2020/08/07 DevLOVE 「カイゼンの旅、チームの旅。現場の軌跡を語ろう」 カイゼン・ジャーニー部門のLTスライドです。

1. ファイブフィンガーLOVE改め↓
ゆびLOVE
@kamehiro17
2020-08-07-カイゼンの旅、チームの旅。現場の軌跡を語ろう
#devLOVE#kaizenj#チームジャーニー

2. ⾃⼰紹介
⻲⽥健弘 @kamehiro17
株式会社セルシスWEBサービス部開発課
グラフィックソフトの
"CLIPSTUDIOPAINT"を作ってる会社
Webアプリエンジニア、基盤リーダー、
あと⾊々 WS 環境整備etc やってます
出⾝はエンタープライズ系SIer
いま3社⽬です 2018年〜現職

3. カイゼン・ジャーニーを読んで何度も涙が出ました
その涙がカイゼンに向かうチカラになった、という話をします

4. わたしを泣かせた⼈（の1⼈）
←ウラットさん
真⾯⽬で、責任感が強く、⾃分が正しい
と思ったことをきちんと発⾔し、チーム
全体を良くするために⼀⽣懸命考えて⾏
動して、

5. ⾃分を追い詰めてしまった
※カイゼン・ジャーニー第14話

6. 深い深い、共感
正しいと思うことをやろうとして、
それを⼝にするために、⼈⼀倍頑張ろうとして、
だけど不器⽤で周りを頼れず、⾃分で⾃分を追い込んでしまい、
体を壊してしまう。。。
「IT業界の職業病」なんていわれるくらいです。
真⾯⽬な気質のエンジニアには多いタイプかもしれません。

7. 「このウラットさんは、昔のぼくだ。。。」

8. ファイブフィンガーというプラクティス
「ウラットさん、1本なのに、なんでデイリースクラムで困ってないとか⾔うんだよ！」
七⾥が、即座にツッコんだ。
ウラットさんは、落ち着かない様⼦で、⾔葉をうまく吐き出せなかった。
「がんばれば、やれるから、困っていない、でしょ」
僕が彼⼥の代弁をした。そう、がんばればやりきれる。だから困ってはいない。
でも、いつまでもがんばれるわけではない。ウラットさんは、⼩さな声で「はい」と返事
をした。
「これからは、俺がフォローするから、抱え込まなくて良いよ！」
4本⽴てた指を⾒せながら、七⾥が明るくウラットさんに声をかける。
ウラットさんは少し嬉しそうに笑って、元気を取り戻せたようだった。
ー引⽤元：市⾕聡啓新井剛.カイゼン・ジャーニー（⼀部、太字強調）

9. ウラットさん、本当に本当に良かった・・・（落涙）

10. でも、
真⾯⽬で不器⽤で無理をしてしまうような⼈は、
きっとたくさん、たくさんいる。
いまも、すぐ近くにいても、全然おかしくない。

11. 「昔のぼく」が、「ウラットさん」が、
元気に楽しく働けるようにチームを動かしていくこと、
それが、ジャーニーを辿った「今のぼく」がやるべきことだ。

12. 現場にて〜去年の夏
とあるプロジェクトで、Web開発リーダーを途中から担当
・チームメンバーは新⼈〜若⼿を中⼼に4名ほど
・⾒通しが⽴ちづらく、ちょっとぐったりしつつある状況

13. 共有MTGを短縮＋効率化するため、という切り⼝で・・・
デイリーでファイブフィンガーを実施
→結果は好評！
・簡単だった、話しやすかった、分かりやすかった
・困っている⼈のタスクをサポートし合ったり、いい感じに進んでいる⼈から元気をも
らったり
・不安な気持ちを共有していいんだ、と思えた

14. ウラットさん！やったよ！！

15. そしてコロナ襲来
フルリモートに移⾏、対⾯コミュニケーションはボイチャやテキストに
オフラインで⾒えていた⾊んな情報が⾒えにくくなる
リモート⻑期化によるぼっち感、気を抜くと塹壕化
→メンバーの困り具合、チームの健康状態がわかりにくい
フルリモートでも、ファイブフィンガーを（楽に）やりたい！

16. アプリをつくってみた。
https://github.com/kamehiro17/remote-five-finger

17. こだわりポイント
・ハードルの低さを損なわないシンプルさ
・せーの、どん！で、みんなの指が⾒られること
・みんなの指の本数がパッと⾒られること
まずメンバー数名とやってみて好感触をGET！

18. かめ「こんなのつくりました、課のデイリーでやりたいっす」
上司「いいっすね、やりましょう」

19. 導⼊から3ヶ⽉⽬、ほぼ毎⽇やってます
現場の声
ファイブフィンガーをフックに、ちょっとした雑談の敷居が下がった
困っている→サポートする、という有機的なかかわりが増えた
ファイブフィンガー中は、なんとなくふんわりした空気
上司の声
うまくいってる感/困ってる感を感知しやすくなったので
フォローすべき⼈が分かりやすくなった

20. 現場のみんなが元気に楽しくDevをLOVE出来るよう、
これからも⾊んな知恵をもらいつつ、考え・動き続けます。
ウラットさん、これからもお元気で。
ぼくもみんなも、ここにいるみなさまも、どうかお元気で。

21. ありがとうございました！