01 TEAM MARU の挑戦2018 20181105
- 2. 選手の紹介
2
丸山 毅 47歳 (2018/10現在)
総飛行時間 3,300 時間
TEAM MARU パイロット
ブログ http://maru-wgc.blogspot.jp/
Facebook https://www.facebook.com/teammaru
サラリーマンパイロットのグライダー競技への挑戦
世界選手権 1999年, 2008年, 2014年、2018年
日本オラクル株式会社 エンジニア
- 5. 近年の世界選手権開催国
開催年 クラス 国
2006
Open, 18m, 15m, Standard スエーデン
Club, World フランス
2008
Open, 18m, 15m ドイツ
Club, Std, World イタリア
2010
Open, 18m, 15m ハンガリー
Club, Std, World スロバキア
2012
Open, 18m, 15m アメリカ
Club, Std, 20m アルゼンチン
2014
Open, 18m, 15m ポーランド
Club, Std, 20m フィンランド
2016
Open, 18m, 15m オーストラリア
Club, Std, 20m リトアニア
2018
Open, 18m, 20m チェコ
Club, Std, 15m ポーランド
2020
Open, 18m, 20m ドイツ
Club, Std, 15m フランス
2021 Open, 18m, 20m ハンガリー
2022 Club, Std, 15m ?
5
青字 ヨーロッパ外
- 6. グライダー世界選手権とは?
• 競技タスク
– 250km - 700km 平均速度 100 - 140km/h 3時間-6時間
• 競技期間
– 14日間 内1日の休息日
• 競技クラス
– スタンダードクラス、15mクラス、クラブクラス
– 18mクラス、 20mクラス、 オープンクラス
– 近年はクラス毎に開催地、時期をずらして2カ所で開催
• 参加選手
– 各クラス最大 50名 各国2名枠
– 3クラストータル 130機(各クラス40-50機前後)
6
- 8. 大会概要
• 日程
– 出国
• 2018/7/21(土)
– 準備期間
• 2018/7/23(月) - 2018/7/27(金)
– 競技会
• 2018/7/28(土) - 2018/8/12(日)
– 帰国
• 2018/8/14(火)
• クラス
– オープンクラス(31機) , 18mクラス(45機), 20m
クラス(18機)
• 参加国数、機数
– 29ヶ国 112人、94機http://maru-wgc.blogspot.jp/ 8
- 13. 日本現地チーム
チームリーダー 赤石 京子 Soarist
パイロット兼TC 丸山 毅 日本グライダークラブ、Soarist
クルー week1 福崎 誠 日本グライダークラブ
クルー week2 吉岡利典 日本グライダークラブ、Soarist
クルー week3 市岡拓也 Soarist
http://maru-wgc.blogspot.jp/ 13
- 14. 参加クラス 機材
• 18m クラス
• ASG-29E D-KUBA (オランダ人オーナーから借
用)
http://maru-wgc.blogspot.jp/ 14
- 15. 18m クラス出場機体(新世代)
• 18m クラス
– 翼幅 18m 最大離陸重量 600kg フラップ有り
http://maru-wgc.blogspot.jp/ 15
Ventus 3 (F/T)
12/ 45機
2016 –
L/D= ?
Diana3
1 / 45機
2018 –
L/D =?
JS3-18
12 / 45機
2016 –
L/D = 55
- 16. 18m クラス出場機体(旧世代)
• 18m クラス
– 翼幅 18m 最大離陸重量 600kg フラップ有り
http://maru-wgc.blogspot.jp/ 16
ASG29(E/Es)
12 / 45機
2006 –
L/D= 52
Ventus2cx(a/T/M)
3 / 45機
2003 -
JS1B/C-18
5 / 45機
2006 –
L/D =53
- 17. 20m クラス出場機体
• 20m マルチシートクラス
– 翼幅 20m 二人乗り 最大離陸重量 800kg
http://maru-wgc.blogspot.jp/ 17
Arcus(T/M)
13 / 18機
2009 -
L/D =?
HPH 304TS
Twin Shark
1 / 18機
2005 –
L/D=49
ASG32 Mi
4 / 18機
2014 –
L/D= ?
- 18. Open クラス出場機体
• オープン クラス
– スパン 無制限 最大離陸重量 850kg フラップ有り
http://maru-wgc.blogspot.jp/ 18
Quintus(M)
2 / 31 機
23m
2011 –
WL=57.8
L/D = ?
