Ce diaporama a bien été signalé.
Nous utilisons votre profil LinkedIn et vos données d’activité pour vous proposer des publicités personnalisées et pertinentes. Vous pouvez changer vos préférences de publicités à tout moment.

イングランドの 教育におけるICTの活用

1 334 vues

Publié le

2017.02.23
日本電子出版協会

Publié dans : Internet
  • Soyez le premier à commenter

イングランドの 教育におけるICTの活用

  1. 1. イングランドの 教育におけるICTの活用 石坂芳実 2017.2.23
  2. 2. 本日のアジェンダ 2 自己紹介ときょうの流れ 石坂 自己紹介とJAPET&CEC海外調査部会のご紹介 中駄さん イギリスの教育制度 中駄さん 小学校におけるデータ活用とRAISEonline 石坂 Q&A 休憩 JAPET&CECの英国訪問調査の報告 中駄さん Computingの授業とComputing At School 石坂 Q&A
  3. 3. 自己紹介 • ICT CONNECT 21の事務局で技術標準WG を担当しています • 以前は、マイクロソフトでソフトウェア開発/ロー カライズの仕事に20年ほど従事していました • Bookshelf, Encarta • Education Product Group • 公共経営/公共政策の勉強も 3
  4. 4. ICT CONNECT 21 4 https://ictconnect21.jp/ 2017年2月17日現在 194法人・団体、個人1,830名
  5. 5. アライアンス団体(2017年2月17日現在, 21団体, 50音順) Windowsクラスルーム協議会 特定非営利活動法人ASP・SaaS・IoTクラウドコンソーシアム (ASPIC) 一般社団法人e-Learning Initiative Japan 公益財団法人学習ソフトウェア情報研究センター (学情研) 一般社団法人情報通信ネットワーク産業協会 (CIAJ) 全国子どもの貧困・教育支援団体協議会 特定非営利活動法人全国初等教育研究会 一般財団法人全国地域情報化推進協会 (APPLIC) 一般社団法人大学ICT推進協議会 (AXIES) デジタル教科書教材協議会 (DiTT) 一般社団法人日本IMS協会 特定非営利活動法人日本イーラーニングコンソシアム (eLC) 一般社団法人日本オープンオンライン教育推進協議会 (JMOOC) 一般社団法人日本教育情報化振興会 (JAPET&CEC) 一般財団法人日本視聴覚教育協会 公益財団法人日本数学検定協会 日本DAISYコンソーシアム 日本デジタル教科書学会 一般社団法人日本電子出版協会 (JEPA) 公益財団法人パナソニック教育財団 一般社団法人みんなのコード 5
  6. 6. 公式な海外教育調査レポート 6 文部科学省の出版物 http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/main_b7.htm
  7. 7. 最初に結論めいたことを • 2020年から小学校でプログラミング教育を必修 化するにあたり、イギリスから学ぶべきことは多 い。 • イギリスは公教育におけるデータの活用において 優れていて、個々の生徒の達成度の向上、学校 改善に大いに役立てている。日本で来年度から 校務系-学習系連携のスマートスクール構想が進 められるに当たり、参考になる。 • 小学校におけるデータの相互運用性に関しては、 イギリスよりアメリカの方が進んでいる印象を受 けた。 7
  8. 8. 小学校におけるデータ活用 とRAISEonline 8
  9. 9. イングランドの学校運営の仕組み • 教育省 (DfE) が定めた、日本に比べれば粗 い基準に従って、教育が行なわれる • 日本に比べて、学校長の権限が大きい • 教科ごとの時間数、教え方、教材 • 教員を始めとするスタッフ • 予算 • 達成度は統一テストなどで測られる 9
  10. 10. Ofsted • Office for Standards in Education, Children’s Services and Skills • 政府の一組織 (Non-ministerial department) で、教育機関の検査 (inspection) を行い、評価を公表する • 以前は、3年ごとにすべての学校に検査を 行っていた 10
  11. 11. 11 全体の評価 生徒の達成度 教え方の質 生徒の態度と安全 リーダーとマネージメント Outstanding Good Requires improvement Inadequate
  12. 12. Contextual Value Added • 生徒をテストの点による絶対評価で評価する のではなく、学校のコントロール外である生徒 の置かれた環境を考慮して、生徒がどれだけ 伸びたかを測ることによって、学校の成果を評 価する考え方 • 小学校であれば、2年生 (KS1) 終了時と6年 生 (KS2) 終了時を比較 • 性別, 特別な支援, 給食補助, 母国語, 転校, 人種, 誕生月, 保護の経験, 居住地域の貧困 度の8つのファクターを考慮 12
  13. 13. RAISEonline • 学校の自己評価をサポートするためのオンラ インツール • 学校、教育委員会 (Local Authority)、検査 官 (Inspector)、学校改善パートナーに同じ データや分析を提供 • 生徒や保護者はアクセス権がない 13
