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第112回 図書系職員勉強会 2009/6/26                    2009/7/6




                     京都大学附属図書館の
                       海外ILL業務


                     第112回 図書系職員勉強会
                           菊池 香織
                         2009年6月26日


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                内容


                 PART I    当館のILL業務と海外ILL

                 PART II 海外ILL 依頼 [流れ]

                 PART III 海外ILL 依頼 [実践編]
                                   [   ]

                 PART IV 役立つツール・参考文献




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第112回 図書系職員勉強会 2009/6/26                            2009/7/6




                PART I 当館のILL業務と海外ILL



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                 附属図書館のILL業務 1
                 職員     常勤2+非常勤3+派遣職員1

                 件数     2008年度(国内=NACSIS‐ILL+その他)
                  文献複写   依頼 3,724件、受付 5,782件
                  現物貸借   依頼 1,172件、受付 1,903件
                  訪問利用の所蔵調査+紹介状発行 490件


                 トピック
                  2007年7月~学内デリバリー・サービス開始(学内ILL増)
                  2007年度からオンライン申込みの利用率増加(現50%)
                  2008年4月から学外向け文献複写料金改定(¥35→¥40)
                  2008年10月~2009年3月附属図書館改修工事
            4




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                附属図書館のILL業務 2
                     NACSIS‐ILL件数推移 (2004‐2008)
                                 複写受付     複写依頼    貸借受付    貸借依頼     収支(円)
                 16,000                                                     1,800,000 


                 14,000                                                     1,600,000 

                                                                            1,400,000 
                 12,000 

                                                                            1,200,000 
                 10,000 
                                                                            1,000,000 
                     8,000 
                                                                            800,000 
                     6,000 
                     6 000
                                                                            600,000 

                     4,000 
                                                                            400,000 
                件数




                     2,000                                                  200,000 

                         0                                                  0 
                              2004年度    2005年度   2006年度   2007年度   2008年度




                附属図書館の海外ILL業務
                     件数                2008年度(海外)
                         文献複写 依頼 132件、受付141件
                         現物貸借 依頼   68件、受付28件

                     受付(他館へ提供する場合)ポリシー
                         複写            1枚40円(国内と同じ) + 送料実費
                         貸出            送料実費(EMS(国際スピード郵便)代金)
                                        EMS:速達(欧米約3日で)+書留(追跡可能)
                                       貸出期間 週
                                       貸出期 6週間(国内だと通常2‐3週間)
                                                  内だと通常 週

                                       料金等は各受付館が設定することになっている。



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                                                                                               3
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                海外ILL業務 件数推移
                1995年~2008年 件数推移表(謝絶除く)

                       件
                 600


                 500                                               2004:日韓ILL/DD参加

                 400
                                              2001頃:SUBITO登録
                 300


                 200            ‐1998:BL依頼分のみ
                                                                                   2002:日米ILL/DD参加
                 100


                   0
                           1995   1996   1997   1998   1999   2000   2001   2002   2003   2004   2005   2006   2007   2008
                貸借受付        0      0      0      0      0      0      0      0      8      9      18     12     9     26
                複写受付        0      0      0      0      19     18     98    89     81      53    213    221    161    141
                貸借依頼        0      0      0      0      20     20     47    59     54      59     82     44    39     68
                複写依頼       140    173    132     64    116    184     298   297    268    325    252    203    157    132
            7




                海外ILL業務 当館の特徴

                       受付

                       • リクエストは附図・文学研究科等の資料が多い。
                       • 貸出:2003年から開始。OCLCが主な申込館。
                       • 複写:2005年から急増。特定大学からの依頼が多い。

                       依頼

                       •   学内でGIF加盟館は附図1館のみ。
                       •   原則私費のみ。公費依頼は各部局で。
                       •   借用:年間50件前後。アメリカ・ドイツが多い。
                       •   複写:近年は減少傾向。EJの影響か。


            8




                                                                                                                                   4
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                附属図書館の主な相手




                                        香港




                                                ニュージー
                                                 ランド

            9




                海外ILLの主役たち
                       British Library Document Supply Centre
                       • 1994年からNACSIS‐ILLを通じての依頼が可能になった。
                       • NACSISからの依頼件数は2002年がピーク、2008年度は全国で約4,600件ほど。(NII統計)



                       日米ILL/DD OCLC加盟館とのILL/DD
                       • 2002年からNACSIS‐ILLとのシステム間リンク開始。 参加館 OCLC側74館, 日本側153館
                       • 複写・貸借(参加館少ない)とも可能。



                       日韓ILL/DD 韓国KERIS(実質、韓国との大学図書館)とのILL/DD
                       • 2004年開始(暫定), 2005年10月本格運用開始。 参加館 韓国側270館, 日本側
                         110館
                       • 複写のみ。貸借はサービス外。

                       SUBITO
                       • ドイツ語圏のドキュメントデリバリーサービス共同事業体
                       • ドイツ、スイスの図書館約35館が参加。 附属図書館は2001年頃から登録。
                       • 複写・貸借とも可能。


