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プレゼンテーション・ミニ講座

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プレゼンテーション・ミニ講座

せっかくの検討について、意思決定し動いてもらう場がプレゼンです。
プレゼンの15分で、半年の検討のすべてが決まる、まさに「勝負の場です。
その勝負をいかに勝つか、その基本を具体的に伝えます。

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プレゼンテーション・ミニ講座

  1. 1. MK&Associates 1 この資料は 弊社の著作物です。無断の複写・転載・利用を禁じます 連絡先: kawase@mkandassociates.jp ウェブサイト: www.mkandassociates.jp MK&Associates 未来をデザインし、共に創り出す プレゼンテーション・ミニ講座 ~あなたの思いを伝え、プレゼンに「勝つ」ために~ セミナー資料 立命館大学 客員教授 エムケー・アンド・アソシエイツ代表 河瀬 誠
  2. 2. MK&Associates プレゼンの目的は、聞く相手を「 」こと 会議の目的は、資料を「説明」すること プレゼンの目的は、聞く相手を「 」こと プレゼンは、____の場! 通常業務での会議なら、相手は背景を知っているし、次回挽回も可能 しかし、プレゼンは「一発勝負」。プレゼンのみで、判断される スポーツの試合、受験と同じ。「本番」で失敗すると、全てが終わる どんなに時間をかけて、真摯な検討を重ねて、素晴らしい資料を作っても、 せいぜい15分〜20分のプレゼンで失敗してしまうと、全てが終わる せっかく努力したのだから、「本番」で、勝ちに行け!! 2
  3. 3. MK&Associates 人を動かす「そもそもの姿勢」 人を動かす「話の作り方」 人を動かす「プレゼン本番」 3
  4. 4. MK&Associates ・・に苦しんでいる人がいる。 この人たちを救いたい。 今ならこんな技術を使えるはず。 まだまだ調査は必要ですが… 欲しいのは「調査結果」ではなく、人を動かす「提案」 いくら正確でも、分析結果を並べた調査報告では、人は動かない 荒削りでも、自分が何をしたいのか、組織として何をすべきか、提案しろ 分析や調査結果は、あくまで材料。それを元に、自分なりの話を組み立てる 提案のベースには、個人的な「思い」や「感情」が必要 思いがないなら、提案するな。お互いに時間の無駄 4 で、 何したいの? 先生、できました〜! 環境分析 競合分析 収益分析 ビジネスモデル 環境分析 競合分析 収益分析 ビジネスモデル いいじゃん! やろうよ!
  5. 5. MK&Associates プレゼンで伝えるものは、自らの「姿勢」 プレゼンは、相手を動かすものは、自らの「姿勢」 調査結果だけなら、資料を渡せば良い。しかし、それだけで人は動かせない 伝える(伝わる)ものは、内容以上に、姿勢(熱意・本気度) スタンスと感情が(無意識の中で)より印象に残る みなさんも、内容より、“楽しそうだった”、“真面目そうな人だった”、“本気でやってた ね”、“嫌な感じの人”という「印象」の方が残るでしょう しかし、プレゼンする人も、そして聞く人さえも、意識するのは「言葉・資料」のみ とくに初対面の場合の「第一印象」が大事 「テクニック」でカバーできることが多い テクニックだけで、姿勢を中身が無いのは、詐欺師。皆さんは、その逆 せっかくの 「真面目さ」 を台無しにしては、あまりに勿体ない 言葉 資料 7% 「感情」 声・表情 38% 「姿勢」 熱意・本気度・人柄 55% 聞 き 手 5
  6. 6. MK&Associates 「姿勢」をつたえるテクニック 落ち着いた笑顔で、自信と誠実さを伝える まずは落ち着いて、体を無意味に動かさない 無意識で意外と動いてます。特に手に注意(組手などで対策) 落ち着いて、穏やかに、優しく、ニコッとする! むっつりしている、小馬鹿にしている、眼が宙を泳いでいるでは、信用されない そして、アイ・コンタクトされると、印象は「ぐぐっと」良くなる 一人一人を数秒づつ順に見る • 一人原則3-5秒。「全ての人」に確実に • 1000名を前にしても同じです。1時間で全員とアイコンタクトします 基本の基本、しかし意外と難しいです 【 練習 】 チーム内の他の人に、ひとりづつ順番に、アイコンタクトをつけて話す 話す内容は、どうでもよい。「ももたろう」のように知った話などがよい 一人ひとりに、アイコンタクトを「5秒間」つけながら、チームの全員に話をする 終わったら、次の人に交代する 6
