Notes de l'éditeur
- 「エーピーティーチャレンジ」ルール解説クイックスタートガイド
- ボックスアートとコンテンツ
- 「Advanced Persistent Threat Challenge:APT Challenge:エーピーティーチャレンジ」とは、二人用の対戦型カードゲームです。
プレイヤーは攻撃者(スパイ)となり、標的型サイバー攻撃の手順を組合せ「サイバー・エスピオナージ(諜報活動)」を仕掛け、勝利条件を目指します。
機密文書を奪取し、そこに定義された「機密度」の合計値を比較します。より大きな合計値のプレイヤーが勝利となります。
- ゲームの内容物について紹介です。ゲームには、攻撃カードと文書カードがあります。
- 攻撃カードは5色のスート(Suit)があります。ゲーム進行とは直接関係ありませんが、各カラーは攻撃キャンペーンを表しています。
標的型サイバー攻撃では、攻撃者は特定の産業、組織に的を絞って攻撃を仕掛けることが知られています。攻撃する目的が明確であるため、その目的を達成するまで執拗に攻撃を繰り返すことが普通です。この一連の作戦行動(活動期間)を「攻撃キャンペーン」と呼んでいます。
- 各スート(色)には、1から6段階までの攻撃ステージが書かれています。
- 5色のスートからなる攻撃カードに加えて、強い効力を発揮する特殊カード「銀の弾丸」が用意されています。
- 銀の弾丸カードは特殊な攻撃カードです。機密文書カードを破壊することによって防御することができます。破壊するため、銀の弾丸を出したプレイヤーも含め、効力対象となる機密文書カードはいずれのプレイヤーも奪取することができなくなります。その使用方法は、効力発動を狙う文書カードに提出することで効力を発揮します。ただし、双方のフィールドにて役が未完成(3枚未満)の場合のみ、銀の弾丸カードを使用することが可能です。
- 続いて機密文書カードです。機密文書カードには、3つの機密性(秘密度)が定められています。最高機密(トップシークレット)が1枚。
- 機密(シークレット)が2枚。
- 社外秘(コンフィデンシャル)が3枚。合計6枚の機密文書カードがあります。
- それでは、実際のゲームの流れについて確認してみましょう。
- 今回、「ひろし」と「アカリ」の二人に対戦してもらいます。
- ディーラーは機密文書カードをシャッフルし、二人のプレイヤーへ3枚ずつ渡します。このとき、対戦相手へカードの裏面を見せてはいけません。
- ここでは、「ひろし」と「アカリ」の手札をみてみましょう。まず、「ひろし」です。機密(シークレット)が1枚。社外秘(コンフィデンシャル)が2枚手に入れました。
- 次に「アカリ」です。最高機密(トップシークレット)が1枚。機密(シークレット)が1枚。社外秘(コンフィデンシャル)が1枚手に入れました。
- この時点で機密文書カードは誰のものでもありません。しかし機密文書カードは非公開でゲーム進行するため、最も秘密度の高いカードの場所を知り得る「アカリ」にとって有利なゲーム展開となります。
- ゲーム開始の準備です。対戦者の間に手に入れた機密文書カードを並べます。このとき、カードの上下を自分側に下向きとなるように並べてください。
- 続いて、攻撃カードをシャッフルし、5枚ずつ配布します。残り16枚の攻撃カードは山札となります。山札は二人のプレイヤーが共有して使用します。どうやら「ひろし」が「銀の弾丸」カードを手に入れたようです。これで逆転のチャンスがでてきました。
- 最高機密(トップシークレット)の機密文書カードを入手できなかったプレイヤーが先行となります。今回は、「ひろし」が先行です。攻撃カードを出した後、山札から1枚攻撃カードを引きます。
- 後攻は「アカリ」です。攻撃カードは自分または相手の出した機密文書カードいずれかに出すことができます。
- 「アカリ」も山札から新たな攻撃カードを引きました。これで、最初のターンは終了です。現在、山札には14枚の攻撃カードが残っています。
- 7ターン目の後攻は山札がすでになくなっています。以後は山札からカードを引く事無く、手札をフィールド上の機密文書カードに出した状態で自分のターンは終了となります。全13ターンにて、山札と手札はフィールド上に配置されます。これによって、ゲームの勝敗を決定することが可能となります。
- 機密文書カード毎に完成した役を確認します。より強い役を完成させたプレイヤーが機密文書カードを奪取することができます。同順位の役の場合、攻撃カードの数値合計を比較します。攻撃カードの数値合計が大きい役を完成させたプレイヤーがその機密文書カードを奪取することができます。攻撃カードの数値合計が同一の場合、先に役を完成させたプレイヤーが奪取することができます。最終的に「機密度」の合計値が大きなプレイヤーの勝利となります。
- 攻撃カードの組合せ、役は次の通りです。5つの役があります。攻撃カードが3枚未満の場合、役として成立しません。ただし、銀の弾丸カードは1枚のみで機密文書カードを破壊することができます。
- ゲームで遊んだあとは、シリアスな学びの時間です。
- このゲームにおける勝利とは何でしょうか。
- ゲームの勝利とは、勝敗そのものではなく、ゲームを通じて実際の標的型サイバー攻撃における分析力をプレイヤーが獲得することができたかという点が問われます。
- 出典:2015年3月トレンドマイクロ実施「組織におけるセキュリティ対策実態調査 2015年版」
URL:Http://www.go-tm.jp/sor2015
この対策が行われている組織における対策包括度は平均80.2点 と平均点ならびにベースラインを超えています
- https://boardgamegeek.com/browse/boardgamemechanic
https://boardgamegeek.com/boardgame/182418/
https://boardgamegeek.com/boardgame/182416/
- トレンドマイクロ『持続的標的型攻撃』
http://www.trendmicro.co.jp/jp/security-intelligence/threat-solution/apt/index.html
INFOGRAPHIC: Connecting the APT dots
http://blog.trendmicro.com/trendlabs-security-intelligence/connecting-the-apt-dots-infographic/
持続的標的型攻撃に利用されるツールを徹底解析
http://blog.trendmicro.co.jp/archives/6835
マイナンバー制度開始を控え、法人のセキュリティはどれだけ万全か?
http://blog.trendmicro.co.jp/archives/11584
『Trends in Targeted Attacks, Nart Villenueve, October 2011
http://www.trendmicro.com/cloud-content/us/pdfs/about/wp_trends-in-targeted-attacks.pdf
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