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IT部門がビジネスに貢献するためのメソドロジー
- 1. All rights reserved. copyright © BSP Inc.
「より賢く使うメインフレーム活用術セミ
ナー」
2012 年 8 月 2 日
株式会社ビーエスピー
プレミアムカスタマ部
吉永 健三
IT 部門がビジネスに
貢献するためのメソドロジー
本資料における、各社社名および商品名は各社の商標または登録商標です。
ITIL®
( IT Infrastructure Library )は、英国及び欧州連合各国における英国政府OGC( Office of
Government Commerce )の商標又は登録商標です。
- 2.
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リーマンショック
円高
OSS BCP
東日本大震災グローバル化Facebook
ラウドコンピューティング
XML SNSビックデータスマートフォン
Hadoop
CMDB低成長時代
仮想化
SaaS IPv6
Salesforce
ユーロ問題
RubyZ-AUTO BSP
はじめに
企業を取り巻く環境変化
コスト削減 情報漏えい
DevOps
厳しいコスト削減要求
国際競争力
コンプライアンス対応
BCP 対応
クラウド時代の到来
経営スピードの急激な変化
2
- 3.
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IT 部門IT 部門
昔の仕事の流れ
情報システム部門
3
企画企画
運用運用
事業部事業部事業部事業部 事業部事業部経営経営
SIerSIer SIerSIer
メー
カーベ
ンダ
メー
カーベ
ンダ
プロバ
イダ
プロバ
イダ
コンサ
ルタン
ト会社
コンサ
ルタン
ト会社
クラウ
ド
ベンダ
クラウ
ド
ベンダ
サービス提供
判断情報提供
サービス提供
開発開発
- 4.
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運用部門運用部門開発部門開発部門
現在の仕事の流れ
情報システム部門(メインフレーム運用担当)
4
企画企画 開発開発 運用運用
事業部事業部事業部事業部 事業部事業部経営経営
SIerSIer SIerSIer
メー
カーベ
ンダ
メー
カーベ
ンダ
プロバ
イダ
プロバ
イダ
コンサ
ルタン
ト会社
コンサ
ルタン
ト会社
クラウ
ド
ベンダ
クラウ
ド
ベンダ
サービス提供
判断情報提供
サービス提供
- 5.
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今後出現してくる仕事の流れ
EUD ( End User Development )の出現 情報システム部
門の消失
5
製造開発部製造開発部営業部営業部 物流部物流部経営経営
SierSier SierSier メー
カーベ
ンダ
メー
カーベ
ンダ
プロバ
イダ
プロバ
イダ
コンサ
ルタン
ト会社
コンサ
ルタン
ト会社
クラウ
ド
ベンダ
クラウ
ド
ベンダ
サービス提供判断情報提供 サービス提供
運用運用 運用運用 運用運用 運用運用 運用運用
企画企画
開発開発
企画企画
開発開発
企画企画
開発開発
企画企画
開発開発
サービス提供
- 6.
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IT システム、 IT システム部門の変革
時代はシステム運用から IT サービスの提供へ
6
IT サービスの提供
システム運用システム運用
サービスカタログ /SLA
ITIT 部門の限られた「リ部門の限られた「リ
ソース(人員、機器)」ソース(人員、機器)」
を「作業」レベルから解を「作業」レベルから解
放し放し
「コスト削減&品質向「コスト削減&品質向
上」上」
を実現を実現
ITIT 部門の人員(リソー部門の人員(リソー
ス)をマネジメントや企ス)をマネジメントや企
画の仕事にシフトし、画の仕事にシフトし、
「ビジネスへの貢献」「ビジネスへの貢献」
を実現を実現
サービスの特長
・無形性
・同時性
・共働性
- 7.
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IT 部門の構造変化への対応
現行業務の作業を、削減して構造変化に対応する必要がある
7
システム運用システム運用
作業作業
システム運用システム運用
作業作業
システム運用システム運用
作業作業
運用管理運用管理
運用管理運用管理
運用管理運用管理
新しい役割新しい役割
新しい役割新しい役割
新しい役割新しい役割
運用レス
アプロー
チ
運用レス
アプロー
チ
運用レス
アプロー
チ
運用レス
アプロー
チ
工
数
工
数
時間の流れ時間の流れ
工数削減工数削減
- 8.
