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Plone CMSのアピールポイント
               Masaki NIWA
             mniwa@niwa.ac
              @masaki_niwa
自己紹介



    -       ICT企業ばかり数社を経て、2011年9月からフリー
            のクリエイティブディレクター・デザイナー・コ
            ピーライター

    -       ソースコードと言えば、HTMLとCSS

    -       好きな言語は、PostScript
        -    でも読めない



2
Ploneについて
Ploneとは



    -       アプリケーションサーバ『Zope』上に構築された
            コンテンツマネジメントシステム (CMS)

    -       Linux / BSD / UNIX / Mac OS X / Microsoft Windows
            など、主要OSのほとんどを標準サポート
        -    Pythonが動作するOSであれば基本的に利用可能

    -       オープンソース


4
進化するPlone

     2003年        Plone 1.0

    2004年12月      Plone 2.0.5      Zope 2.7 / Python 2.3

    2005年9月       Plone 2.1     Zope 2.7 or 2.8 / Python 2.3

                                    Zope 2.8 / Pythone 2.3 or
    2006年9月       Plone 2.5           Zope 2.9 / Python 2.4

    2007年8月       Plone 3.0       Zope 2.10 / Python 2.4

    2008年5月       Plone 3.1       Zope 2.10 / Python 2.4

    2009年2月       Plone 3.2       Zope 2.10 / Python 2.4

    2009年8月       Plone 3.3       Zope 2.10 / Python 2.4

    2010年9月       Plone 4.0       Zope 2.10 / Python 2.6

    2011年8月       Plone 4.1              Zope 2.13

                                               出典 : Plone 4 Book、plone.org




5
Ploneのメリット


    -   使いやすい

    -   多言語

    -   標準準拠

    -   ワークフロー

    -   プロダクトやテーマなどによる拡張性

    -   アクセシビリティ

    -   活発なコミュニティ
6
かんたんインストール
     Unified Installer




7
かんたんインストール
      Mac OS X




8
インストール直後の外観




9
既定のコンテンツタイプ




     -   イベント     -   フォルダ

     -   コレクション   -   ページ

     -   ニュース     -   リンク

     -   ファイル     -   画像



10
既定のコンテンツタイプ

        イベント




11
既定のコンテンツタイプ

        ニュース




12
既定のコンテンツタイプ

       コレクション




13
使いたい機能がなかった場合は?




              plone.org/products
14
デザインツール


     -       テーマ
         -    トラディショナルな方法

     -       Deliverance
         -    1つのウェブサイトで複数のCMSなどを利用する際に便利

     -       Diazo (XDV)
         -    デベロッパとデザイナーの分業に便利。デザイナーはPlone (Zope
              + Python) の知識は特に必要なくデザイン可能。最終的にルールで
              マッピングさせる

15
デザインツール
                             Diazo

                                                HTML
            Python                               CSS

          デベロッパ                                デザイナー



     Ploneの定義済みclass, idなど               デザイナーが定義したclass, idなど

                             rules.xml

                         デベロッパ & デザイナー




16
充実した日本語対応


     -       ユーザインタフェース
         -   利用者に見える部分や管理画面はローカライズ済み。ZMIなど一
             部に英語が残る程度

     -       検索
         -   完全に日本語 (CJK) 対応。日本における開発・フィードバック結
             果が大きく反映されている

     -       ドキュメント類

     -       国内デベロッパの存在

17
事例 - ICT企業公式ウェブサイト
企業事例

     ジェイズ・コミュニケーション株式会社




                   jscom.jp
19
導入前のウェブサイト



     -   Apacheのみで完全な静的構成

     -   誰がコンテンツのオーナーか不明

     -   どんな情報を出したいのか不明

     -   小さいに管理が3社に分散していることが判明

     -   コンテンツが古い

     -   けっきょく、ビジネス上の武器になっていない

20
Plone採用のきっかけ


     -   元CTOから「おもしろいCMSがある」と紹介を受
         けたのが直接のきっかけ

     -   過去にもウェブマスターをしていたが、CMSは未
         体験なのでとりあえず触ってみることに

     -   ほかを検討することも考えたが、試してみたらそ
         れなりに使いやすかったのでそのまま採用決定

     -   Ploneの第一印象は「かっこわるい」

21
Plone 2.5




22
Plone採用のポイント




     -   比較的かんたんであること

     -   動的に生成されること

     -   拡張性があること

     -   メンテナンスされていること



23
レガシーサイトからの移行



     -       デザインを一新
         -   外注から内製へ

     -       ほぼ全ページを一から制作
         -   製品情報、企業情報など大半のコンテンツは新規、サポートコン
             テンツの一部はコピペで移動

