1. GCについて cactusman

2. 自己紹介 HN：cactusman（さぼてん） 年齢：0x1d 出身：関西 所属：java-ja,Wicket-ja 肩書き：Hudsonコミッタ

3. GCについてですが

5. 読め！

6. 注意事項 対象は初心者 マニアックなことは話しません。

7. アジェンダ GCについて 基本アルゴリズム HotSpotVMのGC

8. GCとは プログラム上で不要となったメモリをまとめる動作 メモリ領域上の不要なゴミを見つける ゴミを回収し、プログラマが再度利用できるようにする

9. 一言で言うと

11. ルート ゴミ

12. GCを学ぶ意義 メモリ領域の効率的な使い方を意識 枯れない技術 1960～ 技術的に面白い（らしい）

13. JavaにおけるGC 「Java仮想マシン」（JVM）では実装依存 「Java仮想マシン仕様書 第２版」 第３章 Java仮想マシンの構造 冒頭に記述 今回のJVMのGCはHotSpotに ついて

14. GCの基本アルゴリズム マーク＆スイープ 参照カウント コピー GCアルゴリズムはこの基本アルゴリズムの派生

15. マーク＆スイープ ルート要素からたどれるオブジェクトをマークしていく マークのないオブジェクト（ゴミ）を回収する

16. マーク＆スイープ メリット 実装が簡単 デメリット フラグメンテーション アローケーション速度 停止時間が長い

17. 参照カウント 自身のオブジェクトが参照されている数のカウンタをもっている 参照される度に+1、参照が切れる度に-1される カウンタが0になった時点で解放される

18. 参照カウント メリット 参照が切れたタイミングで解放処理が行える 最大停止時間が短い ポインタをたどる必要がない デメリット 循環参照を回収できない カウンタの値の増減処理が重い カウンタに多くのビットが必要 実装が煩雑

19. コピー コピー元のヒープをfrom-space、コピー先のヒープをto-spaceの二つの領域がある ルートからオブジェクトをたどりながら、オブジェクトをfromからtoへコピーする コピーが終わると、from内のオブジェクトをすべて捨てる

20. コピー メリット スループットがいい メモリ回収と同時にコンパクションを行える フラグメンテーションが起きない FreeList（ヒープの空き部屋リスト）を使わないため、allocate処理が早い デメリット ヒープ領域が余分に取る

21. HotSpotVMにおける世代別GC 世代別GCとは 「多くのオブジェクトは若くして死ぬ」という経験則 ヒープ領域を新世代、旧世代というように世代別にわける GCを実行するとオブジェクトは歳をとる ある閾値を超えるとオブジェクトは旧世代へと移動する 新世代領域を頻繁にGCする

22. Yang Eden Suvivor2 Tenured ヒープ領域 Suvivor1 Old

23. GCの種類 Scavenge GC コピーGC Full GC マーク&スイープGC

24. Scavenge GC

25. Scavenge GC

26. Scavenge GC

27. その他 Young領域に対するパラレルGC Old領域に対するパラレルGC Mostly Concurrent Mark & Sweep GC（M-CMS） ほとんどの過程を並列化 G1GC（Garbage-First GC）