23. Webサイト改善手法 Open Source化 Project 「Webサイト改善の手順」
ヒートマップ読み解きCheck List 2:
ファーストビューはしっかり見られているか①
• 下記のA~Hのヒートマップは、入口ページ(以下、LP)のアテンションヒートマップとして、よくあるパターンを
8点集めたもの。ここでクイズ。以下の8点のうち、一般的に、コンバージョン率(以下、CVR)が高いと考えら
れるLPのアテンションヒートマップはどれか。
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A B C D E F G H
24. Webサイト改善手法 Open Source化 Project 「Webサイト改善の手順」
ヒートマップ読み解きCheck List 2:
ファーストビューはしっかり見られているか②
• クイズの答え。CVRが高いと考えられるのは、A,B,C、D。LPはディスプレイ広告やリスティング広告等で、予めそのLPの
ターゲットになりそうな人を集客しているので、もし、アテンションヒートマップで赤色の箇所が1箇所も無ければ失敗。そういう
意味では、E、F、G、Hも集客が完全に失敗しているわけではない。
• しかし、無視できないのがファーストビューの色。Webページが上から順番に見られるものである以上、どんなページでも最も
多くのユーザーが見るのはファーストビュー。LPのファーストビューは、最もユーザーに訴求したい大事な情報が掲載されて
いるはずのエリアで、正しいターゲティングに基づく集客ができていれば、ファーストビューが赤色になる可能性は高い。そし
て、逆の言い方をすれば、ファーストビューがユーザーに注視されないのなら、そこから下のエリアでユーザーの心をつかむ
ことはむずかしく、また、ファーストビューから遠くなればなるほど程、スクロール到達率が下がる、すなわち、閲覧するユー
ザーの数自体も減少していくので、ファーストビューでの失敗を、ページの下の方で挽回するというのは極めて困難。
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A B C D E F G H
25. Webサイト改善手法 Open Source化 Project 「Webサイト改善の手順」
ヒートマップ読み解きCheck List 2:
ファーストビューはしっかり見られているか③
• Aは、ファーストビュー以外は、注視されている箇所が少ないので、CVRが低くなりそうだと思われるかもしれない。
しかし、ユーザーにとって、信頼できる企業、ブランドが運営しているサイトであれば、ファーストビューの情報だけで
納得出来れば、即座にコンバージョン、たとえば、すぐに資料請求という行動に移る可能性がある。したがって、Aは
必ずしも悪い型ではない。Cも、ファーストビュー以外は、あまりじっくりとは見られてないが、Aと同じ理由で、必ずし
も悪い型ではない。知名度の高い企業、ブランド等が運営しているLPの場合、A、CでCVRが高いという例はある。
• 一方、B、Dは、ファーストビュー以外もよく見られている。これは、サービスの内容、たとえば購入後のサービスなど
もよく読んでから購入したいと考えるようなユーザーが多い場合に見られる型。Dは上から下までじっくり見られてい
る型。途中に分かりにくい説明、むずかしい説明があると、赤色は途切れてしまうので、最初から最後まで、ユーザ
-にとって分かりやすい説明が掲載されている、優れたLPである可能性が高い。
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A B C D
26. Webサイト改善手法 Open Source化 Project 「Webサイト改善の手順」
ヒートマップ読み解きCheck List 2:
ファーストビューはしっかり見られているか③
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A B C D
LPは、あるターゲット層を狙って集客し、集客したユーザーにコンバージョンしてもらうためのページ。
うまく狙い通りのユーザーを集められたかは、通常、アテンションヒートマップのファーストビューの部
分に現れる。(例外については次ページ参照)ここが濃い赤色になっていなかったら、集客の方法、
ファーストビューで訴求する内容をそれぞれ変えてみて、CVRの変化とヒートマップの変化の両方を
見て行く必要がある。
Check
35. Webサイト改善手法 Open Source化 Project 「Webサイト改善の手順」
「ヒートマップ読み解きCheck List 7:
情報を見せる順番を検討する①
• 「ファーストビュー」と「フッター」除いた部分は、ユーザーに見てほしい箇所がアテンションを集めている
か?見てほしい箇所が見られていない場合は、まずは順番を変えてみることを検討すべき。
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A
B
C
D
見せたい要素は上に設置
ユーザーが関心を持っている要素は上
に設置(理由:ユーザーに探させない)
順番を変える場合は、A/Bテスト(後述)
により、ユーザーの反応を見てから、最
終決定をする。
Check
64. Webサイト改善手法 Open Source化 Project 「Webサイト改善の手順」
第5章 A/Bテスト
第1節 Google Analytics + Ptengine でA/Bテスト
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65. Webサイト改善手法 Open Source化 Project 「Webサイト改善の手順」
1. Google Analytics「ウェブテスト」の設定
• Google Analyticsの「A/Bテスト」は、「ウェブテスト」という項目で、「行動」カテゴリーの中にある。「ウェブテ
スト」のページで、まず「テストを作成」をクリック。
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66. Webサイト改善手法 Open Source化 Project 「Webサイト改善の手順」
1. Google Analytics「ウェブテスト」の設定
• 「このテストの名前」を入力し、「このテストの目的」を入力。「テスト対象のトラフィックの割合」「重要な変更
内容に関するメール通知」「詳細オプション」は特に変更する必要がない。「次のステップ」をクリック。
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