2015年7月17日に行われたIA CAMP 2015での篠原 稔和氏のプレゼンテーションです。 A presentation given by Toshikazu Shinohara in IA CAMP 2015, July 17th 2015.

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2015.7.17
ソシオメディア株式会社
篠原 稔和
シロクマ本に学ぶ
エクスペリエンスのための手技法
IA CAMP 2015

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UX Design Consulting
ソシオメディア株式会社
UX戦略コンサルティング デザイン・リサーチ
ユーザーインターフェース・デザインコンセプト・デザイン
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シロクマ本 再考！

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「シロクマ本」は IA のための「バイブル」
Once again, Rosenfeld and Morville have written the Bible of information
architecture. (Amazon)
Often referred to as 'the Polar Bear book' (because of the polar bear on the
cover), or the IA bible. (goodreads)
The “polar bear book” is considered by many to be the information
architecture bible. (UX BOOTH)
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「バイブル」とは？
https://ja.wikipedia.org/wiki/バイブル
● 英語で「聖書」のこと
● 転じて、ある特定の分野において権威ある書物のこと
● 常に傍らに置く事から転じて、座右の書や愛読書のこと
（皮肉として、ある特定の分野において優れすぎて誰も実行でき
ない最良の実践を記述した書物のこと）
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「バイブル」とは？
● バイブルとしての意義を探求すべき：
→
→
● UXをシステムとして創造する人は「IA」を学ぶべき：
→
→
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日々参照して習慣化・血肉化されていくもの
繰り返し分析・解釈されるもの
Webにとどまらず、モバイル・クロスポイント・IoTなどの
すべてを包含している
IAという領域は、UXを求めるすべての人が必要となる知識と
スキルの源泉になっている

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現行バージョンから

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第2版のアウトライン
Ⅰ部 情報アーキテクチャ入門
1章：情報アーキテクチャの定義
2章：情報アーキテクチャの実践
3章：ユーザーニーズとユーザー行動
Ⅱ部 情報アーキテクチャの基本原則
4章：情報アーキテクチャの解剖学
5章：組織化システム
6章：ラベリングシステム
7章：ナビゲーションシステム
8章：検索システム
9章：シソーラス、制限語彙、メタデータ
Ⅲ部 プロセスとメソッド
10章：調査
11章：戦略
12章：設計と文書化
Ⅳ部 情報アーキテクチャの実践
13章：教育
14章：倫理
15章：情報アーキテクチャのチーム編成
16章：ツールとソフトウェア
Ⅴ部 情報アーキテクチャの組織展開
17章：情報アーキテクチャの立証
18章：ビジネス戦略
19章：企業の情報アーキテクチャ
Ⅵ部 事例研究
20章：MSWeb：企業内イントラネット
21章：evolt.org：オンラインコミュニティ
付録：情報源
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1st（1998）からの2nd（2003）への改訂ポイント
● UXの重要性の強調：
「ユーザーニーズとユーザー行動」へのフォーカス
● 基本原則が4つから5つへ：
組織化、ラベリング、ナビゲーション、検索
↓
組織化、ラベリング、ナビゲーション、検索、
＆ シソーラス・制限語彙・メタデータ
● トップダウンアプローチに加え、ボトムアップアプローチ
も追加
● IAのためのツールとソフトウェアを数多く追加
● 実践上の課題と事例の追加
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改訂版・再改訂版

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3rd（2006）の改訂ポイント
● Peterからのアドバイス
・IAフレームワークの中に、ソーシャルメディアとユーザー参加を入れたこと
・すべての章の再検討を行ったこと
● 主な改訂ポイント
・組織化とナビゲーション：
タグ付け、フォークソノミー、ソーシャル分類、ガイド付きナビゲーション
・設計とドキュメンテーション：
設計段階におけるダイアグラムの役割、青写真やワイヤーフレームの背景
・教育、ツール、ソフトウェア：調査のフィードバックを反映
・エンタープライズIAの章の全面的リライト
・参考情報の追記
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4th（2015.9）の改訂ポイント
● Peterからのアドバイス：「3rdから4thはかなり重要」
・3人目の著者が入った：
Jorge Arango
Pervasive IA（至るところに拡がる（消費者行動全体・クロスチャネル）IA）
・タイトルが変わった:
Information Architecture for the World Wide Web
↓
Information Architecture: For the Web and Beyond
●「Beyond」の意味
・ウェブサイトを超えた
例：mobile, cross-channel, Internet of Things
・IAを超えた
例：Everyone in user experience needs this knowledge and skill
見つけるためのデザイン、理解のためのデザイン "places made of information."
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・表紙がカラーになった（黄色いクマ？）・うすくなった！！

18. © Sociomedia, Inc.
2nd Edition THE ELEMENTS OF USER EXPERIENCE:
USER-CENTERD DESIGN FOR THE WEB AND BEYOND