  14. 14. 14
  15. 15. 15
  16. 16. RAISEonline • RAISEonlineはイングランド教育省 (DfE) と Ofstedの共同所有の形になっているが、実際 はRM Resultsという企業の製品 • 今年度で契約が切れるため、現在DfEが後継 システムを開発中 16
  17. 17. MIS (Management Information System) • アメリカで言うSIS (Student Information System)、日本で言う校務支援システムに相 当する、生徒の属性情報や成績データなどを 管理するシステムを、イギリスではMIS (Management Information System) と 呼ぶ • 生徒の属性情報、成績、出席、時間割 • 会計、文書管理 • レポート出力 17
  18. 18. MIS (Management Information System) • ほとんどの学校にMISは導入されている • Capitaという会社の SIMSという製品が、 シェア82%と寡占 • 出欠状況などは、 教室の先生端末から 簡単な操作で入力 18
  19. 19. SIMSの画面 19
  20. 20. MIS (Management Information System) • データは、永続的に保存している模様 • データサイズは問題にならない大きさ • USのSIS (Student Information System) は、 1学校1年でデータベースを再構築していた • SIMSの場合、ローカルサーバーで動作する タイプと、クラウド上で動作するタイプの両方 が存在する • 現在は依然として稼働数はローカルサーバーの方 が多いが、クラウドが増えつつある 20
  21. 21. RAISEonlineとMIS • MISはすべての教職員が日常的に利用 • 学校がCapitaと協力してアカウント (ID/パスワー ド) を発行 • 別売の、生徒用モジュール、保護者用モジュールを 使えば、必要な部分は生徒や保護者もアクセスで きるようになる • RAISEonlineは学校評価、学校改善用 • 学校長は頻繁に利用 • 学校シニアマネージメントチームが利用 21
  22. 22. RAISEonline 22
  23. 23. 相互運用性 Interoperability • 相互運用性は、アメリカの方が進んでいる印 象 • SIMSとLMSやコンテンツの間でのデータ連 携は可能だが、Capita独自のAPIを、Capita に契約料を支払った上で利用して実装 • SIMSから生徒情報などを受け取る下りと、 SIMSに成績情報などを送る上り、さらにその 両方の3通りの契約方法 23
  24. 24. 相互運用性 Interoperability • 転校時の生徒情報の転送や、新学期の生徒 リストの一斉設定などの用途で、教育省 (DfE) がCTF (Common Transfer File) と 呼ばれるフォーマットを規定 • MISはこのフォーマットでデータをやり取り • フォーマットの規定だけでなく、 Common Basic Data Set (CBDS) と呼ばれるボキャ ブラリも規定 24
  25. 25. データ連携 25 MIS RAISE online MIS LMS LMS コンテンツ 契約 独自API 転校, 年度初め CTFフォーマット 生徒情報 基本テスト情報 国レベル のテスト 手入力 出席、成績、所見 学校
  26. 26. 分析専用のツールも 26
  27. 27. 分析専用のツールも 27
  28. 28. DfEのMIS選び方ガイド 28 • DfEが、学校向けにMISの選び方ガイドを提 供している • どんな機能が必要で、 どんなデータを保持 するか • コストの考え方 • セキュリティなど • 全5ページで、適宜 改訂している模様
  29. 29. 学校向けの購買ガイド 29 • DfEは、MISだけでなく、学校で購買 (procurement) を行う物品やサービスのプ ロセスをまとめてガイドラインを提供している • 購買のプロセスや テンプレート • クラウドサービス • リースと サブスクリプション • 給食 • マイクロソフト製品
  30. 30. 学校向けサービスとネットワーク • London Grid For Learning (LGfL) など の、地域ごとの学校や教育委員会 (LA) の連 合組織が、ネットワークアクセスなどのサービ スを提供 • LGfLは2001年に33のロンドンの自治区が連合し て設立。ロンドンの学校の97%が加入。 • ブロードバンドアクセス、フィルタリング • トレーニング、イベント • 教材やツール 30
  31. 31. LGfLが提供しているサービスの例 31
  32. 32. NEN – The Education Network • 連合組織 (Regional Broadband Consortia) がまずイングランド全体で連合し、 2001年にNational Grid for Learningを 形成 • さらにウェールズ、スコットランド、北アイルラン ドとも連合し、2003年にNational Education Networkを形成 • 国レベルでの教育向けのネットワークである JANETを、大学と共同で利用 32
  33. 33. NEN 33
  34. 34. Online Safety, e-safety • フィルタリングは連合組織が提供していて、学 校は利用するだけ • ICT/インターネット利用ルールなども連合組 織がベースを作り、学校は必要に応じて細部 を変更するだけ • UK Safer Internet Centreという組織が、 Safer Internet Day などを通じて普及啓蒙 34
