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患者安全な医療のための教育・訓練
NexWel 恵那地域笑顔共創クリニック
全日本患者安全組織文化学習支援財団
松本尚浩
本日の重要な問い
あなたは、今の学び方で
人生を活き活きと
生き抜くことが
できますか?19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 2
あなたの携帯端末で
投票準備をお願いします
3
http://goo.gl/BuAec6Education for Patient Safety @Ibaraki_Med201919 Oct 2019
投票画面のご案内
4
回答を
選びます
質問や
コメント
歓迎です
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med201919 Oct 2019
自己紹介(1/2)
• 略歴
– 1962年 福岡県久留米市で出生
– 1987年 産業医科大学医学部卒業
– 2008~2011年 水戸済生会総合病院、筑波大学附属病院
– 2014年~ 在宅医療と患者安全
– 2019年~ 医療過疎地域の医療再建
• 主な出来事
– 1995年 鱒淵マラソンで2時間57分
– 2001年~心肺蘇生術インストラクター
– 2015年 全日本患者安全組織文化学習支援財団
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 519 Oct 2019
おにぎりが好き
A: 全くそう思わない
B: あまりそう思わない
C: ややそう思わない
D: ややそう思う
E: かなりそう思う
F: とてもそう思う
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 619 Oct 2019
0A B C D E F
自己紹介(2/2)
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 7
http://www.nhk.or.jp/salameshi/archives/a150803.html
19 Oct 2019
サラメシ シーズン5、#14
その教育・訓練は、効果ありますか?
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 8
話題1
効果が不明な教育・訓練
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 9
「心肺蘇生術コースを
開催すれば、
蘇生率向上。」
僕は、間違ってました
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 1019 Oct 2019
2001年~2006年
心肺蘇生術(CPR)教育
ある病院で隔月、CPRコース開催
6年間(~2006年12月)
受講者総数、約700名
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 11
院内CPR後の生存退院率は改善せず
(N Engl J Med 2009; 361: 22-31)
生存退院率(%)
院内心肺蘇生術(CPR)後,生存退院率の年次変化
ガイドライン2000後CPR教育増加
CPR教育効果でCPR後の
生存退院率増加を期待していたが、、、
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 12
カークパトリックの
研修効果の4段階
1.反応
研修参加者の満足度
(アンケート調査など)
2.学習
受講者の知識理解度や学習到達度
(筆記試験や実技試験)
3.行動変容
現場での行動変化
(インタビューや他者評価)
4.結果
組織の業績向上
(医療過誤減少,病院内死亡減少)
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 13
心肺蘇生術教育・訓練は、
1-2レベルか?
私の得た教訓
教育・訓練成果を
測定しなければ
努力が無駄になる
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 14
2018年、アメリカ心臓協会(AHA)が
「蘇生教育を改善すべき」と提言
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 15
何百万人もの一般市民と医療従事者が、
毎年蘇生術訓練を受けていますが、
心停止の患者への
最適な臨床ケアの提供には
大きなギャップがあります。
日本語訳
公開中
話題2
その教育・訓練の結果、困るのは患者さん?
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 16
若手同僚向けの講義。
準備のため夜更しして
翌日、疲労のまま仕事。
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 1719 Oct 2019
教育の負担が大きい
A: 全くそう思わない
B: あまりそう思わない
C: ややそう思わない
D: ややそう思う
E: かなりそう思う
F: とてもそう思う
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 1819 Oct 2019
0A B C D E F
教育負担の改善が必要
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 19
https://www.m3.com/open/iryoIshin/article/151309/
病院勤務医の繁忙感の原因
1.院内委員会活動・会議 (62.3%)
2.教育・指導 (49.4%)
3.外来患者の増加 (32.7%)
4.外来患者1人に費やす時間 (28.9%)
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 20
(「医師の需給に関する検討会」報告書(https://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/07/dl/s0728-9c.pdf))
繁忙改善するには、教育負担軽減?
研修医の勤務時間を制限した結果
1.教育時間の減少
2.臨床能力の習得時間の低下
3.治療の継続性低下
4.プロ意識の低下
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 21
(Mt Sinai J Med 67; 136-139, 2000.)
勤務時間を減らすと能力に劣化か?