EB29(D/R)
7/ 31機
29.3m
2009 –
WL=50.2
L/D = 68
JS1C-21
18 / 31機
21m
2009-
WL=58.7
L/D = 60
ASH25 EB
3 / 31機
28m
2009-
WL=45
L/D = 60
- 32. 5km 対地 200m Finish Ring 設定
狭い飛行場での安全な集団着陸
http://maru-wgc.blogspot.jp/ 32
- 39. 2014年世界選手権で出来たこと
• フライト技術
– 18m クラスの飛び方の理解(のばす、回らない)
– 空の観察、コース選択の迷いを減らす
• メンタル技術
– 緊張状態を理解(足の突っ張り、握りしめ、手汗)、
呼吸法での緊張状態からの回復
– 良いときも気持ちを維持(調子に乗らない、ぐっと
こらえる)
– 悪いときにも気持ちを維持(焦らない、イマココに
集中。落ち込みがちなメンタルを維持)
– 感性の重視(考えすぎから正しく反射的に)
– 睡眠時のリカバリー(疲れを貯めない)
http://maru-wgc.blogspot.jp/ 39
- 41. 次への目標設定
• 結果目標
– 2018年世界選手権 10位以内(得点率90% )
• 行動目標
– クライム(他パイロットと同じ上昇、より良
いコア選択)
– クルーズ(平均130km/h台での高速ドルフィ
ン、コース選択)
– 判断、決定能力
http://maru-wgc.blogspot.jp/ 41
- 43. 練習メニュー、結果
• 2015年
– 複座トレーニング合宿@ポーランド
– ヨーロッパ選手権@ハンガリー 20位相当81%
• 2016年
– チェコ選手権(プレヨーロッパ選手権)@チェコ 79%
• 2017年
– LX navigation Cup@ハンガリー
– チェコ選手権(プレ世界選手権)@チェコ 79%
– ナミビア合宿
• 2018年
– LX navigation Cup@ハンガリー 73%
– チェコ選手権@チェコ 73%
http://maru-wgc.blogspot.jp/ 43
- 44. 2015-2018 練習振り返り (1)
• 2015年
– 複座トレーニングで「正しい飛び方」のさらなる理解
– ヨーロッパ選手権@ハンガリー 学習の実践、メンタルタフネ
スの実践(大失敗日からのリカバリー)、上達を実感した
• 2016年
– チェコ選手権 上手く行った日もあるが、切替が上手く行かな
かった日があった(良いイメージのままギアチェンジが出来ず
に悪いコンディションを飛んでしまう)
– 練習不足
44
- 45. 2015-2018 練習振り返り (2)
• 2017年
– チェコ選手権 チャレンジをテーマ。チャレンジが上手く行く
日と、行かない日がある。苦手コンディションでは全くダメ
– ナミビア合宿 コーチとの同乗トレーニング。高速ドルフィン、
コース選択、強い中での更に強いクライムがイメージできるよ
うになってきた
• 2018年
– LX navigation Cup、チェコ選手権。他パイロットとの情報交
換。ガグルで飛ぶことでの結果よりも、コンフォートゾーンか
ら外れてトライアンドエラーも試してみた。コンディションが
悪くなる事への飛び方の切替が上手く出来ない失敗があった
– クライムの改善が見られたときと、そうで無い時がある
– 本番に向けて良いイメージが残せなかった(直前で失敗が続い
た。練習後半は良いイメージを残すために追いかけに徹する)
45
- 48. 結果
• 総合 79% 36位 / 45機
– 前半 73% 39位
– 後半 84% 25位
• 前半も後半と同じくらいのパフォーマンスが出し
たかったが。。
– 大会前ランキング 37位 / 45機
• ランキング相当の結果とも言える
• 参考 2014年 84% 31位
– 得点率、順位とも低下
48
- 49. 結果 世界ランキングとの比較
49
before
world
rank
rank
pos
Results
Pos
%
CN Name Surname Nati Glider
16 4 1
##
#
WO Wolfgang Janowitsch AUT Ventus 3T
15 3 2 99%I Mario Kiessling GER Ventus 3T
98 18 3 97%FM Jean-Denis Barrois FRA JS3
56 13 4 96%VY Peter Millenaar NED Ventus 3T
109 20 5 95%FQ Christophe Cousseau FRA JS3
47 11 6 95%LB Roman Mracek CZE Ventus 3F
82 16 7 95%3V Tomas Suchanek CZE Ventus 3T
46 10 8 94%IG Katrin Senne GER JS3
17 5 9 94%OG Oscar Goudriaan RSA JS3
60 14 10 94%AX Gyorgy Gulyas HUN JS3
35 9 11 93%2X Bert Schmelzer BEL Ventus 3T
