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働く・学ぶ ご意見・ご質問は→ sli.do/kcat-2021
with コロナ時代の働き方・学び
方
~ 何を変え、何を残していくべきなのか ~
検討チーム:大西、北原、木谷、
坂本、塩士、大家、
辻、冨澤
2021.2.13 K.CAT フォーラム(Zoom会議)
働く・学ぶ ご意見・ご質問は→ sli.do/kcat-2021
1. 人にとって「働く」・「学ぶ」ということ
「働くこと」
・やりがい
(達成・貢献・成長・存在実感)
・生活するための生業
「学ぶこと」
・未知との遭遇
(好奇心・探究心・知的欲求)
・自らの成長と自己発見
(他者との比較から生まれる)
「人生の充実」に
不可欠な行為・契機
働く・学ぶ ご意見・ご質問は→ sli.do/kcat-2021
2. 改めてコロナが教えてくれたこと
● 人にはふれあいを求める強い潜在欲求がある
「やっぱり会いたい」、「会うだけで元気が出る」
● 社会を硬直化させる多くの固定観念や先入観があった
「こんなに機能するならもっと早くにやればよかった」
● やり方次第で時間や空間の壁が払しょくできる
「リモートってちょっとした 『どこでもドア』 だ!」
コロナの緊急事態は強制的で壮大な社会実験といえる
働く・学ぶ ご意見・ご質問は→ sli.do/kcat-2021
3. withコロナ時代を考える方向性
仕事の構造と人(心)の関係
改善し難い仕事
(接客業、観光業、
介護業 等に多い)
リモート等で改善し易い仕事
人が集団に求める残すべき要素
コロナを契機に
改善を図る要素
積極的導入
新たな可能性
要注目!
人の満足を左右
如何に人に優しい『リモートと対面のハイブリッド』を作り上げるか!!
働く・学ぶ ご意見・ご質問は→ sli.do/kcat-2021
4. コロナを契機に採り入れるべきもの
● 情報伝達の効率化
・ リモート等による時間と空間の節約
・ 情報インフラ整備の促進
※ 「人の関係性」と「情報伝達」は別物
● リモートによる新しい参加形式の導入と拡大
・ 参加対象の広域化
・ 新しいビジネスツールとしての可能性
・ 公平な教育提供の新しいツール
(通信教育との違いを工夫)
・ 不登校や引きこもりの新しい窓口としての活用
働く・学ぶ ご意見・ご質問は→ sli.do/kcat-2021
5. 形を変えてでも残すべきもの
● 人の関係性
・ 場を共有しないと成立しないもの
(文化、地域コミュニティ、家族、恋愛、親友、スポーツ 等々)
・ 場を共有することが効果的なもの
(職場の組織、大学の人間形成、ワークショップ、商品開発 等々)
● これまでの当たり前を見直す気運
・ 次のパンデミックや緊急事態に生かせるように
● 会いたい・集まりたいという思い
・ 他者との交りは人の根源的欲求&エネルギーの源
働く・学ぶ ご意見・ご質問は→ sli.do/kcat-2021
6. 金沢のポテンシャルを考える
金沢のポテンシャル
・ 全国8位
(大都市圏以外で唯一ベストテン内)
・ 住みやすさも上位 → 両方を持つ
コロナの変革を活かせる大きな可能性!
Sensuous City(官能都市)
定量的な「住みやすい(はず?)都市」ではなく五感で感じる
「魅力的な都市」をランキング
全国134市区で「共同体に帰属している」「匿名性がある」「ロマンスがある」「機会
がある」「食文化がある」「街を感じられる」「自然を感じる」「歩ける」を都市を体験
した人に聴きランキング(株式会社LIFULL 2015年調査研究)
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共同
体
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ロマン
ス
機会
食文
化
街を
体感
自然
を…
歩け
る
金沢市
京都市
(24位)
働く・学ぶ ご意見・ご質問は→ sli.do/kcat-2021
7. With コロナ時代の働き方・学び方では
改革を進める上で、念頭に置くべき事項をあげてみたい
個人や各地域の実力・質がより問われる
 組織に頼らず自ら鍛錬し実力をつける努力が必要
 地域のより本質的な魅力が問われる
⇒ コミュニティ・都市空間・生活環境で勝負
時間の使い方を改めて問い直す(地方のチャンス?)