医療組織での教育・訓練と患者安全
教育・訓練の負担が多いとき
負担過剰
疲労
患者危険
教育・訓練の負担を軽減したとき
負担軽減
能力低下
患者危険
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 22
教育・訓練が患者安全に悪影響?
医療の教育・訓練に改善の余地がある
A: 全くそう思わない
B: あまりそう思わない
C: ややそう思わない
D: ややそう思う
E: かなりそう思う
F: とてもそう思う
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 2319 Oct 2019
0A B C D E F
その教育・訓練を、変えませんか?
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 24
講義は、やめましょう
その教育・訓練は効果がありますか?
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 25
「講義しない」工夫をしている
A: 全くそう思わない
B: あまりそう思わない
C: ややそう思わない
D: ややそう思う
E: かなりそう思う
F: とてもそう思う
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 2619 Oct 2019
0A B C D E F
「若手を指導して」
と言われて、
僕は、まず「講義」
してしまいました
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 2719 Oct 2019
師匠曰く、
講義なんて
狂気の沙汰
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 28
講師の脳よりも講義聴衆の脳が活性化している
A: 全くそう思わない
B: あまりそう思わない
C: ややそう思わない
D: ややそう思う
E: かなりそう思う
F: とてもそう思う
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 2919 Oct 2019
0A B C D E F
私の実践事例
• 短い話題や例示を示す(5分程度)
– 「皆さんも体験しそうな、こんな事例がありました。」
– 「では、最初にクイズです。」
• ステップ・ラダー法(10分程度)
– 「この話題のなかから課題を示します。」
– 「1人で課題に取り組んだ後、2人で共有しましょう」
• 適宜、クイズ、意欲確認(投票システム)(5分程度)
• 「学び続ける仕組み」の提示(5分程度)
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 30
講義しない工夫のプレゼンテーション事例
(https://www.slideshare.net/matstaro)
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 31
師匠曰く、
事例から
学び始めよ
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 32
【クイズ】
自己評価は通常、過大評価か過小評価である
A: 全くそう思わない
B: あまりそう思わない
C: ややそう思わない
D: ややそう思う
E: かなりそう思う
F: とてもそう思う
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 3319 Oct 2019
0A B C D E F
【クイズ】
講義で聴衆が自分の概念を変える可能性は?
A: 7%程度
B: 28%程度
C: 42%程度
D: 56%程度
E: 70%程度
F: 93%程度
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 3419 Oct 2019
0
vote at Tak-Mats.participoll.com
A B C D E F
ステップ・ラダー法の応用
1人で
•一人で思いついたことをメモに書く
•文字でも絵でも構わない
2人で
•お互いに自分の考えを示し、共有
•一人が話す時間は一分以内
共有
•更に多くの方々と意見交換
•改善計画立案
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 35
【実習】学びの場で、講義をしないとしたら、
自分はどんな教育活動を提供するか?
1人で
•一人で思いついたことをメモに書く
•文字でも絵でも構わない
2人で
•お互いに自分の考えを示し、共有
•一人が話す時間は一分以内
共有
•更に多くの方々と意見交換
•改善計画立案
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 36
【共有】学びの場で、講義をしないとしたら、
自分はどんな教育活動を提供するか?
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 37
「わかりましたか?」と尋ねたら、理解を確認できる
A: 全くそう思わない
B: あまりそう思わない
C: ややそう思わない
D: ややそう思う
E: かなりそう思う
F: とてもそう思う
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 3819 Oct 2019
0A B C D E F
師匠曰く、
「わかりましたか?」を
尋ねるのではなく、
確かめよ
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 39
【確認クイズ】
講義は一般的に学習効果が高い
A: 全くそう思わない
B: あまりそう思わない
C: ややそう思わない
D: ややそう思う
E: かなりそう思う
F: とてもそう思う
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 4019 Oct 2019
0A B C D E F
学びの場の終わりの場面で
「これから、どうする?」
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 4119 Oct 2019
オンラインでお手伝いします
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 4219 Oct 2019
さらに、学びを深めたい方、
お手伝いします。
• 「チャットワーク」で学習支援開始
– チャット・メッセージで情報交換・質疑応答
– ファイル添付・共有可能
– カメラ会議も可能
• 手順
– オンライン会議室「チャットワーク」で無料アカウント
• http://www.chatwork.com/ja/price/
– アカウント作ったら、松本(ID:180462)へメールで連絡を
• takahiro.matsumoto418@gmail.com
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 4319 Oct 2019
講義を避ける教育実践の効果
• この形式に変更後、教室1000名以上で、居眠り1名のみ
• 始まりにクイズ、終わりにクイズで理解確認
– 「わかりましたか?」と聞かない
• ステップ・ラダー法で活発な対話
– 対話内容の把握が課題
• 学びの支援が継続
– 学習者の変化を確認できる
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 44
対話こそが学べる場
その教育・訓練は効果がありますか?