152 23 12 92%BB John Buchanan AUS JS3
3 1 13 92%E1 Russell Cheetham GBR JS3
47 12 14 92%LG Laurence Goudriaan RSA JS3
453 31 15 92%LR Adomas Grabskis LTU JS1B
34 8 16 90%BX Peter Szabo HUN JS3
133 22 17 90%F Rolf Friedli SUI ASG29
99 19 18 90%JS3 Arne Boye-Moller DEN JS3
21 6 19 89%120 Mike Young GBR Ventus 3T
73 15 20 89%CU Giancarlo Grinza ITA Ventus 3F
179 24 21 89%HC Adam Woolley AUS Ventus 3T
478 32 22 88%CH Juerg Haas SUI JS1C
840 38 23 88%WS Martti Sucksdorff FIN ASG29E
before
world
rank
rank
pos
Results
Pos
%
CN Name Surname
Natio
n
Glider
182 25 24 87%XG Jerzy Szemplinski CAN ASG29
530 33 25 86%5E Erik Nelson USA Ventus 3T
93 17 26 86%PL Piotr Jarysz POL ASG29
114 21 27 86%3 Jeroen Verkuijl NED JS3
2777 42 28 86%3M Damian Goldenzweig ARG Ventus 3M
570 34 29 85%AY Alberto Pozzi ITA Ventus 2cxa
674 35 30 84%AJ Vladimír Foltín SVK ASG29E
29 7 31 83%XM Matthias Sturm GER JS3
315 28 32 83%W Hannu Halonen FIN Ventus 3T
205 26 33 81%LV Bernhard Leitner AUT Ventus 2cxm
12 2 34 81%D3 Łukasz Wójcik POL Diana 3
418 30 35 79%LZ Luka Znidarsic SLO
Ventus 2cxa
FES
690 37 36 79%2C Takeshi Maruyama JPN ASG29E
1771 40 37 78%OS Federico Buscema ARG ASG29E
1899 41 38 76%TB Teet Jagomägi EST JS1B
361 29 39 73%29 Olivier Sevrin BEL ASG29E
230 27 40 67%TC Gunnar Axelsson SWE ASG29Es
3099 43 41 66%BP Branko Blagojevic SRB JS1C
972 39 42 63%M7 Miliunas Miliunas LTU ASG29
683 36 43 62%2O Svend Andersen DEN ASG29E
3138 44 44 52%70 Bob Fletcher USA ASG29E
3544 45 45 47%8Q Patrick Driessen NZL JS1C
- 54. コンセプト実現のために (1)
• なるべくはやくスタート体制
に入れる(スタートライン付
近で最大高度)
– 離陸後、なるべく早くスター
トポイントに移動(北東
13km)
– スタートライン上で良いス
タート場所を探す(積雲があ
る、第一レグ方向にクラウド
ストリートがつながっている、
など)
– スタートまで時間がある場合
は第一レグ方向にレグを飛ん
でみて、良いコースをサーチ
する
– スタートライン付近で上昇で
きない場合はスタートライン
から離れた場所で上昇後、ス
タートラインに戻りスタート
する
http://maru-wgc.blogspot.jp/ 54
- 55. コンセプト実現のために (2)
• スタート体制確立、ガグルの動きを観察する
– 予想スタートタイム
• スタートゲートオープン時間
– クラス最終曳航30分後(大体曳航開始後1時間10分後)
• 予想スタート時間 17:00フィニッシュ、予想平均速度から
想定
• 最終スタート時間 17:30フィニッシュ、予想平均速度から
想定
– スタートタイムの傾向
• ブルー スタート遅くなる(コンディション整う
まで時間かかる)ゲートから離れて待機
• アクティブな積雲 スタート早い(後半オーバーデベロッ
プ)ゲート付近で待機
• ガグルと一緒にスタートする(前から1/3が理想)
• スタートで競技の1/3が決まる
http://maru-wgc.blogspot.jp/ 55
- 56. コンセプト実現のために (3)
• オンコース
– ガグルを利用しながらコースを観察
– ガグルの前に出すぎない
– サーマルアウト遅れは2旋回まで
