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柔軟なプロジェクトデザインのコツ

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柔軟なプロジェクトデザインのコツ

CONCENT DESIGN SCHOOL
2021.06.30. Wed 19:00〜21:00

Bold program
柔軟なプロジェクトデザインのコツ
speaker:小橋 真哉

ウォーターフォール、アジャイル、共創型…さまざまなプロセスがある『プロジェクト』。結局どれが優れているの?と考えてしまいがちですが、その良し悪しを決めるのは、そのプロセスを活かすための「プロジェクト設計」にあります。
今まで数々のプロジェクトマネジメントを手掛けてきたサービスデザイナーの小橋がプロジェクト設計の基礎知識やケーススタディをお届けします。

CONCENT DESIGN SCHOOL
2021.06.30. Wed 19:00〜21:00

Bold program
柔軟なプロジェクトデザインのコツ
speaker:小橋 真哉

ウォーターフォール、アジャイル、共創型…さまざまなプロセスがある『プロジェクト』。結局どれが優れているの?と考えてしまいがちですが、その良し悪しを決めるのは、そのプロセスを活かすための「プロジェクト設計」にあります。
今まで数々のプロジェクトマネジメントを手掛けてきたサービスデザイナーの小橋がプロジェクト設計の基礎知識やケーススタディをお届けします。