  7. 7. MK&Associates 「感情」を伝えるテクニック 「俳優」になって、演技する 基本は、低い優しい声で、相手に伝える • キンキンしたせわしない声、ボソボソ声は、プレゼンのときだけでも改善する 声に表情をつける • 楽しい、嬉しい、ワクワクする ⇔ 困った、困り果てた、申し訳ない メリハリをつける: 大事な所だけ「だけ」ゆっくりと 基本は、チャキチャキとテンポ&端切れよく説明する • 「ハイッ、次!」、「ハイッ、次!」 と、「勢いと元気ある」感じのほうが良い • どうでもよいことは、早口で飛ばす。文字にあっても、読む必要はない • イメージなら、5秒見せるだけで良い そして、大事な所「だけ」、ゆっくりと話す 聞く人に「苦行」を強いるな 一本調子で、抑揚なく、平板なトーンで話しつづける (官僚答弁?) もしくは、ずっとハイテンションで話す (政治家?) いずれも「絶対にしてはいけない」 7
  8. 8. MK&Associates (参考) オンラインでの工夫 通信条件を整え、確認する 回線が遅い、切れる、音が切れる、周囲の雑音が多いなど、論外 最初で手間取ると、「本気でやってるのか?」と思われる。離脱される可能性も 動画やネット画像を入れるときは、「必ず」事前テストする (動画の音声も大事) カメラ映りは大事、自分の顔(表情)をモニタする 顔を出さないのは論外。顔がクリアに明るく見えるのは、最低限の条件 • 照明が暗い、背景が汚い、生活感丸出し、などもダメ 「カメラ」を見る。画面でなくて、ときどきは「カメラ」を見る PCで自分の顔が表示されない場合は、スマホでもアクセスし、モニタする 「飽きさせない」ようにする 相手は集中していない(=内職している等)可能性がある 集中していても、画面を同じ姿勢で見るので、対面より飽きやすい 簡潔に、分かりやすく、あまり留保をつけずに「言い切る」 言い淀まない。リアルより早いスピードで、シャキシャキ話す 表情や身振りは、すこしオーバーなくらいに入れる パワポに動きをつける (アニメーションや動画) 8
  9. 9. MK&Associates 人を動かす「そもそもの姿勢」 人を動かす「話の作り方」 人を動かす「プレゼン本番」 9
  10. 10. MK&Associates 大前提: あなたの話は伝わらない 言えば伝わる、書いたら分かる ⇒ 間違いです。基本、伝わらないです 米軍での研究: 命令が実行されるまで、「平均して6回」の指示が必要 ましてや会社では、それ以上の努力が必要 1回言っただけでは、分からないのか! ⇒分かるわけがない 同じことを、2回も3回も言わせるのか! ⇒もっと言え 理解できない、イメージできないところがあると、そこで「止まる」 その先をいくら説明しても、頭に入れてもらえない 意外なくらい理解されていない、意外なところで引っかかる、と思ったほうがよい その一方で、知っていることを長々説明されると、イライラする たとえば、高齢化や財政赤字の現状や、基本的な技術解説など さらにプレゼンは、「はじめての情報」を、理解し、意思決定してもらうもの 「止まらず」スムーズに理解できるよう、伝わるように、「とことん」詰めろ 10
  11. 11. MK&Associates 自分の言いたいことより、聞く人の理解が大事 生の情報だけ並べても、伝わらない 聞く人はイライラする、時間の無駄 「で、君はなにを言いたいの?」 でも当人は、意外と気持ちよく話していたりする 聞く人が理解・納得し、そして意思決定できるように、情報を伝えろ 11 きれいなグラフ にしました! 今週の新しい 情報です! こうも言えるか も!、考えたで しょ? 延々、補足 データです これも関連す る資料です ついでに、こん なデータも見て ください よく調べたでしょ!! えっ、結論?? なにが言いたいかって?? 考えれば分かるよね!! 私の言いたいポイントは ・・・・・です。 ・・・・・すべきです。 OK,GO!
