クラウド環境/仮想化環境が普及した現在、システム運用がクローズアップされています。
迅速かつ柔軟にシステムの運用が行えないと、せっかくのクラウド環境/仮想化環境のメリットを活かすことができないからです。
また、管理するノード数も大幅に増えており、そういった点からのシステム運用の重要性が高まっています。
そこで、今注目されているのがITILです。
実際、データセンターやクラウド事業者、大手企業の情報システム部門などの多くの方が、クラウドの普及に伴い、ITILベースのシステム運用を検討しています。
ところが、従来のITIL準拠の運用管理ツールは、とても高額なものです。
ライセンス費用だけで1千万円以上します。
そこでお勧めなのが、オープンソースのITIL準拠運用管理ツール、「OTRS(オーティーアールエス)」です。
OTRS(オーティーアールエス)は、ITILに準拠したオープンソースの運用管理ツールです。
ITILに準拠したITサービスマネージメントを実現するための「インシデント管理」、「問題管理」、「構成管理」、「変更管理」、「ナレッジ管理」などの機能を提供します。
また、Zabbix等の各種運用監視ツールとも連携し、自動的にイベントを取り込み、「インシデント」を生成することが可能です。
もちろん、Web画面やメールでの問合せを受けて「インシデント」を生成することもできます。
本勉強会では、ITILに準拠したシステム運用を実現するために、OTRSをご紹介するととともに、第一歩としてどこから始めればよいかを解説します。
・クラウド時代のシステム運用の課題
・ITIL「超」概要
・OTRSとは
・どこから始めればよいのか?
また、参加者の皆様と、クラウド時代のシステム運用の課題や解決方法について、議論したいと思います。