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ユニバーサルデザイン
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2014/06/18 @patorash
先日図書館で借りてきました(2009年の本)
メタデータ
● 画像にalt属性を記述する
例)alt=”岡山駅前の桃太郎像”
画像がグラフの場合などは、altに傾向を書くとよいらしい
● titleタグは先にページの詳細を書く
例)会社概要 | 株式会社リゾーム
● リンクは視覚障害者のことを考慮して、説明文
を残しておく
○ PDF<span class=”content”>で書かれたプレスリリース</span>
○ HTML<span class=”content”>で書かれたプレスリリース</span>
○ Word<span class=”content”>で書かれたプレスリリース</span>
フォーム
● ラベルを正しく使う
● accesskey属性は使わない
ブラウザ毎の違いが多いから
● tabindexを使おう
tabキーで順序よく移動できるのは重要!!普通に作れば設定しなくても大丈夫
なことが多いが、複雑なフォームの場合は使おう。
● 必須項目には、必須と書く
● スパム対策にキャプチャは使うな
テーブル
● captionにはタイトルを記述する
● scope属性で関係性を表現する(row, col)
th scope=”row”
● テーブルレイアウトは絶対に使わない!
シーガルさんがテーブルレイアウトの本を出してしまったのが原因。
後に1997年に「ウェブを台無しにしてしまった」と謝罪している。
スクリプティング
● 控えめに使う
● :hover問題
キーボードの場合、hoverできないのでサブメニューが表示できない。
:focusだと移動したらサブメニューが消える…。
そのため、onclickでサブメニューの切り替えにするとよい。
● サブメニューを含んだ専用ページを用意するほ
うが楽な場合もある
Ajax, ARIA(アクセシブル リッチ インター
ネット アプリケーション)
● アクセシビリティ用の拡張
● 主要なブラウザでサポートされているので安心
して使える
● 役割(role)や状態(aria-*)を定義して制御
● いっぱいあったので紹介しきれない
● 結構面倒そうだけれど、ECサイトなど、
障害者の方たちも使うところでは要りそう
プロセス
● 最後のほうになってから気にするな。最初から
意識しろ。設計が重要。
● ツールでチェックする。
W3Cバリデーションツールなど
● 本の中に書かれている20の質問を意識する
例えば・・・代替テキストはあるか?マルチメディアコンテンツに補助情報をつけ
ているか?HTMLが意味のある構造になっているか?メニューコンテンツをス
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