           10     グローバルILLフレームワーク http://wwwsoc.nii.ac.jp/gif/index.html




                                                                                      5
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                 依頼業務の特徴 1
                     当館からの依頼先
                                              British Library
                                              OCLC(GIF)
                                                 CLU, COO,GZM 他
                                              SUBITO
                                                 BSB München,
                                                 SUB Göttingen 他
                                              その他
                                                 Bibliothèque nationale de 
                                                 France
                                                 Biblioteca Nacional de 
                 2008年度 複写依頼132件の                España
                 実績に基づいて算出
                                                 中国国家图书馆

           11




                 依頼業務の特徴 2
                     主な処理方法



                            BL             OCLC(GIF)               SUBITO
                依頼方法   BL OPAC画面     NACSIS‐ILL(OCLC)       SUBITO画面
                所要時間   4~27日(平均8日)   1~39日(平均7日)            0~3日(平均2日)
                料金     複写:2,315円     $11~20+代理店手数料          複写€6, 借用€14
                       借用:3,953円     (¥1,500)               +送金手数料(¥2,500)
                送付方法   紙(郵送)         Ariel(スキャナ) 紙(郵送)
                                     Ariel(スキャナ),           メ ル添付
                                                            メール添付

                支払方法   丸善(株)へ        (株)紀伊國屋書店へ             指定口座に送金(月1回)
                                     (OCLC IFM)

                ※BLはNACSIS‐ILLでも依頼可能だが、OPACから直接依頼するほうが早いらしい。
           12




                                                                                    6
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                 受付業務の特徴 1
                  当館への申込館
                                                 ニュージーランド
                                                   もっぱらVictoria 
                                                   University of Wellington 
                                                   University of Wellington
                                                   Library から
                                                 香港
                                                   もっぱらHong Kong 
                                                   University Librariesから
                                                 KERIS(韓国)
                                                   2006年度ピーク 近年減少
                                                       年度ピーク、近年減少
                                                   傾向
                 2008年度 複写受付141件の                OCLC(アメリカ)
                 実績に基づいて算出


           13




                 受付業務の特徴 2
                  主な処理方法



                        KERIS                OCLC(GIF)                その他
                受付方法   NACSIS‐ILL   NACSIS‐ILL                 Email, FAX, 手紙
                受領方法   NII相殺        請求書発行→代理店からの振込             IRC(国際返信用切手)
                                    (OCLC IFM)
                謝絶率    14%          28%                        32%
                謝絶理由   •書誌不完全
                        書誌不完全
                       •著作権法上不可能(全頁複写)
                       •所蔵がない資料にたいする依頼
                       •博士論文(当館では複写に著者の許諾が必要)
                       •CiNiiやリポジトリで無料公開


           14




                                                                                      7
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                PART II 海外ILL 依頼の流れ



           15




                依頼の悩みどころ


                                     全頁コピー
                 NACSISで            がほしいって…
                                                    購入できそう?
                見つからない                    もしかして
                                          博士論文?
                           本当に国内にないの?
                                        何語
                                        何語・・・?        そんなにお金
                British Library           出版国はどこ?     かかるの!?
                にありそう?
                                                     すぐにほしい!
                                                     って言われても

           16




                                                                     8
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                海外ILL心得五箇条

                     • 海外にしかないのか、国内所蔵を再度探せ
                一


                     • 入手までには時間と金はかかることを覚悟しろ、させろ
                二


                     • 複写と貸借はシームレス、柔軟な姿勢で待て
                三


                     • 質問 督促 クレ ム 謝辞は臆せず素早く
                       質問、督促、クレーム、謝辞は臆せず素早く
                四

                     • 依頼があれば、受付もある。海外の図書館からの依頼には
                五      誠意を持って応えるべし

           17                           前任者のアドバイス その1




                所蔵館探しと依頼の流れ 1
                日本国内を調べる
                 •NACSIS Webcat
                 •図書の場合は、大規模大学図書館OPACを個別に
                    (早稲田, 慶應, 上智, 学習院, ICUあたり)
                 •国立国会図書館         レファレンスで所蔵調査も
                 •新聞なら 全国新聞総合目録データベース

                World Catを調べる
                W ld C tを調べる
                 •NACSISに登録していない国内所蔵が見つかること
                 がある。
                  World Catに登録していると思われる大学:早稲田,
           18
                 長崎県大, 大阪経大, 青山学院大, 慶應大, 甲南大




                                                              9
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                所蔵館探しと依頼の流れ 2
                国内
                 ×
                              British
                              Library
                                    y
                ない
                                               OCLC 
                 ある
                                             (GIF加盟館)       OCLC(GIF非加盟館)
                                                            出版国の
                                                             国立図書館
                                                             大学・公共図書館


                依頼方法                    NACSIS‐ILL           メール、Web など
                請求・支払        代理店から請求書が発行される                    受付館の指定
                 方法              (公費も可能)                      (公費は難しい)