  12. 12. MK&Associates 「キレイな言葉」に直すな キレイな言葉にすると、何も伝わらない (以下実例のごく一部) キレイ) 営業員の商品満足度に課題がある (85.7%が不満) • ⇒ けしからん、何やってるんだ、営業員をしっかり教育しろ! 実態) 顧客接点の第一線を担う、A店・B店・C店の営業スタッフ(7名)の声 • この商品、自分では欲しくない。それに高くて買えない • ノルマがあるから顧客には説明するけれど、そのたびに罪悪感を感じる • 昭和なら売れた商品かもしれないが、令和ではあまりに古すぎる • ・・・ • 不回答の1名: どうせ来月辞めるし、上は話を聞かないから関係ない • ⇒ 言葉も出ないほどショックを受けた。俺たちは間違っていたのかもしれない… 人を動かすのは「生の声」 どんなに困っている、苦しんでいる、叫びたいことも、キレイな言葉では消えてしまう しかし成績良い人は、キレイな、客観的な言葉に直してしまう 悪気なく・無意識的にしていること。意図的に「生の言葉」を残せ 意識的に、ストーリーに「生の声」を入れろ 重要な顧客アンケートは、添付資料に隠さずに、最前面に出せ 12
  13. 13. MK&Associates 1) 情報を、一本のストーリー(お話)として関連付ける プレゼンで記憶に残るのは、ストーリーのみ 知識の羅列は(下手をすると)次の頁で忘れるが、ストーリーならずっと記憶に残る 全体が伝わったら、細かいところが曖昧になっても、問題ない 「ストーリー」に集中する ストーリーがない限り、どんなにリッチな情報でも、顧客が得るのは「雑知識」だけ ストーリーに乗らない情報は、説明から落とせ • 時間をかけて作業した表とかとかグラフとか、どうしても載せたくなる • それらはすべて、補足に回す。本文には、入れない • または、資料に載せて「説明しない」 (※簡単なはずだが、意外とできない) 「キーワード」を用意する キーワードとは「刺す」言葉やイメージ • 細かいところは忘れても、 「きび団子」や「お菓子の家」という キーワードは記憶に残る 13 もちろん「単なる駄話」はダメ。しっかりロジックを押さえて、「ストーリー」をつくる
  14. 14. MK&Associates メッセージをつなげて、ストーリーを作る プレゼンとは、ストーリーで話をつながる「紙芝居」 タイトルと情報だけ見せられても、「理解できない」 スライドには、「メッセージ」を入れる ストーリーがつながった資料をつくれ スライド1: (タイトルの例)事業環境の分析 (メッセージの例) 鬼に苦しめられる村に、老夫婦がいました スライド2: 新たな機会の登場 彼らが育てた「ももたろう」が丈夫に育ちました スライド4: 課題解決の方針 このももたろうが、鬼ヶ島を攻めます スライド3: 課題解決の方法・チームの組成 ももたろうは、「きび団子」で人材を雇います スライド5: 期待成果 ももたろうは鬼を征服して、村を豊かにしました 14 タイトル:◯◯◯ 情報 タイトル:◯◯◯ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ (↑ 伝えたいメッセージ) 情報 パワポに メッセージを入れる タイトルと情報だけでは、 何を言いたいのか理解 できない
  15. 15. MK&Associates ストーリーの作り方 方法1: 「紙芝居」の紙を並べるように、パワポのストーリーを作っていく 方法2: パワポ/ワードの上で、メッセージを「書いていく」 方法1の例: 方法2の例: ももたろうの出生と社会構造 対策チームの組成 活動の経緯と結果 15 家族構成 当時の社 会情勢 父母の職 業と 経済状況 モモがど んぶらこ 村に対す る脅威 必要な対 策 猿と雉と 犬の性格 猿と犬と 雉の主要 装備 作戦の状 況 PDCA 達成成果 村の地形 図 実行計画 と 予算 事業環境の分析 鬼に苦しめられる村に、老夫婦 がいました 新たな機会の登場 彼らが育てた「ももたろう」が丈 夫に育ちました 課題解決の方針 この「ももたろう」が、鬼ヶ島を 攻めます ・・・・・