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 45
デブリーフィング(振り返り会話)の重要性
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 46
デブリーフィング実施が
心肺蘇生教育訓練の質改善
振り返り会話を探究
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 47
(https://bit.ly/2zyUld5)
(医療職の能力開発 3:41-49, 2014)
「振り返り会話」練習会の実践事例
• ある市立病院看護部
• 数年間、「責めない振り返り会話」練習会
• 参加者
– 看護部管理者、主任、新人看護師
• 練習会後調査
– 「管理者が責めない振り返り会話を実施している」
• 看護部離職率の低下
– 「振り返り会話」練習との関連は不明
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 48
洞窟に住んでた人に教室はなかった
• いつか、われわれは、文字を書くこともしなくなり、
お互いに話すことへ戻っていくだろう。
– One day we will stop texting and stop writing
and go back to talking to each other.
• われわれは、物語を語り、エキスパートから学ぶ。
– We will still tell stories and still learn from
experts.
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 49
人を納得させる会話から人は学ぶ
グーグルは行動面接(STAR面接)で雇用を決める
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 50
(参照 https://goo.gl/wJCzzh)
Situation: あなたの物語は何ですか?
Task: この状況であなたの役割は何ですか?
Action: あなたは何をしましたか?
Result: あなたの行動はどんな結果に繋がりましたか?
対話で、学習状態が分かる
「振り返り会話」の
大きな壁は、
日本人の、
言葉使いの特徴にある
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 5119 Oct 2019
「学ぶ・教える場」にも「人を助ける」要素
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019
「人を助ける」本質がわかる好著です。
是非ご一読を
52
「オフライン」が大切
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019
(引用、kindle版 2311/3802)
「こうしたコミュニケーションを
安全に生まれさせるには
「オフライン」として定義される
時間や空間が必要である。」
53
日本人は「公的な場」での会話が苦手
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019
(引用、kindle版 2311/3802)
日本の管理職が上司と
酒を飲みながら
言いたいことを言うのは、
この方法の一つである。
54
【実習】対話を職場での学習に応用するには
1人で
•一人で思いついたことをメモに書く
•文字でも絵でも構わない
2人で
•お互いに自分の考えを示し、共有
•一人が話す時間は一分以内
共有
•更に多くの方々と意見交換
•改善計画立案
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 55
【共有】対話を職場での学習に応用するには
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 56
成功した事例を探究しよう
その教育・訓練は効果がありますか?
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 57
対策の成果を
測定して
患者安全促進した
事例がある
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 58
中心静脈カテーテル感染の防止策
“Bundled Care”
1.手指衛生
2.ガウン・マスク・帽子、広いドレープ
3.クロルヘキシジン消毒
4.適切なカテーテル刺入部位選択
5.不要なカテーテルの抜去
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 59
防止策を教育訓練した、だけでなく
The Effect of an Education Program on the Incidence of Central Venous
Catheter-Associated Bloodstream Infection in a Medical ICU*
CHEST. 2004;126(5):1612-1618. doi:10.1378/chest.126.5.1612
カテーテル関連血流感染症の
症例数を測定しながら、防止策を実践
内科的ICUでの中心静脈カテーテル関連血流感染症の
頻度に関する教育プログラムの効果
感染率
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 60
年間の平均感染率
教育訓練したら、現場での変化を確認している
A: 全くそう思わない
B: あまりそう思わない
C: ややそう思わない
D: ややそう思う
E: かなりそう思う
F: とてもそう思う
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 6119 Oct 2019
0A B C D E F
カークパトリックの
研修効果の4段階と「理想モデル」
1.反応 研修参加者の満足度
(アンケート調査など)
2.学習 受講者の知識理解度や学習到達度
(筆記試験や実技試験)
3.行動変容 現場での行動変化
(インタビューや他者評価)
4.結果 組織の業績向上
(医療過誤減少,病院内死亡減少)
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 62
教育・訓練したあとに、
それを応用して行動変容あれば、
「理想モデル」
成功事例法(サクセス・ケース・メソッド)
教育・訓練
•教育・訓練による理想モデルを想定
•教育・訓練実施
調査・分析
•現場での理想モデル探しとインタビュー
•何故、理想モデルになれたか分析
改善
•学習を促進した要因を活かす
•教育プログラム、組織の改善へ
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 63
教育・訓練による成功事例を見つけて、分析、改善へ
サクセス・ケース・メソッドの応用を
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 64
この161-3頁に
「成功事例法」記載あり。
ご一緒に、成功事例法を応用して、
教育・訓練を改善してみませんか?