                                          お金(支払方法)、時間は、申込者に十分確認!
           19




                所蔵館探しと依頼の流れ 3

                出版国の国立図書館、総合目録を調べる
                 • 国立図書館が所蔵していれば入手の実現性は高い
                 • 総合目録で見つかったら、その図書館のOPACで、再度
                   確認する。
                それでも見つからない資料は、本当に発行された
                かを大規模OPACで調べる
                 • Lib
                   Library of Congress
                             fC             ・Melvy : University of California
                                              M l    U i    it f C lif i
                 • Hollis : Harvard University       The European Library
                 • British Library Integraed Catalogue
                 • Bibliotheque nationale de France          ・KVK
           20




                                                                                     10
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                依頼の極意
                 その資料の出版国の図書館に依頼するのが、エチ
                 ケットの点から望ましい。
                 所蔵館が判明したら、ホ ム
                 所蔵館が判明したら、ホームページで依頼方法、依
                                 ジで依頼方法、依
                 頼先を調べる。海外の図書館向けに依頼方法を説明
                 している図書館のほうが、説明していない図書館より
                 も取引の実現性は高い。
                 依頼先を絞る優先順位としては、国立図書館→大学
                 図書館→その他の図書館が妥当か。過去の依頼実
                 績も大切な判断材料。申込者の希望(早く。安く)も考
                 績も大切な判断材料 申込者の希望(早く 安く)も考
                 慮して、相手を決めたらアタック!
                 必ず相手の指定する方法で依頼すること。
                 何の返事もない場合、1ヶ月後くらいに督促する。
           21                     前任者のアドバイス その2




                            (1)   British Library
                            (2)   OCLC(GIF)
                            (3)   その他の図書館
                            (4)   博士論文の場合
                            (5)   失敗事例


                PART III 海外ILL 依頼 実践編



           22




                                                         11
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                   (1) British Library (基礎編)
                    OPAC      http://catalogue.bl.uk
                    世界最大手。代理店を通じて利用登録して利用する。
                    日本の代理店は、丸善と紀伊國屋書店。
                    日本の代理店は 丸善と紀伊國屋書店
                    京大ではほとんどの図書館・室が利用している。
                    NACSIS‐ILLから依頼できるので、便利。
                    通常2週間ほどで、郵送で届く。

                    NACSIS-ILLで依頼する時も、必ずOPACを検索すること。
                     事前に依頼可否を見極められることも。
                    参照:「The British Library の目録(The Integrated Catalogue)と
                    BLDSC 文献複写サービスの関係」(紀伊國屋書店)
                          http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/bldsc/dsc_catalogue.pdf
                    マニュアルも充実。クレームも代理店経由でできる。
                    http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/about/infoill/bldsc.html
           23




                BL OPAC
                検索例




           24




                                                                                                12
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                                                   BLの場合は、Shelfmarkで
                                                    ・所蔵詳細
                                                    ・所蔵場所
                                                    を確認しておく




                                                       所蔵館のOPACは、
                                                       必ず事前に確認する
           25




                (1) British Library (応用編)
                 協力館への依頼(NACSIS‐ILLからできる)
                  イギリス国内出版物の場合で、BLDSCに所蔵がない資
                  料はイギリスとアイルランドの協力館(Backup Library)に
                  手配可。入手できなくても調査料(1,560円~)かかる。
                 Imaging Services (NACSIS‐ILLではできない)
                  およそ1850年以前の資料など、簡単に複写できないも
                  のはこちらから依頼。専門スタッフが対応。
                  割高だがきめ細やかなサービス。
                  Order Form
                  Order Form



                 https://www.bl.uk/imaging/imagingorder.html

           26




                                                                            13
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                  (2) OCLC (GIF)
                  1.   OCLC WorldCat(http://www.worldcat.org/)[無料]で
                       検索(主に、北米の所蔵館) 
                  2.      加盟館が所蔵して るか、確認。
                       GIF加盟館が所蔵しているか、確認。
                       http://www.nccjapan.org/gif.asp
                  3.   所蔵館のOPACも必ず確認。
                       特に雑誌の場合、該当巻号があるか。
                  4.   GIF加盟館にあれば、NACSIS‐ILLで依頼可能
                       (京大ではGIF加盟館は附図のみ シンボルYJ@)
                  5.   複写はAriel(文献画像伝送システム )で届く

                       マニュアル
                          GIF (Global ILL Framework)ガイド[OCLC版]ver.3.0 
           27            ILLシステム操作マニュアル ISO ILL プロトコル対応 第2版




           BIB:Albertina studien.(ISSN=0002-4910)
           VLNO:2
           PAGE:138-169
           YEAR:1964
           ARTCL:Alice Strobl "Zu den Fakultatsbildern von Gustav Klimt"




           28




                                                                                14
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                 (3) その他の図書館に依頼(手順)
                 1.        出版国の総合目録や国立図書館のOPACを探す。
                           所蔵館が見つかったら、そのOPACを検索して、
                           詳細を確認。

                 2.        初依頼時はILLポリシーの掲載ページを確認
                      1.   依頼方法は     Webフォーム? Email? FAX?
                      2.   料金はいくら
                      3.   支払方法は     前納? 後納?
                            IFLA Voucher
                            クレジットカード
                            国際送金         など
                             ※以前に依頼したことある館なら、条件比較。
                 3.        相手を決めたら、アタック!(依頼する)
           29




