Japan Drone 2016 出展者セミナーの発表資料です。

1. ドローンの自律オペレーション技術と
ビジネス戦略について
ファイブソリューションズ（株）
代表取締役 礒部正幸

2. 自己紹介
• 東工大修士卒（専攻は人工知能）
• 大手電機メーカに就職
• ベンチャー企業など3社
• 起業（2012年〜）
– ネット広告関連のシステム開発・コンサルティング
• 2014年秋頃、ドローン向けソフトを開発開始
• 現在： 6名のチームで開発
– 代表＋学生アルバイト3名＋社会人副業2名

3. パソコンの歴史 ドローン
軍事用UAV
ドローン＋メーカ製OS
オープンハード＋
オフィスコンピュータ＋メーカ製OS
軍事用・科学技術計算
パソコンの登場＋OSソフト専業
アプリケーションソフトウェアベンダ
歴史は繰り返す
2016年3月現在
これからハードウェアプラットフォームのオープン化と
基盤ソフトウェアの戦いが始まる

4. ドローン「ソフトウェア」ビジネスの要点
1. ドローン向けソフトウェアの種類
2. ソフトウェアを提供する企業
3. ソフトウェアベンチャーのビジネス戦略

5. 管制ソフト
オンボード
飛行制御ソフト
クラウドソフトオンボード
インテリジェンスソフト

6. 管制ソフト
オンボード
飛行制御ソフト
クラウドソフト
決着済
部分的に
決着＆未決着
オンボード
インテリジェンスソフト

7. 管制ソフト
オンボード
インテリジェンスソフト
結局、直近で勃興するのは…

8. ・リモコンアプリ
・自律コントロール
・データ加工/解析
・アセット管理、管制
・各種アプリケーション
基盤ソフトウェア

9. ドローン「ソフトウェア」ビジネスの要点
1. ドローン向けソフトウェアの種類
2. ソフトウェアを提供する企業
3. ソフトウェアベンチャーのビジネス戦略

10. ドローンメーカ
ハードソリューションベンダ
（DJI、Parrot、Airware、自律制御シス
テム研究所、エアロセンスetc.）
半導体メーカ
（インテル、クアルコム、NVIDIA、etc.）
大手ネット企業
（グーグル、アマゾン、etc.）
ドローンソフトウェアベンダ
（rapyuta robotics、DroneDeploy、
etc.）
オープンソースコミュニティ
（Dronecode、ROS、etc.）
ソフトは込み＋SDKを提供 ソフトは無料＋SDKを提供
サービス従量課金 サービス従量課金
無料

11. ドローンソフトウェアのバリュースタック
基盤ソフト
アプリケーションソフト
・大手プラットフォーマがSDKを提供
・エンジニアたちが個別に開発
・ドメインごとに企画者がリード業務ドメインオペレーション

12. 基盤ソフト
アプリケーションソフト
業務ドメインオペレーション
ドローン
業務ドメインオペレーション
アプリケーションソフト
基盤ソフト
パソコン

13. ・パソコンソフトよりも業務浸透ハードルが高い
↓
・コンサルや個別事業開発が必須
↓
ドローンのアプリケーション単体では儲からない
↑
・基盤ソフト提供者はインテグレーションはしない
ベンチャービジネスのチャンス

14. ドローン「ソフトウェア」ビジネスの要点
1. ドローン向けソフトウェアの種類
2. ソフトウェアを提供する企業
3. ソフトウェアベンチャーのビジネス戦略

15. アプリケーションからソリューションへ
基盤ソフト
アプリケーションソフト
業務ドメインオペレーション
課題別ソリューション
共通ソリューション基盤

16. ビジネスモデル
課題別ソリューション
共通ソリューション基盤
基盤ソフト開発費
バリュースタック コスト
カスタム開発費
ソリューション
開発費
（≒実証コスト）
基盤ソフト
アプリ
ケーション
ソフト
業務
ドメイン
オペレー
ション
レベニュー
課題解決フィー
（売上規模：大、
利益率：中）
アライアンス
or
オーナーシップ側が
実費負担
ソフトウェア
ライセンスフィー
（売上規模：中、
利益率：大）

17. 共通基盤と自律オペレーション技術
課題別ソリューション
共通ソリューション基盤
・ドローンロボティクスの各種機能要素
・インテグレーションノウハウ、サポート
・他分野ソリューション共有
etc.
・業務プロセス定義
・人間とシステムの役割定義
・サービス提供チャネル構築
etc.

18. 当社のポジショニング
課題別
ソリューション
共通
ソリューション
基盤
・ドローンロボティクスの各種機能要素
→ 独自開発。ただ大手企業のSDK公開による付加価値喪失リスク
・インテグレーションノウハウ、サポート、他分野ソリューション共有
→ 実はここに差別化要素がある
ドメイン
パートナー
企業様
・業務プロセス浸透まで根気よく
お付き合いいただける事業体力
とオペレーション開発への理解が
カギ。
・ソリューション開発への先行投資を
確実にペイするチャネル基盤

19. 基盤ソフトウェア「AIBOX DroneBrain」
管制ソフト
（今後）オンボード
インテリジェンスソフト
・複数台の管理と制御
・様々な機種に対応
・バッテリー管理など
・直近の有望領域にフォーカスした
要素技術群を開発 ・自己位置推定
・地図獲得、経路計画
・物体や人の認識
→ 自律オペレーション
（現在）
ゲートウェイ
アプライアンス

20. アーキテクチャ
• 基盤機能要素を部品化。柔軟に組合せ可能

21. アプリケーションイメージ例
河川業務アプリケーションを実装した管理画面
の

22. ご清聴ありがとうございました。
• よろしければぜひ当社ブース（D3：エントラン
ス入って中央通路すぐ右手）にお立ち寄りくだ
さい。詳細ご説明いたします。