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事業を生み出すコミュニティの実践手法

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事業を生み出すコミュニティの実践手法

エコ+クリ・コミュニティ・ゼミ(8/7 @品川コクヨエコライブオフィス)での発表資料。ゼミで紹介した企業での実践事例の分析をもとに、ビジネスの現場で「事業を生み出すコミュニティの 実践する手法」をまとめました。

エコ+クリ・コミュニティ・ゼミ(8/7 @品川コクヨエコライブオフィス)での発表資料。ゼミで紹介した企業での実践事例の分析をもとに、ビジネスの現場で「事業を生み出すコミュニティの 実践する手法」をまとめました。

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事業を生み出すコミュニティの実践手法

  1. 1. 事業を生み出すコミュニティの 実践手法 2012年8月7日 広石 拓司 hiroishi@empublic.jp
  2. 2. なぜコミュニティか?  一人ひとりの持つ知恵や経験を持ち寄るため  担当者以外の人の知恵やアイディアを持ち込み、 それを効果的に活かすため  相互作用を通して、新しい事業を共に創るため  Information(複製の容易な情報)だけでなく、 Intelligence(選択・抽出・判断など、その人ならで はの情報)を効果的に流通・共有し、相互作用を起 こせる基盤をつくる 2 ©empublic Ltd.
  3. 3. コミュニティの前提の変化  地域・村、企業などの基盤のうえで、人々が 助け合い、つながっていたコミュニティ (長期的に安定・固定的な関係が前提) ↓ (環境変化が激しく、内部も関係も流動的)  人々が思い、分かち合いたいことを軸に、 関係性を育てていくコミュニティづくり ©empublic 3
  4. 4. 「守り立てる」から分かち合える  「話したいな」「一緒につくりたいな」「手伝いたいな」 「分かち合いたいな」 と、参加者が考えている(けど 、表に出さないこと)ことを、自然に出せるように環 境を整える  受け入れられている感(居場所)と、 できることがある感(出番)を育むことで、 参加者が本来持っている意欲を守り立てる。 (場づくりの技術が求められる) 4 ©empublic Ltd.
  5. 5. コミュニティ・事業・利益  コミュニティは儲かるのか?  コミュニティ力 = 知恵が流通する関係性 = Social Capital  資本金を集める≠事業が生まれ、収益が生まれる  資本金が多い ≠ 利益が大きい  Capital は、運用して初めて利益を生み出せる 5 ©empublic Ltd.
  6. 6. コミュニティは 人と知恵の資本を活かす基盤 メンバー 得たい コミュニティ Social 事業 結果 外部の人 (キャピタル化) Capital Capitalの運用 利益 人・知恵の資源  人や情報を集めたり、ストックしただけでは、 収益力を高めることはできない  人が自ら集い、知恵が流通する関係性があれば、 人と知恵を活かした事業をつくり、運営する基盤を 持つことになる ⇒ どう集め、守り立て、事業基盤としていくのか? 6 ©empublic Ltd.
  7. 7. エコ+クリ・コミュニティ・ゼミ での事例報告  顧客と企業が協働する3・0時代のコミュニティ戦略  『つながりの生まれる場』は、どうやったら生まれる?  新しい事業を生み出すチームに求められることとは?  助け合う文化が生まれる時  コラボレーションで社会の課題を解決する ~異なる組織文化を超えて協働を実現するには~ 7 ©empublic Ltd.
  8. 8. 『つながりの生まれる場』は、 どうしたら生まれる?  岩井秀樹さん(東京海上日動システムズ株式会社)  2009年に社内フューチャーセンターを立ち上げ  FCやダイアログの導入のためには、アウトカム (社員が元気になる、イノベーションが起きる)を 具体的に伝え、結びつけた活動をデザインする  自主性に任せるだけだと、仕事に結びつかない  趣旨を理解したファシリテーターが必要  社員から議論したい案件が持ち込まれるのを待つ 8 ©empublic Ltd.
  9. 9. 『つながりの生まれる場』は、 どうしたら生まれる?  鈴木信行さん(みのりカフェオーナー)  地域の人、患者や医療者が集う“まちのカフェ”  人が集う場には、つながり(だけ)を目的としない 複合的な意味が必要  集う人との接し方をノウハウ化し、スタッフと徹底的 に共有する 9 ©empublic Ltd.
  10. 10. 『つながりの生まれる場』は、 どうしたら生まれる?  渡辺久美さん(芝の家 運営ディレクター)  誰でもいつでも来られる地域の拠点づくり  サービスをしない。イベントをしない。  提供者/利用者という関係は、地域のつながりとは異質  訪れる人が「ここに居ていい」と思えるような場を人と空間が体現する  ロールモデルの大切さ  コミュニティへの訪問者は、既にいる人たちの様子を見て影響を受け る。だから、スタッフ同士の関係性を丁寧につくるから  なにもしない「日常以上イベント未満」の空間から つながりが生まれ、新しいイベントが生まれる 10 ©empublic Ltd.
  11. 11. 新しい事業を生み出すチームに 求められることとは?  瀬川秀樹さん(リコー 新規事業開発センター副所長)  社内から有志を集め、新規事業、BOPを開拓する  志を共有できる人が集う「場」を設けることが大切  最初は「何がわからないかが、わからない」。小さな勉強会でのやりと りや現地での体験から、思いとやることが具体化する  「新しいこと」を現状の不満からの逃げ場としない  「出島」の戦略  新しい事業は、既存の内部ルールに縛られない  新事業を通して外のいいものを内部につなげる  多産多死のなかから、小さな成功を生み出す 11 ©empublic Ltd.