                 (3) 個別に依頼する流れ (実例)
                クロアチアの新聞「Hrvatski učitelj」の1884年の記事
                の複写がほしい。

                1. 国内所蔵、BL、WorldCatでみつからない
                2. 出版国の国立図書館を探す
                    (national library croatiaなどで検索)
                  →Nacionalna i sveučilišna knjižnica u Zagrebu
                3. OPAC(ONLINE KATALOG NSK)を検索→所蔵確認
                           ビ
                4. ILLサービスのページを探す       ジを探す
                     “Međuknjižnična posudba”= interlibrary loan
                  ILLについてのページ有。担当部署に依頼
                5. 3週間後に郵送で届いた、IFLA Voucherで支払い。
           30




                                                                        15
第112回 図書系職員勉強会 2009/6/26                                                     2009/7/6




                (4) 博士論文(イギリス EThOS)
                EThOS (Electronic Theses Online System) http://ethos.bl.uk
                旧British Library Theses Service。全英の25万件以上の学位論文が検
                索可能。
                2009年1月から利用可能に。(当面試行らしい)
                電子化された博士論文は即時無料ダウンロードできる(要
                ログイン)。未電子化論文は、ログインして注文すると、電
                子化される。★IDはBL利用コードとは別もの。
                 授与大学が電子化費用を負担する場合がほとんどだが、
                 まれに注文者の負担となる(FAQ http://ethos.bl.uk/Faq.do による)。
                FAQ Q:(未電子化論文を)利用者のために図書館員が注文できる?
                    A:可能。電子化されたら通知は図書館員に届くので、
                       それを利用者にお知らせして、自分でログイン→ダウンロード
                       してもらう。図書館員はダウンロードしない。
           32




                                                                                  16
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                (4) 博士論文(イギリス EThOS)




           33




                (4) 博士論文(アメリカ PQDT)
                PQDT(ProQuest Dissertations and Theses)
                http://proquest.umi.com/login
                北米の大学を中心に、博士論文 修士論文を収録
                北米の大学を中心に、博士論文・修士論文を収録
                (200万件以上)。
                検索結果から申込者が注文、クレジットカード決済可。




           34




                                                               17
第112回 図書系職員勉強会 2009/6/26                          2009/7/6




                 (5) 失敗から学ぶ
                 利用者に「国内にない」と言われ、国内所蔵調査が
                 不十分なまま海外を調査
                 →利用者はほどほどに信じて、まずは再調査。
                 依頼したけど返事がこない
                 →ある程度待ったら(1ヶ月)再度問い合わせ、
                  または他館への手配に切替が肝心。
                 間違った文献が届いた
                 →すぐにクレ ム。依頼時には指定をしっかりする。
                 →すぐにクレーム。依頼時には指定をしっかりする。
                 貸した図書が返ってこない
                 →すぐ督促。返送先は部署名までしっかり指定。
                  できれば余裕をもった貸出期間を

           35




                           •   英文Email文例
                           •   IFLA Voucherについて
                           •   参考文献


                PART IV 役立つツール・参考文献



           36




                                                       18
第112回 図書系職員勉強会 2009/6/26                                          2009/7/6




                英文Email文例 これなら書ける
                 IFLA guidelines for sending ILL requests by 
                 email     (依頼するときのテンプレートとして)
                    http://www.ifla.org.sg/VI/2/p3/g‐ill.htm
                    htt //     ifl        /VI/2/ 3/ ill ht



                 OCLC GIFガイド(ver.3) レター(電子メール)
                 文例集 (問合わせ文例が具体的で役立つ)
                   http://wwwsoc.nii.ac.jp/gif/materials/us/GIF
                   guide3_s1.pdf

           37




                IFLA ILL Voucher とは
                 IFLAにより制定されたILLの料金決済に使用するクー
                 ポン券。再利用可能なのが特徴。1枚8EURで文献複
                 写、貸借の支払として利用できる(実際の必要枚数は
                 図書館により異なる)。
                 ヨーロッパの国立図書館、大学図書館ならば、ほぼ
                 通用すると考えていいかも(図書館以外はむずかし
                 い)。
                 購入(部局経理と相談して)
                  日図協から h //
                         http://www.jla.or.jp/goods.html
                                    jl     j / d h l
                  IFLAから http://www.ifla.org/en/voucher‐scheme



           38




                                                                       19
第112回 図書系職員勉強会 2009/6/26                                                                2009/7/6




                   参考文献
                他大学の取組み
                 伊藤光郎. 最近の海外ILL事情− 中央図書館レファレンス係の
                 依頼の取り組みを中心に−. 図書の譜. 2006, vol.10, p142‐
                 158.
                 高橋 隆一郎.海外ILL入門‐‐東京学芸大学附属図書館での経
                 験に基づいて. 大学図書館問題研究会誌. 2007, 30, p1‐13.
                 高橋晶子. 早稲田大学中央図書館の海外ILL : 現状と課題 . 
                 大学図書館研究. 2002, 66, p22‐32.

