1. Linuxコマンド基礎
2014/03/13 UP事業部 里山

2. 目次
p コマンドの必要性
p コマンドを知る前に
p 基本的なコマンド
p エディタの概要・よく使うコマンド

3. コマンドの必要性
WindowsやMacのPCを使っている場合、GUIが充実してい
るためコマンドを使うことはあまりありません。
しかし、サーバーでよく使われるLinux系のOSではCUIから
操作するケースが多く、最低限のコマンドは知っていない
と案件で苦労することがあります。
今回は「これだけは知っておこう」というコマンドを幾つ
かご紹介します。

4. コマンドを知る前に
コマンド操作をするにあたり、ディレクトリ階層の考えか
たを知ることが不可欠です。
WindowsのエクスプローラーやMacのFinderを使っている
と意識することが少ないですが、PC内のディレクトリは階
層構造になっています。

5. コマンドを知る前に
【階層の例】
/Users
tomoaki
01_private
02_work
test
Desktop
：
赤文字のtestというディレクトリを見るためには、ルートディレクトリを起点にしてUsers
→ tomoaki → 02_work → test と辿る必要がある。ディレクトリを辿る際に、今現在
いるディレクトリのことをカレントディレクトリと呼んだりします。

6. 基本的なコマンド
p ls（ファイル一覧の表示）
p pwd（カレントディレクトリを確認）
p cd（ディレクトリの移動）
p grep（ファイル内の文字列を検索する）
p find（ファイルを検索する）
p tail（ファイルの末尾を表示する）
p less（ファイルの中身を表示する）
p vi（ファイルを編集する）

7. ls
p 概要
Ø カレントディレクトリのファイルやディレクトリの一覧を表
示する。
p 使い方（例）
Ø ls
Ø ls –l
Ø ls –all

8. pwd
p 概要
Ø カレントディレクトリを表示する。
p 使い方（例）
Ø pwd

9. cd
p 概要
Ø ディレクトリを移動する。
p 使い方（例）
Ø cd ディレクトリ名

10. grep
p 概要
Ø 文字列をもとにファイルを検索する。
p 使い方（例）
Ø grep -n 'import' ./main.m
Ø main.mというファイルから’import’という単語を含む行を行番
号付きで表示する
Ø grep -n 'import’ *
Ø カレントディレクトリにある全ファイルから’import’という単語
を含む行を行番号付きで表示する

11. grep

12. find
p 概要
Ø ファイル名やファイルサイズ等をもとに、条件に一致する
ファイルを検索する。
p 使い方（例）
Ø find ./ -name "*.m" –ls
Ø カレントディレクトリにある、ファイル名が’*.m’のファイルを
検索してリスト表示する
Ø find ./ -name "*.m" -and -size +1k -ls
Ø カレントディレクトリにある、ファイル名が’*.m’かつ、サイズ
が1KB以上のファイルを検索してリスト表示する

13. find

14. tail
p 概要
Ø ファイルの末尾を表示する。オプションを指定しなければ
末尾の10行分を表示。
p 使い方（例）
Ø tail ファイル名

15. less
p 概要
Ø エディタでファイルの中身を表示する（閲覧専用）。
p 使い方（例）
Ø less ファイル名

16. vi
p 概要
Ø エディタでファイルの中身を表示する（編集可能）。
p 使い方（例）
Ø vi ファイル名
Ø エディタの使い方は後ほど

17. viエディタの概要
エディタにはコマンドモードと入力モードがあり、切り替
えながら操作を行う。
起動した直後はコマンドモード。iやaを押すと入力モード
に変わる。
入力モードの状態ではエディタ上で任意の文字入力が可能。
Escを押すとコマンドモードに戻る。

18. viでよく使うコマンド
G 最終行へ移動
行番号G 指定行へ移動
/文字列 文字列の検索。検索後にnで次へ。Nで前へ。
:q! 保存せず終了
:w! 保存する
:wq! 保存して終了

19. おわり
1日1回ターミナルを起動して
ちょっとずつコマンドを使ってみましょう！
ご清聴ありがとうございました！