  35. 35. セキュリティ、認証 • IDは各学校が企業や連合組織のサポートを 得て提供、管理 • 例えばSIMSにアクセスするにもID/パスワードで ログイン • ID管理やログイン方法にコストをかけているわけで はない • 不正や不適切な利用は、インターネットの利用 状況を自動監視、分析することで発見 • マンチェスターのチームが開発した仕組みで、生徒 がトルコに渡航を計画していることを発見して防止 35
  36. 36. Q&A 休憩
  37. 37. Computingの授業と Computing At School 37
  38. 38. カリキュラムが定めるComputingの目的 質の高いcomputing教育は、生徒に世界を理解 し変化させるためのcomputational thinkingと 創造性の活用法を身に付けさせる。Computing は数学、科学、デザイン、テクノロジーと深いつな がりを持ち、自然と人工の両方の仕組みに対し洞 察をもたらす。Computingの中心はコンピュー ター科学であり、生徒は情報とcomputationの原 理、どのようにデジタルシステムが動作し、プログ ラミングを通じてこの知識をどのように活用するか を学ぶ。 DfEの文書を石坂和訳 38
  39. 39. 科目としてComputing • Computing扱う3つの要素 • CS (Computer Science) プログラミングを含む • IT (Information Technology) • DL (Digital Literacy) • 授業時間数は小学校では多くの学校で週1時 間の模様 39
  40. 40. Computational Thinking Jeannette M. Wingによる定義 Computational Thinking is the thought processes involved in formulating problems and their solutions so that the solutions are represented in a form that can be effectively carried out by an information-processing agent [CunySnyderWing10] CT/計算論的思考 40
  41. 41. CTのコンセプトとアプローチ 41
  42. 42. CTのコンセプトとアプローチ 42
  43. 43. CTのコンセプト 43 ロジック Logic 予測して分析する アルゴリズム Algorithms ステップとルールを作る 分解 Decomposition 部分に分ける パターン Patterns 類似を特定して利用する 抽象化 Abstraction 不必要な細部を除去する 評価 Evaluation 判断する
  44. 44. CTのアプローチ 44 いじくりまわす Tinkering 変えてみて何が起こるか見 る 創造する Creating デザインして作る デバッギング Debugging エラーを見つけ出して直す やり抜く Persevering やり続ける 協働する Collaborating 一緒にやる
  45. 45. Miles Berry教授の言葉 • 小学校でプログラミングを学んだから、すべて が将来プログラマーになるわけではない。工 作を学んだ子供が将来みんな大工にならない のと同じ。 • Computational Thinkingは、コンピュー ターのように考える、という意味ではない。コン ピューター科学者のように考える、でもない。 45
  46. 46. CASでのやりとり • すべてを “CS unplugged” で (デバイスを 使わずに) 行なうのは、科学で実験を行わな いことと同じ。おもしろくない。 • カリキュラムではどの言語を使うかは指定され ないが、多くの小学校ではScratch, 多くの中 等学校ではPythonを使っている。 46
  47. 47. 先生へのトレーニング • 実際に学校で教えている先生がほかの先生を サポート • CASが先生を組織 • BTの支援を受けて、Barefootという先生向け のトレーニングキットを作った • 先生の中から、Master Teacherを指定 • Master Teacherには2年に2000ポンドの資 金と120時間のトレーニングを受ける機会を 提供 • 今から2年で全英で450人に 47
  48. 48. 先生へのトレーニング • Master Teacher全員で、30000時間のト レーニングの提供が期待されている • 8500人の先生が毎年トレーニングを受ける 予定 • 大学が地域のセンターとして機能 • CASがポータル機能を持つWebサイトを運営 • Microsoftの支援を受け、学校長や先生向け のガイドであるQuick Start Computingを 作った 48
  49. 49. 49
  50. 50. 日本での展開 • 2020年から小学校でプログラミング教育を開 始 • 単独の教科とせず、算数や理科などさまざま な教科の一環でプログラミングを扱う • プログラミング的思考 50
  51. 51. 未来の学びコンソーシアム • 官民でプログラミング教育を • 文部科学省、総務省、経済産業省の3省と、 学校関係者、教育関連やIT関連の企業・ベン チャー、産業界などの民間の共同事業 • 3/9に文科省講堂で設立総会 • ICT CONNECT 21が事務局 51
  52. 52. Q&A

×