客サービス・レベル
     変化と成長に強いシステム etc.        「SAPへの新たな期
SAPPHIRE’03 TOKYO
                      25
                              待」    ©2003 SapporoSparkle kk

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セミナー「これからの企業システム像と「SAPを使う」真価

  • 1. これからの企業システム像と 「SAPを使う」真価 2003年7月4日 札幌スパークル株式会社 桑原 里恵 SAPPHIRE’03 TOKYO
  • 2. 本日の主旨 システムに対する期待;経営とITの一体化 業務システムの範囲、機能、性格の変化 システムに求められる条件 『ビジネスの常識』 これからの企業システムに求められる姿 さらに、切迫する経営・システム課題 ERP、そしてSAPはどう活きるのか 『真価』 多くのユーザーを抱えるSAPの責任感;進化 ERPは本来何を実現するのか これまでの企業システムとどこが違うのか 1 SAPPHIRE’03 TOKYO ©2003 SapporoSparkle kk
  • 3. 構成① ・ERPは本来何を実現するのか 『SAPを使う』真価の原点 ・これからの企業システムに求められる課題 『SAPを使う』真価の変化 ・新たな企業システムの構造を求めて 『シンプルであることの意味と価値』 2 ©2003 SapporoSparkle kk SAPPHIRE’03 TOKYO
  • 4. ERPは本来、何を実現するのか ERP 企業の資源を可視化 『経営と業務の一体化へ』 かつてのシステム 業務ごとに最適化 今日のERP-業務と経営の一体化 販売 在庫 人事 ・・・ 基幹業務 情報基盤 アプリケーション 販売 会計 統合情報 ERPの原点 企業全体を統合化 生産 販売 在庫 業績指標 業務データ 評価 KPI 生産 会計 業務のデータを 統合データベース リアルタイムかつストレートに 経営と組織に伝える仕組み 予算・計画 3 ©2003 SapporoSparkle kk SAPPHIRE’03 TOKYO
  • 5. 従来の企業システムとの違い-統合化の狙い 「ERP = 統合化」という漠然としたイメージ 可視化→データを読み、評価、行動する視点を要求 = 業務の状態や経営の判断を 再現又は合致する情報の単位 ERPの3つの特徴 ①統合化;情報を管理する単位 ②業務の処理と情報を自律化と統合 -業務プロセスの標準化と連携 ③リアルタイム化;業務の状態と情報を合致 4 ©2003 SapporoSparkle kk SAPPHIRE’03 TOKYO
  • 6. ERPによって実現してきたこと 1. 可視化、例えば・・・ -会計の可視化→PDCAサイクル実現→業績評価へ発展 -在庫の可視化→最適配置→計画精度向上へ発展 2. プロセスの標準化と効率化、例えば・・・ -組織をまたがるプロセスの効率化 -グループ、組織全体のスケールメリット発揮 「機能の中に業務プロセスがある」 3. リアルタイム化、例えば・・・ -モノの動きをバーチャルに統合するしくみ -変化の兆しや異常値をワーニング -業務プロセスごとに前プロセスのデータを参照 5 ©2003 SapporoSparkle kk SAPPHIRE’03 TOKYO
  • 7. 違いの例① 業務と経営の今を可視化する 可視化とリアルタイム性→状態への即応性 企業システムの中に『気づきのメカニズム』が生まれる 経営の気づき 組織へのフィードバック 「 今 状態把握 リアルタイム~日々 ERP 」 と 業 「 変 CRM 務 ワーニング KPI 情報基盤 化 (BW) プ 」 PLM ロ を セ 確 異常発見 ス 認 非定型分析 SCM 施 状態把握 KPI 週次・月次の 策 マネジメント グループ会社 へ の 社外関係先 調 計画と実績 関連情報 整 6 SAPPHIRE’03 TOKYO ©2003 SapporoSparkle kk