 新たに生まれる時間を如何に有効に使うか
⇒ ワークライフバランスの実現が可能に
 仕事・家庭・介護・貢献・趣味など社会との新たなつながりを再考
働く・学ぶ ご意見・ご質問は→ sli.do/kcat-2021
7. With コロナ時代の働き方・学び方では
「人の満足」を目的にした社会構造を考える
 AIやロボット化への対応の試金石になる
⇒ 創造的思考こそが人の役割ではないか
 SDG’sの取組は、人と自然を両立させる羅針盤となる
⇒ 1次産業の意義の再評価に糸口があるのでは
改善を進めるために大切な物差し
「効率化は目的ではなく手段」であることを忘れない
全ての取組に功罪があり、多様な感受性への配慮があれば持続
可能な改善になるのでは
働く・学ぶ ご意見・ご質問は→ sli.do/kcat-2021

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  • 2. 働く・学ぶ ご意見・ご質問は→ sli.do/kcat-2021 1. 人にとって「働く」・「学ぶ」ということ 「働くこと」 ・やりがい (達成・貢献・成長・存在実感) ・生活するための生業 「学ぶこと」 ・未知との遭遇 (好奇心・探究心・知的欲求) ・自らの成長と自己発見 (他者との比較から生まれる) 「人生の充実」に 不可欠な行為・契機
  • 3. 働く・学ぶ ご意見・ご質問は→ sli.do/kcat-2021 2. 改めてコロナが教えてくれたこと ● 人にはふれあいを求める強い潜在欲求がある 「やっぱり会いたい」、「会うだけで元気が出る」 ● 社会を硬直化させる多くの固定観念や先入観があった 「こんなに機能するならもっと早くにやればよかった」 ● やり方次第で時間や空間の壁が払しょくできる 「リモートってちょっとした 『どこでもドア』 だ!」 コロナの緊急事態は強制的で壮大な社会実験といえる
  • 4. 働く・学ぶ ご意見・ご質問は→ sli.do/kcat-2021 3. withコロナ時代を考える方向性 仕事の構造と人(心)の関係 改善し難い仕事 (接客業、観光業、 介護業 等に多い) リモート等で改善し易い仕事 人が集団に求める残すべき要素 コロナを契機に 改善を図る要素 積極的導入 新たな可能性 要注目! 人の満足を左右 如何に人に優しい『リモートと対面のハイブリッド』を作り上げるか!!
  • 5. 働く・学ぶ ご意見・ご質問は→ sli.do/kcat-2021 4. コロナを契機に採り入れるべきもの ● 情報伝達の効率化 ・ リモート等による時間と空間の節約 ・ 情報インフラ整備の促進 ※ 「人の関係性」と「情報伝達」は別物 ● リモートによる新しい参加形式の導入と拡大 ・ 参加対象の広域化 ・ 新しいビジネスツールとしての可能性 ・ 公平な教育提供の新しいツール (通信教育との違いを工夫) ・ 不登校や引きこもりの新しい窓口としての活用
  • 6. 働く・学ぶ ご意見・ご質問は→ sli.do/kcat-2021 5. 形を変えてでも残すべきもの ● 人の関係性 ・ 場を共有しないと成立しないもの (文化、地域コミュニティ、家族、恋愛、親友、スポーツ 等々) ・ 場を共有することが効果的なもの (職場の組織、大学の人間形成、ワークショップ、商品開発 等々) ● これまでの当たり前を見直す気運 ・ 次のパンデミックや緊急事態に生かせるように ● 会いたい・集まりたいという思い ・ 他者との交りは人の根源的欲求&エネルギーの源
  • 7. 働く・学ぶ ご意見・ご質問は→ sli.do/kcat-2021 6. 金沢のポテンシャルを考える 金沢のポテンシャル ・ 全国8位 (大都市圏以外で唯一ベストテン内) ・ 住みやすさも上位 → 両方を持つ コロナの変革を活かせる大きな可能性! Sensuous City(官能都市) 定量的な「住みやすい(はず?)都市」ではなく五感で感じる 「魅力的な都市」をランキング 全国134市区で「共同体に帰属している」「匿名性がある」「ロマンスがある」「機会 がある」「食文化がある」「街を感じられる」「自然を感じる」「歩ける」を都市を体験 した人に聴きランキング(株式会社LIFULL 2015年調査研究) 0 20 40 60 80 共同 体 匿名 性 ロマン ス 機会 食文 化 街を 体感 自然 を… 歩け る 金沢市 京都市 (24位)