     -       500ページ程度を1ヶ月以内に移行


24
導入から現在まで

                 2006     2007        2008        2009        2010        2011


                 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4


     評価・検証


       開発


      テスト


     Plone 2.5


     Plone 3.3


     Plone 4


25
論理構成

                                DMZ


        Apache


        Varnish




                        内部ネットワーク1     内部ネットワーク2



                            auth
     Plone instance        product    SQL

26
いま使っているオススメプロダクト




               Products.Doormat
27
コンテンツの運用




     -   「カスタマサポート」以外の全コンテンツはVIの
         関係ですべて丹羽が一括で制作しているため、
         ワークフローの活用はない

     -   カスタマサポートのナレッジベースは担当SEが記
         述して丹羽が校正し公開。



28
外注と内製



     -   Ploneおよび周辺のサービスはすべて社内で構築

     -   認証プロダクトおよびアドバイザリ業務を外部委
         託

     -   丸投げにしてわけが分からなくなるより、少し時
         間がかかってもこのやり方のほうが結果的によ
         かった


29
今後の課題




     -   さらなる高速化

     -   ワークフローの本格導入

     -   高度な冗長化




30
そのほかの事例
アカデミック

      大阪大学




             www.osaka-u.ac.jp
32
非営利団体

     ふんばろう東日本支援プロジェクト




                  fumbaro.org
33
企業

     株式会社徳間書店




             www.tokuma.jp
34
官公庁

     JETRO - 日本貿易振興機構




                 www.jetro.go.jp
35
まとめ


     -   PloneはZope + Pythonをベースとしたオープンソー
         スのCMS。歴史もあるが、いまも進化を続けてい
         る

     -   インストール、管理、運用ともにシンプルで分か
         りやすく、特に運用などは専門家でなくとも問題
         ない

     -   外向けでは文教や非営利団体に多く、イントラ
         ネットでは企業の需要も高い

36
Plone User's Group Japanと

              Plone研究会について

     -   日本におけるPloneのユーザグループと、同グルー
         プが主催する月次の集まりです。

     -   グローバルで行われるWorld Plone Dayなど、ほか
         のイベントも不定期にあります。

     -   plone.jpでさまざまなコンテンツを提供するほか、
         メーリングリストも用意しています。

     -   次回の研究会は12月15日 (木) 茅場町で開催しま
         す。お気軽にお越しください。
37
リソース




     plone.org   plone.jp
38
リソース




            ploud.com
39
リソース




     ISBN 978-1849514422   ISBN 978-4-903408-02-6
40
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ユーザ・デザイナーから見たPlone CMSのアピールポイント