  • 8. 違いの例② 情報の流れをハブ化する 情報基盤 業務のデータが(業務の今が) 基幹業務 リアルタイムに、かつ、 アプリケーション 生のデータで届く(透明性が上がる) 業績指標 『情報の流通構造』が変わる ①基本構造; ②ハブ型によって実現; ERPは情報をハブ型にする プロセス間組織間の整合性を確保 ア.従来;直列型の情報 例えば実需数の管理は・・・ 販売 出荷 生産 ~ 店 最 開 生 出 頭 終 イ.ERP;ハブ型の情報 発 産 荷 販 販 計 数 数 売 売 画 計 在 欠 返 販売 生産 画 庫 品 数 品 数 基幹業務 リ 等 等 ス 出荷 会計 ク 途中状況や 相互の整合性と 全体整合が見える 情報基盤 KPI ERPの情報基盤 ひずみをチェック 7 ©2003 SapporoSparkle kk SAPPHIRE’03 TOKYO
  • 9. 違いの例③ 業務と管理の場所や単位を変える リアルタイム化によって、「モノの動きや業務の状況」と データが合致する 業務や組織の単位を柔軟化する 従来;モノの動きと ERPを生かして・・・ データが合ってない モノの動きと管理の単位を分離する=分散と集中 モ 実態は ノ データ 見えない 判断が遅れる あたかもひとつであるように 手作業など バーチャルなしくみを実現 拠点A モノ 管理 データ ERP;モノの動きと ひとつに データが合致する 拠点B 集約 判断 モノ モ データを通して ノ データ 実態が見える バーチャル倉庫、バーチャル修理センター 一気通貫 気づきが早い バーチャル・ファクトリー、バーチャル・カンパニー 8 ©2003 SapporoSparkle kk SAPPHIRE’03 TOKYO
  • 10. ERPによって実現するシステム構造 例えばERPの導入 企業システム全体を構造化 ア.基幹業務 = コア = 骨太となるトランザクション処理に集中 イ.情報基盤 + KPI = 企業全体を可視化 ウ.戦略活用 = 戦略や組織の特性に合致した応用システム ERP 戦略活用システム 基幹業務 情報基盤 アプリケーション 個性化 ①業務支援 業界標準販売 会計 情報の 統合データベース ②CRM、SCM 在庫 どんどん など課題特化 安定性 統合化 ③固有性高い 業務統合 業績指標 評価 KPI つくる システム ④接点やフロント にあるシステム 業務支援システムによる業務機能と情報活用 効果と成長性 コラボレーションとシステム利用の共通基盤 9 SAPPHIRE’03 TOKYO ©2003 SapporoSparkle kk
  • 11. ERPによって実現するシステム構造 例えばERPの導入 企業システム全体を構造化 ア.基幹業務 = コア = 骨太となるトランザクション処理に集中 イ.情報基盤 + KPI = 企業全体を可視化 ウ.戦略活用 = 戦略や組織の特性に合致した応用システム ERP 戦略活用システム 基幹業務 情報基盤 アプリケーション CRM、 ①業務支援 ②CRM、SCM R/3の 販売 会計 BWの 統合データベース 在庫 SCMなど など課題特化 統合 存在 ③固有性高い 業務統合 業績指標 評価 KPI の広がり システム ④接点やフロント にあるシステム 業務支援システムによる業務機能と情報活用 業種ソリューション コラボレーションとシステム利用の共通基盤 10 SAPPHIRE’03 TOKYO ©2003 SapporoSparkle kk
  • 12. ERPに「SAPを使う」真価 企業の基盤となるシステムとしてのSAPの価値 ①全体像;グランド・デザインの提示とシステム構造 基 本 ②個々のアプリケーションの完成度 と (立証されたアプリケーション) な る ③コンポーネントをまたがる業務プロセス 価 の下地と実現の具体策 値 ④個々の機能の充足度 さ ⑤つくる;あらかじめシステムが存在 ら に ⑥使う;パッケージとしての成長性 ・ ・ ⑦育てる;パッケージ間の拡張性 ・ モノ自体の価値+αの価値 = 一方でそうした全体構造と特性を理解し尊重する必要性 11 ©2003 SapporoSparkle kk SAPPHIRE’03 TOKYO
  • 13. 構成② ・ERPは本来何を実現するのか 『SAPを使う』真価の原点 ・これからの企業システムに求められる課題 『SAPを使う』真価の変化 ・新たな企業システムの構造を求めて 『シンプルであることの意味と価値』 12 ©2003 SapporoSparkle kk SAPPHIRE’03 TOKYO