                    早稲田大学、慶應義塾大学は、OCLC ILLに参加して依頼受付と
                    も積極的。
                    近年のGIF統計では北海道大学、一橋大学が件数上位。

           39




                   参考文献
                GIFについて
                  GIF (Global ILL Framework)ガイド[OCLC版]ver.3.0 (2009/04)
                 http://wwwsoc.nii.ac.jp/gif/materials/us/gif‐guide‐oclc_3.html
                  大綱浩一. GIF(Global ILL Framework)について
                  http://kulibrarians.hp.infoseek.co.jp/documents/otsuna/20060806.pdf
                BLのサービスについて
                  British Libraryのサービスは紀伊國屋書店の解説が有用。
                    Imaging Services 
                    http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/bldsc/imaging.htm
                    EThOS http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/bldsc/thesis.htm
                PQDTについて
                  PQDT 紀伊國屋書店解説ページ
                  http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/UMI/pqdd.htm
           40




                                                                                             20

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20090626 ku-librarians勉強会 #112 : 京都大学附属図書館の海外ILL業務

  • 1. 第112回 図書系職員勉強会 2009/6/26 2009/7/6 京都大学附属図書館の 海外ILL業務 第112回 図書系職員勉強会 菊池 香織 2009年6月26日 1 内容 PART I 当館のILL業務と海外ILL PART II 海外ILL 依頼 [流れ] PART III 海外ILL 依頼 [実践編] [ ] PART IV 役立つツール・参考文献 1
  • 2. 第112回 図書系職員勉強会 2009/6/26 2009/7/6 PART I 当館のILL業務と海外ILL 3 附属図書館のILL業務 1 職員 常勤2+非常勤3+派遣職員1 件数 2008年度(国内=NACSIS‐ILL+その他) 文献複写 依頼 3,724件、受付 5,782件 現物貸借 依頼 1,172件、受付 1,903件 訪問利用の所蔵調査+紹介状発行 490件 トピック 2007年7月~学内デリバリー・サービス開始(学内ILL増) 2007年度からオンライン申込みの利用率増加(現50%) 2008年4月から学外向け文献複写料金改定(¥35→¥40) 2008年10月~2009年3月附属図書館改修工事 4 2
  • 3. 第112回 図書系職員勉強会 2009/6/26 2009/7/6 附属図書館のILL業務 2 NACSIS‐ILL件数推移 (2004‐2008) 複写受付 複写依頼 貸借受付 貸借依頼 収支(円) 16,000  1,800,000  14,000  1,600,000  1,400,000  12,000  1,200,000  10,000  1,000,000  8,000  800,000  6,000  6 000 600,000  4,000  400,000  件数 2,000  200,000  0  0  2004年度 2005年度 2006年度 2007年度 2008年度 附属図書館の海外ILL業務 件数 2008年度(海外) 文献複写 依頼 132件、受付141件 現物貸借 依頼 68件、受付28件 受付(他館へ提供する場合)ポリシー 複写 1枚40円(国内と同じ) + 送料実費 貸出 送料実費(EMS(国際スピード郵便)代金) EMS:速達(欧米約3日で)+書留(追跡可能) 貸出期間 週 貸出期 6週間(国内だと通常2‐3週間) 内だと通常 週 料金等は各受付館が設定することになっている。 6 3
  • 4. 第112回 図書系職員勉強会 2009/6/26 2009/7/6 海外ILL業務 件数推移 1995年~2008年 件数推移表(謝絶除く) 件 600 500 2004:日韓ILL/DD参加 400 2001頃:SUBITO登録 300 200 ‐1998:BL依頼分のみ 2002:日米ILL/DD参加 100 0 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 貸借受付 0 0 0 0 0 0 0 0 8 9 18 12 9 26 複写受付 0 0 0 0 19 18 98 89 81 53 213 221 161 141 貸借依頼 0 0 0 0 20 20 47 59 54 59 82 44 39 68 複写依頼 140 173 132 64 116 184 298 297 268 325 252 203 157 132 7 海外ILL業務 当館の特徴 受付 • リクエストは附図・文学研究科等の資料が多い。 • 貸出:2003年から開始。OCLCが主な申込館。 • 複写:2005年から急増。特定大学からの依頼が多い。 依頼 • 学内でGIF加盟館は附図1館のみ。 • 原則私費のみ。公費依頼は各部局で。 • 借用:年間50件前後。アメリカ・ドイツが多い。 • 複写:近年は減少傾向。EJの影響か。 8 4
