kintone hive tokyo （2017/5/19） ユーザー事例 リノベる株式会社 渡会氏

1. マーケティング視点での
顧客管理システム導入
リノベる株式会社 取締役CMO 渡会雄一

2. 会社概要
リノベる株式会社
2010年4月
4億2,500万円
山下智弘
単体200名、連結203名（17年3月現在）
ネットワーク全体：2464名
全国21店舗で展開（FC11店舗含む）
社名
設立
資本金
代表取締役
在籍人数
営業拠点
受賞歴 主要株主
西武しんきんキャピタル株式会社

3. 自己紹介
取締役CMO 渡会雄一
1982年 東京都生まれ
2005年 明治大学文学部卒業
2006年 株式会社リクルート 入社
2008年 株式会社ダブルエー 設立
2009年 株式会社ジャックアンドビーンズ 設立
2014年 リノベる株式会社 CMO就任
2016年 リノベる株式会社 取締役CMO就任（現任）
起業経験経て、5年の間に業種規模問わずに100社以上のwebマーケティン
グの支援、構築に従事。自身の会社も完全にインバウンドセールスの仕組
みを構築し、webマーケティングとセールスの融合を実践してきた。

4. リノベるの紹介
ON LINE
OFF
LINE
ライフスタイル
コーディネーター
“リノベる。はリノベーションのO2Oプラットフォーマー”
お客様
不動産仲介設計者
施工者 金融機関
ショールーム
O2O

5. 多くの関係者がいて不便 ⇒ ワンストップサービス
お客様
不動産
設計・施工
金融
リノベるの紹介：ワンストップサービス
体験型SR
コーディネーター

6. リノベる株式会社の目標マッチング件数
600件（FY2017年）
区分マンション
400件（FY 2015年）
区分マンション
1,000件（FY2018年）
区分マンション／戸建／一棟リノベ
10,000件（FY2025年）
区分マンション／戸建／一棟リノベ

7. リノベる。のサービスフロー
web
訪問
資
料
請
求
来
場
予
約
カウ
ンセ
リン
グ→
申込
物
件
探
し
設
計
プ
ラ
ン
施
工
引
渡
サ
ポ
|
ト
▶サービスのプロセスが長い。その過程で様々な情報を取得。
約6ヶ月
web
閲覧
ログ
web
問合せ
ログ
電話で
のヒア
リング
店舗で
のアン
ケート
（顧客
属性・
希望）
商談
内覧
ログ
設計打合せ
ログ
工事進捗ログ
定期点
検ログ
メール・SNS
閲覧ログ
コミュ
ティ活
動
NPS
結果
契約書
ログ
工事
台帳

8. リノベる。のサービスフロー（社内業務）
▶部門間の情報のやり取りが多い。正しい情報伝達がMUST
施
主
営
業
設
計
法
務
総
務
＞申込 ＞設計 ＞工事施工 ＞引渡後

9. 新しい顧客管理システムの条件
情報を一気通貫で管理
柔軟な権限管理
非エンジニアでも作れる
外部サービスとの連携
部門間でうまく情報を連携したい。
外部のパートナーさんも同じDBを使って管理したい。
当時、エンジニアいない。項目の変更も頻繁に。
CRM情報をマーケティング活用にいかしたい。
→kintoneが最も条件にマッチ

10. 会員DB
1レコード = 1顧客
問合せDB
1レコード=1CV
営業案件DB
1レコード = １案件
案件依頼DB
1レコード = 1工事
活動DB
1レコード=1面談
nekonote
DB
web訪問 〜 問い合わせ
問い合わ
せ
〜来場
来場〜成約 成約〜引渡
営業マーケティング設計
marketoDB
1レコード=1アクセス
kintone
設計進捗DB
1レコード = １工事
工事台帳DB
1レコード = １工事
物件ニーズ
DB
1レコード=1案件
管理
請求書DB
1レコード = １請求
marketo
契約書DB
1レコード = １契約
自社DB
input
input
kintone顧客管理システムの概要
 web訪問〜引渡まで、DB間を
ルックアップでつなぐ
 中心となるのが「営業案件DB」
 メールアドレス単位の会員DBを
MAのDBとAPI連携
 契約書や工事台帳作成など業務に
必要なアプリを連携
ポイント
入力DB

11. kintone 導入前 kintone導入後
顧客情報入力
マーケ→google スプレッドシート
営業→既存CRM
設計→エクセル
kitnone1本に。
情報入力工数
同じ情報を
別のタイミングで5回入力
（カウンセリング/設計への案件依頼/契約書作成
/工務店向けツール入力/工事台帳作成)
1回の入力で情報を全て引き継ぐ。
月別・Q別
の実績を集計
エクセル、スプレッドシート、システ
ムからそれぞれcsvで出力。
抜けている部分は担当者に電話で確認。
kintoneから連携されているBIツールで
リアルタイムで自動集計。
営業会議での
主な議題
事実の把握に時間がかかる。 上記により、大幅工数削減
キャンペーンを打つ顧
客セグメントの作成
既存CRMのレコード書き出し上限があ
り、ステータス未更新のものあるため
1時間以上かかる。
連携しているMAツール上で、
CRM×webアクセス情報を合わせた
セグメントを3分程度で切れる。
kintone 導入による変化

