DevSumi2010でやった時のLTとほぼ同じですが、Windows Troublesooting Packのご紹介です。

1. 開発者向けWindows 7/Windows Server 2008 R2 Tips – トラブルに立ち向かう VSUG会員/COMU+(こみゅぷらす) 亀川 和史(kkamegawa)

2. 自己紹介 亀川 和史(かめがわ かずし) オンラインでのkkamegawaというIDはまず私です(@kkamegawa,id:kkamegawa)。 某社でSEやってますが、業務よりもOSよりの話題のほうが得意です。 TechnetでWindows 7活用術を書いてました

3. Agenda- トラブルに立ち向かう Windows 7のトラブル対応機能であるTroubleshooting Packのご紹介(Windows SDKに付属しているので、一応VSがらみということで…) 他にもいくつか役立つツールがあります 絶対使いたい問題ステップ記録ツール すごく良くなったリソースモニタ (標準じゃないけど)Expression Encoder 3

4. Windows 7/2008R2の便利ツール 問題のトラブルシューティングツールが追加されました

5. OS組み込みだけでは？ MSDNのWindows Troubleshooting PlatformというところでOEMやISV向けに作り方や仕組みが解説されています。http://msdn.microsoft.com/en-us/library/dd323778(VS.85).aspx 残念ながら英語なので、本日はその中身をかいつまんでご紹介します。

6. Demo 作成済みトラブルシューティングパックお見せします

7. Troubleshooting Pack 構造 GUI CMD Windows Troubleshooting Pack 結果とレポート 表示 Runtime Engine Get-DiagInput Update-DiagReport Update-DiagRootCase White-DiagProgress PowerShell Scripts Platform Cmdlets Windows PowerShell Runtime

8. Troubleshooting Pack解剖 MetaData 判定ケース、説明、証明書 判定スクリプト チェックを行うためのスクリプト Windows Troubleshooting Pack 解決スクリプト 現在の設定から解決する処理を記述 確認スクリプト 解決したか確認するためのスクリプト ローカライズ リソース 多言語対応のための表示リソース

9. 実は意外と簡単 (デモ失敗したときの予備) トラブルシューティングパックの作り方おさらい

10. 必要なもの Windows 7 SDK and .NET Framework 3.5SP1 PowerShellの基礎知識(場合によってはコマンドレット作成) Windows 7/W2K8R2マシン 配布する場合、電子証明書(テスト時は不要。一般向けに配布するときは購入必要) トラブル対応の事象と解決方法の整理

11. 作り方の流れ 対応ケースを列挙する レジストリ ファイル データベース…etc ケースごとにチェックスクリプト、修正スクリプト、検証スクリプトを用意する。必要ならばコマンドレットも作る。 検証する

12. トラブル対応カテゴリ追加

13. 解決方法のカテゴリ設定

14. 確認スクリプトの設定

15. PowerShell編集前1

16. PowerShell編集前 現象確認用 修正用 検証用

17. 現象チェックのひな型

18. 問題を解決するスクリプトひな型

19. 現象修正確認のひな型

20. 出来上がった状態

21. テスト実行した状態

22. 実行完了

23. これは簡単なケースでのご紹介 レジストリを修正するだけでした その気になればデータベースに接続して…ということもできます 対応ケースはもれなく列挙でも最初から完璧を目指さず、よくある問題から対処 実際にデプロイする場合は証明書必須 グローバルな環境向けにはMUIで多言語化

24. これ以外のトラブル対応ツール Psr.exe(問題ステップ記録ツール) 再現手順をstep by stepで記録してmhtファイルを生成、zipに圧縮する Expression Encorder3 特定ウィンドウ/領域をキャプチャしてwmvファイルにできる。 無償版はダウンロードセンターから入手可(有償との差はH.264/IIS Smooth Streamingエンコードができないこと)

25. まとめ Windows 7/Windows Server 2008 R2ではトラブルシューティングを支援するための仕組みやツールが増えました。 トラブル対応の省力化につなげてください。