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Pivotal Tracker概略
- 5. Pivotal Trackerの特徴について
1. One View
プロジェクトページは単⼀ページ表⽰となっている。
ユーザーストーリーが⾒つけやすい
1クリック⼜は1キー操作で何が起こったのか確認出来る
⼀番優先度の⾼いものは何か、次に何をすべきかを促進する
バーンダウン・バーンアップといった様々なグラフチャート表⽰を持つ
Drag&Dropで容易に優先度を変更可能。何がリリーススケジュールに
影響するのか⼀⽬瞭然。
- 6. Pivotal Trackerの特徴について
2. Real-time Collaboration
ブラウザの再読込なしで常に最新状態が表⽰される。複数⼈による変
更もシームレスにマージされる。
ワークフローの透明性が会話を促進し、チームをより良く・より早くさせる。
同じ部屋はもとより、世界をまたにかけてすべてが同期されている。ログイ
ンしていなくても、E-MailやRSS、Twitter、Webコールバック等で最新
状態を知る事ができる。
かき集めた資産をプロジェクトに持っていき、直にユーザーストーリーに割
り当てる。だから開発者はモックアップが必要となった時に追跡を⾏う必
要がない。
キャンプファイヤーチャットで更新を⾒る事で、プロジェクトの開発状況に
おいてチーム全体が並列化出来る。
- 7. Pivotal Trackerの特徴について
3. Agile, the Pivotal Way(1/2)
過去の実績を元に未来のイテレーションを⾃動的に計算できる。ユー
ザーストーリーの優先度と完了度にフォーカスする事で、実績ベースでの
未来のイテレーションに注意を向けます。
リリース計画や実世界での事象のマイルストーンに合わせるのは容易で
ある。完了⽇は⾃⾝のベロシティ実績から⾃動的に計算されます。新し
いストーリーが追加されると影響が直ちに視覚化され、優先度の変更の
為にドラッグ&ドロップで容易にユーザーストーリーを移動出来ます。
集団的なコード所有概念を抱いている⾃⼰組織的なチームにはとても
有効である。誰もが共有された次の⼊⼿可能なユーザーストーリーに着
⼿可能となっていて、バックログとして可視化されていて、いくつかのボトル
ネックが⾒え、チームは共有されたゴールにより早く到達出来る。
簡単なワークフローが迅速なデリバリーと多くのフィードバックを促します。
変動する複雑さと戦うよりも管理出来るようにプロセスを単純化します。
- 8. Pivotal Trackerの特徴について
3. Agile, the Pivotal Way(2/2)
ユーザーストーリーは顧客に受け⼊れられた時にのみ完了となります。こ
れは最初のイテレーションから始まる恒常的なフィードバックループを作り
出します。そしてそれは製品を形成し、⼀般的に製品を出荷した後に⾒
つかるコストが掛かる予想外の事を除去します。
出荷がない期間の⻑いソフトウェア開発プロジェクトは、費⽤が掛かり、し
ばしば失敗に繋がります。ユーザーストーリーをデリバリーする事、そして動
くソフトウェアを度々と出荷する事への着⽬は、本製品に織り込まれてい
ます。
- 9. Pivotal Trackerの特徴について
4. Simple Workflow(1/4)
顧客のフィーチャーを⼩さく具体的なユーザーストーリーにブレークダウンす
る事でプロジェクトを始めて下さい。それぞれのユーザーストーリーは⼩さ
なストーリーカードに収まる少量のサイズです。そしてそれは顧客の価値
を⾼める事を意味します。プロジェクトを具体的なユーザーストーリーに分
解する事は啓発を促し、プロジェクトにとって何が本当に重要であるかを
同じビューのチーム全体に与えます。
⼀度プロジェクトをユーザーストーリーにブレークダウンしたなら、チームとし
て集まって協議し、ストーリーポイントを⽤いて複雑さについて⾒積ります。
始めるにあたり、本当に⼩さなユーザーストーリーを取り、それに1ポイント
を与えて、相対的な複雑さを考慮して残りの⾒積をします。この事は本