  16. 16. MK&Associates 2) 納得できるロジックを組む どんな「立ち位置」でモノを言うのかを、最初に示す 危機感を持っての提言、新たな新規事業の提案、お客に役立つ改善案、など 膨大な時間をかけ、ヒアリング調査をしたのなら、最初に伝える 「明確に」、なぜ(WHY)、なにを(WHAT)したいのか伝える 当たり前だが、基本。「ふにゃふにゃ・ふわふわ」せずに、明確に言いきれ 検討スコープを明確にし、 「しないこと」も明確に伝える 「ここは検討したのか?」と言われて、「すみません、していません」ではなくて、 「今回のスコープ外なので、していません」と明確に答えろ 考えてもいないのに、「最終的には海外展開します」とか無意味なことを言うな どうせ聞かれるポイントには、予め資料で答えておく 「そこは言葉で説明します」というのは、時間の無駄、かつ不誠実 「隠そう・誤魔化そう」と思うな。隠したいところは、一番突っ込まれる 分からないところは、「アドバイスをお願いします」と相手を巻き込む 16
  17. 17. MK&Associates いきなり結論に飛ぶな こんな提案は、アウト (例)生産性が低いです、だからクラウドを入れます!、売上高はこうなります! • ちょっと待て!、なぜクラウド?、そもそも、ITで解決できるの? • これ、何が課題なの?、クラウドがベストな解決策なの? • そもそも、生産性が低いって、本当なの? 笑い話のようだが、検討していると、チームの中で「暗黙の前提」となりがち。 そして、聞く人も同じ前提や文脈を共有しているものだと、思い込みがち 相手にとっては、初めて聞く内容。第三者的視点で、冷静・客観的に見直せ 初めて聞く人に話を聞いてもらい、分からなくなるところを確認するのがよい 冷静・客観的に考えると、提案自体が間違っていることも多い 「決めたこと」だけでなく、「選択肢」を示し、「なぜ選んだか?」を説明しろ たとえば、「Bをします!」という前に、「選択肢A〜Eとの比較」は必須 多数の仮説を出し、検証してきたなら、それも見せて「たくさん考えた」ことを伝える ここで「理解が止まってしまう」ことが、一番多い 17
  18. 18. MK&Associates 3) 言葉の「分解能」を上げろ 単語を伝えても、聞く人がもつイメージは違う とくに「ビッグワード」(高齢者、日本企業、など)は、漠然としすぎて分からない 伝えたいことの「分解能」を上げる 「あ、コレを言いたいのね」がクッキリ伝わればよい それが伝わらないと、止まったまま 抽象的な言葉でなく、具体的な内容を伝えろ 「人材の育成、技術力の強化、営業活動の強化、M&Aの推進・・」は、ビッグワード そこで止まっては、なにも言ってないのと同じ 「具体的に、なにするの?」に答えること 18 成長する高齢者市 場に向けて、ビジネ スを展開します! 高齢者市場って、4000万人。 性別、家族構成、職業、資産、 健康、リテラシーで全く違う… 狙うのは、退 職したが健康 でやる気ある 高齢者。主に 既婚60代女性、 都市部在住、 高学歴、
  19. 19. MK&Associates 聞く人の頭の中に「具体的なイメージ」を想起させろ イメージの湧かないことは、理解できない 抽象的にまとめようとすると、結局なにも伝わらない 成績の良かった人、マジメな人ほど、陥りやすい罠 キレイ(抽象的)にまとめず、具体的な「イメージ」を持ってもらう たとえば、具体的な会社名、顧客の名前や顔、顧客との「生」の会話 プロダクトの形やデザイン、スペック、書類のフォーマット、会議のアジェンダ、 などなど、具体例を出来るかぎり提示する イメージは「チラ見せ」でよい 19 1. 新機能(微細加工)の仕組み(イラスト) 2. 営業プロセスの効率化(現行との比較) 3. 仕様変更による原価低減(変更内容) 1. 斬新な新機能! 2. 効率的な営業プロセス! 3. 抜本的な原価低減! ⇒ それは、いいのだけど…、 で、それってなに? ⇒ ★ ★ XYZ方 の採用
