Jphacks20191. QoLab
- Quality of Lab life -
TK-1917 †漆黒の剣†
森 拓人, 永間 慎太郎, 竹澤 大智,大嶋 政親,大石 伸之
2019年11月9日 JPHACKS 2019 AwardDay
3. 理想の研究生活
09:00 研究室に到着
09:15 ~ 美味しいコーヒーを飲みながら
最新の研究論文の調査
12:00 ~ 彼女の手作り弁当を食べる
(水・木は僕が担当です)
13:00 ~ 新しい手法や自分のアイデアの実装
(研究室メンバとのディスカッション)
18:00 ~ 1日の成果を研究室のWikiにまとめる
国際学会で発表したことをFBに
投稿しちゃったりして...
19:00 ~ ジムで筋トレ
コメント沢山ついちゃったりして...
本場のビールは美味いとか言ってみ
ちゃったりして...
13. 分析・改善
❏ 週次研究生活パターン
❏ 日次研究生活パターン
❏ 時間の浪費パターン
❏ 室内環境改善
データ収集
可視化
QoLab
改善サイクル
QoLabで研究生活の質をアップグレード
❏ パソコンの使用状況
❏ ブラウジング情報
❏ キーボードタイプ数
❏ PC連続使用時間
❏ 温度・湿度
❏ CO2,VOC濃度
❏ 気圧
Notes de l'éditeur こんにちは.チーム漆黒の剣 です.
それでは,私たちが開発したプロダクト QoLabの説明をさせていただきます. (10秒)
Lab life x Technologyです.
研究生活 x 技術
自分たちの研究生活を技術の力でサポートしたいと思ったわけです.
Japan Hacksが終わってからも,実際に自分の生活に役立つものを作りたいと.
ちなみに,下は,研究室にあったRaspberry pi で Japan Hacksと書いてあります.
この右にある写真は,メンバーのナガマくんが半田ごでの熱いところを持ってはんだ付けをするという精一杯のボケをかましているのですが,わかりづらいですね.
それでは次のスライドに移りましょう.(1分くらい)
まず理想の研究生活についてです.
本当はこんな生活をおくりたかった! そういうものですね.
まず,9時には研究室に到着.
午前中は美味しいコーヒーを飲みながら論文のサーベイをし
そろそろお腹が減ったなぁ〜というころに彼女の手作りのお弁当を食べます
そして,午後は自分のアイディアを実装したり,研究室のメンバとディスカッションをして考えを深めます.
18時頃には研究室のWikiに進捗をまとめて,翌朝に備えてそうそうに研究室をさります.
充実していますね.
ただ...ただ...そんなに上手くいくわけない.
そんなに甘くはない.(1分30)
現実は,気づいたらTwitterを開いてしまっていたり, いつのまにかYoutubeのtabを閉じることができなくなってしまったり, 実装も計画通りには進まず,バグに悩まされて徹夜なんてこともしばしばです... 徹夜明け,硬い床で爆睡です.もちろん,疲れは取れません. きづいたら,机の上においてあったさつまいもで遊んでしまいます そして,いつの間にかこんな姿勢でコードを書いています.あるあるですね. でも,これだけは言わせてもらうと,
Twitter見たりYoutube見てけしからんんと思われる方もいるかもしれないですけど,
僕たちもやる気がないわけではないんです.
(2分20秒)
むしろ,頑張りたいし,時間を有効に使って研究も進めていきたい.これが本音です.
ただ,無意識のうちに先程お話したようなパラダイムに陥ってしまうわけであります.
(2分30秒) そこで,私たちは,日頃の作業状況や研究室環境を認識・把握することでなんとかこの現状を打破できないか?
と考えました.
2分30秒 QoLab改善サイクル.これが提案です.
データ収集・可視化・分析,改善のサイクルを通して,研究生活の質をアップデートしていきます.
データ収集部では,ユーザーのパソコンの使用状況,ブラウジング情報,PC連続使用時間等,そして居室の温湿度,気圧,CO2濃度,揮発性有機化合物量などのデータを継続的に収集・監視します.
そして,それらのデータをブラウザ上で可視化し,日次・週次の集計データを分析・改善し,そしてまたデータを収集・可視化・分析・改善というサイクルをまわしていくと,いうことですね.
(3分11秒) どのようにして先程話した内容を実現したのか.これは作成したシステムの構成図です.
まず,一番左にありますのは,Macbook上で動くバックグラウンドアプリです.
これがアプリの使用状況や,ブラウザで開いているタブの情報等,PCの使用に関わるデータを収集してくれます.
そして,飛んで右側にあるのが居室の環境データを収集するアプリです.
Raspberry Pi上でAndroid Thingsが動いています.室内の温湿度,二酸化炭素等,様々なデータをセンシングします.
そして,これら収集したデータは真ん中のフロント部ですぐに見ることができます.
上にあるのはユーザや研究室,収集したデータの管理を行っているサーバです.
研究室で使用しているSlackに"湿度が低いですよー"といったような各種通知を行ったりもします.
(3分50秒)
それでは,システムの話を終えたところで,QoLab紹介動画をどうぞ. 終わった頃にだいたい6分.
ということで,QoLabによる研究室の雰囲気が改善されていく様子がイメージできたかと思います.
ここで強調しておきたいことは,基本的にはソフトやセンサをインストールするだけで,その後は普段どおりの生活をするだけでどんどんデータが蓄積されていくということです.
だから,実際にHackdayを終わってからも毎日つかうことができている.
ユーザにとって負荷がないシステム.これは私たちが今回QoLabを作る上で強く意識したことです.
.
(7分くらいかな) このQoLab,ユーザ登録機能もちゃんと作ってあるので,今日ココにいる方もMacbookをお持ちであれば,アプリケーションをインストールしてもらえれば,PCからのログ収集部分は実際に試していただくことが可能です.
ぜひ,展示会のときに実際にアプリをインストールしてQoLabを試してもらえればと思います.