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キーワード
運用レス について
「運用レス」が目指すもの
IT 部門が IT サービスの提供によって、ビジネスの拡大に継続的に貢献する
「運用レス」が IT 部門にもたらすもの
IT 部門を運用作業、作業管理、システム管理から解放し、守りから攻めに転換す
る
「運用レス」が実現するもの
IT 部門の人材を、労働集約型から知識集約型に変革する
「運用レス」が目指すもの
IT 部門が IT サービスの提供によって、ビジネスの拡大に継続的に貢献する
「運用レス」が IT 部門にもたらすもの
IT 部門を運用作業、作業管理、システム管理から解放し、守りから攻めに転換す
る
「運用レス」が実現するもの
IT 部門の人材を、労働集約型から知識集約型に変革する
「運用レス」「運用レス」
運用レス化する事で、単純な維持管理から脱却し、ビジネスに貢献でき
る組織に転換していくための継続的な活動のメソドロジ
運用レス化する事で、単純な維持管理から脱却し、ビジネスに貢献でき
る組織に転換していくための継続的な活動のメソドロジ
8
- 9.
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なぜ運用レスなのか
時代の趨勢<現象面>
システム運用業務は機械化やクラウド利用によって無人化や効
率化を求められる
ビジネス(企業)が実現したいこと
IT を利用したビジネス拡大
IT ガバナンスの確立
全体統制の実現、ITサービスの可視化
IT 部門に求められているもの
IT サービスの可視化
IT によるビジネス貢献( QCD )の視点
スピードアップ
コスト削減・最適化
品質向上
運用レスに向けた課題
リソースの再配置、スキルアップ、マネジメントの改革
ソリューションの活用
9
- 10.
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運用レスコンセプト
運用レスを実現する 5 つのアプローチ
運
用
工
数
運用レスのステージ
10
BSP グループが持つ IT サービスにかかるノウハウに基づいた業務分析を行い、適切な
ソリューションを適用することによって、運用工数を削減し、要員を「作業」が中心
の労働集約型から、「知識、ナレッジ」を用いてサービスを提供する知識集約型への
変革を実現する
BSP グループが持つ IT サービスにかかるノウハウに基づいた業務分析を行い、適切な
ソリューションを適用することによって、運用工数を削減し、要員を「作業」が中心
の労働集約型から、「知識、ナレッジ」を用いてサービスを提供する知識集約型への
変革を実現する
- 11.
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集約自動化 アウトソーシング
ラウドコンピューティング セルフ化
“ ”運用レス 5つのアプローチ
11
- 12.
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1. 自動化ツールを利用したアプローチ
構築・保守・運用の各フェーズに自動化ツールを
導入して工数を削減
・運用の自動化の目的
無駄を省く
コストの低減
ミスを防止
品質の向上
セキュリティの向上
作
業
作
業
作
業
作
業
インシデント
問題管理
インシデント
問題管理
作
業
作
業
作
業
作
業
作
業
作
業
作
業
作
業
作
業
作
業
作
業
作
業
業務アプ
リケー
ション
業務アプ
リケー
ション
作
業
作
業
業務アプ
リケー
ション
業務アプ
リケー
ション
業務アプ
リケー
ション
業務アプ
リケー
ション
サービスデスク
業務運用
システム運用
基盤管理
RB
A
自動
実行
ツー
ル
ITSM
ツー
ル
12
- 13.
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2. アウトソーシングによるアプローチ
アウトソーシングの目的
人材の育成や確保が困難
コストの低減
事業継続性の確保
変化への迅速な対応
業務の改善
13
- 14.
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3. 集約化によるアプローチ
管理対象マシン数を統合
リソースの稼働率の効率化と分配
プロビジョニング
管理対象の集約
メインフレーム、 Open 環境
複数プロダクト管理
集中管理サーバの導入
シンクライアント化 WEB 化
14
- 15.
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4. クラウド化によるアプローチ
作
業
作
業
作
業
作
業
インシデント
問題管理
インシデント
問題管理
作
業
作
業
作
業
作
業
作
業
作
業
作
業
作
業
作
業
作
業
作
業
作
業
業務アプ
リケー
ション
業務アプ
リケー
ション
作
業
作
業
業務アプ
リケー
ション
業務アプ
リケー
ション
業務アプ
リケー
ション
業務アプ
リケー
ション
利用
者
システ
ム
RBA
自動
実行
ツール
ITSM
ツール
IaaS
HaaS
SaaS
PaaS
SaaSサービスデスク
業務運用
システム運用
基盤管理
15
- 16.
