2２０１２年6/20-7/7 パリ市庁舎での東日本再生ビジョン展 Renaissance du Japon après le 11 Mars 2011 http://www.artsixmic.fr/exposition-renaissance-du-japon-apres-la-catastrophe-du-11-mars-2011-a-lhotel-de-ville-de-paris http://youtu.be/UxC16EhVMbY

1. パリ市庁舎東日本再生ビジョン展 イベント報告書
パリ市庁舎 東日本再生ビジョン展 事業報告書

2. "東日本大震災後の復興の姿"をテーマに２０１２年６月にパリ市庁舎にて行った日本再生ビジ
ョン展 Renaissance du Japon après le 11 Mars 2011 について、以下報告いたします。
目的 1,000 年に一度の地震と大津波という大自然災害、さらにそれにより引き起こされた深
刻な原発事故という三重の苦難を背負った日本が、その 大変厳しい現実に立ち向かい、美し
い故郷の復興のために努力している姿を、その方向性と問題点を世界に向けて発信し、それ
に対する国際レベルでの 再認識と支援を求める。
イベント運営組織 パリ市庁舎 東日本大震災復興ビジョン展実行委員会
共同開催 パリ市
コーディネート Paris-Mix
協賛
東レグループ(Société des Fibres de Carbone)
安心堂
ニチレイ ホールディング（Godfroy）
日立ヨーロッパ
ソニーヨーロッパ フランス支社
実施協力
自治体国際化協会パリ事務所
青森県・岩手県・宮城県・茨城県・福島県・千葉県 （被災６県）
NHK 日本放送協会 NHK エンタープライズ
IGES-JISE 国際生態学センター
OECD 東北スクール
JST 科学技術振興機構
NEDO 新エネルギー・産業技術総合開発機構
パナソニックフランス
キャノン フランス
リコー フランス
フランス日本通運株式会社
三陸鉄道株式会社
新潮社
林風館
ヴァイオリンプロジェクト「千の音色でつなぐ絆」
France Okaeshi
NTT DOCOMO, Inc
NTT Télécommunications
ヤマハ フランス
*掲載企業･機関名順不同

3. 後援
在仏日本大使館
在仏日本人会
JETRO パリ事務所
在仏日本商工会議所
日本政府観光局パリ事務所
パリ日本文化会館
開催期間 ６月 20 日から７月７日まで
６月２０日 １５時 プレス発表会
２１日 一般公開開始
１７時 オープンセレモニー
陸前高田のヴァイオリンを囲む音楽会
６月２２，２３日 福島県庁職員による福島再生計画の説明会
６月２５日 １７時 ギトリス氏公開インタビューとヴァイオリン演奏会
６月３０日 １１時 写真家小原一真氏講演会と質疑応答 サイン会
１７時 ヴァイオリン演奏会
７月３日 １５時 Mr. Richard Collasse 氏講演会と質疑応答 サイン会
７月７日 １５時 菅野潤氏監修 七夕コンサート・閉会式 短冊贈呈式
陸前高田のヴァイオリンで、青葉城恋唄、ふるさとなど
展示内容
 東日本被災６県から提出の復興状況・復興計画と写真パネル展示
 福島宣言 (仏語)
 フォトジャーナリストの小原氏による福島第一原発作業員のポートレート展示
 三陸鉄道の被災と復興の状況、及び漫画さんてつの展示
 ゴジラ誕生と変遷の歴史的検証についての展示
 ヴァイオリニストのギトリス氏と陸前高田の瓦礫からできたヴァイオリンの展示
 森脇昭博士による瓦礫を利用した津波・洪水対策と自然の森再生計画の展示
 ＯＥＣＤ東北スクールの紹介
 北陸とフランス牡蠣業界の災害援助の歴史の紹介 France Okaeshi

