10. 目次 はじめに 天草本渡方言 長崎方言 佐賀東部方言 考察と今後の課題
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無声阻害音と有声阻害音の非対称性
有声阻害重子音の音響的実現
Kawahara (2006) による観察
有声阻害重子音では声帯振動は閉鎖部分の前半のみで
ある。
東京方言の「傷」/kizu/(左)と「キッズ」/kizzu/(右)
5000 5000
0 0
k i z u k i <cl> ddz u
0 0.4 0 0.4
Time (s) Time (s)
松浦 年男 北星学園大学
有声阻害重子音の音声実現における地域差に関する予備的分析
16. 目次 はじめに 天草本渡方言 長崎方言 佐賀東部方言 考察と今後の課題
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本研究の目的
音響特徴
重子音区間において声帯振動はどの程度見られるのか。
単子音と重子音の持続時間の比率はどの程度あるのか。
5000 5000
0 0
a b a a bb a
0 0.5 0 0.5
Time (s) Time (s)
/aba/(左)と/abba/(右)
松浦 年男 北星学園大学
有声阻害重子音の音声実現における地域差に関する予備的分析
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結果
声帯振動
いずれの録音でも閉鎖区間全体にわたってボイスバーが存在。
5000 5000
0 0
k u <cl> zz o k o <cl> bb a
0 0.6 0 0.6
Time (s) Time (s)
「くっぞ」(左)と「こっば」(右)
松浦 年男 北星学園大学
有声阻害重子音の音声実現における地域差に関する予備的分析
22. 目次 はじめに 天草本渡方言 長崎方言 佐賀東部方言 考察と今後の課題
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結果
時間長
/b/と/bb/の比率= 1:2.62
5000 5000
0 0
a k e n a r o <cl> b a k o <cl> bb a
0 0.6 0 0.6
Time (s) Time (s)
「(なっだけ)なろば」(左)と「こっば」
(右)
松浦 年男 北星学園大学
有声阻害重子音の音声実現における地域差に関する予備的分析
23. 目次 はじめに 天草本渡方言 長崎方言 佐賀東部方言 考察と今後の課題
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結果
時間長
/d/と/dd/の比率= 1:3.97
5000
0
m o <cl>d o <cl> dd o
0 0.8
Time (s)
「もどっど?」(戻るの?)
松浦 年男 北星学園大学
有声阻害重子音の音声実現における地域差に関する予備的分析
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結果
声帯振動
話者 1:1 回は閉鎖区間全体でボイスバーが観察されたが,1
回は観察されず。
5000 5000
0 0
pi ra mi dd o pi ra mi dd o
0 0.9 1.23 2.13
Time (s) Time (s)
話者 1 による「ピラミッド」
松浦 年男 北星学園大学
有声阻害重子音の音声実現における地域差に関する予備的分析
28. 目次 はじめに 天草本渡方言 長崎方言 佐賀東部方言 考察と今後の課題
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結果
声帯振動
話者 2 と 4:2 回とも閉鎖区間全体にわたってボイスバーが
観察。
5000 5000
0 0
pi ra mi dd o pi ra mi dd o
0 0.9 0 0.9
Time (s) Time (s)
話者 2(左)と話者 4(右)による「ピラミッド」
松浦 年男 北星学園大学
有声阻害重子音の音声実現における地域差に関する予備的分析
29. 目次 はじめに 天草本渡方言 長崎方言 佐賀東部方言 考察と今後の課題
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結果
声帯振動
話者 3:ボイスバーは観察されず。
5000 5000
0 0
pi ra mi dd o pi ra mi dd o
0 0.9 1.5 2.4
Time (s) Time (s)
話者 3 による「ピラミッド」
松浦 年男 北星学園大学
有声阻害重子音の音声実現における地域差に関する予備的分析
30. 目次 はじめに 天草本渡方言 長崎方言 佐賀東部方言 考察と今後の課題
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結果
時間長
/d/と/dd/の比率=1:2:39-3.17
5000 5000
0 0
t a b u r oi <cl>d o pi ra mi dd o
0 0.9 0 0.9
Time (s) Time (s)
話者4による「タブロイド」(左)と「ピラミッド」(右)
松浦 年男 北星学園大学
有声阻害重子音の音声実現における地域差に関する予備的分析
34. 目次 はじめに 天草本渡方言 長崎方言 佐賀東部方言 考察と今後の課題
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結果
声帯振動
どの発話においても声帯振動は観察されなかった。
5000 5000
0 0
n o <cl> k u <cl> bb ai n o <cl> k u <cl> zz o
1.34 1.94 1.56 2.16
Time (s) Time (s)
佐賀東部方言の「くっばい」(左)と「くっぞ」(右)
松浦 年男 北星学園大学
有声阻害重子音の音声実現における地域差に関する予備的分析
35. 目次 はじめに 天草本渡方言 長崎方言 佐賀東部方言 考察と今後の課題
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結果
時間長
/d/と/dd/の比率= 1:1.94
5000 5000
0 0
k a <cl> d o ai <cl> p a <cl> dd o
0.95 1.45 0.48 0.98
Time (s) Time (s)
佐賀東部方言の「かど」(左)と「iPad」(右)
松浦 年男 北星学園大学
有声阻害重子音の音声実現における地域差に関する予備的分析