– 高度差がついたときはガグルから離れること
を決めて上がる
• このままフォローすると先のコンディションが厳
しく下げすぎてしまう場合
• 後続ガグルの存在(ジョインできるか)
56
- 57. コンセプト実現のために (4)
• フィニッシュ
– タスクの半分を過ぎたらフィニッシュを念頭にフラ
イトを組み立てる
– 確実にフィニッシュに入れる。
• ガグルの前に出すぎない(特に調子よいとき)、
• 低くまで突っ込みすぎない
http://maru-wgc.blogspot.jp/ 57
- 59. 大会練習期間振り返り
• 7/23
– 午前計測 午後フライト
• 7/24
– 621km フィニッシュするつもりが最後高度足りなくなり10km手前
O/L
• 7/25
– 609km 最終サーマルガグルを見失いO/L
• 7/26
– 446km top 130km/h Maru 121km/h 87%
• 7/27
– 406km top 138km/h Maru 134km/h 96%
• 前半 フィニッシュしきれないミス
• 後半 ガグルと飛べるようになってきた実感、良いフィーリ
ングで大会には入れると思ったが。。
59
- 60. 本戦振り返り(1)
• 7/29 day1 312km top 141km/h Maru 118km/h 41位
– 初日で焦りすぎ、練習期間と異なるビッグガグルに恐怖心。ス
タートした機体につられてスタート。さらにガグルを見失うミ
ス 69%
• 複数機以上のガグルのスタートにあわせてスタートする(単独機のフォ
ローはしない)
• 7/30 day2 357km top 142km/h Maru 128km/h 38位
– スタートは今日は冷静に出来た。だが上がりイマイチで遅れる
– 4thレグで遅れたと思ったがオフトラックのガグルで盛り返せて
喜びすぎて前に出てしまい失敗。最後までガグルを利用するべ
き。 トップは異次元のスピード 80%の割に順位悪い
• 7/31 day3 512km top 135km/h Maru 131km/h 11位
– この日から重心位置調整。ガグルがフェイクスタート、一瞬お
かしいと思ったが修正できずそのままの失敗スタートに。もう
一機がスタートしてくれたのでガグルフライト、前に出ずに
ぐっとこらえる。結果オーライで 94%
http://maru-wgc.blogspot.jp/ 60
- 61. 本戦振り返り(2)
• 8/1 day4 485km top 135km/h Maru O/L 44位
– スタートはGood!, 1st, 2nd レグも順調だったのだが、標高が高
く、コンディションの弱くなった3rd leg で切替が出来ずに低い
まま前に出てしまってプチパニックでO/Lの大失敗 29% フィ
ニッシュできる日だった。自信持ちすぎ、もっと他機を使おう。
弱くなったときの切替が出来ず、強気に前に出すぎた
• 8/2 day5 3hAAT top 141km/h Maru 121km/h 35位
– ガグルをフォロー。クライムは調整出来たが、ちょっとの遅れ
で 72%。良いガグルを選択できなかった
• 8/3 day6 541km top 141km/h Maru 130km/h 31位
– スタート前は上がりきれずスタート。コースでも遅れながらガ
グルを乗り継げて 86%
http://maru-wgc.blogspot.jp/ 61
- 62. 本戦振り返り(3)
• Day7 8/4 AAT3h top 151km/h Maru 118km/h 43位
– スタート前が上がりづらく、苦労したがなんとか上がり切れて
スタートは成功。第2レグで遅れるもこのまま行けると思い込み
すぎ。2ndエリアで早めにガグルについていくべき判断変更が出
来ないミス。さらに低くなって水を全部抜いてしまう操作ミス。
他機がFLARMレーダーで見えなく最後に弱いクライムでフィ
ニッシュが大幅に遅れ。 56%。。フライト後にFLARMアンテナ
調整
• 8/5
– レストデー 一週間の振り返り。頭の中の再整理
http://maru-wgc.blogspot.jp/ 62
- 63. 本戦振り返り(4)
• 8/6 day8 326km top 108km/h Maru 92km/h 41位
– ブルー、トップ低い。スタート遅すぎるとウエザー崩れると判
断してアーリースタート。実際は30分後レイトスタート組がベ
スト。結果的に72% だが仕方ない日
• 8/7 day9 270km top 139km/h Maru 124km/h 28位
– 発達遅れてショートタスク。レイトスタートは待って、待って
成功、途中ちょっと上がりが遅れて79%
• 8/8 day10 AAT 3h top 130km/h Maru 119km/h 11位
– AAT 3h サンダーストーム ガグルの乗り移りが上手く行って
91%
http://maru-wgc.blogspot.jp/ 63
- 64. 本戦振り返り(5)
• 8/9 day11 415km top 135km/h Maru 124km/h 21位
– 415km スタートは220km/hでJS3に遅れて小さな失敗。前半ブ