  • 5. 第112回 図書系職員勉強会 2009/6/26 2009/7/6 附属図書館の主な相手 香港 ニュージー ランド 9 海外ILLの主役たち British Library Document Supply Centre • 1994年からNACSIS‐ILLを通じての依頼が可能になった。 • NACSISからの依頼件数は2002年がピーク、2008年度は全国で約4,600件ほど。(NII統計) 日米ILL/DD OCLC加盟館とのILL/DD • 2002年からNACSIS‐ILLとのシステム間リンク開始。 参加館 OCLC側74館, 日本側153館 • 複写・貸借(参加館少ない)とも可能。 日韓ILL/DD 韓国KERIS(実質、韓国との大学図書館)とのILL/DD • 2004年開始(暫定), 2005年10月本格運用開始。 参加館 韓国側270館, 日本側 110館 • 複写のみ。貸借はサービス外。 SUBITO • ドイツ語圏のドキュメントデリバリーサービス共同事業体 • ドイツ、スイスの図書館約35館が参加。 附属図書館は2001年頃から登録。 • 複写・貸借とも可能。 10 グローバルILLフレームワーク http://wwwsoc.nii.ac.jp/gif/index.html 5
  • 6. 第112回 図書系職員勉強会 2009/6/26 2009/7/6 依頼業務の特徴 1 当館からの依頼先 British Library OCLC(GIF) CLU, COO,GZM 他 SUBITO BSB München, SUB Göttingen 他 その他 Bibliothèque nationale de  France Biblioteca Nacional de  2008年度 複写依頼132件の España 実績に基づいて算出 中国国家图书馆 11 依頼業務の特徴 2 主な処理方法 BL OCLC(GIF) SUBITO 依頼方法 BL OPAC画面 NACSIS‐ILL(OCLC) SUBITO画面 所要時間 4~27日(平均8日) 1~39日(平均7日) 0~3日(平均2日) 料金 複写:2,315円 $11~20+代理店手数料 複写€6, 借用€14 借用:3,953円 (¥1,500) +送金手数料(¥2,500) 送付方法 紙(郵送) Ariel(スキャナ) 紙(郵送) Ariel(スキャナ), メ ル添付 メール添付 支払方法 丸善(株)へ (株)紀伊國屋書店へ 指定口座に送金(月1回) (OCLC IFM) ※BLはNACSIS‐ILLでも依頼可能だが、OPACから直接依頼するほうが早いらしい。 12 6
  • 7. 第112回 図書系職員勉強会 2009/6/26 2009/7/6 受付業務の特徴 1 当館への申込館 ニュージーランド もっぱらVictoria  University of Wellington  University of Wellington Library から 香港 もっぱらHong Kong  University Librariesから KERIS(韓国) 2006年度ピーク 近年減少 年度ピーク、近年減少 傾向 2008年度 複写受付141件の OCLC(アメリカ) 実績に基づいて算出 13 受付業務の特徴 2 主な処理方法 KERIS OCLC(GIF) その他 受付方法 NACSIS‐ILL NACSIS‐ILL Email, FAX, 手紙 受領方法 NII相殺 請求書発行→代理店からの振込 IRC(国際返信用切手) (OCLC IFM) 謝絶率 14% 28% 32% 謝絶理由 •書誌不完全 書誌不完全 •著作権法上不可能(全頁複写) •所蔵がない資料にたいする依頼 •博士論文(当館では複写に著者の許諾が必要) •CiNiiやリポジトリで無料公開 14 7
  • 8. 第112回 図書系職員勉強会 2009/6/26 2009/7/6 PART II 海外ILL 依頼の流れ 15 依頼の悩みどころ 全頁コピー NACSISで がほしいって… 購入できそう? 見つからない もしかして 博士論文? 本当に国内にないの? 何語 何語・・・? そんなにお金 British Library 出版国はどこ? かかるの!? にありそう? すぐにほしい! って言われても 16 8
  • 9. 第112回 図書系職員勉強会 2009/6/26 2009/7/6 海外ILL心得五箇条 • 海外にしかないのか、国内所蔵を再度探せ 一 • 入手までには時間と金はかかることを覚悟しろ、させろ 二 • 複写と貸借はシームレス、柔軟な姿勢で待て 三 • 質問 督促 クレ ム 謝辞は臆せず素早く 質問、督促、クレーム、謝辞は臆せず素早く 四 • 依頼があれば、受付もある。海外の図書館からの依頼には 五 誠意を持って応えるべし 17 前任者のアドバイス その1 所蔵館探しと依頼の流れ 1 日本国内を調べる •NACSIS Webcat •図書の場合は、大規模大学図書館OPACを個別に (早稲田, 慶應, 上智, 学習院, ICUあたり) •国立国会図書館 レファレンスで所蔵調査も •新聞なら 全国新聞総合目録データベース World Catを調べる W ld C tを調べる •NACSISに登録していない国内所蔵が見つかること がある。 World Catに登録していると思われる大学:早稲田, 18 長崎県大, 大阪経大, 青山学院大, 慶應大, 甲南大 9