他人事ではなく、自分ごと
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 65
【私見】
これまでに
体験した教育には
改善の余地が大きい
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 6619 Oct 2019
2011年、世界保健機関 (WHO) が
患者安全教育を推進しはじめた
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 67
2016年5月:合衆国での死因第3位は医療過誤
(http://www.bmj.com/content/353/bmj.i2139)
全原因
259.7万人
医療過誤
25.1万人
心疾患
61.1
万人
ガン
58.5
万人
【私見】日本での数字は不明だが、
同様の状況が推察される
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 68
「医療事故調査届け出低調 想定の3割以下」
日本経済新聞電子版 http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG29H8F_R11C16A0CC1000/
「事故減らし」は、上手くいかない
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 69
「非難の文化」が患者安全の壁
• 医療分野では「非難する」
ことが問題解決のための
一般的な方法であった.
• これを「非難の文化(blame
culture)」と呼ぶ
– (99頁、WHO患者安全カリキュラムガイドPartB)
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 70
症例検討会では、当事者を責めない約束がある
A: 全くそう思わない
B: あまりそう思わない
C: ややそう思わない
D: ややそう思う
E: かなりそう思う
F: とてもそう思う
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 7119 Oct 2019
0A B C D E F
“Find and Fix”
と
欠損補充
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 7219 Oct 2019
私達の慣れ親しんだ「Find and Fix」
• 日常業務
– ヒヤリハットを見つけ(Find)、対策を練る(Fix)
– 問題の事例を取り上げ(Find)、事例検討会(Fix)
• 学習・教育・訓練
– 自分のできないこと・知らないことを見つけ(Find)、学ぶ(Fix)
– 職場での問題発生し(Find)、院内講習会(Fix)
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 73
振り返り場面では、失敗や想定外に焦点を置く
A: 全くそう思わない
B: あまりそう思わない
C: ややそう思わない
D: ややそう思う
E: かなりそう思う
F: とてもそう思う
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 7419 Oct 2019
0A B C D E F
産業化社会適応の教育モデル
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 75
欠損した状態に
補充
社会依存の
能力評価
ある基準で
人を選別
産業化社会組織で
過不足ない行動
産業化時代の学校での「学習」とは
(ピーター・センゲ『学習する学校』より)
1. 子どもは欠陥品で学校がそれを修正する
2. 学習は頭で行うもので体全体でやるものではない
3. 誰もが同じ方法で学ばなくてはならない
4. 学習は教室の中で行われるもので世界の中で行われ
るものではない
5. 「できる子ども」と「できない子ども」がいる
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 7619 Oct 2019
徹底的に長所を伸ばせ
ー高畠コーチの言葉ー
• 欠点を直そうとしたって、直るもの
ではありません。
• 欠点を直そうとすることは無駄な
努力なのです。
• だから長所を伸ばすんです。
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 77
才能を磨く教育への探究
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 78
自分の才能を見つけて伸ばしている
A: 全くそう思わない
B: あまりそう思わない
C: ややそう思わない
D: ややそう思う
E: かなりそう思う
F: とてもそう思う
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 7919 Oct 2019
0A B C D E F
教育・訓練の本質に挑む
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 80
欠損補充教育の限界
と
自己評価能力未発達
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 8119 Oct 2019
心肺蘇生教育のモンダイ
教育で染み込んだこと 「慣れた教育」の影響
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 82
指導者は
学習者の
失敗を指摘し
反省はさせる
指導者は
フィードバック
振り返り会話が
見よう見まね
フィードバックとデブリーフィング
(FB と DB)
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 83
最適化されたFDとDBの実践は
主要スキルの保持を促進し、
患者の転帰に影響を与える。
FBとDBは、パフォーマンスギャップ
(学習目標と現状の差)を埋めることを目指す
自己評価能力が低い医師は学習できない可能性
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 84
【私見】見た目に、失敗がない中堅以降の医師に
学習や発達が止まる要因か?