  • 14. 今日の課題に取り組む中で生じた疑問  システムの単位ごとにユーザーインターフェイスが 分かれ、情報が散在し、操作性が異なる 『システムの境目と業務の単位が合っていない』  すべてを特定パッケージで置き換えるのは難しい、 しかも利用中にもバージョンアップがバラつく  「基幹系=ERP」とはいうけれど、その中にも社外 の機能や協業がある  業務への貢献を考えると、トランザクションを処理す るだけでは足りない  イノベーションにつながる先進技術への取り組みは、 ERPとは離れた場所で行われている 13 ©2003 SapporoSparkle kk SAPPHIRE’03 TOKYO
  • 15. 切迫する課題の中で求められていること 切迫する経営課題 2つの側面から企業システムに変化迫る システム範囲、対象業務、組織の変化 -トレーサビリティ、顧客ライフサイクルからの業務プロセス見直し 修理サービスのシステム化、業務支援システム etc. 基幹系にもBtoBがある 統合範囲 システム像 顧客接点へシステムが近づき、顧客特性とりこむ システム特性が変わる トランザクション処理にナレッジ、イベント管理を追加 変化と成長に強いシステム、TCOの削減とROIの最大化 -統合化の対象が広がり柔軟性が高まる 既存システム、3rdParty、外部サービスを含む統合化 統合基盤の技術が変わる 統合範囲 システム管理 アプリケーションの作り方、共通部分が変わる 運用条件が変わる 14 ©2003 SapporoSparkle kk SAPPHIRE’03 TOKYO
  • 16. 例えば、修理サービスを実現するには・・・ 問合せ 受付 預かり 見積 修理 返却 請求 収支/アフター フィールド 在庫 リペアパーツ etc.修理リソース サービス 手配 複数の組織にまたがる業務プロセス トランザクションに加えて、プロセス管理(イベント)、ナレッジが必要 顧客への一貫サービスとサプライチェーンの両方が必要 管理する対象が多い;修理品、部品、代替品、契約、リソース、etc データを統合 システムの枠組み変更 かつて ・企業間の統合 一気通貫のシステム 業務ごとに処理 ・プロセスを統合し、 + 顧客接点を強化 トラッキング ・CRMとSCMを統合 15 ©2003 SapporoSparkle kk SAPPHIRE’03 TOKYO
  • 17. 修理サービスに限らない-システムの特性が変化 システムは経営と業務にどのように貢献するのか → そこから考えたシステム → 新たな特性が求められる 幅(範囲)の広がり 横;CRM、SCMとERPが一体化 深 横;プロセスの中にBtoBの連携 さ 横;業務プロセスの随所で情報活用が取り込まれる ( 品 横;システムの垣根を越え、外部サービスを連携 質 ) 縦;「トランザクション、イベント、ナレッジ」データの複合 の 縦;「製品、修理品、部品、代替品、契約、リソース、 広 ファイナンシャル」など対象の拡大 が 縦;マルチチャネルの利用 り 縦;イノベーションの取り込み=先進技術分野連携 16 ©2003 SapporoSparkle kk SAPPHIRE’03 TOKYO
  • 18. 統合化の変化と技術への要求 業務アプリケーションの高度化=現実化 要件① 業務と密着した使いやすい画面、データ 要件② 業務プロセスに合致したシステムの統合 ア.企業の垣根を越えた統合 イ.システムの種類や環境を越えた統合 ウ.CRM、SCMと基幹系をシームレスに統合 エ.データの種類(トランザクション、イベント、ナレッジ)を 越えたアプリケーション オ.さらに、外部のサービスとの連携 ・ひとつの業務プロセスを実現、管理する ・その間をデータ統合する ・ユーザーにはひとつのしくみとして見える 17 ©2003 SapporoSparkle kk SAPPHIRE’03 TOKYO
  • 19. さらに、「システム・ライフサイクル」を通した視点 ROIの最大化 利用と効果の最大化 コストの最小化 変化と成長 構築だけでなく利用期間を通して に強い システム状態と利用価値を最大化 システム 『システム・ライフサイクル・マネジメント』 ライフサイクルを想定 最大化 利益(効果) コスト(構築) コスト(運用・利用・保守) 最小化 最小化 検討 構築 稼働 保守 成長 再構築 (変化) 運用・利用に強い 運用 利用 18 ©2003 SapporoSparkle kk SAPPHIRE’03 TOKYO
