電子書籍小説の「立ち読み」インタフェース 牛尼剛聡
- 2. 研究背景
• 電⼦子書籍の蔵書数が増えている
p GALAPAGOS STORE : 2万9882点(10/21,
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1110/22/news004.html)
p ⻘青空⽂文庫 : 約1.1万冊
•
大量の書籍から効率的に、求める書籍を見つける支援が必要
p 書籍を探すタスクは二つに分けられる
①
②
[候補を絞る]
[候補の選別]
・検索
・レビューを読む
・推薦
・立ち読み
書籍本文の内容を実際に読む立ち読みは、有効的な選別方法
- 5. レビューを⽤用いた単語の分類(例例:こころ 著夏⽬目漱
⽯石)
p 小説本文には興味を引かない単語も含まれている
p レビューにおける出現を用いて、単語を4種類に分類
(a):興味喚起度を求める、(b)(c)(d):興味喚起度を0とする
(c)小説その物に対する情報や読者の印象
(b)読者の印象に、特別残らなかった単語
(a)読者の印象に残った単語
小説b本文に 小説bのレビューに
出現する単語
出現する単語
(a)小説bと (c)小説 bの
(b)小説 bにのみ そのレビューに レビューにのみ
出現する単語 出現する単語 出現する単語
ü 室 ü 罪悪 ü 漱石
ü 電報 ü 遺書 ü 純文学
ü 従妹
ü 限る
ü エゴイズム
(d)小説bにも、そのレビューにも出現しない単語
- 6. 興味喚起度度MAP
走れメロス(著 太宰治)
興
味
喚
起
度
物語の進行
p 仮定:興味をひく単語を含む箇所は、ユーザの興味をひく可
能性が⾼高い
p 興味をひく単語が出現する度度合い(興味喚起度度)を可視化
p 対話的に「⽴立立ち読み」する
① ⽴立立ち読み開始時:上層で全体を俯瞰
② 気になる箇所を発⾒見見:下層の細かい推移で「⽴立立ち読み」箇所を探す