4. 展示内容の続き
 NEDO による自然再生エネルギー計画についての展示
 JST による復興支援プログラムの紹介 ｢無水トイレの展示｣
 宮沢賢治と「雨ニモ負ケズ」の紹介
 震災後の建築と都市計画についての紹介と緊急避難所 QS72 のサンプル展示
 ＮＨＫドキュメンタリーなどの大型スクリーンでの連日上映会
 JETRO による震災後のフランス人における日本食に関するアンケート結果展示
 東北三大祭であるた仙台七夕祭りの解説及び、仙台七夕祭りに送る短冊コーナー
入場者数 総入場者数 6 572 人
2012 年 6 月２０日 水曜日 プレス公開日 : 167 人
2012 年 6 月２１日 木曜日 586 人
2012 年 6 月２２日 金曜日 330 人
2012 年 6 月２３日 土曜日 456 人
2012 年 6 月２５日 月曜日 374 人
2012 年 6 月２６日 火曜日 475 人
2012 年 6 月２７日 水曜日 154 人
2012 年 6 月２８日 木曜日 294 人
2012 年 6 月２９日 金曜日 289 人
2012 年 6 月３０日 土曜日 356 人
2012 年 7 月 ２日 月曜日 340 人
2012 年 7 月 ３日 火曜日 451 人
2012 年 7 月 4 日 水曜日 460 人
2012 年 7 月 5 日 木曜日 374 人
2012 年 7 月 6 日 金曜日 394 人
2012 年 7 月 7 日 土曜日 1072 人
合計 6 572 人

5. 同実行委員会による２０１２年に開催したイベントの暦：
これに先立ち、我々は今年の３月９日夕刻のノートルダム寺院での追悼集会と
３月１１日早朝のトロカデロ広場での黙祷集会を開催致しました。
３月９日 午後５時４５分より ノートルダム寺院にて ２ ０００人集会
VEPRES という夜のお祈りの中で震災の被害者のための祈りをして頂きました。
http://www.youtube.com/watch?v=MLPOYHbvnUE
http://www.youtube.com/watch?v=DhnS9Guscq4&feature=relmfu
３月１１日 早朝６時４６分より トロカデロ広場にて １ ５００人集会
http://www.youtube.com/watch?v=N7ikTKGJ_Rw
http://www.facebook.com/pages/1103-paris/355748484458957
日本時間 14 時 46 分 18 秒、フランス時間で早朝６時４６分、第一回目の大地震が起きました。
敢えてまだ寒く、暗いこの時間に、エッフェル塔を見下ろすトロカデロ広場にできるだけ多
くの日本人とその友人たちが静かに集い、同じ思いを持つ世界の人々と心を一つにして、宗
教や政治、その他のイデオロギーを超えて、日本と同時に黙祷をして、被災者のために祈り、
あの恐ろしい災害の事実を思い出し、風化させないための場所にしたいと思い、この黙祷会
を開きました。
8 月 27 日 午前９時３０分より 在仏大使公邸にて
パリ市庁舎に於ける再生ビジョン展の開催がきっかけとなり、佐藤福島県知事
の訪仏が決定し、在仏大使公邸にて懇談会を開催しました。その際の出席者は
県知事と同行されていた福島県西白河郡西郷村の佐藤村長、パリ東日本再生ビ
ジョン展実行委員５名、リヨン再生展実行委員の３名、フランス在住の福島出
身者３名、フジテレビや福島民報などの報道機関。
その後、福島県知事よりパリ市ドラノエ市長を表敬訪問が実現。
ドラノエ市長から福島の状況を世界に向けて発信出来る様に全面協力するとい
う力強い応援の言葉を頂きました。
(後述、この内容に付き福島民報での記事を掲載)
9 月 17 日 午前１０時より 在仏日本人会会議室にて
福島大学在職、OECD 東北スクール･アドバイザリーボード議長教授の三浦先生
と OECD 日本政府代表部今泉参事官、在仏日本人会浦田会長、再生ビジョン展
実行委員３名にてミーティングを行う。関係者の自己紹介などを含め、今まで
の取り組み及び２０１４年のパリにて行う予定である東北スクールイベントの
内容について話し合いました。

6. 今後の予定
１１月２７日から１２月７日まで 欧州委員会本部棟にて (ブリュッセル)
パリ再生ビジョン展の展示物一部貸し出し予定。
２０１３年３月 リヨンにて 2 周年目となる来年の 3 月に在リヨ ン日本人有志
がパリと同様に実行委員会を結成し、リヨン市の
共催を得て、開催予定。
パリ再生ビジョン展の展示物一部貸し出し予定、
及びパリでの再生ビジョン展で協賛金として頂い
た運営資金の残額約３０００ユーロをその運営資
金に充てて貰うべく、寄付金とすることで現在検
討中。
２０１３年６月からスペイン各都市にて 日スペイン交流４００周年事業が開催、スペイン
では「スペインにおける日本年」が実施され、そ
の一環としてパリの展示物をマドリッド他スペイ
ン各地を一年間で巡回展示の予定。
２０１４年８月 パリにて 東北スクールのパリイベント