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京大サマーデザイン
スクール2013
京大サマーデザインスクール2013
 
 
(c)2013 西尾泰和(サイボウズ・ラボ)
西尾泰和
発表方法について
発表方法について
 
 
 
成果報告会での
発表のスタイルを
決める必要がある
発表方法について
 
 
 
発表15分
質疑10分
発表方法について
 
これがうちのチームが使える時間リソース
 
いくつか考えてあるので
まずはDotVotingして
意見の割れ具合を見て
考えようと思う
発表方法について
 
 
 
案A
全員が自分の発表資料を作り
全員が発表
発表方法について
 
 
 
案B
全員が自分の発表資料を作り
投票で選ばれた一人が発表
発表方法について
 
 
 
案C
分担して一つの発表資料を作り
分担して発表
発表方法について
 
 
 
案D
分担して一つの発表資料を作り
投票で選ばれた一人が発表
発表方法について
 
 
 
案E
歌って踊って
気合で乗り切る
発表方法について
 
 
 
案F
発表方法のアイデアを
まず書き出して共有しよう
発表方法について
 
 
 
案A
全員が自分の発表資料を作り
全員が発表
発表方法について
案A 全員が自分の発表資料を作り全員が発表
 
 
1人あたり2∼3分と
結構短い☹
「ライトニングトーク」
としてよくやられてる☺
発表方法について
案A 全員が自分の発表資料を作り全員が発表
 
 
コクヨの1分プレゼン
・疑問を投げ興味をひく15秒
・結論を述べ驚かせる 10秒
・理由を説明し納得させる35秒
30∼50文字の文章12個程度
発表方法について
案A 全員が自分の発表資料を作り全員が発表
下地寛也(2011)『コクヨの1分間プレゼンテーション』中経出版
 
無理というわけではない☺
時間を守らない人がいると
他人の発表機会が失われる☹
ドタバタする☹
時間が短くて伝わらない☹
発表方法について
案A 全員が自分の発表資料を作り全員が発表
 
 
案B
全員が自分の発表資料を作り
投票で選ばれた一人が発表
発表方法について
案B 全員が自分の発表資料を作り投票で選ばれた一人が発表
 
 
全員が15分の発表資料を作る
時間的コスト高☹
作った資料が選ばれなくて
発表の機会を与えられない
ガッカリ感☹
発表方法について
案B 全員が自分の発表資料を作り投票で選ばれた一人が発表
 
 
15分しっかり使って自分の意
見を説明できる☺
選ばれなかった人がその後の
やる気を無くす☹
発表方法について
案B 全員が自分の発表資料を作り投票で選ばれた一人が発表
 
 
案C
分担して一つの発表資料を作り
分担して発表
発表方法について
案C 分担して一つの発表資料を作り分担して発表
 
 
発表資料のストーリーの中に
どう各人の意見を配置するかで
意見が割れて時間がかかる☹
自分の意見が採用されなかっ
た人がやる気を無くす☹
発表方法について
案C 分担して一つの発表資料を作り分担して発表
 
 
全員参加で1つのものを作った
満足感は高い☺
分担しての発表はグダグダにな
らないか不安☹
発表方法について
案C 分担して一つの発表資料を作り分担して発表
 
 
15分しっかり使って自分たち
の意見を説明できる☺
1つの資料を作る作業は
とりまとめ役ボトルネック☹
全員PowerPoint持ってる?☹
発表方法について
案C 分担して一つの発表資料を作り分担して発表
 
 
案D
分担して一つの発表資料を作り
投票で選ばれた一人が発表
発表方法について
案D 分担して一つの発表資料を作り一人が発表
 
 
案Cから「分担しての発表は
グダグダにならないか不安」が
取り除かれる☺
だけど発表者の負担は大きい☹
発表方法について
案D 分担して一つの発表資料を作り一人が発表
 
 
案E
歌って踊って気合で乗り切る
うまくいかないだろうなぁ☹
発表方法について
 
 
 
案F
発表方法のアイデアを
まず書き出して共有しよう
一番みんなで決めた感がある☺
時間がかかる☹
発表方法について
 
 
 
案A 全員が自分の発表資料を作り全員が発表
案B 全員が自分の発表資料を作り一人が発表
案C 分担して一つの発表資料を作り分担して発表
案D 分担して一つの発表資料を作り一人が発表
案E 歌って踊って気合で乗り切る
案F 発表方法のアイデアを
  まず書き出して共有しよう
発表方法について
Dot Voting
今ここで候補の追加を提案をする人がいるなら受け付けます
 
ここまでは西尾が事前に考えた
「変化を織り込んだ計画」
では実際、どうなったのか?
発表方法について
実際の演習
 
 
西尾「では投票をします」
X「待って!どう発表するか
決める前に何を発表するかを
決めるほうが良いのでは?」
西尾「たしかに。じゃあ
『何を』を2分半書き出そう」
発表方法について
実際の演習
 
 
発表方法について
実際の演習
 
 
『何を』案
・ワークショップのデザイン
・自分が今回学んだこと
・今回参加してよかったこと
・個別のチームの紹介と
 その改善案
・KJ法の解説
発表方法について
実際の演習
 
 
発表方法について
実際の演習
 
 
投票結果
・11票 自分が今回学んだこと
・5票 個別のチームの紹介と
 その改善案
発表方法について
実際の演習
 
 
発表方法についての投票結果
・11票 全員が自分の発表資料を
作り全員が発表
・6票 分担して一つの発表資料
を作り分担して発表
発表方法について
実際の演習
 
結論
自分が今回学んだことを中心に
全員が自分の発表資料を作成
発表方法について
実際の演習
 
•下地寛也(2011)『コクヨの1分間プレゼンテーショ
ン』中経出版
発表方法について
参考文献
 
 
このスライドは、サイボウズ・ラボの西尾泰和
と竹迫良範が、 京都大学サマーデザインスクー
ル 2013で行った「チームワークのデザイン」の
講義資料の一部です。
他のスライドは http://nhiro.org/kuds2013/ で見つ
けることができます。
 
このスライドについて
 
 

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