BIM01

1. BIM実習
第一回
2017.09.21
20170921 1BIM

2. 20170921 2BIM
今日の流れ
9:00～9:30 ガイダンス
・BIMについて
・授業の概要・スケジュール
・担当教員の紹介
9:30～9:40 グループ分け
9:40～10:00 休憩・移動・教科書購入
10:00～12:00 BIMの準備
・インストール
・インターフェース・画面操作

3. 20170921 3BIM
BIMについて
これまで図面を書くツールとして使われていたCADに変わる建築向けの3D
ソフト。ライノセラスのように、単に3次元モデルを作るだけでなく、3Dモ
デルから図面やパースを作ることができる。また3Dモデルのすべての部材
は多様な属性を持っており、壁や柱などといった部材の種類や、大きさ、
実際に使われる素材の情報を含んだ3Dモデルを作ることができる。
実際の建物を建設する前に、コンピューター上に実物と同じような3Dモデ
ル作るイメージ。含まれる情報が多いほど、建設の細かな検証や確認が行
える。

4. 20170921 4BIM

5. 20170921 5BIM

6. 20170921 6BIM

7. 20170921 7BIM

8. 20170921 8BIM
BIMの特徴
設計者と施工者のコミュニケーションとして使われていた図面(CAD)から、
施主、設計者、施工者、管理者を含めた様々な人の持つ情報を統合し、全体
で共有する3Dモデル(BIM)に変化している。
またBIMの特徴として、複数の人が同時にモデリングできる機能がある。こ
れまでの一人が設計を行う環境から、複数人による協働の設計環境もBIMに
より可能になった。
作れるモデルが複雑なため、ソフト自体またその操作は複雑であり、習得す
るまでの道のりも長い。

9. 20170921 9BIM

10. 20170921 10BIM
BIMの現状
日本国内では大手組織設計事務所や大手ゼネコンでBIMによる設計が広
がっている。しかし、BIMを使える設計者の少なさから、BIMが主流となる
までにはまだ時間がかかると考えられる。
地方の建設会社や設計事務所でもBIMへの関心は強くなる一方だが、BIMの
導入や、スタッフへの教育などにかかる投資が大きくなることから、BIM
移行へのスピードが上がらない。
こういった現状を打破するためにも、若い世代が最先端の技術を大学で身
に着け、社会に出て行く必要性が高くなっている。

11. 20170921 11BIM
BIMの現状
BIMと呼ばれるソフトはいくつかあるが、2大BIMソフトとしてRevitと
ArchiCADがある。
・Revit (Autodesk社)
世界的なシェアは1位。意匠だけでなく、構造や設備にも対応したBIM。
日本では日本設計や大成建設が導入している。
・ArchiCAD (GRAPHISOFT社)
意匠系BIMとして日本でのシェアをのばしている。日建設計や
竹中工務店などが導入している。

12. 20170921 12BIM

13. 20170921 13BIM

14. 20170921 14BIM
授業の目標
図面作成ツールとしてのCADに変わる新しい技術として、建物の様々な情
報を管理する3次元モデルを作成するBIMが幅広く使われ始めている。BIM
で設計することにより、建物の形状や空間関係だけでなく、部材の数量や
特性までもモデリングが可能になり、積算や施工、又はライフサイクルコ
ストマネジメントにまでこれらの情報を活用できる。本科目では、 BIMを
使った設計を行うことで、 BIMの基本的な概念から図面作成、環境シミュ
レーションまでを学ぶ。

15. 20170921 15BIM
履修条件
コンピュテーショナルデザインとデジタルファブリケーションを履修し、
両方の単位を修得した学生を対象とする。

16. 20170921 16BIM
評価基準
＠：すべての課題の要件を十分に理解し，説明できる。
Ａ：大部分の課題の要件を十分に理解し，説明できる。
Ｂ：各課題の要件を理解し，説明できる。
Ｃ：各課題の要件を概ね理解し，説明できる。
Ｄ：未到達（不合格）
課題 100%

17. 20170921 17BIM
つまり
非常に高いレベルでの参加意識を求めています。
授業中はしっかりと考えながら手を動かすことに慣れてもらう必要が
あります。居眠りやゲームはしつこく注意します。授業に集中できる
自信の無い学生にはお勧めできない授業です。
BIM実習は二コマの授業です。これまでの二つの授業よりも複雑な
内容を毎週カバーすることになります。これまでの授業についてくる
のがやっとだった人は今一度履修するかどうかを検討してください。