  • 10. 第112回 図書系職員勉強会 2009/6/26 2009/7/6 所蔵館探しと依頼の流れ 2 国内 × British Library y ない OCLC  ある (GIF加盟館) OCLC(GIF非加盟館) 出版国の 国立図書館 大学・公共図書館 依頼方法 NACSIS‐ILL メール、Web など 請求・支払 代理店から請求書が発行される 受付館の指定 方法 (公費も可能) (公費は難しい) お金(支払方法)、時間は、申込者に十分確認! 19 所蔵館探しと依頼の流れ 3 出版国の国立図書館、総合目録を調べる • 国立図書館が所蔵していれば入手の実現性は高い • 総合目録で見つかったら、その図書館のOPACで、再度 確認する。 それでも見つからない資料は、本当に発行された かを大規模OPACで調べる • Lib Library of Congress fC ・Melvy : University of California M l U i it f C lif i • Hollis : Harvard University The European Library • British Library Integraed Catalogue • Bibliotheque nationale de France ・KVK 20 10
  • 11. 第112回 図書系職員勉強会 2009/6/26 2009/7/6 依頼の極意 その資料の出版国の図書館に依頼するのが、エチ ケットの点から望ましい。 所蔵館が判明したら、ホ ム 所蔵館が判明したら、ホームページで依頼方法、依 ジで依頼方法、依 頼先を調べる。海外の図書館向けに依頼方法を説明 している図書館のほうが、説明していない図書館より も取引の実現性は高い。 依頼先を絞る優先順位としては、国立図書館→大学 図書館→その他の図書館が妥当か。過去の依頼実 績も大切な判断材料。申込者の希望(早く。安く)も考 績も大切な判断材料 申込者の希望(早く 安く)も考 慮して、相手を決めたらアタック! 必ず相手の指定する方法で依頼すること。 何の返事もない場合、1ヶ月後くらいに督促する。 21 前任者のアドバイス その2 (1) British Library (2) OCLC(GIF) (3) その他の図書館 (4) 博士論文の場合 (5) 失敗事例 PART III 海外ILL 依頼 実践編 22 11
  • 12. 第112回 図書系職員勉強会 2009/6/26 2009/7/6 (1) British Library (基礎編) OPAC http://catalogue.bl.uk 世界最大手。代理店を通じて利用登録して利用する。 日本の代理店は、丸善と紀伊國屋書店。 日本の代理店は 丸善と紀伊國屋書店 京大ではほとんどの図書館・室が利用している。 NACSIS‐ILLから依頼できるので、便利。 通常2週間ほどで、郵送で届く。 NACSIS-ILLで依頼する時も、必ずOPACを検索すること。 事前に依頼可否を見極められることも。 参照:「The British Library の目録(The Integrated Catalogue)と BLDSC 文献複写サービスの関係」(紀伊國屋書店) http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/bldsc/dsc_catalogue.pdf マニュアルも充実。クレームも代理店経由でできる。 http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/about/infoill/bldsc.html 23 BL OPAC 検索例 24 12
  • 13. 第112回 図書系職員勉強会 2009/6/26 2009/7/6 BLの場合は、Shelfmarkで ・所蔵詳細 ・所蔵場所 を確認しておく 所蔵館のOPACは、 必ず事前に確認する 25 (1) British Library (応用編) 協力館への依頼(NACSIS‐ILLからできる) イギリス国内出版物の場合で、BLDSCに所蔵がない資 料はイギリスとアイルランドの協力館(Backup Library)に 手配可。入手できなくても調査料(1,560円~)かかる。 Imaging Services (NACSIS‐ILLではできない) およそ1850年以前の資料など、簡単に複写できないも のはこちらから依頼。専門スタッフが対応。 割高だがきめ細やかなサービス。 Order Form Order Form https://www.bl.uk/imaging/imagingorder.html 26 13
  • 14. 第112回 図書系職員勉強会 2009/6/26 2009/7/6 (2) OCLC (GIF) 1. OCLC WorldCat(http://www.worldcat.org/)[無料]で 検索(主に、北米の所蔵館)  2. 加盟館が所蔵して るか、確認。 GIF加盟館が所蔵しているか、確認。 http://www.nccjapan.org/gif.asp 3. 所蔵館のOPACも必ず確認。 特に雑誌の場合、該当巻号があるか。 4. GIF加盟館にあれば、NACSIS‐ILLで依頼可能 (京大ではGIF加盟館は附図のみ シンボルYJ@) 5. 複写はAriel(文献画像伝送システム )で届く マニュアル GIF (Global ILL Framework)ガイド[OCLC版]ver.3.0  27 ILLシステム操作マニュアル ISO ILL プロトコル対応 第2版 BIB:Albertina studien.(ISSN=0002-4910) VLNO:2 PAGE:138-169 YEAR:1964 ARTCL:Alice Strobl "Zu den Fakultatsbildern von Gustav Klimt" 28 14
  • 15. 第112回 図書系職員勉強会 2009/6/26 2009/7/6 (3) その他の図書館に依頼(手順) 1. 出版国の総合目録や国立図書館のOPACを探す。 所蔵館が見つかったら、そのOPACを検索して、 詳細を確認。 2. 初依頼時はILLポリシーの掲載ページを確認 1. 依頼方法は Webフォーム? Email? FAX? 2. 料金はいくら 3. 支払方法は 前納? 後納? IFLA Voucher クレジットカード 国際送金 など ※以前に依頼したことある館なら、条件比較。 3. 相手を決めたら、アタック!(依頼する) 29 (3) 個別に依頼する流れ (実例) クロアチアの新聞「Hrvatski učitelj」の1884年の記事 の複写がほしい。 1. 国内所蔵、BL、WorldCatでみつからない 2. 出版国の国立図書館を探す (national library croatiaなどで検索) →Nacionalna i sveučilišna knjižnica u Zagrebu 3. OPAC(ONLINE KATALOG NSK)を検索→所蔵確認 ビ 4. ILLサービスのページを探す ジを探す “Međuknjižnična posudba”= interlibrary loan ILLについてのページ有。担当部署に依頼 5. 3週間後に郵送で届いた、IFLA Voucherで支払い。 30 15