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柔軟なプロジェクトデザインのコツ

  1. 1. Bold program 小 橋 真 哉 | サ ー ビ ス デ ザ イナ ー 柔軟なプロジェクトデザインのコツ CONCENT SCHOOL
  2. 2. 【免責事項&禁止事項】 以下についてはご了承の上ご覧ください。 ・本スライド資料の内容はプログラム開催当時の情報です。 以下のような著作権を侵害する行為は禁止といたします。 ・ご自身の著作物としての利用 ・スライドを改変しての利用 ・弊社の許可なく第三者に配布すること
  3. 3. 第一線で 活躍する 講師は デザイナー 回 毎月1 オンライン プログラムを開催 デザインを 学びたい すべての人が対象 https://cds.concentinc.jp/ コンセントデザインスクールは、第一線で活躍するデザイナーが 実践の中で培ってきたナレッジを誰もが学べる、ひらかれた学校です。 誰もがデザインを実践できる世の中に
  4. 4. レベルに合わせた3つのカテゴリーのプログラムを用意しています program Light デザインをはじめるための 基本知識を学ぶ program Regular より良いクリエイティブを 生み出す実践力を養う program Bold プロジェクトをリードする 視点や思考を身に付ける
  5. 5. slido:#cds0630 サービスデザイナー/プロジェクトマネージャー 小橋真哉 PROFILE 京都工芸繊維大学デザイン経営工学専攻博士前期課程修了。企業広報ツールの企 画・ディレクション、Web サイトの設計・開発を経て、サービスデザイナーに転 身。新規事業開発、UX 構築等のプロジェクトマネジメントを行う。2020 年度から は「Design Leadership」部門の一員として、組織のデザイン経営を実践的に支援 している。 また、 公共の課題をサービスデザインによる共創で解決するための 「PUB. LAB.(PUBLIC DESIGN LAB.) 」という研究活動にも取り組んでいる。 CAPABILITIES 事業開発支援/組織開発支援/コミュニケーション戦略立案/プロジェクトプラ ンニング/プロジェクトマネジメント /デザインリサーチ/エクスペリエンスデ ザイン/情報設計
  6. 6. slido:#cds0630 Editorial Design Web Design Service Design 2009.4月 新卒で(旧)アレフ・ゼ ロにプロジェクトマネー ジャーとして新卒入社 2013.4月 チームリーダーにな り、マネジメント業 務もやり始める 2012年ごろ Web の仕事を やり始める 2009.3月 京都工芸繊維大学 デザイン経営工学専攻修了 2015.4月 サービスデザイン チームに配属 2017.8月 コンセント編集部 「編集長」として Web サイトリニューアル 2019.7月 サービスデザイン グループのマネージャー になる 2011.4月 アレフ・ゼロと コンセントが合併 2012.4月 サービスデザイン チームを発足 2020.7月 「Design Leadership」 設立 入社からこれまで
  7. 7. slido:#cds0630 pub-lab.jp
  8. 8. slido:#cds0630 組織の「デザイン経営」を実践的に支援
  9. 9. slido:#cds0630 「柔軟なプロジェクトデザインのコツ」 1. プロジェクトデザインってなんだ? 2. プロジェクトデザインの「視点」 3. 柔軟なプロジェクトデザインの実践例 今日のテーマ
  10. 10. slido:#cds0630 ・知識やハウツーというよりも、プロジェクト設計の「観点」についてお伝えします。 ・ (PMBOK とか P2M みたいな)PM の専門知識にはそんなに触れません。 ・事例パートは、都合によりかなりオブラートに包まれてしまったことをご了承ください。 はじめに
  11. 11. slido:#cds0630 1 プロジェクトデザインってなんだ?
  12. 12. slido:#cds0630 「プロジェクトをデザインする」 ↓ プロジェクトを「計画」して「実行」すること …なんだけど、 「計画」はめちゃくちゃ奥が深い
  13. 13. slido:#cds0630 『UX・情報設計から学ぶ計画づくりの道しるべ』 ピーター・モービル著/ BNN 新社 “ プランニングとは、パスとゴールをデザインすること ” “ プランニングにはデザインが欠かせないと確信している。 現場では、デザインは状況にマッチしてはじめて意味を持つ ” “ デザインの力があれば、パスとゴールを探りながら、複雑な 問題を解決できるようになる。要するに、デザインとプラン ニングは相性抜群だということだ。”