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5. セルフ化によるアプローチ
セルフ化コンセプト
希望するタイミングでセルフで課題を解決
分散処理によりパフォーマンスは管理者数に非依存
スピーディーな対応
セルフサービス化
パスワード再発行
再印刷オペレーション
セルフサービスポータル
仮想環境を自動的にプロビジョニング
サービスカタログ
ナレッジベース など
16
- 17.
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運用レスに向けた、 BSP のサービス提供領域
17
- 18.
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運用レスまとめ
5つのアプローチを使うことで、運用レスが進み
、繰り返し作業や労働集約型作業から解放される。
IT のサービス化の流れは情報システム部門を意識
せずに、ビジネス部門が独自にシステムを導入可能
になる
一方、経営や各事業部はビジネスへの貢献を情報
システム部門に求めてくる
部分最適が進み、全体最適が必要になっていく。
→ 新たな役割が必要
18
- 19.
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運用部門に求められる新たな役割
Advanced Service Management OfficeAdvanced Service Management Office
19
- 20.
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ASMO とは?
利用者に最適な IT サービスを提供するためのフレームワーク
20
ASMOASMO
Advanced Service Management OfficeAdvanced Service Management Office
BSPBSP グループが開発し提唱する、グループが開発し提唱する、 ITIT 部門が「運用レス」を実部門が「運用レス」を実
現し、現し、
利用者に最適な利用者に最適な ITIT サービスを提供するためのフレームワークサービスを提供するためのフレームワーク
ASMO として包含するフレームワー
ク
IT サービスマネジメント( ITIL 、
COBIT)
ビジネス要件定義( BABOK )
経済産業省 共通フレームワーク
2007
システム監査基準
スキル標準( ITSS/UISS)
リーンスタートアップ
ASMO として包含するフレームワー
ク
IT サービスマネジメント( ITIL 、
COBIT)
ビジネス要件定義( BABOK )
経済産業省 共通フレームワーク
2007
システム監査基準
スキル標準( ITSS/UISS)
リーンスタートアップ
ニーズ・テーマ
IT ガバナンス
全体最適・可視化
ベンダーマネジメント
ビジネスへの貢献
コスト最適化
マネジメント&コントロール
組織開発・人材育成
ニーズ・テーマ
IT ガバナンス
全体最適・可視化
ベンダーマネジメント
ビジネスへの貢献
コスト最適化
マネジメント&コントロール
組織開発・人材育成
- 21.
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IT 部門IT 部門
ASMO ( Advanced Service Management
Office)
ASMO の位置づけ、機能・組織
21
企画企画 開発開発
運用運用
事業部事業部事業部事業部 事業部事業部経営経営
SIerSIer SIerSIer
メー
カーベ
ンダ
メー
カーベ
ンダ
プロバ
イダ
プロバ
イダ
コンサ
ルタン
ト会社
コンサ
ルタン
ト会社
クラウ
ド
ベンダ
クラウ
ド
ベンダ
ASMO
サービス提供
判断情報提供
サービス提供
- 22.
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ASMO ( AdvancedServiceManagement Office)
ASMO の位置づけ、機能・組織 詳細図
22
企業 A企業 A 企業 B企業 B 企業 C企業 C 企業 D企業 D 企業 E企業 E 企業 G企業 G企業 F企業 F
顧客・利用者顧客・利用者 ITIT サービス提供側サービス提供側
総務
人事
購買
総務
人事
購買
事業部事業部
SIer/SIer/ サプライヤーサプライヤー SaaSSaaS DCDCベンダー・メーカーベンダー・メーカー
サービス統括機能
マネジメント機能
コントロール&モニタリング機能
SLA(UC) 、各種契約、パフォーマンス条件、評価指標
経営
CIO
経営
CIO
報告
組織横断型の機能として設置
SLASLA
判断・指
示
判断・指
示
参画
サービスデスク
統一窓口機能
共通ツールの提供経営判断できる情報を提示
企画企画企画企画 開発開発開発開発 運用運用運用運用
IT サービスマネジメントを実践し、
「運用レス」によって、成果を導出し続けるための戦略的フレームワーク
- 23.
