1. 情報発信の多様化戦略
小さな大学のネットを使った広報
聖学院大学
広報企画部 部長 山下研一

2. 広報とは
 大学広報の仕事とは何か
 募集広報
 大学案内・入試ポスター・広告制作・原稿作成 etc.
 ステークホルダー向け
 広報誌制作
 学内広報
 広報誌作成
 宣伝・広告とは違う
 強いメッセージ性
 費用がかからない
 その集約としてのホームページ ← 本日のテーマ

3. ピラミッド構造を考える
 いわずもがなの偏差値ピラミッド
 日本の大学の偏差値のピラミッドの呪縛
 １９ 79 年の共通一次、そして 1990 年私大が
入ったセンター入試
 予備校による自己採点システムが偏差値ピラ
ミッドを生み出した。代々木ゼミナールのセ
ンターリサーチ、河合塾のセンター・リサー
チ（バンザイシステム）、駿台予備学校・ベ
ネッセコーポレーションのデータネット
 F ランクの衝撃 河合塾 『週刊朝日』２０００年６
月２３日号

4. 呪縛の中での広報活動
 序論の結論
 マーケットインの戦略をとらざるを得ない
 が、しかし…
 それでは勝てない。生き残れない。

5. 小さな大学にできること
 Weakness
 限られた予算
 限られた人材
 限られたその他の資源
 Strength
 少人数教育 教員から見たときの学生数
 機動性と知恵を出す 恐竜と哺乳類
 solution→ 情報発信の多様化

6. 大学淘汰のシナリオⅠ
 マスコミが予測するシナリオ
上位大学
中堅大学
下位大学
淘汰は偏差値の低
い大学から、地方
から、新興単科大
学から。
私学振興共済事
業団の定員割大
学公表を見るマ
スコミの論調＝
規模と地域性
新興大学＝小規模大学
生き残る大学

7. 70
40
幅
の
広
い
学
力
の
学
生
の
大
学
へ
の
進
学
マンモス大学にこの学生たちの教育ができるか？
教育力の差
シナリオⅡ
淘汰のシナリオⅡ
淘汰の圧力
就業力の差

8. 「面倒見のよい大学。入って伸びる大学」
 ターゲティング
 ５０ちょい上とちょい下
のマーケティング（注：あえ
てマーケットインの発想を用いた）
 オーガニック検索結
果 googleと
yahoo!
 リセットとリスター
ト
× ○
狙い目

9. 学生数から見た大学の規模
上位
中位
上位

10. 広報の原則
 真実性
 公開性
 情報公開 1998 年から徹底した公開、 2000 年に始めてのデータブック作
成
 「大学にとって隠したい情報も受験生には有利な情報」ということに徹した
受験情報の公開 ネットと FAX メール（チャンネルの構築）
 メールマガジンの活用 例：聖学院サポーターズメール
 即時性
 プレスリリース 「アーカイブでもある」
 Good News

11. 広報はメッセージである
 1998 年 連合広告をやめてラジオにした。
「どこかで誰かが聞いている」
 2000 年 インターネット広報にその予算
を切り替えた。メッセージを伝えられる。
発信型のメディア。 WEB1.0
 初期のクリック保証型のバナー広告を利用
する（バリュークリック社）

12. 検索エンジンの時代： Google 革命
 Google の使命は世界中のあらゆる情報を
整理し、世界中の人々がアクセスできて使
えるようにすることです。 （ Google 社のサイ
トから）
 1998 年創業、日本法人 2001 年
 2007 年 1 月 21 日の NHK スペシャルで Google 社が初めてのテレ
ビ局長期取材に応じて『グーグル革命の衝撃～あなたの人生を“検
”索 が変える』が放送される。
 チープ革命ともいわれる。
 オープン・ソーシャル・インディビジュアル 少し楽観的な未来像

13. WEB2.0 時代の到来
 ブログ
 YouTube
 Podcast
 RSS
 Amazon 巨大なアグリゲータ
 SNS （ mixi ・グリー・魔法の i ランド）

14. ホームページ主義
 2005 年夏の理事会合宿において「聖学
院ホームページ主義」を決定。
 情報発信をインターネットを通じて行う。
 情報の公開を積極的に行う。
 インターネット、 IT 技術を教育に積極的に
使う。
 生徒児童学生の安全確保に IT 技術を積極的
に使う。（ホームルームとホームをホームページで結ぶ）
 インターネット時代の安全対策やマナーを
養う。

15. 広報はメッセージである（ 2007 年バージョン）
 宣伝広告と広報の違い
 デザイン力とコピーの力は大切だが、中身
がないと伝わらない。
 高校生のアンテナ 17 歳
心の琴線がピンと張っている。
「ファイヤー！！ではだめ。語りかけるよ
うに。」
 伝える中身が問題
 各大学によって違うはず
 -WEB を使った試みの紹介
 yahoo 検索の例
← 付け加えるなら 常に変
化する、そのスピードは恐
ろしく速い

16. WEB 広報①
 軟体動物 イソギンチャク型の広報
TOP PAGE
LandingPage
LandingPage
Navigation
LandingPage
LandingPage
LandingPage
LPO という考え方

17. 事例
 Twitter
 メールマガジン 受験生・サポーターズ向け
 ケータイ小説
 YouTube
 Ustream
 Flickr
 ブログ
 プレスリリース 海外メディア向けも
 Japan Times Online

18. WEB 広報②
 ステルス型広報
正式な訪問者から見えるサイ
ト 検索キーワード：○○大学、何らかの大学に関連す
るキーワードあるいは SEO で強いキーワード
資料請求ページ
キャンペーンペー
ジ
強いニーズがない
と見えない

19. WEB 広報③
 コミュニケーション型
 ネットショップも使える。キャンパスグッズ
ソーシャル型
 ソーシャルメディア最適化という手法
 → 検索エンジンにも強くソーシャルにも強
いサイトをどう作るか

20. ご清聴ありがとうございました。