ルーで上がりづらい、フォローに徹して回復。後半雲で上がり
やすい。途中ガグルを間違えたが落ち着いてガグルに戻れて
85%
• 8/11 day12 AAT 2h30m top 142km/h Maru 125km/h
– 一日雨を挟んで最終日。2h30m AAT。スタートはイマイチだっ
たが、2ndレグからはガグルで順調。最終レグがビッグガグルで
衝突が怖くて前に出れなく減速。80%は取れたと思ったがトッ
プが早すぎて76%
http://maru-wgc.blogspot.jp/ 64
- 85. トップクラスの飛び方
# CN Contestant Team Glider Total 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
1WOWolfgang
Janowitsch
Austria Ventus
3T
10,236 96.5
%
95.3% 93.9% 97.0
%
86.4
%
92.4
%
86.6% 97.0% 97.7% 93.2
%
96.6% 100.0
%
2I Mario
Kiessling
Germany Ventus
3T
10,097 98.2
%
93.8% 97.5% 98.1
%
93.0
%
97.6
%
80.1% 96.6% 93.4% 95.0
%
84.6% 86.8%
3FM Jean-Denis
Barrois
France JS 3 9,915 97.8
%
96.5% 98.3% 87.2
%
87.0
%
94.6
%
89.5% 94.8% 100.0
%
80.3
%
85.8% 88.1%
4VY Peter
Millenaar
Netherlan
ds
Ventus
3T
9,820 93.7
%
92.9% 97.4% 86.9
%
90.7
%
92.7
%
84.1% 92.4% 85.7% 97.5
%
84.8% 82.5%
5FQ Christophe
Cousseau
France JS 3 9,766 98.0
%
100.0
%
100.0
%
86.9
%
88.6
%
94.2
%
100.0
%
92.1% 92.0% 44.5
%
98.0% 88.1%
6LB Roman
Mracek
Czech
Republic
Ventus 3
FES
9,709 95.9
%
94.2% 91.0% 85.3
%
77.7
%
92.2
%
91.7% 91.0% 84.3% 84.4
%
92.9% 91.7%
73V Tomas
Suchanek
Czech
Republic
Ventus
3T
9,690 96.5
%
94.2% 93.8% 98.5
%
82.1
%
94.4
%
93.6% 78.4% 88.7% 93.6
%
80.6% 75.0%
8IG Katrin
Senne
Germany JS 3 9,664 91.1
%
93.4% 97.3% 95.8
%
92.1
%
90.2
%
94.5% 99.4% 95.5% 55.7
%
81.9% 82.2%
9OG Oscar
Goudriaan
South
Africa
JS 3 9,626 90.7
%
91.4% 82.1% 96.5
%
87.4
%
96.7
%
94.1% 100.0
%
95.8% 56.0
%
85.7% 90.0%
10AX Gyorgy
Gulyas
Hungary JS 3 9,622 81.5
%
89.6% 92.9% 89.0
%
91.6
%
92.3
%
93.6% 81.0% 94.4% 73.2
%
100.0
%
81.5%
85
•トップクラスはガグルに惑わされない、自分の判断で飛ぶ
•チームフライトする選手、ソロで飛ぶ選手
•大きく動いたDay10
- 87. 背景
• 世界へチャレンジするためのサポート支援スキームを作りた
い
– 1998年, 1999年, 2008年, 2014年 大学航空部OB会を中心とし
た支援
– 2014年 日本グライダークラブ クラブ内寄付
– 2014年 クラウドファンディング “Readyfor”
• クラウドファンディング 利点
– 盛り上がり感!
– 明確な金額、締切設定、リアルタイムな寄付の可視化
• 「目標金額を達成しないと支払いされない」
• クラウドファンディング 課題
– 手数料(17.5%)
• クラウドファンディングにかわる代替手段を模索
「自分たちでトライしてみよう!」
http://maru-wgc.blogspot.jp/ 87
- 136. 世界選手権での安全対策 まとめ
• Safety Briefing(大会初日、大会中適時)
– 意外と有効
• FLARM(Situational Awareness状況認識デバイス)の
利用
– 機器を使っても空中衝突は減らない
– 戦略的にOFFにするケース有り
– 今大会では ON 必須
• Safety Committee(代表パイロットの安全委員会)
– 経験あるパイロットからの提言
– 選手間で声を拾いやすくする
• 安全対策に王道なし。パイロットも人の子。
136