  12. 12. 新しい事業を生み出すチームに 求められることとは?  伊原木正裕さん(横河電機イノベーション本部知的財産戦略 センター)  2025年の会社の環境・すべきことを世界のビジョナリーと対 話する  重力圏を脱出し、外を体験して、帰ってくる  誰と組むか?~キャスティングの重要さ  ネットワークのハブ的な存在を通してつながる  ビジョナリーが参加したくなるテーマを持っているか  空間づくり、空間の使いこなし方 12 ©empublic Ltd.
  13. 13. 助け合う文化が生まれる時  舘岡康雄さん(静岡大学大学院教授)  日産での経験をもとに、利他学、SHIEN学を提唱  「問い」の設定  個別に取り組んでいてはできないことを達成するためのSHIEN  自分の問題を他の人と一緒に解いていいんだ!  まず、聴くことから。そして、助けてもらうことから  助けるよりも、助けられる方が相手と関係がなければできない 13 ©empublic Ltd.
  14. 14. 助け合う文化が生まれる時  木村真樹さん(コミュニティ・ユース・バンクmomo代表)  NPOを支える銀行を地域の人が出資+共に育てる形で実現  自分に関わる課題をより早く、効果的に解決したい という“思い”への「手応えが見える」仕組み  課題を解決したい思いが「できる」「自分も役立てる」 と思えた時、人はお金を出し、手伝いもする  自分との対話も大切。自分の心のざわめきを大切 に扱えることが、助け合える文化をつくる第一歩 14 ©empublic Ltd.
  15. 15. 異なる組織文化を超えて 協働を実現するには  長沼孝義さん(みちのく未来基金代表理事)  カゴメ、カルビー、ロート製薬が核となり震災で親を亡くした 子ども達の進学支援を行う事業を立ち上げ  事業の対象者が明確に見えていること  事業の対象者の課題が何で、いつまでに解決しないといけないか  日頃からの交流のなかで、大切にしていることを 分かち合っているか  必要性、ゴール、必要プロセスを数値で明確に  文化の違いを学び合い、成長への刺激にする 15 ©empublic Ltd.
  16. 16. 異なる組織文化を超えて 協働を実現するには  長澤昭浩さん(横浜市 政策局 共創推進室)  行政と民間の企業・団体との共創案件をプロデュース  課題解決という目的を共有し、単独ではなし得ない 新しい価値を創出する  成果を具体的な形にする  対話を通したブラッシュアップ 16 ©empublic Ltd.
  17. 17. コミュニティ力を活かすために①  必要性を伝えるために  場のアウトプット/アウトカムを整理して明確にする  外に出て体験したことを社内に持ち込む  単独ではなしえない新しい価値をつくる  課題に取り組む必要性を数値で示す  動くために必要なこと  「課題を解決したい」という思いへの手応えの見える仕組み  事業の対象者が明確に見えている  出島(本体とは違う文化の外と接する場)の戦略  成果をカタチする 17 ©empublic Ltd.
  18. 18. コミュニティ力を活かすために②  イノベーションを起こすための発想  問題は他の人と一緒に解いていいんだ  多産多死から小さな成功  違いから学び合い、成長への刺激に  誰と組むか?=人を大切に考える  参加者が共有した方がいい文化  先ず聴く、先に助けてもらう  自分との対話  日頃からの交流  対話を通したブラッシュアップ 18 ©empublic Ltd.
  19. 19. コミュニティ力を活かすために③  場に必要な要素  思いを共有できる人が集える場  参加したくなるテーマ、問いの設定  複合的な意味をもつ場をつくる  空間の工夫  場づくりの担い手に求められること  社員から持ち込まれるのを待つ  サービスをしない、日常以上イベント未満  運営者は参加者のロールモデルとなる  接し方を徹底的に共有する  ハブ的存在からネットワークを広げる 19 ©empublic Ltd.
  20. 20. コミュニティのビジョンを設計する コミュニティのメンバーや参加者が大切にしたいこと、目指すこと 人 コミュニティの主な参加者 参加者にとっての意義 (属性・状況・指向) (どんな居場所、出番になっている?) 運営・マネジメント 活動 主な活動 活動の特徴 (内容、頻度) @empublic 活動の生み出す成果、仲間・地域・社会などへの影響など 20 @empublic
  21. 21. 動き出すためには、動けるところから  1000人を同時にアクティベートはできない  人は5~6人が一番話しやすい ⇒ 5~6人に一人、コミュニティの価値を共有する人  1000人を動かすために、50人のファシリテーターを ①:コミュニティ・コア・グループ 10人 ビジョンの設計、実現へのフルコミット ②:ファシリテーター・グループ 50人 共感し、人のつなぎ役など作り手として参画する ① ② ③:熱心な参加者グループ 200人 時間などの都合で作り手まではいかないが、 ③ リピーターとして活動に参加する ④ ④:受動的な参加者グループ 750人 情報を受信しているが、参加頻度は低い @empublic 21
  22. 22. コミュニティ戦略が求められる  集う人が共に実現したい ビジョン( ゴール像 )をまとめる  集う人にとっての居場所と出番を考える  ゴールの大切さに参加者が気づき、実現に向かって 自ら動き出すために必要な体験を考える  体験の機会ワークショップを設計し、場づくりスキルを 学んで、実践していく  実施をふりかえり、次のアクションにつなげる  コミュニティをマネジメントする ©empublic 22

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