医療での深いモンダイ
「医療者は、
自己評価能力が低い」
出典:AHA提言「フィードバックとデブリーフィング」
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 8519 Oct 2019
「医療での深いモンダイ」への改善方略
他者から評価を
積極的に得て
自己評価能力を適正化
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 8619 Oct 2019
積極的に他者評価を得ている
A: 全くそう思わない
B: あまりそう思わない
C: ややそう思わない
D: ややそう思う
E: かなりそう思う
F: とてもそう思う
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 8719 Oct 2019
0A B C D E F
「失敗修正」だけでは伸び悩む
「欠損補充」の学びかた
失敗減少
自己満足
発展減速
他者評価で能力開発
実践と対話
他者評価と
能力認識
発展持続
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 88
他者評価と能力発見・開発が鍵
自己評価の適正化には、振り返りが重要
89
新人
中堅
熟達者
自己フィードバック者
技能
時間
自
己
評
価
技
能
デブリーフィング技能
中堅
熟達者
19 Oct 2019
Education for Patient Safety
@Ibaraki_Med2019
他者評価を
積極的に得る
適切な評価能力で
能力開発
フィードバック・デブリーフィングの練習を勧めます
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 90
あなたの生涯の能力開発
研修医
専門医
熟達医
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 91
時間
能
力
「
引
退
後
」
は
ど
う
な
る
?社会組織人として発達することが
あなたの人生でしょうか?
人生100年時代の能力開発
92
新人
中堅
熟達者
自分の才能開発
時間
能
力
社会組織人技能
中堅
熟達者
19 Oct 2019
Education for Patient Safety
@Ibaraki_Med2019
欠損補充型
教育の影響
自己主導型
学習者として発達
教育・訓練を
もっと効果的に、
生涯を活き活きと
生き抜くために19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 93
医療者教育と訓練への提案
• 学び方の基本は「メンターとの対話」
– 実践と省察の繰り返し
– 面談基盤型カリキュラム
• 患者安全が最重要課題
– 新しい安全理論「セーフティー2」の実践
• 欠損補充から能力開発へ
– モンダイ症例よりも、平凡な症例に焦点
– 調整力・準備力を高める
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 94
これまでの教育は
効果不明。
「教育は不可能」かも
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 9519 Oct 2019
学び方の基本は、
実践と省察。
メンターとの対話が
重要19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 96
熟達には実践と振り返りが鍵
19 Oct 2019
Education for Patient Safety
@Ibaraki_Med2019
97
熟達にとって、
教育は不可能かもしれない
職人の学び探究から、学びの本質へ
実践 省察 専門職
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 98
振り返りが、重要な学習方法
実践事例
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 99
振り返り会話の理論と練習方法
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 100
習慣としての振り返りを、脱却を支援
デブリーフィング支援者の第1段階
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019
(出典:医療職の能力開発 vol.2, 25-34, 2013)
デブリーフィング支援者
デブリーフィング実践者の練習
101
デブリーフィング支援者の第2段階
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019
(出典:医療職の能力開発 vol.2, 25-34, 2013)
デブリーフィング支援者
皆さんは、デブリーフィング実践者の
会話内容に応じて、適宜介入します。
102
デブリーフィング支援者の第3段階
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019
(出典:医療職の能力開発 vol.2, 25-34, 2013)
デブリーフィング支援者
部署内のスタッフが、自発的に
振り返り会話を実践する状況を見守ります
103
事例)ある病院看護部での
「責めない振り返り会話」訓練
訓練
•看護部の主任・師長対象
•「責めない振り返り会話」講習会
調査
•アンケート調査:対象者の所属部署、同僚
•「振り返り会話で責める内容があるか?」
評価
•「責める振り返り会話」減少
•さらに「質的研究」で要因分析
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019
この事例では離職者減少もあり(関連不明)
104
「講義は効果不明」
なので
「面談カリキュラム」へ
