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Date
http://classmethod.jp/
Title
Sub
Author
VersionVol.
1
"GIGSI" CASE OF CLASSMETHOD
おおはし りきたけ
2013/4/23
1.0 1.0
~クラスメソッド開発ブログ課外授業7日目~
- 6. Copyright ©Classmethod.inc All Right Reserved. 6
クラスメソッド会社概要
社 名
代表者
設 立
本 社
資本金
従業員
U R L
事業概要
許認可
関連会社
クラスメソッド株式会社
横田 聡
2004年7月7日
東京都千代田区神田佐久間町1丁目11番地
産報佐久間ビル8階
46,100,000円
50名(パートナー含む、ほぼ全て社内勤務)
http://classmethod.jp/
・モバイルアプリ企画・開発・運用
・クラウドアプリ企画・開発・運用
・サーバーインフラ設計・構築
・ユーザーインタフェースデザイン
一般第二種電気通信事業者
JIS Q 27001:2006
アノテーション株式会社
2004年 7月
2005年 8月
2007年 7月
2007年 7月
2009年 3月
2009年11月
2012年6月
・東京都BCP策定支援事業(東京都支援)
・短時間正社員制度導入支援事業(厚生労働省支援)
・ワーク・ライフ・バランス推進宣言企業(新宿区支援)
・平成23年度男性の育児・介護サポート企業認定
(新宿区支援)
・平成23年度ワーク・ライフ・”ベスト”バランス賞受賞
(新宿区)
・安全衛生委員会
・平成24年度東京ワークバランス認定企業
多様な勤務形態導入部門
高田馬場にてJavaの開発会社として業務開始
資本金2,000万円に増資
ISO27001取得
高田馬場2丁目に開発室を増設
資本金4,610万円に増資
飯田橋へオフィスを移転
秋葉原へオフィスを移転
沿 革
- 8. Copyright ©Classmethod.inc All Right Reserved.
スマホ&クラウド期
8
クラスメソッドの歴史
2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013
RIA期Java期
■Java期
・Javaの業務システム開発やStrutsのコンサルなどをやっていた
・現場常駐での作業が主にメイン
■RIA期
・Adobe Flexに注目し、RIA(Rich Internet Application)業界に参入
・代表の横田がFlex User Groupを立ち上げる
■スマホ&クラウド期
・技術をAWS、HTML5、iOS、Androidなどにシフト
・クラスメソッド開発ブログを開始
- 10. Copyright ©Classmethod.inc All Right Reserved. 10
Java期からRIA期
■なぜ変化する必要があったか
・現場常駐型のn次請け
⇒本当のエンドユーザーの声が分かりにくい
・当時JSPでのUIが酷かった
⇒使い勝手が悪いシステム
■変化による効果
・直エンドにこだわることにより、エンドユーザーの声が聞けるようになった
・Flexを利用することで、UIの表現力が上がりシステムの使い勝手向上
⇒裏側は今までの技術を利用できた。FlexとJavaの相性は良かった
- 12. Copyright ©Classmethod.inc All Right Reserved. 12
RIA期からスマホ&クラウド期
■なぜ変化する必要があったか
・Flash/Flex以外にAjaxやSilverlightなどの他の技術も発展してきたため、
競争力が高くなってきたところにスマホの勢いが半端ないことになった。
・バズワード的にクラウドという言葉が出てきたが、実際にAWSに触れてみて
とてつもない可能性を感じた
- 25. Copyright ©Classmethod.inc All Right Reserved. 25
インバウンド営業
■Java期
・知り合い経由
■RIA期
・Flex Use Groupe、メディアに記事を書く
⇒アーリーアダプターかつ実績多数なので問い合わせが常にあった
■スマホ&クラウド期
・AWS、HTML5、iOS、Android全てにおいて後発。。。。
じゃあどうする?
- 27. Copyright ©Classmethod.inc All Right Reserved. 27
ブログの効果
■よかった効果
・仕事の問い合わせが増えた!
・採用の問い合わせも増えた!
・会社の認知度も上がった!
・お客様にも「ブログ見てます!」と言われて会話が弾むようになった!
■課題
・フロント系の技術記事の人気が高いので、フロント系の会社だと思われがち
⇒「えっ!御社サーバーもやってらっしゃるんですか?」といわれること
も。。。
- 28. Copyright ©Classmethod.inc All Right Reserved. 28
ノウハウの公開
■良く聞かれる質問
「あんなにノウハウ公開して大丈夫ですか?」
■回答
ノウハウを隠しそれを売りにできる時代ではない
技術の進化スピードが速いので隠しても意味ない
色々なノウハウを持っているんだと
知ってもらうことが重要
- 33. Copyright ©Classmethod.inc All Right Reserved. 33
受託あるある
■安い値段
受託をやっていると、要員の空きを埋めようとし、空いているなら安い値段の案件
でも受けがち、安い値段で受けてしまうのと、受注のため焦って取ってしまいリス
クの検討などもしないまま受注結果的に大赤字に。。。
■クラスメソッドでは
・値段が合わない案件はそもそも乗らない。(我慢が必要な時もある)
・受注時にしっかり準備を検討する
- 34. Copyright ©Classmethod.inc All Right Reserved. 34
受託あるある
■無理なスケジュール
○○月リリースですという無理なスケジュールでプロジェクトを始めてしまう。
元々無理なスケジュール(残業、土日出勤あたりまえ)で進めているので、スケ
ジュールにバッファがなく結果としてデスマーチに
■クラスメソッドでは
・そもそもスケジュールは本当に死守?