  20. 20. MK&Associates 4)「第三者の声」と「数値」で説得しろ 自説を100回唱えるよりも、第三者の声1つ(できれば複数)のほうが効く 自分のロジックが、必ずしも相手に伝わるわけではない ロジックより、第三者の声という(覆せない)「生のファクト」の方が、ずっと強い • もちろん、恣意的な発言、ごく一部の例外的な事例ではいけない インタビュー結果とかは、積極的に示し、重要なコメントはきちんと説明する • みなさん、なぜか「隠しがち」です 説得するには「数字」が有効 「とても役にたちます」、「たくさんの人がそう言ってます」、と言われても… ただし、絶対値だけ伝えられても、(とくに初めて聞く分野は)分からない • 相対的な比較(東京ドーム100個分とか、東京23区と同じ面積とか) • 全体の中でのインパクト、改善前・改善後の比較 • 最終的には金銭換算してみる (無理にしなくてよいが、できる限り示す) 数字の桁数はいたずらに増やさず、ザクッと「このくらい」を示す • 「利益は計算の結果、年間3,256,045円です」ではなく、「年間300万円ほどの利益を想定」 重要な計算は、前提条件を明示する • 計算内容や結果より、前提のほうが大事。細かな説明は不要だが、必ず添付する • 計算内容の細かなエクセル添付など「論外」。別頁で十分 たとえば、「作業時間が、3.23時間になります」ではなく、 「作業は、従来から4時間減って、約3時間に。生産時間全体を15%短縮、年間1.5億円の効果!」 20
  21. 21. MK&Associates (参考) 資料の「詰め」もしっかり 「頁番号」は必須。「目次」も(20頁以上の資料は)必須 また、表紙(とくに日付)は意外と修正を忘れがち。ここで間違えると最初にコケる 言葉を統一すること 同じものを違った用語で説明すると、聞き手は混乱する。意外と修正を漏らしがち カラー・フォント・図形には、意味と統一感を持たせる 自社は「青」や「四角」、顧客は「緑」や「楕円」などで統一する。統一感がないと、混乱する 原則は、シンプルに、モノトーン(白黒だけでなく青白等)+ワンポイントの配色 図にも意味を持たせる グラフと同様、図も「縦軸」と「横軸」の意味を明確にしろ 図形は全て説明できるようにしろ (質問しなくても、無意識に疑問に思う) • この線のつながりは?、なぜ、ここに矢印? ここはなぜ四角でなくて丸? • なぜ、こっちが大きい? この位置のズレはなに? 大事な数字、そしてその意味は、すぐ分かるように見せる 「このような施策により、1台あたりの生産原価は39,435円と試算される」ではなくて、 「この施策により概算で、原価:4万円/台、従来の約6割減を目指す」 21
  22. 22. MK&Associates 人を動かす「そもそものスタンス」 人を動かす「話の作り方」 人を動かす「プレゼン本番」 22
  23. 23. MK&Associates Presentation ZEN(禅) 情報は、できるかぎり、削ぎ落とし、「シンプル」に伝える 「要はこういうことを言いたいのだね?」と理解されないと、判断してもらえない • 最悪なのは、「いろいろあったけど、よく分からなかった」 これまでに作った資料の、「9割」は捨てる・削る 関係ない「煩悩」は、添付資料に回す。または資料に入れて、「読まない」 一方で、納得させるに足るロジックを備え、リッチなイメージは伝える • 間違っても「スカスカな言葉」だけにしない 23 ! 「みっちり」と考えて、… 「スッキリ」と伝える
  24. 24. MK&Associates 「ネタバレ」から入る 最初に「こういう話をします」と、目的と着地点を見せる ビジネスの場では、目的も着地点も見えない「おしゃべり」は、イライラします そもそも、なんのために、この話をするの? 結局、何を言おうとしているの? 結論は、最初に伝えるほうが「得」 最後まで結論が見えないと、聞き手はイライラする 最初に結論があると、たとえ反対の意見でも、心を鎮めて聞ける 結果として、建設的な議論になり、議論の結果に関わらず、両者とも満足は高まる 24 あるところに、おじいさんとおば あさんがいました。ある日、おじ いさんは山に芝刈りに、おばあ さんは川に洗濯に…….. ⇒結論の頃には、疲れ果てる 「本日は、桃から生まれた桃太 郎という少年が、村民を苦しめ ていた鬼を退治し、村を豊か にする、というお話をします。」 まず、あるところに… この2つに、最初に答えること
