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平成19年度専門図書館協議会秋季セミナー 人を惹きつける図書館の広報戦略
- 2. 自己紹介を兼ねて
1999年
東京大学
情報基盤センター
学術情報リテラシー係
1985年
(昭和60年)
1985年
東京大学理学部植
物学教室図書室
スタート
1990年
(平成2年)
1995年
(平成7年)
2000年
(平成12年)
2005年
(平成17年)
1991年
学術情報センター
(NACSIS)
目録情報課
1989年
東京大学総合図書
館選書掛
1996年
学術情報センター
(NACSIS)
研修課
2002年
国立情報学研究所
コンテンツ課
2006年
お茶の水女子大学
図書・情報課
名著!?
「学総目クララ通信」
- 6. 広報とは「Love Me」!?
• 広報(Public Relation)は「Love Me」の活動
• 広告(Advertisement )は「Buy Me」の活動
参考:「広告入門/ 梶山皓日本経済出版社2007年」
• 広く愛されるためのノウハウ(?)のいくつか
– 愛されたいという積極性
– 見た目も大事
– 完璧でなくてもいい
– タイミングの良いアピール
– 多方面展開
広報における
「ストーリー性」の重視
- 7. なぜ、広報に「物語」が必要か(1)
他者にアピールするにはどうすればいいのか?
• 広報とは、一方的にこちら(発信側)の主張を述べることでは
ない。
• 情報の受け手をこちらの世界に同調させ、深い理解を得、味
方につけたうえで、自分でも気が付かなかった欲求を具現化
してあげることである。
• そして、同調してくれた受け手による、自発的な口コミを期待
する。
• 広報の主役は、「商品」でもなく、「製作者」でもなく、「(メッ
セージを)受取ってもらう相手」である。
人は、自分が主役の物語になら感情移入
できる。
- 10. いくつかの経験から
• 東京大学における利用者リテラシー
– キャラクターを用いた理由、効用
• ちらし作成の工夫
– キャッチフレーズに悩んで悩んで悩んで・・・
• 企画をたてる時は、まずどう広報するかのゴールを
考える。
– 広報のタイミングを図る
– とりあえず広報しちゃえ!は失敗の元
- 12. 最後に
マネージメントの観点から広報を考えると・・・
• マネージメントの基本は、内向きではなく、外
向きでなければならない。
(「人を動かす「言葉力」―プレジデント名言録「200」選」
一橋大学教授沼上幹の言葉から)
• 外向きのマネージメントとは、組織の仕事が
スムーズに成功するように経営環境を整える
こと。
• 広報が意識すべきことは「外向きのマネージ
メント」の最前線であるということ。