  14. 14. slido:#cds0630 20 世紀初め プランニング(とマネジメントの)原点 「科学的管理法」 フレデリック・テイラー “ テイラーは「計画立案と管理 、意思決定に関するあらゆる権利 を、労働者から科学的マネージャーと呼ばれる新しい職種へ完全 に移行すること 」を目指していた ” “ テイラーは、自分が働いている鉄鋼会社の社員の働きぶりを観 察して、数学的な原則を工場の作業に導入しようとした。時間の 使い方や作業の進め方を細かく管理し、作業員の役割や仕事を 詳細なタスクへ細分化して、効率と生産性を追求した。” ―『UX・情報設計から学ぶ計画づくりの道しるべ』 image: 鑑定家 ジョーティッシュ/フレデリック・テイラーの科学的管理法/ 2018.10.09 https://star7.org/ フレデリック・テイラーの科学的管理法 -8311.html
  15. 15. slido:#cds0630 「ウォーターフォールモデル」の誕生 image: 『UX・情報設計から学ぶ計画づくりの道しるべ』ピーター・モービル著/ BNN 新社
  16. 16. slido:#cds0630 “ ところが産業革命時代の革新的手法は、情報化時代 になると問題に変わった。物事がものすごいスピード で変化し、複雑さが増していく時代には、最適化か らイノベーションへのシフトが求められる。事前のプ ランや順繰りに進むプロセスにただ従うことを求める 「ウォーターフォールモデル」は、唯一絶対の正解では なくなった。” ―『UX・情報設計から学ぶ計画づくりの道しるべ』
  17. 17. slido:#cds0630 1950 年代 「トヨタ生産方式」 image: レスポンス/病院や非営利団体の活動にトヨタ生産方式を応用/ 2011.6.30 https://response.jp/article/2011/06/30/158793.html “ トヨタ式では、作業員は組織の歯車にな ろうと徹するのではなく、 「5 回のなぜ」を 活用しながら、ミスを体系的に分析して原 因を突き止め、問題を解決することが求め られる。サプライヤーも、 「かんばん」 を使っ たジャストインタイムの供給システムの一 員として、部品と情報の流れに乗ることが 求められる。” ―『UX・情報設計から学ぶ計画づくりの道しるべ』
  18. 18. slido:#cds0630 1980 年代 「リーンモデル」 MIT が「トヨタ生産方式」を本気で研究 して再体系化、一般化したモデル。 2011 年、 リーンモデルの考え方をスター トアップの事業開発に取り入れた『The Lean Startup』 (エ リ ッ ク・リ ー ス 著) が発売されてベストセラーに。 image: 『UX・情報設計から学ぶ計画づくりの道しるべ』ピーター・モービル著/ BNN 新社
  19. 19. slido:#cds0630 1990 年代 「アジャイル開発」 ソフトウェア工学において迅速かつ適応 的にソフトウェア開発を行う軽量な開発 手法群の総称。 アジャイルソフトウェア開発手法の多く は、反復 ( イテレーション ) と呼ばれる 短い期間単位を採用することで、リスク を最小化しようとしている。 (Wikipedia より) image:EC のミライを考えるメディア/アジャイル開発とは:アプリ製作にも適した開発方法のまとめ/ 2017.12.8 https://ec-orange.jp/ec-media/?p=18702
  20. 20. slido:#cds0630 「計画性」 「柔軟性」 がせめぎ合う “ 複雑で厄介な問題 ” プランニングはそれ自体、
  21. 21. slido:#cds0630 「プロジェクトのデザイン」とは、 「計画性」と「柔軟性」を ミキシングすること イメージ→
  22. 22. slido:#cds0630 計画性 事前に立てた計画を守り、 計画通りに進めることを重視 そのときどきの状況に合わせて 即興的に対応させることを重視 柔軟性 「計画しない」ということではない。 「予想」を立てて臨機応変に適応する
  23. 23. 要件 計画性 柔軟性 タスク 計画性 柔軟性 期間 計画性 柔軟性 コスト 計画性 柔軟性
  24. 24. 要件 計画性 柔軟性 タスク 計画性 柔軟性 期間 計画性 柔軟性 コスト ウォーターフォールの基本型 要件とタスクは固定で、期間とコ ストは要件に従う(はずのに、納 期と予算はだいたい変えられな いから苦しむことになる) 。 計画性 柔軟性
  25. 25. 要件 計画性 柔軟性 タスク 計画性 柔軟性 期間 計画性 柔軟性 コスト アジャイルの基本型 期間(タイムボックス)とコストが 厳密に決められ、その中で要件やタ スクはフレキシブルに変わる 計画性 柔軟性
  26. 26. slido:#cds0630 プロジェクトをコントロールするすべての パラメータを相対化して考える 各パラメータの「計画性」と「柔軟性」 の最適なミキシングのバランスを見極める 「柔軟なプロジェクトデザインのコツ」
  27. 27. slido:#cds0630 2 プロジェクトデザインの視点
  28. 28. slido:#cds0630 ①タスク設計 ②コミュニケーション ③チーム体制 ミキシングで特に重視しているポイント
  29. 29. slido:#cds0630 ①タスク設計 ②コミュニケーション ③チーム体制 タスクにどこまで「遊び」を 持たせるか?