  • 16. 第112回 図書系職員勉強会 2009/6/26 2009/7/6 (4) 博士論文(イギリス EThOS) EThOS (Electronic Theses Online System) http://ethos.bl.uk 旧British Library Theses Service。全英の25万件以上の学位論文が検 索可能。 2009年1月から利用可能に。(当面試行らしい) 電子化された博士論文は即時無料ダウンロードできる(要 ログイン)。未電子化論文は、ログインして注文すると、電 子化される。★IDはBL利用コードとは別もの。 授与大学が電子化費用を負担する場合がほとんどだが、 まれに注文者の負担となる(FAQ http://ethos.bl.uk/Faq.do による)。 FAQ Q:(未電子化論文を)利用者のために図書館員が注文できる? A:可能。電子化されたら通知は図書館員に届くので、 それを利用者にお知らせして、自分でログイン→ダウンロード してもらう。図書館員はダウンロードしない。 32 16
  • 17. 第112回 図書系職員勉強会 2009/6/26 2009/7/6 (4) 博士論文(イギリス EThOS) 33 (4) 博士論文(アメリカ PQDT) PQDT(ProQuest Dissertations and Theses) http://proquest.umi.com/login 北米の大学を中心に、博士論文 修士論文を収録 北米の大学を中心に、博士論文・修士論文を収録 (200万件以上)。 検索結果から申込者が注文、クレジットカード決済可。 34 17
  • 18. 第112回 図書系職員勉強会 2009/6/26 2009/7/6 (5) 失敗から学ぶ 利用者に「国内にない」と言われ、国内所蔵調査が 不十分なまま海外を調査 →利用者はほどほどに信じて、まずは再調査。 依頼したけど返事がこない →ある程度待ったら(1ヶ月)再度問い合わせ、 または他館への手配に切替が肝心。 間違った文献が届いた →すぐにクレ ム。依頼時には指定をしっかりする。 →すぐにクレーム。依頼時には指定をしっかりする。 貸した図書が返ってこない →すぐ督促。返送先は部署名までしっかり指定。 できれば余裕をもった貸出期間を 35 • 英文Email文例 • IFLA Voucherについて • 参考文献 PART IV 役立つツール・参考文献 36 18
  • 19. 第112回 図書系職員勉強会 2009/6/26 2009/7/6 英文Email文例 これなら書ける IFLA guidelines for sending ILL requests by  email (依頼するときのテンプレートとして) http://www.ifla.org.sg/VI/2/p3/g‐ill.htm htt // ifl /VI/2/ 3/ ill ht OCLC GIFガイド(ver.3) レター(電子メール) 文例集 (問合わせ文例が具体的で役立つ) http://wwwsoc.nii.ac.jp/gif/materials/us/GIF guide3_s1.pdf 37 IFLA ILL Voucher とは IFLAにより制定されたILLの料金決済に使用するクー ポン券。再利用可能なのが特徴。1枚8EURで文献複 写、貸借の支払として利用できる(実際の必要枚数は 図書館により異なる)。 ヨーロッパの国立図書館、大学図書館ならば、ほぼ 通用すると考えていいかも(図書館以外はむずかし い)。 購入(部局経理と相談して) 日図協から h // http://www.jla.or.jp/goods.html jl j / d h l IFLAから http://www.ifla.org/en/voucher‐scheme 38 19
  • 20. 第112回 図書系職員勉強会 2009/6/26 2009/7/6 参考文献 他大学の取組み 伊藤光郎. 最近の海外ILL事情− 中央図書館レファレンス係の 依頼の取り組みを中心に−. 図書の譜. 2006, vol.10, p142‐ 158. 高橋 隆一郎.海外ILL入門‐‐東京学芸大学附属図書館での経 験に基づいて. 大学図書館問題研究会誌. 2007, 30, p1‐13. 高橋晶子. 早稲田大学中央図書館の海外ILL : 現状と課題 .  大学図書館研究. 2002, 66, p22‐32. 早稲田大学、慶應義塾大学は、OCLC ILLに参加して依頼受付と も積極的。 近年のGIF統計では北海道大学、一橋大学が件数上位。 39 参考文献 GIFについて GIF (Global ILL Framework)ガイド[OCLC版]ver.3.0 (2009/04) http://wwwsoc.nii.ac.jp/gif/materials/us/gif‐guide‐oclc_3.html 大綱浩一. GIF(Global ILL Framework)について http://kulibrarians.hp.infoseek.co.jp/documents/otsuna/20060806.pdf BLのサービスについて British Libraryのサービスは紀伊國屋書店の解説が有用。 Imaging Services  http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/bldsc/imaging.htm EThOS http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/bldsc/thesis.htm PQDTについて PQDT 紀伊國屋書店解説ページ http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/UMI/pqdd.htm 40 20