  • 20. 複数のシステムを組み合わせてひとつのプロセスをつくる Enterprise ビ Service ジ ビジネスの変化や課題に ネ プロセスとシナリオ ひとつのプロセス 合わせて随時変更 Architecture ス ・ プ 企 ロ 全体を描く 業 セ ア 必要なアプリケーションを グランド・デザイン プ 戦略的なシステム 積極的に導入 シ ス を リ ス テ 含 ケ + ム む ー 複数のシステム、 全 シ シ 情報基盤を拡張しながら 全体を可視化し 体 ス ョ 情報基盤と評価 サービスを 活用のしくみを迅速に用意 統合する技術 テ ン ム 組み合わせる + システムの基本機能を システムのすみわけと コアとなるシステム 使って変化対応 実現策を決める マネジメント力 統合基盤 変化と拡張(成長)に システム基盤 対応できる環境を用意 人、情報、プロセス NetWeaver 19 ©2003 SapporoSparkle kk SAPPHIRE’03 TOKYO
  • 21. 基幹業務はBtoB基盤の上に作られる 企画・設計 販売 リセラー 生産 パブリック 工場 BtoB 購買 統合基盤 他プライベート サプライヤー BtoB 物流 ①統合技術(EAI) ②役割別ポータル CRM ③情報共有/PDM/商品ライフサイクルDB ④コラボレーション機能 PLM 顧客 ⑤ビジネス・プロセス・マネジメント ⑥セキュリティ・運用インフラ SCM ERP = 基幹系は企業内システム BtoBは企業間の売買のシステム 旧来の常識 現実の企業は企業内に閉じていない 20 ©2003 SapporoSparkle kk SAPPHIRE’03 TOKYO
  • 22. 組織をまたがるCRMコラボレーション 情報のセキュリティ 本社 販売会社 営業 CRM → 需要予測・分析 取引実績 → 営業活動 役割分担/共同作業 客層情報 本社 企画・生産 サービス会社 顧客プロファイル イシュー・トラッキング → ニーズ・需要 評価ランク → サービス活動 顧客 サプライヤー SCM PLM → 自律したサービス → 需要変動 組織がそれぞれの立場と役割で活用 企業をまたがるコラボレーティブなCRM 21 ©2003 SapporoSparkle kk SAPPHIRE’03 TOKYO
  • 23. これからのシステムに「SAPを使う」真価 かつてのSAPによる統合化 「統合化されたアプリケーションを使う」ことによる統合化 = SAPのシステム世界への支持 これからのSAPによる統合 「企業間、システム間を越えた業務プロセスと 情報、ユーザーサービスの統合」を指向する基盤による統合 = システム構造と技術、それによるプロセスへの支持 4階層のシステム構造 実現するプロセスとソリューション これを支える技術基盤 からシステム像を知る 22 ©2003 SapporoSparkle kk SAPPHIRE’03 TOKYO
  • 24. 構成③ ・ERPは本来何を実現するのか 『SAPを使う』真価の原点 ・これからの企業システムに求められる課題 『SAPを使う』真価の変化 ・新たな企業システムの構造を求めて 『シンプルであることの意味と価値』 23 ©2003 SapporoSparkle kk SAPPHIRE’03 TOKYO
  • 25. 新たなシステム構造-その先にあるもの 統合化された業務プロセス プロセス、人、情報の統合 実現 変化と成長に強いシステム さらにその先にあるもの 企業あるいは人ごとに最適なシステムを 『もっともシンプルなサービスとして』実現 シンプル; サービスレベルの高さと 高効率の両立につながる 『なぜ統合化が必要か。その解』 24 ©2003 SapporoSparkle kk SAPPHIRE’03 TOKYO
  • 26. まとめ-さらにこれから目指すこと 顧客原点によるサービスの高度化 製品のソリューション化による組み合わせやカスタマイズ 組織のコラボレーションや企業間との協調 etc. 企業のしくみは複雑化と多様化を加速 = これを業務効率の低下や使いにくさに直結させない システム技術によって業務プロセスを『シンプルに』する ●これから求められる企業システム像とSAPを使う真価 企業の特性にあったシステム シンプルで使いやすい業務プロセス 企業システムの グランド・デザインと統合基盤 シンプルで高い顧客サービス・レベル 変化と成長に強いシステム etc. 「SAPへの新たな期 SAPPHIRE’03 TOKYO 25 待」 ©2003 SapporoSparkle kk