  • 8. 働く・学ぶ ご意見・ご質問は→ sli.do/kcat-2021 7. With コロナ時代の働き方・学び方では 改革を進める上で、念頭に置くべき事項をあげてみたい 個人や各地域の実力・質がより問われる  組織に頼らず自ら鍛錬し実力をつける努力が必要  地域のより本質的な魅力が問われる ⇒ コミュニティ・都市空間・生活環境で勝負 時間の使い方を改めて問い直す(地方のチャンス?)  新たに生まれる時間を如何に有効に使うか ⇒ ワークライフバランスの実現が可能に  仕事・家庭・介護・貢献・趣味など社会との新たなつながりを再考
  • 9. 働く・学ぶ ご意見・ご質問は→ sli.do/kcat-2021 7. With コロナ時代の働き方・学び方では 「人の満足」を目的にした社会構造を考える  AIやロボット化への対応の試金石になる ⇒ 創造的思考こそが人の役割ではないか  SDG’sの取組は、人と自然を両立させる羅針盤となる ⇒ 1次産業の意義の再評価に糸口があるのでは 改善を進めるために大切な物差し 「効率化は目的ではなく手段」であることを忘れない 全ての取組に功罪があり、多様な感受性への配慮があれば持続 可能な改善になるのでは

Editor's Notes

  1. 〇はい。・・・・・・ 〇↑働く・学ぶグループの大家でございます。どうぞよろしくお願いします。 〇え~「Withコロナ時代の働き方・学び方」というテーマでございます。↓ 〇まず、我々の日常生活を考えてみますと、 ↓1日の約3分の1、年間の3分の1近くは、仕事をしています。 ↑学生さんであれば、授業などに時間を費やしているわけでありまして、 〇そういう意味では、コロナの影響を、ひじょーに大きく、受けている分野、  ではないかと、思うわけであります。 〇↓我々のグループでは、「働く・学ぶ」という、この行為、を題材に、  「今後、何を変えて、何を残していくべきなのか」ということを考えることで、  今後の、金沢のまちづくりにおける、大切な視点は何か、  ということを議論いたしました。 【クリック】
  2. 〇まず、人にとって「働く」「学ぶ」ということを改めて考えてみたいと思います。 〇「働くこと」には、「成果の達成」、や、「会社・社会への貢献」、 自己実現などの「やりがい」、そして、 生計を立てる生業(なりわい)といった、本質的な要素がございます。 〇他方、「学ぶこと」には、  「好奇心や探求心」といった「未知との遭遇」、  他者との比較から生まれる「自己実現や発見」、がありまして、 〇どちらも、「人生を充実」させるうえで、不可欠なものであると言えます。 【クリック】
  3. 〇一方、コロナの影響によるリモートや、外出自粛など、強制的な社会的要請によりまし   て、今回、我々が気づかされたこと、がいくつかあります。 〇↑まず、「人に会うことに対しての潜在欲求がある」ということ!!  皆さんも、「職場に行きたい、学校にいきたい」ときっと思ったはずです。  ↓また逆に、「行かなくてもいいという心地よさ」を感じた人もいるかもしれません。 〇また、リモートなど、「こんなにうまくいくなら、もっと早くやればよかった」  といった、「固定観念や先入観」があったということです。  「会わないとだめなんじゃないか」とか、「一人だとさぼるんじゃないか」といったこ  とです。  〇↑そして、「やり方次第で、時間や空間の壁が払拭できるじゃないか」といったこと、、    ↓「移動することが不要」であったり、「住む場所や仕事の場所を選ばない」   といったことに、、改めて、あるいは新たに、、気づかされた次第であります。。 〇この社会的状況は、withコロナ時代への対応を模索するための、  壮大な、社会実験、その、真っ只中にあると、言えるのではないでしょうか。 【クリック】
  4. 〇さてでは次に、「withコロナ時代への対応において、目指すべき方向性は?」  ということを考えてみます。 〇こちらは、「仕事の構造」と「人、(心)」の関係を模式化したものです。 〇仕事には、その内容により、大きく、  「リモートなどで、改善し易い仕事」 と 「しにくい仕事」があります。。  しかし、そのどちらにも、  「人が集団に求める、残すべき要素」 と 「コロナをきっかけに改善を図るべき要素」  が、あると考えています。 〇「後者の赤色部分」は、積極的に導入を図っていくべきであり、  またそこから、新たな発展も期待が持てます。 〇一方、「赤色の部分」が「前者の黄色」と「重なる部分」、  ↑ここが、人の満足を左右する、「リモートと対面」の「ハイブリットな部分」  でありまして、↑この部分を追求することが、重要であると、我々は考えています。 【クリック】