  • 2. 自己紹介 - ICT企業ばかり数社を経て、2011年9月からフリー のクリエイティブディレクター・デザイナー・コ ピーライター - ソースコードと言えば、HTMLとCSS - 好きな言語は、PostScript - でも読めない 2
  • 4. Ploneとは - アプリケーションサーバ『Zope』上に構築された コンテンツマネジメントシステム (CMS) - Linux / BSD / UNIX / Mac OS X / Microsoft Windows など、主要OSのほとんどを標準サポート - Pythonが動作するOSであれば基本的に利用可能 - オープンソース 4
  • 5. 進化するPlone 2003年 Plone 1.0 2004年12月 Plone 2.0.5 Zope 2.7 / Python 2.3 2005年9月 Plone 2.1 Zope 2.7 or 2.8 / Python 2.3 Zope 2.8 / Pythone 2.3 or 2006年9月 Plone 2.5 Zope 2.9 / Python 2.4 2007年8月 Plone 3.0 Zope 2.10 / Python 2.4 2008年5月 Plone 3.1 Zope 2.10 / Python 2.4 2009年2月 Plone 3.2 Zope 2.10 / Python 2.4 2009年8月 Plone 3.3 Zope 2.10 / Python 2.4 2010年9月 Plone 4.0 Zope 2.10 / Python 2.6 2011年8月 Plone 4.1 Zope 2.13 出典 : Plone 4 Book、plone.org 5
  • 6. Ploneのメリット - 使いやすい - 多言語 - 標準準拠 - ワークフロー - プロダクトやテーマなどによる拡張性 - アクセシビリティ - 活発なコミュニティ 6
  • 7. かんたんインストール Unified Installer 7
  • 10. 既定のコンテンツタイプ - イベント - フォルダ - コレクション - ページ - ニュース - リンク - ファイル - 画像 10
  • 13. 既定のコンテンツタイプ コレクション 13
  • 15. デザインツール - テーマ - トラディショナルな方法 - Deliverance - 1つのウェブサイトで複数のCMSなどを利用する際に便利 - Diazo (XDV) - デベロッパとデザイナーの分業に便利。デザイナーはPlone (Zope + Python) の知識は特に必要なくデザイン可能。最終的にルールで マッピングさせる 15
  • 16. デザインツール Diazo HTML Python CSS デベロッパ デザイナー Ploneの定義済みclass, idなど デザイナーが定義したclass, idなど rules.xml デベロッパ & デザイナー 16
  • 17. 充実した日本語対応 - ユーザインタフェース - 利用者に見える部分や管理画面はローカライズ済み。ZMIなど一 部に英語が残る程度 - 検索 - 完全に日本語 (CJK) 対応。日本における開発・フィードバック結 果が大きく反映されている - ドキュメント類 - 国内デベロッパの存在 17
  • 19. 企業事例 ジェイズ・コミュニケーション株式会社 jscom.jp 19
  • 20. 導入前のウェブサイト - Apacheのみで完全な静的構成 - 誰がコンテンツのオーナーか不明 - どんな情報を出したいのか不明 - 小さいに管理が3社に分散していることが判明 - コンテンツが古い - けっきょく、ビジネス上の武器になっていない 20
  • 21. Plone採用のきっかけ - 元CTOから「おもしろいCMSがある」と紹介を受 けたのが直接のきっかけ - 過去にもウェブマスターをしていたが、CMSは未 体験なのでとりあえず触ってみることに - ほかを検討することも考えたが、試してみたらそ れなりに使いやすかったのでそのまま採用決定 - Ploneの第一印象は「かっこわるい」 21
  • 23. Plone採用のポイント - 比較的かんたんであること - 動的に生成されること - 拡張性があること - メンテナンスされていること 23
  • 24. レガシーサイトからの移行 - デザインを一新 - 外注から内製へ - ほぼ全ページを一から制作 - 製品情報、企業情報など大半のコンテンツは新規、サポートコン テンツの一部はコピペで移動 - 500ページ程度を1ヶ月以内に移行 24
  • 25. 導入から現在まで 2006 2007 2008 2009 2010 2011 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 評価・検証 開発 テスト Plone 2.5 Plone 3.3 Plone 4 25
  • 26. 論理構成 DMZ Apache Varnish 内部ネットワーク1 内部ネットワーク2 auth Plone instance product SQL 26
  • 28. コンテンツの運用 - 「カスタマサポート」以外の全コンテンツはVIの 関係ですべて丹羽が一括で制作しているため、 ワークフローの活用はない - カスタマサポートのナレッジベースは担当SEが記 述して丹羽が校正し公開。 28
  • 29. 外注と内製 - Ploneおよび周辺のサービスはすべて社内で構築 - 認証プロダクトおよびアドバイザリ業務を外部委 託 - 丸投げにしてわけが分からなくなるより、少し時 間がかかってもこのやり方のほうが結果的によ かった 29
  • 30. 今後の課題 - さらなる高速化 - ワークフローの本格導入 - 高度な冗長化 30
  • 32. アカデミック 大阪大学 www.osaka-u.ac.jp 32
  • 33. 非営利団体 ふんばろう東日本支援プロジェクト fumbaro.org 33
  • 34. 企業 株式会社徳間書店 www.tokuma.jp 34
  • 35. 官公庁 JETRO - 日本貿易振興機構 www.jetro.go.jp 35
  • 36. まとめ - PloneはZope + Pythonをベースとしたオープンソー スのCMS。歴史もあるが、いまも進化を続けてい る - インストール、管理、運用ともにシンプルで分か りやすく、特に運用などは専門家でなくとも問題 ない - 外向けでは文教や非営利団体に多く、イントラ ネットでは企業の需要も高い 36
  • 37. Plone User's Group Japanと Plone研究会について - 日本におけるPloneのユーザグループと、同グルー プが主催する月次の集まりです。 - グローバルで行われるWorld Plone Dayなど、ほか のイベントも不定期にあります。 - plone.jpでさまざまなコンテンツを提供するほか、 メーリングリストも用意しています。 - 次回の研究会は12月15日 (木) 茅場町で開催しま す。お気軽にお越しください。 37
  • 38. リソース plone.org plone.jp 38
  • 39. リソース ploud.com 39
  • 40. リソース ISBN 978-1849514422 ISBN 978-4-903408-02-6 40