12. ✔データの入力精度を高めるための工夫
1. 入力用アプリと閲覧＆分析アプリを分けて使い分ける
2. 必須業務を、CRMアプリに組み込む。
3. 部門ごとに慣れているインターフェイスで作る。
4. kintoneの情報を元にダッシュボードを作る。

13. 工夫1 入力用アプリと閲覧＆分析用アプリを分ける。
▶情報の重複が起きない。１箇所に入力するだけなので負担が少ない。
営業案件アプリ活動記録アプリ 商談内容を報告する
日々の入力用アプリ
顧客情報が集約されている
閲覧＆業務の基幹アプリ
①商談結果の種
類によって、顧
客のステータス
が自動変更
②tab表示プラグ
インで、情報を整
理して見やすく。
③他のアプリから
情報を集約

14. 工夫2 必要な業務を顧客管理システムに組み込む
▶業務フローの中で自然とタイムリーに正しい情報を入力するようになる。
営業案件アプリ 契約書作成アプリ
情報引
継ぎ
1クリック
で契約書
作成

15. 工夫3 慣れているインターフェイスで作成する
例）設計はスプレッドシート形式に慣れているので、エクセルライクな管理票作成
▶どの部門でもkintoneの導入がスムーズに。
予実の色分けで、一
目で進捗状況が把握
できるように
設計進捗管理
※JSのライブラリを活用

16. 工夫4 kintoneの情報を元にダッシュボードを作成
情報を
リアルタイム連携
情報を
API連携
▶kintoneの数字を元に議論する体制を作ることで、kintone入力が必須に。

17. ✔kintone データをマーケティングで活用した施策例
1. kintone内の「リアル」な情報をマーケティング施策に活用する
2. リアルタイムな通知で顧客とのコミュニケーション最適化
3. 共有の顧客IDで統合してCRM情報を分析に活用
4. 複数のデータベースを活用したマッチング。

18. ①データの蓄積
②データの見える化
③データの活用
商談情報・顧客
属性・希望条件
郵送DM
Eメール
SMS
電話 webPOP
会員DBアプリ
工夫1 kintone内の「リアル」な情報をマーケティングに活用する
メールの開封・
アクセスログ・
スコア
プライベート
DMP
kintone内の成約客の拡張セグメント
作成。広告施策に活用

19. 問合せアプリ
工夫2 リアルタイムな通知でお客様とのコミュニケーション最適化
「資料請求」「お問合せ」
webフォーム送信
自動で
レコード作成
アラート通知
「HOT顧客問合せ」
お客さま
kintone 条件
：問合せコメントあり
：希望エリア詳細記入
電話での詳細コミュ
ニケーション
「イベント予約」
webフォーム送信
アラート通知
「当日の問合せ！」
リノベる。
マーケ担当
kintone 条件
：イベント当日の問合せ
：対応者決まっていない
問合せアプリ
リノベる。
営業担当
リノベる。
マーケ担当
Case 1 「ホット顧客対応」
Case 2 「当日予約への対応」
すぐに対応依頼
（対応漏れを防ぐ）
自動で
レコード作成

20. 最寄り駅：桜新町
面積：50平米
価格：3000万円
最寄り駅：渋谷
面積：50平米
価格：4000万円
リノベる。
営業担当最寄り駅：渋谷
面積：50平米
価格：4000万円
お客様の
希望条件入力
不動産加盟店
APIデータ連携
マンションSとマンショ
ンVをお客様のレコー
ドにレコメンドとして
物件登録
マンションS
マッチング！
最寄り駅：渋谷
面積：50平米
価格：4000万円
・自動メール配信
・ウェブ訪問時におすすめポップアップ
・おすすめ物件を広告配信（リノベるサイト外）
マンション
V
例
渋谷希望＝
渋谷区・目黒区・世田谷区の物
件まで含める
4000万円台＝
3000万円〜4500万円
まで含める
最寄り駅：桜新町
面積：50平米
価格：3000万円
エリア解除目的
ニーズ合致
工夫3 複数のアプリの情報を活用することで提案をパーソナライズ化
ニーズ一覧
アプリ
お客さま
リノベる。
物件マッチングシステム

21. 「資料請求」
「お問合せ」
「イベント予約」
webフォーム送信
自動で
レコード作成
kitnone顧客ID発番
kintone顧客IDを
GAIDに紐付け
工夫4 共有の顧客IDで統合してCRM情報を分析に活用
• 営業ステータス
• 契約金額情報
• 顧客属性
• アクセスログ
• 流入元情報
• 広告キャン
ペーン情報等
• 一気通貫分析
顧客
IDで
統合

22. kintoneを導入してよかったこと
全員が同じ数字を元に議論できるようになった。
入力工数を削減して、本業に集中できるようになった。
顧客データを武器として、マーケティングに活用できるよう
になった。

23. ご清聴ありがとうございました。