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ASMO による I TSM 実現時のベネフィット
ASMO による成果目標
23
I T ガバナンスの強化 (モニタリングとコントロー
ル)
I T ガバナンスの強化 (モニタリングとコントロー
ル)
I T サービス提供における全体最適化 ( QCD の観点か
ら)
I T サービス提供における全体最適化 ( QCD の観点か
ら)
コミュニケーションの強化 (ビジネス・ I T 部門・ベ
ンダー)
コミュニケーションの強化 (ビジネス・ I T 部門・ベ
ンダー)
継続的改善の実現 (改善していることが見える)継続的改善の実現 (改善していることが見える)
I T サービスによる価値の提供 (価値、貢献の見える
化)
I T サービスによる価値の提供 (価値、貢献の見える
化)
I T 部門の人材力・組織力の強化。学習する組織へI T 部門の人材力・組織力の強化。学習する組織へ
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I T 部門の構造変化への対応
運用レスアプローチで、 ASMO を実現
24
システム運用システム運用
作業作業
システム運用システム運用
作業作業
システム運用システム運用
作業作業
運用管理運用管理
運用管理運用管理
運用管理運用管理
ASMOASMO
ASMOASMO
ASMOASMO
運用レス
アプロー
チ
運用レス
アプロー
チ
運用レス
アプロー
チ
運用レス
アプロー
チ
工
数
工
数
時間の流れ時間の流れ
工数削減工数削減
新しい役割へ新しい役割へ
- 25.
All rights reserved. copyright © BSPSOL Inc. 25
今日はここの
ご紹介で
す!!
Editor's Notes
- 「クラウド時代におけるITサービスの革新を提案する「運用レス」コンセプトをご説明するまえに、まずこのコンセプトを検討するに至った背景からご説明させて頂きます。
既にご存じのとおり、長く続く低成長時代。特にリーマンショック、および円高に対する国際競争力の維持のため、コスト削減要求は一段と厳しくなりました。
一方、コンプライアンスやBCPなど企業が対処すべき事象はますます増えてきています。
その中、本格的なクラウド時代が到来して企業を取りまく環境も急激に変化してきました。
- まず、運用工数を削減していくための5つのアプローチをご紹介しましょう。
- ところで、自動化とは何を目的とするのでしょうか?
BSPの自動化ツールの目的は5つ定義しています。
標準化することで無駄な動きをなくし、それによりコストを低減します。
また、ミスを防止することで処理の品質を上げると同時
人が介入しないことでセキュリティ性を向上させることができます。
自動化ツールを運用部門に割り当ててみます。
この絵は、運用業務をシステムから利用者まで階層に分けてみた図です。
このレイヤごとに自動化のソリューションが存在します。
システム運用では、RunBookAutomationがあります。手順書に従ってOSの起動やパッチの適用などを自動的に処理を行う。
次の会計システムやCRMなど業務アプリケーションの運用ではバッチやプロセスの自動化ツールが存在します。
そして、最上位にインシデントや問題の管理をする、ITSMツールが存在します。
- 2番目アウトソーシングです。
企業の分割や統合、業務の拡大に応じて、ITシステムが肥大化し本業への負担になってきている場合があります。
社内で全てを片付けられれば理想かも知れませんが、要員の不足やコストの問題もありますし、それに加えITに対するあらたな要望も出てきており工数が不足します。
その際には、アウトソーシングを利用するのも大きな効果があります。
- 3番目の集約化
まずは、現在のクラウドを支えているといっても過言ではありません。
仮想化による統合によってリソースの稼働率をあげ、無駄なく適切にリソースを配分することが可能になりました。
また次元は異なりますが、シンクライアント化やウイルスサーバなど、集中的に管理を行うことで工数を削減する手法もあります。
- 先ほどのツールの自動化のところでも出てきました三角形。
運用業務をレイヤにしたものですね。
これにクラウドのソリューションを割り当てると、システム運用をクラウドで運用レスするならばIaaSやHaaS
業務アプリケーションを運用レスするならば、SaaSやPaaS
サービスデスクを運用レスするならば、SaaSを使う
- 5つ目のアプローチ
セルフ化です。
セルフ化は、ユーザが希望するときに、ユーザにオペレーションができるようにすることで
サービスレベルを上げると同時に、処理能力が管理者のキャパシティに依存しないスケーラビリティをもつという意味
クラウドでは非常に重要な概念です。
- ここまで、運用工数を削減していくための5つのアプローチをご紹介しましたが、
それでは、あらたな課題が求められている点についてご説明しましょう。
- ここまで、運用工数を削減していくための5つのアプローチをご紹介しましたが、
それでは、あらたな課題が求められている点についてご説明しましょう。
- BSPでは、運用レスを推進していくために、運用レスマークを作成しました。
これです。
運用レスで運用部門の改革を進めていきましょう。