製品がマイルストーンやリリースがいつ完了するのかを予測するのを助け
ます。より重要な事は、⾒積が重要な対話を促し、隠れた複雑さを早く
そぎ落とすのを助けます。
- 10. Pivotal Trackerの特徴について
4. Simple Workflow(2/4)
関連するユーザーストーリーを紐付けする為に、ユーザーストーリーにはラ
ベル付けしましょう。ラベルによりユーザーストーリーを素早く⾒つけたり、
進捗をより⾼いレベルで確認出来ます。
かき集めた資産をプロジェクトに持っていき、直にユーザーストーリーに割
り当てます。そうする事で開発者はモックアップが必要となった時に追跡を
⾏う必要がありません。
冷蔵庫からユーザーストーリーをビジネスの優先度を反映してバックログに
ドラッグする事で、新しいユーザーストーリーが始まります。これらの変化は
バックログのユーザーストーリーを上下にドラッグする事で反映され、本製
品は⾃動的にリリース⽇を調整します。
- 11. Pivotal Trackerの特徴について
4. Simple Workflow(3/4)
ユーザーストーリーは対話を促進します。誰でも簡単に、ユーザーストー
リーにコメントを付けたり、E-mail/Twitter/RSSで重要な通知を受け
取る事が出来ます。あなたが配属されたチームを仮想の同じ作業場所
へと導きます。
バックログにて今週のイテレーションを⽰す現在のパネルにて、チームが最
初のユーザーストーリーを開始した時点で開発作業が始まります。与えら
れたユーザーストーリーのコーディングが完了すると、チームはそのユーザー
ストーリーの状態や⾊がリアルタイムに変化した事を確認出来ます。その
プロジェクトに位置付けられる事柄を誰にでも視覚化します。開発者は
常にバックログから次の利⽤可能なユーザーストーリーを掴む事で次に何
をすべきかを知ります。
- 12. Pivotal Trackerの特徴について
4. Simple Workflow(4/4)
チームは、新しいフィーチャーを⾜場に開発したり、チームのプロダクトマ
ネージャーや顧客が検証可能なQAサイトを通じて完了したユーザース
トーリーをデリバリーする。顧客によって受け⼊れられた時にユーザース
トーリーは完了となります。ユーザーストーリーの受け取り拒否は素早い
フィードバックを取り⼊れる機会です。
受け⼊れられたユーザーストーリーにて⾒積ったポイントを元に、イテレー
ション毎に⾃動的にベロシティを更新したり進捗を測ったりする事で、本
製品はアジャイルプロジェクト管理から煩雑な仕事を取り出します。未来
のイテレーションやリリース⽇はシームレスに計画されます。これはチームを
優先度や良い動くソフトウェアをデリバリーする事に着⽬させます。
- 13. Pivotal Trackerの特徴について
5. Developer-Friendly
本製品は、⼤きな写真を⾒失ったり、邪魔になる事なく、次にすべき事
に着⽬させます。更にイテレーションにおいて沢⼭のポイントを記録する
事は価値があります。
本製品は、簡単拡張したり、開発者⽤APIを⽤いて貴⽅⾃⾝のツール
群を構築する事も容易です。既に利⽤可能なサードパーティーのツール
群が有ります。
本製品は、SCMシステムとの統合をサポートします。Subversion,
GitHub, Gitをサポートしており、加えてその他のシステム向けのフックを
作成可能です。
パブリックプロジェクトとして、OSSチームは本製品のコラボ機能を利⽤出
来、コミュニティの進捗を共有出来ます。今すぐパブリックプロジェクトを
チェックしてみて下さい。
- 14. Pivotal Trackerの特徴について
6. Integrations
BTSやサポートサイトのチケットに紐づけたユーザーストーリーで、優先順
位付けやオンライン共同作業が出来ます。本製品はJIRA,
Lighthouse, Bugzilla, Satifaction, Zendeskと統合可能です。
また他のツールをサポートする為の柔軟なインターフェースも含まれていま
す。
簡単にCSV形式のファイルで他のツールからユーザーストーリーを取り込
