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JEPA 4月度定例会資料0409a
- 11. EPUB 3の特徴
■ 日本語組版への対応
◆ 縦書き、ルビ、圏点、縦中横、ページめくり方向の
指定など
■ 音声/ビデオデータの利用が可能に
◆ 表現力の強化
◆ 読み上げ書籍なども可能に
■ JavaScriptが利用可能に
◆ ゲームブックのようなものも可能に
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- 13. EPUB 3の特徴
■ 固定レイアウトが仕様化
◆ 制作側での表示の制御が可能に
◆ 追加モジュールとして策定
■ 閲覧環境の状況について
◆ 「EPUB 3対応」を謳った閲覧環境がまだ少ない
◇ 参考:epubcaféのまとめ
◆ オープンソースのプロジェクトReadiumに期待
◇ EPUB 3閲覧環境の動作見本の開発
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- 15. EPUB 3の構成
■ EPUB 3を構成する主要なドキュメント群
◆ コンテンツドキュメント(書籍の本編)
◆ ナビゲーションドキュメント(目次)
◆ パッケージドキュメント(書籍情報)
・EPUB 3の内部構成の一例
EPUB 3内ルート
OEBPSフォルダ内に作成
(フォルダ名は任意) パッケージドキュメント
(ファイル名/フォルダ構成は任意↑→)
コンテンツドキュメント
ナビゲーションドキュメント
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- 16. EPUB 3の構成
■ EPUB 3を構成する主要なドキュメント群
◆ 各ドキュメントはテキストエディタで編集可能な形
式(XML形式/XHTML形式)
◆ テキストエンコードはUTF-8またはUTF-16を使用
◆ これらを含む全てのファイルをEPUB特有のルール
に基づくZIP圧縮でパッケージ化する
◇ 通常のZIP圧縮ツールではダメ→ユーティリティを使う
• Win:ePubPack(無料)など
• Mac:ePub Packager(¥85:2012年4月7)など
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- 18. EPUB 3の特徴
コンテンツドキュメント
■ 出版物の本編の内容を記述
■ XHTML形式/SVG形式のいずれか
(以下XHTML形式メインで話を進めます)
■ XHTMLドキュメントはXML 1.0準拠の
HTML5で記述(通称「XHTML5」と呼ばれることも)
◆ Webのデータと一緒
◆ 閲覧環境もWebブラウザのエンジンを使っているこ
とが多い
◆ Webブラウザで確認できる
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- 19. EPUB 3の特徴
コンテンツドキュメント
■ XHTMLの役割は構造の定義
◆ 「ここは大見出し」「ここは小見出し」「ここは本
文」「ここは引用部分」…というようにコンテンツ
各部の構造・役割をHTMLタグを使って定義する
h1∼h6タグは見出しを定義
pタグは本文を定義
blockquoteタグは引用部分を定義
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- 20. EPUB 3の特徴
コンテンツドキュメント
■ 見た目の制御はCSSで
◆ タグごとの指定を始め、様々な指定
方法でHTMLの見た目を制御できる
■ CSSを使っても制作側で見た目を
完全に制御できるわけではない
◆ 基本的に、見た目の最終結果は読者にゆだねること
になる
◇ ハード、OS、アプリによる違い、アプリ内での読者による
表示設定など
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- 21. EPUB 3の特徴
コンテンツドキュメント
■ HTMLマークアップにただ1つの正解はない
◆ 独自の指針を構築する
◆ 既存の指針を利用する
◇ 例:JBasic08
• EPUB 3コンテンツ制作の指針とひな形に関するFacebook上の公
開グループJBasicで提供されている指針
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- 22. EPUB 3の特徴
コンテンツドキュメント
■ 1冊の書籍はほとんどの場合、複数
のXHTMLファイルで構成される
◆ 1つの大きなXHTMLファイルでは閲覧環境の動作の
安定性に問題が出ることがある
■ EPUB
3仕様に関する知識もさることながら
Web系の知識が必要
◆ HTML5/XHTML/CSS/グラフィック etc…
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- 25. EPUB 3の特徴
ナビゲーションドキュメント
■ EPUB 3仕様とWeb系の知識の両方が必要
◆ 中身はnavタグ/olタグを中心としたHTMLタグ
◆ 使い方がEPUB 3仕様で厳格に決められている
●EPUB 2との互換性
EPUB 2の閲覧環境でEPUB 3を EPUB 3にEPUB 2用のナビゲー
閲覧することはできません。ナ ションドキュメントも併せて含
ビゲーションドキュメントの形 めることで互換性を高めること
式が大きく異なるのが大きな原 ができます。(互換性を保証す
因です。 るものではありません)
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- 27. EPUB 3の特徴
パッケージドキュメント
■ EPUB
3ファイルの出版物としてのアイデン
ティティとなるドキュメント
■ 拡張子が「.opf」のXML形式
■ 仕様により形式が決められているので、EPUB
3仕様の理解が重要
◆ EPUBオーサリングツールなどを使うのも有効
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- 28. EPUB 3の特徴
パッケージドキュメント
■ パッケージドキュメント内は大まかに次の3つ
のパートに分かれている
◆ 書誌情報など書籍に関する情報(metadata部)
◆ EPUB内で使っている各ファイルの一覧(manifest
部)
◆ コンテンツドキュメントの表示順(spine部)
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- 30. EPUB 3の特徴
パッケージドキュメント
■ 書籍情報として必須の定義項目
◆ 出版物のユニークID
◆ タイトル
◆ 仕様言語
◆ 最終更新日時
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- 31. EPUB 3の特徴
パッケージドキュメント
■ 追加の情報を考える
◆ 著者、出版社、権利表記など様々な設定が可能
◆ 組織内でのルールを作るのが望ましい
◆ 業界内での指針があると助かるかも
■ コンテンツドキュメントの表示順を定義
◆ WebではHTMLドキュメント同士をリンクするが、
EPUBではパッケージドキュメントで指定
◆ ページのめくり方向もspine内で指定
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