2. 発表者
中島倫明(Tomoaki Nakajima) @irix_jp
o 日本OpenStackユーザ会 ボードメンバー(初代会長 2013-2015)
o 東京大学 非常勤講師(S1/S2 月曜 2限)
o 国立情報学研究所/TOPSE 講師
o 一般社団法人クラウド利用促進機構 技術アドバイザー
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3. Infrastructure as a Code
ITの現場から「不確定」な要素を取り除き、品質向上と結果としてのコ
スト削減を実現する。
o 人為的ミス(見間違え、入力ミス、やったつもり、対象間違えなど)の防止
o 確実な再発防止
単純リソースの提供ではなく、「機能」を提供していくためにも有効。
o 開発チームが使いやすい、手間の少ない環境を提供
o 単純リソースの提供がしたいならパブリッククラウドでほとんどのケースは十分。
o 「機能」を提供することでプライベートクラウドの意味が出てくる。
ツールチェーンで実現
o そのツールが得意とする機能のみを利用して、複数の機能を連結。
o 昔は1つのツールを使いこなしていくのが主流。
ライセンスの問題。 ↔ 主流機能のOSS化
1つのツールに依存することになる。 ↔ 1つのツールへの依存度が低くなる
苦手な事もこのツールをやりくり(学習コスト高)。 ↔ 得意なことだけをやる(低)
新しいツールが世に出ても容易に組み込めない。 ↔ 容易に組み込める
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8. Jupyter Notebook
実行可能・再現可能な「手順書」をノートブックという形式で作
成し、実行する手順や実行結果を保存できる。
o Literate Computing for Reproducible Infrastructure
自動化の課題を解決
o 結局、ある処理をまとめて自動化しても、誰かがその自動化のトリガーを
実行する必要がある。
o 自動化を実装することで、その自動化を利用するための作法が作られるの
で、それ如何に間違いなく実行するか?
ノートブックで出来ること
o そのまま実行可能なコマンドを記述できる(コピペの必要なし)
一部のオプションを変更した実行も可能
o 実行のための前提条件等をMarkdownで記述できる。
o 実行結果を保存できる。
o テキスト形式なので git 等のバージョン管理システムとの相性良し。
ちょっと工夫が必要。
8Literate Computing for Reproducible Infrastructure についてはこちらを参照
http://www.slideshare.net/nobu758/literate-computing-for-infrastructure-ipython-jupyter-notebook