1. ハイブリッドクラウドのネットワーク基盤 Windows Azure Connect 2011年3月4日 第 1.0 版 日本マイクロソフト株式会社 エバンジェリスト 安納 順一 http://blogs.technet.com/junichia/ Twitter @junichia

2. ご注意 本セッションの情報はベータ版の機能をもとにしています 正式なリリース時には変更される可能性がありますので ご了承ください

3. Agenda IT Pro が抱える課題と期待 Windows Azure Connectの概要 Windows Azure Connect の利用シナリオ まとめ 3

4. IT Pro が抱える課題と期待

6. 暗闇に妖しくひかる LED

7. クールなケーブルタッピング

8. はたらく自動車：：萌えるねぇ

10. 自動複製によるデータ保護

13. でも…困った現実もある… 既存システムとの統合 すべてがクラウドで動くわけではない 新しいクラウドアプリとオンプレミスを結合しなければならない クラウド上でのビジネスプロセスの表現 使用中のワークフローエンジンがクラウド上に用意されていない クラウドへの移行が面倒 既存方式やテクノロジーを、あまり変えたくない クラウドアプリの監視が面倒くさい

14. 3つの選択肢 全てパブリッククラウド ハイブリッド 全てオンプレミス 一部をクラウドに移行して両者の良いとこ取り 移行コストが問題 従来と変わらない運用

15. 理想的なインフラストラクチャー 全ての基盤が “1つの” システムとして協調動作 ホスター パブリック クラウド Secure CloudFederation プライベートクラウド 企業内システム

16. Secure Cloud Federation クラウド オンプレミス データ同期 ～ SQL Azure Data Sync ～ アプリケーション間通信 ～ AppFabric Service Bus ～ セキュリティ ～ AD FS 2.0 & AppFabric ACS ～ 今日のテーマ 仮想ネットワーク ～ Windows Azure Connect ～

17. 概要 WindowsAzure Connect

18. プレビュー版提供中 Windows Azure Connect クラウドとオンプレミス間の仮想ネットワーク接続 Windows Azure アプリからオンプレミスのリソースを利用 オンプレミスから WindowsAzureを管理 企業内システム

19. Windows Azure Connectどう使う？ Windows Azure アプリがオンプレミスのSQL Serverにアクセス Windows Azure アプリを Active Directory ドメインに参加 Windows Azure アプリからファイル サーバーにアクセス Windows Azure アプリからオンプレミスのプリンターに印刷 Windows Azure アプリ/OS を PowerShell でリモート管理

20. Windows Azure Connect の仕組み 「ロール」と「エンドポイントグループ」間を Relay を通して接続 既存のネットワークも同時に使用可能 Role インスタンス インスタンス インスタンス AzuerConnectエンドポイントソフトウェア Relay エンドポイント グループ Firewall

22. エンドポイントグループ オンプレミスのコンピューター群 企業内 PC/Server 自宅 PC / モバイル PC Role と通信したいコンピューターのみグルーピングする 同時に複数のグループには所属できないがグループのネストは可能（グループ間の通信が可能） コンピューター間の通信可否は関係ない（Azure上の設定なので） 複数のグループに 所属することはできない SQL Server 開発用PC DC

23. 構成パターン①～ 1 : 1 接続 Role１ Role2 Role3 インスタンス インスタンス インスタンス インスタンス インスタンス B社 社内ネットワーク A社 社内ネットワーク 自宅/モバイル エンドポイントグループ エンドポイントソフトウェア

24. 構成パターン②～ n : 1 接続 Role１ Role2 Role3 インスタンス インスタンス インスタンス インスタンス インスタンス B社 社内ネットワーク A社 社内ネットワーク 自宅/モバイル エンドポイントグループ エンドポイントソフトウェア

25. 構成パターン③～ 1 : n 接続 Role１ Role2 Role3 インスタンス インスタンス インスタンス インスタンス インスタンス B社 社内ネットワーク A社 社内ネットワーク 自宅/モバイル エンドポイントグループ エンドポイントソフトウェア