  30. 30. タスク設計 計画性 柔軟性 ガントチャート型 タスクとフローを事前に細分化した上で、 各タスクの開始日と終了日が事前に計画され、 基本的にはその計画通りに実行される (変更する場合は全体を見直さなければならない)
  31. 31. タスク設計 計画性 柔軟性 GTD(Getting Things Done)型 必要なタスクを洗い出してステータスごとのリストに 整理し、 「次にやること」を明確にする。各タスクの期日は 柔軟に変更し、都度リストを見直す。 image: 『UX・情報設計から学ぶ計画づくりの道しるべ』ピーター・モービル著/ BNN 新社
  32. 32. タスク設計 計画性 柔軟性 フィッシュボーン型 中間のマイルストーンは固定し、必ず守るが、 各マイルストーンに至るまでのタスクは柔軟に変更する。 (GTD 型と組み合わせることも可)
  33. 33. slido:#cds0630 ①タスク設計 ②コミュニケーション ③チーム体制 コミュニケーション = 会議体 ではない
  34. 34. slido:#cds0630 プロジェクトで発生する成果物は すべて「コミュニケーションツール」 会話・メール 設計書・仕様書 スケジュール・ タスク管理
  35. 35. コミュニケーション 計画性 柔軟性 ローコンテキストなコミュニケーション 受け手側にあまり解釈の余地がない堅いコミュニケーション 例)ガチガチの仕様設計書、ちゃんとした議事録、など 長所:認識齟齬が起きにくい。エビデンスが残る。 短所:資料作成などの手間(コスト)がかかる。
  36. 36. コミュニケーション 計画性 柔軟性 ハイコンテキストなコミュニケーション 受け手側に解釈の余地がある柔らかいコミュニケーション 例)エディトリアルにおける「レイアウト入れ」 、 Trello での成果物共有、 ワークショップなど 長所:資料作成などの手間(コスト)が省けて、スピードも速い。 短所: (チーム間の信頼関係がなければ)認識齟齬が起きる 危険性あり。エビデンスが残らない。大規模なチームには向かない
  37. 37. slido:#cds0630 「コミュニケーションパス」の問題 I = n × ( n - 1 ) ÷ 2 image:A Memorandum /コミュニケーション・パスの公式/ 2010.11.23 https://blog1.mammb.com/entry/20101123/1290544568
  38. 38. slido:#cds0630 よくある失敗例 プロジェクトメンバーも増えてきて、 意思の疎通が大変になってきた…。 よし、会話の機会を増やそう! 全体会議・開発メンバー会議・QA チャネル…
  39. 39. slido:#cds0630 よくある失敗例 必要なのは、コミュニケーションを 「ローコンテキスト」にシフトすること プロジェクトメンバーも増えてきて、 意思の疎通が大変になってきた…。 よし、会話の機会を増やそう! 全体会議・開発メンバー会議・QA チャネル…
  40. 40. slido:#cds0630 ①タスク設計 ②コミュニケーション ③チーム体制 アサインして終わりではない。 各自の役割と動き方を はじめにきちんと決めよう
  41. 41. チーム体制 計画性 柔軟性 ヒエラルキーなチーム 階層的な指示・エスカレーション系統に沿って タスクベースで仕事が振られる 長所:管理者に情報が集約されるため全体像が わかりやすい。非属人的なので替えが効く(管 理者以外は) 。 短所:管理者の負荷がボトルネックになりがち (稼働量的にも専門領域的にも) 。タスクを振ら れるメンバーは受け身になってしまう懸念も。
  42. 42. チーム体制 計画性 柔軟性 全員フォワードのチーム 全員フロントに立ち、タスクベースではな くミッションベースで自律的に動く 長所:管理コストが低い。全員が責任感を 持って臨みやすい 短所:情報が分散しがち(そのため定期的 な情報共有のルールをつくって補完をはか る) 。属人的になるため、替えが効かない
  43. 43. slido:#cds0630 まとめ
  44. 44. slido:#cds0630 プロジェクトのデザインとは、 「計画性」と「柔軟性」をミキシングすること ウォーターフォールもアジャイルもその「型」の一つ。 型を覚えるのも大事だけど、 はまりすぎないように常に最適解を考えよう。 「守・破・離」の精神で。
  45. 45. slido:#cds0630 プロジェクトのデザインは、 PM だけの仕事ではない プロジェクトのデザインなくして、 良いアウトプットは生み出せない。 普段デザインに向き合うのと同じように、 チーム全員でプロジェクト「も」 デザインしよう。
  46. 46. slido:#cds0630 Thanks! https://www.facebook.com/shinya.kohashi/ https://pub-lab.jp https://note.com/kohakocher

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