機材関連のお願い事項_PA班タケダさんより
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前回、機材周りでライブハウスに迷惑かけてしまった反省をうけて、【PA機材の最低限の使い方】【リハのやりかた】についてPA班リーダーのタケダさんがまとめてくれました。 ＜お願い＞バンマスがリーディングして、メンバー全員に理解してもらえるよう展開してくださいませ！ （Special Thanks たけださん）
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機材関連のお願い事項_PA班タケダさんより
- 1. 機材関連のお願い事項
- 4. PAの仕組み ステージマルチ BOX PA（ミキサー） モニター スピーカー メイン スピーカー メイン スピーカー 回線は大きく分けて、マイクレベルとラインレベルの2種類あります。 マルチケーブルで送信できるのはマイクレベルだけです。 ラインレベルの回線は、ステージ上でD.Iという機械を通してマイクレベルに変換します。 マイクレベル ラインレベル マイク Key、EP、エレアコなど マイク レベル ライン マイク D.I 一般的でないコネクタは常設されていません。 変換準備をしないと接続できません。 ①回線を集約 ステージ上の全ての回線を集約、ステージ上 にあるマルチボックスに回線を入力します。 ②PAに送信 マルチボックスから、PA（ミキサー）にマルチ ケーブルという太いケーブルで接続します。 ③バランス調整 音量バランスなどを調節して、メインスピー カーとモニタースピーカーに信号を送ります。 ミニジャック イヤフォンなどの端子 ステレオフォン （線が2本のもの） RCA端子 キャノンコネクタ 標準フォンジャック （線が1本のもの） D.I（Direct Injection box) これらの端子を使う場合は事前に相談ください（変換必要）
- 6. 回線表の書き方 2 12'' 16'' RC CC CC SD HH 記号 内容 SD スネアドラム HH ハイハット CC クラッシュシンバル RC ライドシンバル 数字＋“ タム ドラム記載例 アンプが複数になる場合は、誰がどのアンプを 使うかわかるように、線でつないでください 譜面台 マイクはこの記号で 記載してください ホーン用のマイクは 記載不要です イス、譜面台が必要な場合は記載してください レンタル Keyレンタルの場合はKeyの近く に「レンタル」と記載してください 本番中に配置を変える場合は、必ず事前に連絡ください。場合によっては動かせないことがあります • IPODなど一般的でないコネクタを使う場合 は必ず記載してください • PAはマイクに番号を振って管理しています。 立ち位置は慎重に決めて記載してください • 特に譜面台は記載がモレがちです。 忘れず記載してください。 Keyをステレオで出力したい場合は “St”と記載してください。記載がな い場合はモノラルになります。 Keyをアンプでもモニターしたい場合 はその旨記載してください
- 7. リハーサル リハの目的 ・演奏者がモニターをチェック、調整 ・PAが入力レベルや音を確認、出音を調整 PA側は、メンバーが１人でも抜けているとザックリとバランスを取ることしかしません。リハを行う ことに問題はありませんが、必ずフルメンバーでない旨連絡してください。 リハのみ代理でメンバーを入れても問題ありませんが、必ずその旨連絡してください。PAは判断 がつかず、本番にリハの設定でスタートしてしまいます。 PAはリハで取ったバランスで本番をスタートさせます。極力本番同等の音量でお願いします。 全ての回線に問題 がないか確認 各楽器の ボリュームを調整 モニターの バランスを確認 各音のバランス取り モニターの要求 各楽器の音を 個別に確認 ステージ上の 音量バランスを取る モニターの調整終了 スネアください ベースください 上手にもう少し ピアノください • あくまでモニターを確認する作業です。 • 時間厳守でお願いします。（セット片付け込み） • リハの予定時刻の１５分前には集合してください 演者 PA 音が出ない回線が ないように どれくらいの音量で、 どんな音がでる？？ モニターの大きさがこれくらい だと、外音はこんな感じかな ドラムが少し大きいから ピアノを強めに返そう リハーサルの手順 繰り返し
- 8. リハーサルのやり方 楽器 チェック方法 ドラム • パーツを指定されて、「スネアお願いします」などと言われたら、2秒に1回くらいの速 さで指定されたモノの音を出します。 • ハイハットは、1秒に1回くらいのスピードで、クローズを4～5回、オープンを4～5回 を繰り返します。 • 「タム全体でください」と言われたら、トントントンと連続でタムを順番に叩きます。 • 「全体でください」と言われたら、シンバルを含め、全ての音が出るようにパターンと フィルを短時間で叩きます。 ベース、ギター Key、ホーン • 基本的に使う音色を全て出します。 • 多くの音色を使う場合は一番小さい音、大きい音、特殊な音（空間系のエフェクト音） を出します。 • 低い音、高い音両方を出します。 Vo 低い声から高い声までを「あー」でも「へぇー」でもよいので大きな声で出してください。 「ヘイヘイ」「ワンツー」「チェック」とマイクチェックすることが多いですが、エンジニアによっては 嫌がる人もいるので、「あー」「へぇー」などが良いと思います。 ※この3つは発音にコツがあって、ちゃんとやらないとマイクチェックにならないのため サウンドチェックを迅速に行うと、モニター確認の時間が多く取れます。 やり方に絶対的な正解はありませんが、標準的なやり方を下記しますので、参考にしてください。 エンジニアによってやり方が全く違うので、PAに従ってください。 【大まかな楽器の順番】 ドラム → ベース → ギター、Key → ホーン → Vo
- 9. リハーサルの注意事項 【注意事項】 演奏するフレーズはモニターを確認する目的で選ぶと効果的です。（たとえば一番大きい音いなる 部分で確認するなど） 長時間演奏すると、モニターの確認プロセスが短くなります。必要な長さで細切れにしたり、同じフ レーズで確認すると効率的です。 ステージ内の音量が大きいとハウリングが起こるため、トータルの音量には限界があります。 ⇒モニターの基本は引き算です。大きい音を下げると聞こえやすくなります。 ステージ 上手 （かみて） 下手 （しもて） サイド、サイドフィル 客席 ウエッヂ、フット • サイドモニターからのモニターをメインにして みてください。聞こえやすくなると思います。 • 全体的にベースやKeyが大きすぎることが 多いです。モニター環境が悪い場合は少し 下げてみてください。 • それでも聞こえない場合は遠慮なく申し出て ください <例えば・・・ボーカルが聞こえない> 何が一番大きく聞こえるか？ 演奏して確認ギターが大きい PAに「ギター少し下げます」 と断り、音量を下げる 2回くらい繰り返し ステージモニターの配置と呼び名 スタジオの練習でも確認することができます。 スタジオでバンドの音量バランスを確認おくと リハが効率的に進められます。
- 11. 点線から上は手で覆ってはだめ。 ハウリングが起きないように音の通路を設計されています。 覆ってしまうとハウリングが起きやすい＆設計された音質が維持できなくなります 持ち方 近接効果 マイクに対し音源（声など）が近いと低音が大きくなる効果。 近い 遠い 低い 音の高さ 高い 近接効果 Vo用マイクは「近接効果」を前提に設計されていて、 マイクに極力近いところで歌うとマイクの性能を引 き出すことができます。 「近接効果」により、入力信号が大きくなるため、PA がコントロールしやすく、モニターも聞こえやすくな ります。 【参考】マイクの使い方（Vo用） 低音成分が増加すると音が“太く”なる。