日本海西部沿岸に生息しているバフンウニ。その「ばふんうに」の特徴、食べ方、秘密など。

1. ばふんうに とは？
特徴、食べ方、秘密などなど
株式会社 波屋
〒913-0046 福井県坂井市三国町北本町3-3-44
＜運営部署・責任者＞
越前三国名産品処波屋
代表取締役 前波 清廣
＜連絡先＞ http://www.namiya.co.jp/
TEL:0776-82-3738
FAX:0776-81-3506
E-Mail : info@namiya.co.jp

2. 「ばふんうに」は、オオバフンウニ科で、体の表面
は棘で覆われているのが特徴です。
同じうに科の「むらさきうに」の棘は強大で先が
尖っていますが、「ばふんうに」の棘は細くて短く
５㎜以下で、とても愛らしくみえます。
うに類は、すべて海産で、現在８６０種類ほど知ら
れており日本だけでも１００種を越えます。しかし、
食用にされるのは「むらさきうに」、「ばふんうに」、
「しらひげうに」等、ほんの数種にすぎません。本
県を代表する「越前雲丹」と呼ばれるものは、「ば
ふんうに」のことです。
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3. 「越前雲丹」のひみつ？
「ばふんうに」は、体色が全般に暗緑色で、殻経
が５㎝程度で高さは２㎝位の大きさです。また、
棘は短くて細く、大きな棘でもわずか５㎜ほどし
かありません。
水深３ｍ前後、福井県沿岸の岩礁地帯に群棲し、
おもに「わかめ」などの海藻類を摂餌します。産
卵期は、多くのうに類が夏の７～８月頃に対して、
本県の「ばふんうに」は春の３～４月頃です。
漁獲期間は短く７～８月で、主に海士、海女（あ
ま）さん方の潜水により漁獲されています。
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4. 気をつけて！
昔から、「うに」は強精に効くスタミナ食品とい
われます。
越前うにはとても美味なので、食べ過ぎには、
注意しましょう。
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5. どーやって食べるの？
どこをたべるの？
うにの生殖線は殻の内側に５つあり、その卵巣
を食用とします。卵巣が成熟する時期には味
が良くなるので、産卵期前が旬となっています。
なかでも「ばふんうに」は最上級にランクされ、
福井県で漁獲されるもののほとんどが、塩蔵
加工して出荷されています。
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6. 磯の香りって？
うにの贅沢な食べ方としては、殻を割って生の
ままいただきます。その際のうに特有の「生」
の濃厚な磯の香りは、摂餌している海藻類か
らのものです。海藻類は、海中において独特
の成分があり、それが磯の香りとなるです。
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7. ちょっと耳より情報
福井県の特産品「越前雲丹」は、「ばふんうに」の卵巣
を独特の塩蔵法により加工したもので、オレンジ色、レ
モン色した練製品であり、日本三大珍味の一つとされ
ています。
また、三国町雄島地区の海女さん方による素潜りの
漁獲風景は、福井の夏の風物詩となっています。「う
に」は、棘の殻のついたものを「海胆」や「海栗」、殻を
むいて塩蔵加工したものを「雲丹」や「海丹」と漢字で
表現します。これは、昔から天然の「生」の状態のもの
と「加工品」とを区別するために表現されています。
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