んだり、出⼒する事が出来ます。プロジェクトを出⼒して表計算アプリを
利⽤する事も出来ます。Excelで移動・更新・追加して、それを本製品
に取り込む事も出来ます。
- 16. » Pivotal Trackerの特徴では⾊々と機能について
の説明もありましたが、もう少し具体的に機能説
明を⾏いたいと思います。
» まず注意事項として
Pivotal Trackerは英語UIのみです。⽇本語での表⽰は⾏われません。
⽇本語⼊⼒は可能ですが、⽇本語IMEで変換を確定する際にENTER
キーを押下するとPivotal Trackerは誤動作します。Ctrl+Eキー等を利
⽤しましょう。
- 17. » 説明に当たっては、永和システムマネジメント社に
て翻訳したものがありますので、それをベースに解
説していきます。
» http://agile.esm.co.jp/pivotaltracker/he
lp/gettingstarted_ja
- 18. ダッシュボード
» Pivotal Trackerにログインすると、まず最初に表⽰さ
れるのは⾃分の ダッシュボード(Dashboard)です。こ
のページには、あなたが参加している全てのプロジェクト、
最近の活動、Pivotal Trackerからの重要なお知ら
せが表⽰されます。
» プロジェクトに招待されていれば、プロジェクト⼀覧にそ
のプロジェクトが表⽰されます。プロジェクトのリンクをク
リックすると、そのプロジェクトのストーリーを表⽰します。
新しいプロジェクトの作成は簡単です。ダッシュボードで
"Create Project"ボタンをクリックし、プロジェクト名を
⼊⼒した後にエンターキーを押すだけです。
- 20. 崿嵕崠崏 嵂嵤崠
崗崰
» Pivotal Trackerで過ごす時間のほとんどは、プロジェクト
ページでのストーリーの操作になります。左上隅のプロジェク
トドロップダウンメニューで表⽰するプロジェクトを切り替えら
れます。また、"View"メニューの上にあるプロジェクトのタブ
で切り替えることもできます。
» それぞれのプロジェクトではパネル(panel)毎でストーリーを
編集できます。最初にプロジェクトを表⽰したときには、
"Current"と"Backlog"の⼆つのパネルが開いています。
» Currentパネルは、現在進⾏中のイテレーションです。
Backlogパネルは将来のイテレーションです。それぞれのイ
テレーションには、チームのベロシティの上限に収まる範囲で
ストーリーが割り当てられます。これはつまり、Currentパネ
ルのストーリーは現在のイテレーションで完了することが期待
されているということです。
- 22. ৗ峁 崡崰 嵤峼ਛ峃峵
岹 嵤嵒
» 具体的に顧客に提供できる(Deliverable)成果物や作
業のことをストーリーとよびます。
» 新しいストーリーを作成するには、プロジェクトページの上部
にある"Add Story"ボタンをクリックするか、'a'キーを押しま
す。すると、Iceboxパネルにストーリーの詳細ウィンドウが表
⽰されます。
» 新しいストーリーの作成にあたって必ず⼊⼒しなければなら
ないのはタイトルだけです。タイトル以外はオプションなので、
後で変更できます。
» ストーリーのタイトルには簡単で具体的な独⽴した要求を1
⽂で書きます。例えば「マネージャは購買発注を承認でき
る」と⾔ったようにです。ストーリーの詳細な内容は説明
(Description)フィールドに記⼊します。
- 24. ৄ峴
» ストーリーはポイントで⾒積ります。⾒積りは、ストー
リー間の相対サイズであり、あるストーリーを完了させる
ために必要な作業量を表す指標です。⾒積りの値は
チーム固有のものであり、チームが違えば同じストー
リーであっても⾒積りポイントは異なります。
» Pivotal Trackerを使い始めたばかりであれば、何か
しら具体的なものを基準にすると始めやすいでしょう。
たとえば、ストーリーを完了させるのにかかる「理想⽇」
や、プロジェクトでの典型的な機能を基準にすると良い