  5. 〇↑「積極的に取り入れるべきものとしては」、まず、「情報伝達の効率化」です。  リモート等により、圧倒的に、「時間と空間の節約が」、図られます。  そのためには、「必要なインフラ整備」の促進が必要です。 〇しかし、ここでは~、同じコミュニケーションであっても、  「人の関係性」と「情報伝達」の違いを、  「しっかり切り分けて考えておくこと」、が重要です。(さらっと流して質疑シロに) 〇またリモートには、「参加対象が拡大したり」、  「ビジネスや教育の新しいツールとなるなど」、  まだまだ発展の可能性が秘められており、積極的な導入・拡大が有効と考えます。 【クリック】
  6. 〇↑「一方」、↓「形をかえてでも、残すべきもの」としては、  「人の根源的欲求であり、エネルギー源となる」、「対面したいという思い」  であったり、 〇↓対面で得ることができる、「人の関係性」について、  「それがないと成立しないもの」と、「あったほうが効果的なもの」の区別を、  しっかリ理解したうえで、取り扱っていくこと。 〇↑また、今後、「様々な緊急事態の対応に生かすため」、  「これまでの当たり前を見直す機運、そのもの」を、  忘れないようにすべきと考えます。 〇↓「パンデミックが壊した日常を」、「単に元に戻すのではなく」、  より良いものに進化させていく必要があります。 〇これらが、「withコロナ時代への対応において」「目指すべき」  ↑「大きな方向性」と考えています。 【クリック】
  7. 〇ここで、「金沢のまち」を再認識するべく、  都市のポテンシャルを示す指標として、「センシュアスシティ(官能都市)」  を紹介します。 〇よく耳にする、定量的な「住みやすさ」、「住みやすいはず」、ランキングではなく、  「ロマンスや食文化」、「共同体への帰属」、「街や自然など」、  「人が人として五感で感じる」、「魅力度」を示すものです。 〇ここにおいて金沢は、  大都市圏以外で唯一、ベストテン入りしており、京都をしのいでいますし、  従来の「住みやすさランキング」においても、上位であることも併せて、 〇「コロナによる変革を、最大限に活かせる、大きな可能性を持っていると」、  我々は考えています。 【クリック】
  8. 〇以上を踏まえまして、  今後、「Withコロナ時代の働き方・学び方における改革、(金沢のまちづくり)」  を進める上で、「念頭に置くべき事項」を述べさせていただきます。 〇一つは、「個人や各地域の実力・質がより問われることになる」ということです。  「組織内においては」、対面の頻度が減り、  「より、個人で、成果を挙げなければならない環境」が強くなりますし、  「いわゆる、判子を押すだけの管理職」はいらなくなります。 〇また地域レベルでは、「住む場所」や「仕事場所」の制約がなくなることで、  「移住地の選択」や「観光地の選択」をする際には、   より本質的な、「地域の魅力」が重要視されていくでしょう。 〇二つ目に「時間の使い方が改めて問い直される」ということです。  「効率化により、時間が生まれる」ことで、  「ワークライフバランスの実現」や、「社会との新たなつながり」を再考する動きが 生まれます。 〇「まちづくりへの参画」も 期待できるかもしれませんし、  「都会にはない潤いある生活」を求めて、「地方への移住が進むチャンス」かもしれません。 【クリック】
  9. 〇もう一つは、「人の満足を目的にした社会構造を考えていくべき」ということです。 〇「AIやロボット化」は必然的な流れですが、いわば、  それらとの関わりが強制的に進む、「このWithコロナ時代」を、  「人の関係性」を大切にしながら乗り切り、  「将来への試金石」としなければなりません。 〇また、「SDG'sの取組」は、  「1次産業の意義」を「再評価するなどの取組により」、  「人と自然の両立を図り」、「持続性の高い地域の魅力の創出にも」   繋がるのではないかと考えます。 〇最後に、「改善を進めるために大切な物差し」とありますが、 〇「効率化は目的ではなく手段であること」を忘れてはいけません。  「IT技術の活用による」「デジタルトランスフォーメンション」で  「カバーできる問題」と、「そうではない問題」を  峻別(しゅんべつ)しながら、「形式より本質」を重視する視点が必要です。 〇また、「全ての取り組みには功罪」があり、「完璧な改善策はありません。」  これは、「ビフォーコロナ」でも「同様かもしれませんが、」   「現在のWithコロナ」、そして、「Afterコロナを模索する今こそ」、  「人間が5感で感じる」、「多様な感受性」を大切にすることで、  「今後の改善」を  「サスティナブルかつレジリエントなものに」  していく必要があると考えております。【クリック】
  10. 〇以上でございます。(約3300文字)