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第4版のアウトライン
Part Ⅰ. Introducing Information Architecture
Chapter 1：The Problems that Information Architecture Solves（新）
Chapter 2：Defining Information Architecture（旧1章）
Chapter 3：Design for Finding（新）
Chapter 4：Design for Understanding（新）
Part Ⅱ. Basic Principles of Information Architecture
Chapter 5：The Anatomy of an IA（旧4章）
Chapter 6：Organization Systems（旧5章）
Chapter 7：Labeling Systems（旧6章）
Chapter 8：Navigation Systems（旧7章）
Chapter 9：Search Systems（旧8章）
Chapter 10：Thesauri, Controlled Vocabularies, and Metadata（旧9章）
Part Ⅲ. Getting Information Architecture Done
Chapter 11：Research（旧10章）
Chapter 12：Strategy（旧11章）
Chapter 13：Design and Documentation（旧12章）
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変わらない点
● 情報アーキテクチャの基本原則
「組織化、ラベリング、ナビゲーション、検索、メタデータ」
● 「調査→戦略→設計と文書化」のプロセス
プロセスでUXの手技法が必要なこと（プロセスとメソッド）
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21. © Sociomedia, Inc.
プロセスとメソッド

22. © Sociomedia, Inc.
調査 戦略 設計 実装 保守
プロジェクト
プログラム
プロセスとメソッド
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23. © Sociomedia, Inc.
コンテキスト
コンテンツ ユーザー
ビジネス目標
資産、政治、文化、
技術、人材
ドキュメント/
データタイプ、
コンテンツオブジェクト、
メタデータ、ボリューム、
既存の構造
顧客、タスク、ニーズ、
情報探索行動、
エクスペリエンス、
語彙
プロセスとメソッド
調査 戦略 設計 実装 保守
プロジェクト
プログラム
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24. © Sociomedia, Inc.
調査のためのツールとメソッド
コンテキスト
コンテンツ
ユーザー
背景調査
プレゼン
テーション
ミーティング
株主
インタビュー
テクノロジー
アセスメント
(技術評価)
ヒューリス
ティック
評価
メタデータ分析
コンテンツ分析
コンテンツ
マッピング
検索ログ分析
クリック
ストリーム分析
ユースケース
ペルソナ
コンテクス
チュアル
探索
ベンチ
マーキング
ユーザー
インタビュー
ユーザーテスト
調査 戦略 設計 実装 保守
プロジェクト
プログラム
プロセスとメソッド
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25. © Sociomedia, Inc.
情報アーキテクチャ戦略の開発
TACT
Think
考える
IA Strategy
Report
Project Plan
for Design
Articulate
表現する
IA Strategy
Presentation
Communicate
コミュニケートする
Test
テストする
リサーチデータを
クリエイティブな
アイデアへ変換
ダイアグラム、
メタファー、青写真
ワイヤーフレーム
プレゼン、反応、
ブレインストーム
クローズド
カードソート、
プロトタイプ
詳細な戦略、
方向性、見通し
高度な戦略、
方向性、見通し
チーム、成果物、
スケジュール、予算
戦略開発プロセス
戦略フェーズ成果物
調査 戦略 設計 実装 保守
プロジェクト
プログラム
プロセスとメソッド
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26. © Sociomedia, Inc.
調査 戦略 設計
■コンテキスト
・背景調査
・導入プレゼン
・調査ミーティング
・株主インタビュー
・技術評価
■コンテンツ
・ヒューリスティック評価
・コンテンツ分析
・コンテンツマッピング
・ベンチマーキング
■ユーザー
・利用統計
・検索ログ分析
・顧客サポートデータ
■参加者定義とリクルーティング
・サーベイ
・コンテキスト調査
・フォーカスグループ
■ユーザー調査セッション
・インタビュー
・カードソーティング
・ユーザーテスト
■制作物と成果物
・メタファー検討
・シナリオ
・ケーススタディ
とストーリー
・概念的ダイアグラム
・青写真
とワイヤーフレーム
・青写真
・ワイヤーフレーム
・コンテンツマッピング
とインベントリ
・コンテンツモデリング
・制限語彙
・デザイン・スケッチ
・Webベース・プロトタイプ
・アーキテクチャスタイルガイド
・POPアーキテクチャ
プロセスとメソッド
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■ユーザー
・利用統計
・検索ログ分析
・顧客サポートデータ
■参加者定義とリクルーティング
・サーベイ
・コンテキスト調査
・フォーカスグループ
■ユーザー調査セッション
・インタビュー
・カードソーティング
・ユーザーテスト
■ユーザー調査セッション
・インタビュー
・カードソーティング
・ユーザーテスト

27. © Sociomedia, Inc.
今後身につけていくべき
ノウハウ

28. © Sociomedia, Inc.
今後身につけていくべきノウハウ
● 組織の中の情報を引き出すアプローチ：
→
● 情報をデータとしてシステム化していくアプローチ：
→
●「ユーザー理解」の前提となる「ユーザー調査」の各種手法：
→
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トップダウン／ボトムアップ
シソーラス、制限語彙、メタデータ
三澤さん（この後）よろしくお願いします！

29. © Sociomedia, Inc.
シロクマ本 再考！
シロクマ本 最高！