  25. 25. MK&Associates 最初の「サマリー(要旨)」で、心を掴め 本編を見る前の、本の「まえがき」、映画の「予告編」 「目次」でも「要約」でもなく、内容を伝えて期待を持たせる文章 これが面白ければ、前のめりに見てもらえる 逆に面白くなければ、説明しても「上の空」で聞かれる 最初に1枚のサマリーで、相手に「全体感」を持ってもらう この最初の1枚で、全体の「心象」を決める。続く頁は、心象の確認 徹底的に磨き込み、シンプルでシャープなメッセージを伝える 原則として、文章(+1つのイメージ)で伝える。ごちゃごちゃさせず、10行以内で書く サマリーは最後につくる 作るタイミンは、最後。資料を一通り作ってから、最後に着手する プレゼンの最後にもう一度、サマリーを「おさらい」として伝えても良い 25  この最初の1枚で、プレゼンの成果の2〜3割が決まる  残りの100頁の1枚1枚の出来よりも、この1枚に心血を注げ  そして、この1枚で刺し、聞く人の「心を掴め」
  26. 26. MK&Associates 力強い「自分ごと」のメッセージとして伝えろ X:無責任な「評論家」的な発言 ⇒ ◯:「自分ごと」の行動 X: このようなリスクが想定されます ⇒ ◯: こうなる事態を回避したい X: 実現する可能性が考えられます ⇒ ◯: この可能性にチャレンジしたい 正解を言う必要はない。「自分の考え」を言え コンサル会社の「調査レポート」ではない。「勝負」に出てほしい たとえば、「まだ、この部分は分かりませんが、私はこのように考えます」、「検証は一 部しか住んでいませんが、成功確率は高いはず。検討を続けさせてください」など 最後に必ず聞かれること、「誰がやるの?」、「本気でやるの?」 実行する人のいない提言など、誰も求めていない 質問されて、キョロキョロ顔を見合わせているなど、最悪 自分でやるのでなければ、実行を委ねる者とは事前の合意をとっておく 26 最後に ・ 実行者(誰がやる?) ・ 直近の実行プラン(すぐやる!) を明確に提示すること
  27. 27. MK&Associates 資料を読むな!、繰り返します、資料を読むな! 資料「を」説明するのでなく、資料「で」伝える 資料はあくまでも「ツール」。間違っても、資料を全部読み上げるな • 自分が目ですでに読んだものを、延々読まれると、飽きる、イライラする 資料を見て(下や画面を向いたまま)説明するのは最低。アイコンタクトしろ 資料にも、メリハリをつけろ 文字の多い資料は、説明するところだけ下線をつける。そして、そこ「だけ」説明する 27 ◯◯◯◯◯◯ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ◯◯◯◯◯◯ ▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲ ・・・・・「・・・・・・・・・・・・・・」・・・・・ 1.・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2.・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3.・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ⇒・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ※・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  28. 28. MK&Associates 本番の「舞台」に向けて、練習、練習、また練習 本番前は、資料を良くするより、「舞台稽古」に時間を使え 資料をいくら黙読で確認しても、実際にはうまくいかない 最低でも2回、大事なプレゼンなら5回は、全部通しで練習すること プレゼンすると、今まで見えなかった資料の穴も、見えてくる 最後の最後まで、プレゼンは改善する 「舞台稽古」の内容 文言を暗記するのでなく、話すストーリーを頭にたたき込む • 途中で「あー」とか「えー」とか言うのは、準備不足の証拠 時間配分は、実際に練習して確かめる • 優先順位の低い内容は、印刷物はそのままでも、説明からはバッサリ落とす • 緊張すると、時間は1割くらい長くなる。時間オーバーするより、時間を余せ 当日のプレゼンには、「身を乗り出し」て、見入ってもらおう 最初の「エグゼクティブ・サマリー」で、心を掴め 聞く人の頭を「ヒマ」にさせたら、負けと思え 「お、きちんと聞かないと、おいつけないぞ!」と焦らせるくらいがよい あなたの熱意と、シンプルで力強いストーリーで、聞く人を「動かせ!」 28

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