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180928 prof takahashi against food faddism

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180928 prof takahashi against food faddism

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高橋久仁子(群馬大学名誉教授)の2018年9月28日講演「健康食関連情報とフードファディズム」のスライドです。(公開にあたりご許可いただいております)

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  1. 1. 1 1800kcal では 足 り な い 人 : 飯 ・ さ と う ・ 油 を 増 量 ・ 嗜 好 的 食 品 プ ラ ス も 可 。 多 す ぎ る 人 : 飯 ・ さ と う ・ 油 を 減 量 ・ 低 脂 肪 乳 製 品 ・ 赤 身 肉 利 用 に ・ ほ か 「 日 本 人 の 食 事 摂 取 基 準 2 0 1 5 」 に 準 拠 し た 食 品 構 成 ( 成 人 用 ) (1800kcal、タンパク質 63.6g、脂質 49.3g、Ca 652mg、鉄 10.2mg、K 3075mg、食物繊維 20.2g) 健康関連食情報とフードファディズム 高橋 久仁子 (群馬大学名誉教授) 「科学的に消費者問題を考える会」 2018年9月28日(金)
  2. 2. 2 マ ス メ デ ィ ア や 宣 伝 広 告 に 惑 わ さ れ な い 食 生 活 今 日 の 話 題 ◆フードファディズムとは ◆フードファディズムと騙し の手法(ニセ科学) ◆消費者問題につながるフー ドファディズム ◆脱フードファディズム ◆メディアリテラシーの育成 ◆食のジェンダー問題払拭
  3. 3. 3 Food Faddism ◆“Nutrition and Behavior”: (1991年刊行) 健康や病気に対する栄養の影響を過大に信じること ◆“Modern Nutrition in Health and Disease” 第10版 第111章 Fads、Frauds and Quackery:(狂奔、詐欺、インチキ療法) その支持者が熱狂的に取り入れた食行動の異常なパ ターン ①特定の食品または食品成分が病気を治せると信じる。 ②特別な理由なしに特定の食品を食事から排除する。 ③“自然・天然”食品を強調する。 食・栄養に関連する神話、詐欺、インチキまがいの治療 法等で健康を得る、または健康問題の解決を図ること を意味する概念
  4. 4. 4 フードファディズム Food Faddism 食べ物や栄養が、健康や病気 に与える影響を過大に評価し たり信じること 針小棒大論、科学的知見の拡大解釈、 曲解、科学的根拠のない「神話」
  5. 5. 5 フードファディズムの類型 ①健康効果を騙る食品の大流行 「紅茶きのこ」「酢大豆」「野菜スープ」「ココア」「にがり」「寒天」 「白インゲン豆」「納豆」「バナナ」「トマトジュース」 ②量の無視:大量摂取の影響を一般化 ◆いわゆる「健康食品」全般 ◆食の「危険」煽動情報 ③食に対する期待や不安の扇動 ◆特定食品の推奨・排除 ◆砂糖有害論 ◆極端な食事法 ◆食さえよくすれば健康万全(マクロビオティック等) ◆食品添加物有害論 ◆水道水は危険だ ◆「良い食品」「悪い食品」との単純2分
  6. 6. 6 おいしくうるおう のむたびに、うるおいを。 というのは具体的にど ういうことでしょうか。 回答:文字通り、飲んでいただ いて、喉をうるおしてほしいと いう意味です。 とありますが、 なにが「うるお う」のでしょう か。 回答:止渇作 用によって、 喉をうるおし ます。 「コラーゲン」飲むと肌がうるおう? 「し っ と り ・ ぷ る ぷ る ・ す っ き り 」 す る と は 書 い て な い
  7. 7. 7 食 物 だ け で 病 氣 が 癒 る 新 食 養 療 法 一 九 三 九 年 刊 行 ◆Macrobiotic:マクロビオティック 動物性食品と一部の植物性食品の排除 「病気になるのは 食事が悪いから。 食さえよくすれば 全ての病気は治せる」
  8. 8. 8 食情報と騙しの手法(ニセ科学) ①摂取経路の無視、および食べる・飲む=吸収:体内への 補給が注射でしかできないものがあること、飲食しても吸 収されないものがあることを無視。 ②定量的考察の放棄:作用を発現する量を無視。定性的に のみ論じ、定量的視点を欠く。 ③実験もどき:「試してみた」を「実験」と称する。 ④学術研究結果の改編・虚偽的引用・作為的グラフの提示: 保健機能食品(トクホ、機能性表示食品)の広告 ⑤不足・減少した体成分を経口摂取で補給:加齢でコラーゲ ンは減少、食べて補う。現代人は酵素不足、飲んで補う。 ⑥高温加熱の禁止:食品加熱は48℃以下。 「生食信仰」「酵 素信仰」