でしょう。慣れてくれば、ポイントという概念にも次第に
馴染んでいきます。
- 25. 崡崰 嵤峘ரథ
嵤嵒
» Pivotal Trackerにはフィーチャ、作業、バグ、リ
リースの4種類のストーリーが存在します。
» フィーチャ(Feature)はチームの顧客のビジネス価
値を確認できるストーリーのことです。
» 作業(Chore)は必要ではあるものの、顧客の価
値に直結しないストーリーです。
» バグ(Bugs)はフィーチャに関係する振る舞いのうち、
意図しない動きのことです。
» リリース(Release)は特定のフィーチャーを構成す
るストーリーを区切るためのものです。
- 26. રದਜ਼峼峎岻峵
» 新しいストーリーはIceboxパネルから始まります。
Iceboxパネル上でもストーリーをドラッグで上下に動か
して並べ替えられますが、Iceboxパネル内での並び替
えは単なる整理のためでしかありません。
» Backlogパネルでは優先順位に従ってストーリーが並
びます。Backlogパネルでは⼀番上にあるストーリーが
最も重要であり、最初に着⼿されるべきストーリーだと
いうことを意味します。ストーリーに優先順位をつけるに
は、IceboxパネルからBacklogパネルや現在のイテ
レーションを⽰すCurrentパネルにドラッグします。
- 27. 崡崰 嵤峘嵗嵤崗崽
嵤嵒 嵕嵤(1/2)
» ⼀⽇は開発者がストーリーを選ぶことから始まりま
す。選ぶストーリーは現在のイテレーションに積まれ
ていて、まだ"Started"でないストーリーです。この
ストーリの"Start"ボタンをクリックすれば作業開始
です。
» ストーリーに関する作業が完了したら、開発者は
"Finish"ボタンを押します。すると"Deliver"ボタン
が表⽰されます。プロダクトが受⼊テストや検収評
価が可能になったら、チームメンバーがこのボタンを
押します。
- 28. 崡崰 嵤峘嵗嵤崗崽
嵤嵒 嵕嵤(2/2)
» "Deliver"ボタンが押されると、ストーリーを要望し
た担当者にPivotal Tracker上の表⽰と、メール
で通知されるので、担当者はストーリーを受⼊れる
(Accept)なのか、却下(Reject)なのかをフィード
バックします。
» ストーリーを要望した担当者(あるいは顧客の代
理)がストーリーを受⼊れたら、ストーリーの表⽰⾊
は緑になり、現在のイテレーションの⼀番上に移さ
れます。イテレーションが終わると、受⼊れが完了し
たストーリーはDoneパネルに移されます。
- 29. 嵅崌嵛 峒
崰 嵁嵕崟崮 (1/2)
崋
» ポイントはチームごとに固有の指標であり、その
フィーチャを完了させるためにかかる労⼒の相対的
なサイズをあらわします。
» ⾒積りにはプロジェクト毎に採⽤したスケールに基
づいたポイントを使います。
» ⾒積りの対象となるのは「ビジネス価値」につながる
フィーチャに限ります。BugとChoreは、通常のエン
ジニアリングのオーバーヘッドの⼀部なので、基本
的には⾒積り対象になりません。
- 30. 嵅崌嵛 峒崰 嵁嵕崟崮 (2/2)
崋
» ベロシティはプロジェクトのアウトプットの指標です。
これは直近の1から4イテレーションで受け⼊れられ
たフィーチャのストーリーポイントの平均値です。
» Pivotal Trackerは⾃動的にベロシティを算出し
て、それを元にバックログにあるすべてのストーリーの
完了が⾒込めるイテレーション数を予想します。
- 31. 嵒 嵤崡崯崫 嵑
嵒 崱 崌嵛
» Pivotal Trackerでは、リリースデッドラインを使うことで、
動かせないリリース⽇に対する進捗をモニタリングできま
す。
» デッドラインを設定するには、リリースストーリーを開いて、
"deadline"フィールドに⽇付を⼊⼒します。するとバッ
クログの末尾に太線でデッドラインが表⽰されるので、ど
のイテレーションでデッドラインを破ってしまうのかがわか
ります。
» ある特定のリリースに含めるスコープ(リリースマーカー上
のポイントの範囲)とプロジェクトのベロシティの変化に
応じてリリースは移動します。