・現実的なスケジュールをしっかり説明し、納得していただく。
⇒死守と言われお断りした後に、結局スケジュールに間に合わなかったんで
どうにかなりませんか?という問い合わせもあったりする
- 35. Copyright ©Classmethod.inc All Right Reserved. 35
受託あるある
■技術的な不安
技術的な検証をせず不安を抱えたままプロジェクトを始めてしまい、技術的な課
題にはまってしまい予定外の工数がかかってしまう。最悪技術の変更もある
■クラスメソッドでは
・新しい技術については、調査しブログに書く
⇒結果的にその技術でお客様から問い合わせをいただくことも
⇒把握している技術のため技術的なリスクが無いまま始められる
・受注前に技術検討を行う
- 36. Copyright ©Classmethod.inc All Right Reserved. 36
受託あるある
■丸投げ
上流工程だけやって、あとは外注に丸投げ。結果品質の悪いものが返ってきて、
結局自社でリソース投入。結果自社でやり直し大炎上
■クラスメソッドでは
・外に投げない
⇒すべて内製で行っている。
- 37. Copyright ©Classmethod.inc All Right Reserved. 37
受託あるある
■人月の神話
人を入れればどうにかなると思いがち。プロジェクトは人がいるだけでは終わら
ないので、できる人に負荷がかかるだけ
■クラスメソッドでは
・身の丈に合った規模の受注
・尐数精鋭で効率化
- 41. Copyright ©Classmethod.inc All Right Reserved. 41
プロジェクトを成功させるためには?
営業 契約
管理
設計
要求管理 実装
自動化 技術選定
開発プロセス
コミュニケー
ション やりとげるとい
う意思
調達
品質
スコープ調整
費用
手段は沢山
- 44. Copyright ©Classmethod.inc All Right Reserved. 44
見積もりの流れ
発注者 営業
管理者
エンジニア
①見積もり依頼
③見積もり
④
見
積
も
り
確
認
依
頼
⑤見積もり確認
⑦見積もり提出
この時点でエンジニアの
頭の中にある前提が明記
されていないことが多い
- 46. Copyright ©Classmethod.inc All Right Reserved. 46
見積もり時に決めておくべき前提条件
1.見積もり範囲について
2.見積もり対象外範囲について
3.使用技術
4.開発プロセス
5.プロジェクト期間
6.要件
7.プロジェクトの運営方法
8.インフラ/開発機
9.テスト
10.納品物
詳しくはココ
http://dev.classmethod.jp/project-management/systemdevelopment-precondition/
- 48. Copyright ©Classmethod.inc All Right Reserved. 48
AWSとは
○インフラを貸し出すサービス(IaaS)
・データセンター、ネットワーク、ハードウェアまでも仮想化でき
既存OSの環境を利用することが可能
○先進性と事業継続性
・クラウド事業者としては最先発
・Amazon自体の事業も好調でサービスも継続と成長が見込まれる
○コミュニティーも活発
・JAWS-UG(AWS User Group Japan)といったユーザーグループも活発
- 49. Copyright ©Classmethod.inc All Right Reserved. 49
AWSのサービス一覧
No サービス
1Amazon Elastic Compute Cloud (EC2)
2Amazon Elastic MapReduce (EMR)
3Auto Scalling
4Elastic Load Balancing (ELB)
5Amazon CloudFront
6Amazon Relational Database Service (RDS)
7Amazon DynamoDB
8Amazon SimpleDB
9Amazon ElastiCache
10AWS Identity and Access Management (IAM)
11Amazon CloudWatch
12AWS Elastic Beanstalk
13AWS CloudFormation
14AWS Data Pipeline
15Amazon CloudSearch
16Amazon Simple Workflow Service (SWF)
17Amazon Simple Queue Service (SQS)
18Amazon Simple Notification Service (SNS) 参照:http://aws.amazon.com/jp/products/
No サービス
19Amazon Simple Email Service (SES)
20AWS Marketplace
21Amazon Route 53
22Amazon Virtual Private Cloud (VPC)
23AWS Direct Connect
24Amazon DevPay
25Amazon Simple Storage Service (S3)
26Amazon Glacier
27Amazon Elastic Block Store (EBS)
28AWS Import/Export
29AWS Storage Gateway
30AWS サポート
31Alexa Web Information Service
32Alexa Top Sites
33Amazon Mechanical Turk
34Amazon Redshift
35Amazon Elastic Transcoder
これだけのサービスがあるのはAWSだけ!
- 50. Copyright ©Classmethod.inc All Right Reserved. 50
AWSとオンプレ
オンプレのものを、そのままAWSに置き換えるだけでは、AWSの価値を発揮で
きているとは言えない。
単純に比較したらオンプレの方が安く済む場合もあるし、EC2だけ単純に比較
したら他クラウドのほうが良い場合もある。
AWSはオンプレの置き換えではなく、別の軸で検討
オンプレ脳ではAWSのポテンシャルは発揮できない、
クラスメソッドではAWS専属チームを作った
- 55. Copyright ©Classmethod.inc All Right Reserved. 55
システム開発に置き換えてみると?
■旧型SI
・中華屋
・屋台
■ユーザー利用型
・カップラーメン :パッケージ
・袋入り麺 :Saas
■新型SI
・ラーメンチェーン店 :早い!安い!十分満足!
・ラーメン専門店 :ユーザには作れない。特化している!美味しい!
ラーメンもシステム開発も選択肢が増えた
- 58. Copyright ©Classmethod.inc All Right Reserved. 58
まとめ
・小さい企業が生き残るためには圧倒的な何かが必要
⇒クラスメソッドの場合は、「情報発信力」
・エンジニアがどんどん営業にかかわろう
⇒1枚岩でやらないと成功しない
・AWSはオンプレの置き換えではない
・SIは、減っているけど無くならない
⇒危機感があるなら変化しましょう。