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 10519 Oct 2019
【提案】職場での教育を、
アウトカム基盤型に変えよう
インプット アウトカム
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 106
【私案】面談基盤型カリキュラム
面談
学習方略
選択
学習実践
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 107
面談基盤型カリキュラム
面談
•行動結果面接(BEI)
•コンピテンシー・ディクショナリーに基づき評価
学習方
略選択
•学習内容検討
•学習方法・教材・指導者選択
学習
実践
•講義や独習など
•他者評価を取り入れ、自己評価しながら学ぶ
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 108
「非難の文化」で
事故減らしの
医療安全は拙策
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 10919 Oct 2019
「事故の減少」から
適切なパフォーマンスの発展へ
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 110
そもそも稀な
有害事象を
減らすよりも
適切な
パフォーマンス増加に
焦点化
上手くいっていることを増やすと安全につながる
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 111
業務マニュアルはピンボケでも
現場の「調整力」で業務は上手くいく
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 11219 Oct 2019
調整力が患者安全の鍵
マニュアル
危険回避
適時対応
個別対応
調整力
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 11319 Oct 2019
Work-As-Imaged(WAI)
想定された業務の記述に
すぎない
Work-As-Done (WAD)
実際の業務は調整力のお陰で
何とか安全を保っている
麻酔の実践では、準備力・調整力が重要
A: 全くそう思わない
B: あまりそう思わない
C: ややそう思わない
D: ややそう思う
E: かなりそう思う
F: とてもそう思う
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 11419 Oct 2019
0A B C D E F
【提案】
振り返り会話の話題はこの3種類から
•平凡の中に「秘訣」を見出す
•秘訣を共有して皆で実践へ平凡事例
•マニュアルや悪化を調整した事例
•調整力を共有して皆で実践調整力
•得意・長所は自己評価不能
•チームメンバーの長所開発得意・長所
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 11519 Oct 2019
患者安全に
取り組むと
自分の能力開発に
つながる19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 116
生涯かけて
能力開発すれば、
生涯を活き活きと
生き抜くことができる19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 117
人生3段階時代の終焉
学校
就業
引退
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 118
人生50年時代
人生100年時代
自己才
能開花
複数の
ステージ
引退
患者安全への能力開発が
豊かな人生への準備になる
119
新人
中堅
熟達者
自分の才能開発
時間
能
力
社会組織人技能
中堅
熟達者
19 Oct 2019
Education for Patient Safety
@Ibaraki_Med2019
専門職技能の
向上
患者安全を目指す
能力開発
「
引
退
後
」
の
才
能
開
花
へ
お持ち帰りください
19 Oct 2019 Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 120
• 「これまでの教育」を見つめなおそう
– 講義は、効果不明
– 対話が、重要な学習方法
• 欠損補充よりも能力開発
– 失敗がなくなる中堅が伸び悩む
– 対話で、長所や能力を見抜き、伸ばす学習を
• 患者安全が医療の最重要課題
– 事故減らし、責める文化は患者安全の壁
– 平凡な事例が、どんな調整力でうまくいくのか分析・実践改善
役に立つ内容だった
A: 全くそう思わない
B: あまりそう思わない
C: ややそう思わない
D: ややそう思う
E: かなりそう思う
F: とてもそう思う
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 12119 Oct 2019
0A B C D E F
周りの人に広めたい
A: 全くそう思わない
B: あまりそう思わない
C: ややそう思わない
D: ややそう思う
E: かなりそう思う
F: とてもそう思う
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 12219 Oct 2019
0A B C D E F
続けて学びたい
A: 全くそう思わない
B: あまりそう思わない
C: ややそう思わない
D: ややそう思う
E: かなりそう思う
F: とてもそう思う
Education for Patient Safety @Ibaraki_Med2019 12319 Oct 2019
0A B C D E F

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