18. 20170921 18BIM
授業内容
ランダムにRevitグループとArchiCADグループの二つに分け、それぞれが
異なるBIMを使って同じ課題に取り組んでいきます。
まずはBIMの使い方を習得する為に、教科書に沿ってBIMの機能を説明し、
各自でモデリングが出来るようになるまでを目指します。
その後二つの課題を進めることで、学んだことを応用させて自分の設計を
行うことを目標とします。

19. 20170921 19BIM
授業内容
毎週ちいさな課題を与えます。そのすべてが提出してあることが非常に重要
です。二つの大きな課題の結果だけでなく、毎週の取り組みを評価します。

20. 20170921BIM 20
使用する教科書
（Revitグループ）
「はじめてのAutodesk
Revit&Revit LT 2017対応
実践!BIM入門ガイド」
小林 美砂子他 著
エクスナレッジ
ISBN-10: 4767822270

21. 20170921BIM 21
使用する教科書
（ArchiCADグループ）
「 ArchiCADではじめる
BIM設計入門 企画設計編」
BIM LABO 著
エクスナレッジ
ISBN-10: 4767819024

22. 20170921 22BIM
学習環境
• Hiroshima Design Lab HP
hiroshima-d-lab.com/classroom/bim-2017
授業の一部スライドをアップします。各自の復習、欠席した回の
自己習に活用してください。

23. 20170921 23BIM

24. 20170921 24BIM
担当教員の紹介
杉田 宗 (スギタ ソウ)
広島工業大学建築デザイン学科 助教
田原 泰浩（オオタ イチロウ） ArchiCADグループ
田原泰浩建築設計事務所 代表
長谷川 統一 （ハセガワ ムネカズ） Revitグループ
杉田三郎建築設計事務所 勤務

25. 20170921 25BIM
連絡先
E-mail：
s.sugita.zg@it-hiroshima.ac.jp
研究室：
新3号館5階

26. 20170921 26BIM
スケジュール

27. 20170921 27BIM
Revitのインストール

28. 20170921 28
インストール https://www.autodesk.co.jp/education/free-software/revit
「デジタルファブリケーション」でFusion360をインストールした際にAutodeskの
学生アカウントを作っていると思います。その情報を使い、サインインします。
BIM

29. 20170921 29
学生アカウントを作った時のE-mailアドレスを入力
特別な場合を除き、大学のアドレスを使っていると思います
BIM
インストール

30. 20170921 30
同様にパスワードも入力します
BIM
インストール

31. 20170921 31
インストールするRevitのバージョン等を選びます
言語を選んだ段階で「シリアル番号」と「プロダクトキ」が表示されます
非常に重要な情報で、どこかにメモしておいてください
BIM
インストール
Revit 2017
Windows 64-bit
重要！
日本語

32. 20170921 32
インストールするRevitのバージョン等を選びます
言語を選んだ段階で「シリアル番号」と「プロダクトキ」が表示されます
非常に重要な情報で、どこかにメモしておいてください
BIM
インストール
Revit 2017
Windows 64-bit
今すぐ写メ
日本語

33. 20170921 33
インストールするファイルは既にダウンロードして共有フォルダーにいれてあります
共有フォルダーからインストーラー二つをデスクトップ上にコピーします
コピーがおわったらそのインストーラーをダブルクリックして解凍します。その後インストールが始まります
BIM
インストール
二つのファイルをデスクトップにコピー

34. 20170921 34
インストールがはじまったら「インストール」をクリック
BIM
インストール

35. 20170921 35
ソフトウェア使用許諾契約の「同意する」を選び、次へを押します
BIM
ライノのインターフェースと動作確認

36. 20170921 36
インストールする項目を選択し、インストールをクリック
BIM
ライノのインターフェースと動作確認

37. 20170921 37BIM
来週の授業について
来週から実際に建物のモデリングをはじめていきます。教科書を購入して
ない学生は、必ず次回授業開始時までに購入してください。
BIMのモデリングで重要なレベルや通芯を作成し、そこから壁や床を作っ
ていきます。具体的には以下のテーマに沿って話します。
• レベルと通芯の作成
• 外壁と床の作成
• 間仕切壁の作成
Chapter 2-1～Chapter 2-2-8（pg23～pg68）の範囲をカバーします。