26. 構成パターン④～ エンドグループ間 通信 Role１ Role2 Role3 インスタンス インスタンス インスタンス インスタンス インスタンス Relay B社 社内ネットワーク A社 社内ネットワーク 自宅/モバイル エンドポイントグループ エンドポイントソフトウェア

27. 構成パターン⑤～インターコネクション Role１ Role2 Role3 インスタンス インスタンス インスタンス インスタンス インスタンス Relay B社 社内ネットワーク A社 社内ネットワーク 自宅/モバイル エンドポイントグループ エンドポイントソフトウェア

28. 設計時の留意点 ① Role 間の通信が可能になるわけではない コネクションは point to point である（連鎖しない） 同一サブスクリプション内でのみ使用可能 Role１ Role2 Role3 サブスクリプション インスタンス インスタンス インスタンス インスタンス インスタンス B社 社内ネットワーク A社 社内ネットワーク 自宅/モバイル

30. Azure Connect の設定が完了すると…

31. Azure ConnectRelay 用アダプタが作成される

32. 両者の IPv6 アドレスが設定される

33. 両者の Firewall に Point to Point のポートが開かれるエンドポイント Role adapter adapter Relay Relay adapter Relay adapter インスタンス エンドポイント adapter Relay adapter

34. 設計時の留意点 ③ ～ ホスト名 Role-> エンドポイントー エンドポイントのコンピューター名/FQDN名 エンドポイント -> RoleーRole のホスト名

35. 利用シナリオ Windows Azure Connect

37. クラウドからのオンプレミス利用

38. オンプレミスの資格情報でクラウドアプリケーションを利用Role インスタンス インスタンス Active Directory ドメイン エンドポイント グループ DC SQL Server File/PrintServer DC

39. ②WindowsPowerShell による管理 Windows Azure VM Windows Azure VM WMI WMI 管理 Windows Azure Subscription Windows Azure Management API 管理 インスタンスの作成、再起動、停止 証明書の管理 など オンプレミスと 同様に管理 Windows Azure Management コマンドレット 標準装備の コマンドレット WindowsPowerShell

40. ③ メンテナンスの踏み台 Role インスタンスの リモートデスクトップを 経由 Role グループ インスタンスを複数用意しておけば、複数人での操作が可能 エンドポイントグループ エンドポイントグループ エンドポイントグループ 自宅 顧客B 顧客A エンドポイントグループ エンドポイントソフトウェア

41. まとめ

42. ITPro の責任範囲 アーキテクチャの検討 IT Pro の責任範囲 サービスの展開 管理/監視 Drives Memory OS Patches Networking Physical Hardware この部分のコストが意外と高い

44. パフォーマンス予測

45. コスト予測

46. 経営戦略に即した IT 設計

47. 開発者との情報交換Networking Physical Hardware

48. ハイブリッド クラウド のおさらい アプリケーション間連携 データの同期 AppFabric Service Bus ビジネスロジックの実装 コンポジットアプリケーションへの発展 SQL Azure Data Sync SQL Azure <->SQL Azure SQL Server <-> SQL Azure コードレス 仮想ネットワーク セキュリティ Windows Azure Connect オンプレミスとクラウドのセキュアなネットワーク層連携 オンプレミスの資源をクラウドから利用 (SQL Server, AD DS…) ADFS2.0,AppFabric ACS クレームベースの ID 連携 WS-Federation, WS-Trust,SAML 2.0

49. ハイブリッドクラウドを検討しましょう パブリック クラウド至上主義は危険です スケール アウト だけがクラウドのメリットではありません IT Pro はアーキテクトを目指しましょう ハイブリッドが IT の世界を広げます！

50. セミナー紹介 AppFabric Access ControlServiceV2 で実現する シングルサインオンシステム 日時 3月11日13:00 ～ 18:00 場所 MS 品川オフィスセミナールーム（この部屋です） 講師 MS 安納 順一 CTC 富士榮 尚寛 氏 テックフィールダーズセミナー 検索