  9. 9. 脂質摂 取量 g 脂質排 泄量 g 脂質吸 収量 g OTPP摂取群 270 19.3 250.7 対照飲料群 270 9.4 260.6 9 270g/3日間の脂質摂取 3日間の糞中脂質量 OTPP摂取群:19.3g 対照飲料群: 9.4g ウーロン茶重合ポリフェノール(OTPP)配合飲料 ウェブ上の図では 「270g」もの脂質を食べ て排出された脂質が 「約10gと20g」がわから ない。効果を過大に期 待させる。 100×(19.3-9.4)÷270=3.7 3.7%の脂質排出量増加
  10. 10. 10 許可を受けた表示内容 食事から摂取した脂肪の吸収を抑えて排出を 増加させるので、食後の血中中性脂肪の上昇 を抑えるとともに、体に脂肪がつきにくいの が特徴です。脂肪の多い食事を摂りがちな方、 血中中性脂肪が高めの方、体脂肪が気になる 方の食生活改善に役立ちます。 ●高脂肪食を食べた時の中性脂肪上昇を抑制 したが「食後高脂血症」のまま。 ●「脂肪の多い食事をとりがちな方」の「食生 活の改善」は「過剰な脂肪摂取を適正化す る」でしかない。高脂肪食を食べさせて「脂 肪の多い食事をとりがちな方の食生活の 改善に役立ちます。」とは言えるわけがな い。「許可表示」そのものが問題。 ●コーンクリームスープ200g、無塩バター19g、ラード15g ●エネルギー434kcal、脂質40g、脂肪エネルギー比82.9% 食事内容 血中中性脂肪値の推移(mg/dl) 食前 食後 2時間 食後 4時間 対照群 143 211 233 実験群 144 204 214 といっても高脂肪食を食べた時の結果
  11. 11. 11 消費者問題とフードファディズム ◆消費者問題にならないフードファディズム 「食品の大流行」は消費者問題になりにくい。 例外:「白インゲン豆」による食中毒 「売り切れ・品切れ」によりその食品をどうしても 必要な人が入手困難に。 ◆消費者問題になるフードファディズム ●いわゆる「「健康食品」:健康被害、経済被害を生む。 ●保健機能食品:一定のルールのもと、機能性の表示が できる特定保健用食品(トクホ)、機能性表示食品も、小さ な「効果」を大きく見せる”工夫された”グラフが優良誤認 を生む。
  12. 12. 健康に大きく影響する食生活 エネルギーや栄養素の摂取 「身体」を物質的に捉えると? 骨 格:タンパク質と無機質 筋肉・内臓・皮膚:タンパク質 皮 下 脂 肪:脂質 生命活動全般に:炭水化物、ビタミン 足りないと? 発育不良、痩せ、生理 機能不全、感染症へ の抵抗力の低下、等 多すぎると? 肥満、それに伴う健康 障害、ビタミン、ミネラ ルでは過剰症、等 五 大 栄 養 素 三 大 栄 養 素 エ ネ ル ギ ー 産 生 栄 養 素
  13. 13. 13 健康関連食情報とニセ科学 食の領域ではニセ科学を基盤にフード ファディズムが展開され、未熟なメディア リテラシーがその蔓延を助長している。 食に対する「期待」や「不安」の煽動に紛れ 込むフードファディズム 不安扇動情報が不安便乗商法を利する 食品添加物有害論→無添加商法 食品の機能性成分への期待扇動商法が 「健康食品」類への期待を高め消費者被害を招く
  14. 14. 体にイイコトしているワタシ ピントはずれの「体にイイコト」 フ ー ド フ ァ デ ィ ズ ム の 問 題 性

Notes de l'éditeur

  •  このグラフは昨年の本大会で「出典論文の記載がない」ことを問題点として指摘しましたが、その後改善されました。しかしながら消費者に必要な情報は記載されていません。といいますのは「脂肪の排出が約2倍増」というグラフにウソはないのですが、摂取した脂質量はどこにも記載されていないのです。出典論文を読むと「3日間で270gの脂質を摂取し、排泄された3日間の糞便中の脂質量がOTPP摂取群で19.3g、対照飲料群で9.4g」ということが分かります。
     脂質摂取量と排出量の差を吸収量と見なして引き算をしますと実験群の吸収量は251g、対照群では261gです。これをグラフ化したのがこちらの図です。明瞭な差があるとは見えません。この図では「270g」もの脂質を食べて排出された脂質が「約10gと20g」がわかりません。このOTPP摂取による脂肪排出増加率は3.7%で、先ほどの難消化性デキストリンよりは大きいとは言え、消費者に実際以上の効果を期待させるものと思われます。




     

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