HCL Domino V12 に搭載されたTLS証明書を自動で取得/更新する新機能を試したくて個人のドメインを取得してしまったというお話（2021年7月のテクてくLotus技術者夜会で使用したスライド）です。

1. どうしても
「ドメイン」
がほしくなった訳

2. ドメインが欲しい！
• V12の新機能「証明書管理の自動化」をどうしても試したい!!
• 「SSL 有効化」には証明書が必要
• 試したい新機能が「SSL 有効化」必要であきらめた過去…
• 証明書を無料で取得できるLet’s Encryptというのがあるらしい
• 自己署名（オレオレ）証明書では限界が…
• 証明書を認証局から取得するにはドメイン（とDNS）が必要

3. ドメインと証明書の取得に二の足を踏ん
でいた理由
• 証明書、公開サーバー、DNS…個人の趣味だし出費を抑えたい
• 管理が超面倒（証明書期限やOpenSSLコマンドによる操作等）
• SSL証明書を取得するからにはサーバーを公開しないといけな
い（という思い込み）

4. Domino V12ベータ版を
テストするために契約
したドメイン
お財布にやさしい年間1円💖
Domino V12ベータ版を
テストするために契約
したドメイン

5. TLS証明書は、Domino V12の新機能 CertMgr
（証明書管理）タスクで維持してます！
証明書ストア内の管理文書

6. 1. 証明書リクエスト
2. 認証用トークン発行
3. トークンをTXTレコードにセット
4. 認証チャレンジの要求
5. TXTレコードの確認
6. 証明書発行
7. TXTレコードの削除
DNSプロバイダは、REST APIでリソース管理可能な
「Cloudflare」を使用
※証明書ストアの「DNSプロバイダ設定」文書として
インポート可能なCloudflare用のDXLはダウンロード可能
（技術情報 KB0089487 を参照）

7. このTLS証明書を HCL Verse
で使ってます

8. HCL Verse のログイン
画面はV12の新機能
TOTP認証に対応！

9. そしてまた試したい新機能が…

10. ※HCL Domino REST API ではTLS証明書が無くても動くようです