2018_02_01ヒカラボ登壇資料

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Android アプリ開発の
裏側
2018/02/01
新UX開発部デバイスソリューションU TechLead G 菊地慧

本日のアジェンダ
• Android Instant Apps 対応
• アーキテクチャ載せ替え
• 最新技術導入の話
– Android OS
– Android Instant Apps
– Firebase
– AR（Tango）

プロフィール
• 名前
– 菊地慧
• 所属
– 新UX開発部
デバイスソリューションユニット
TechLead グループ

Android Instant Apps 対応

Android Instant Apps
Android Instant App
ネイティブアプリをインストールをしなくても使えるよう
にする技術

Android Instant Apps
• 対応デバイス
– ９億台を超えている
• Instant Apps を起動する導線
– Web の URL が必要となる
• Email
• Twitter
• Search
• Etc…

Android Instant Apps の制限
• Instant Apps の制限
未インストールのアプリに対するユーザーの期待にそぐ
わない可能性のある一部機能が制限される
• 制限（一部）
– バックグラウンドサービスの使用
– バックグラウント通知の実行
– 一意の端末識別子へのアクセス

Android Instant Apps - 今すぐ試す
Play Store 今すぐ試す
– ランディング画面があるアプリだけ表示
– 通常のアプリもインストール可能

Instant Apps なら
– （URL があれば）インストールしてもらう必要がない
検索からの流入が最も多いページである物件詳細を対応
– 検索結果に対して面が取れる
– 広告費をかけずにアプリに呼び込むことができる
アプリにはロイヤルユーザーが集まりやすい
– ユーザー間で物件情報のやりとりが行われる際に、「物件詳細
のURL」が用いられることが多い
アプリはインストールしてもらうのが大
変

Google Play 「今すぐ試す」
– Google Play 上に表示
– Instant Apps の起動
Feature
物件検索
default-url
https://www.homes.co.jp/index.html
Feature
物件詳細
問合せ
物件詳細
– 物件情報が掲載
– 物件にお問合せなどが行える
Base
Library Library

Android Instant Apps - 考慮ポイント
• ライブラリの対応状況
– Google で動作確認が行われている
• 一部、動作に制限があるものがある（Data Binding など）
• 4MB の容量制限
– base module + feature module の組み合わせ
– 外部ライブラリをたくさん使っていると困る
• Resource 参照
– feature module の xml 内のリソース参照は実行時に base のリ
ソースを参照する
• コードから feature.R.** と指定することで回避が可能

Android Instant Apps よくありそうな質問
• Instant Apps から Installed でデータの共有できるの？
– できます
• versionCode はどうすれば？
– Instant Apps < Installed でなければいけません
• Instant Apps 対応するのってどのくらい大変？
– アプリの規模やプロジェクトの構造によります。２週〜６週らしい
• Instant Apps が公開されるまでにどのくらいかかる
– 通常のアプリと同じ感じ

アーキテクチャ

LIFULL HOME‘S Android のアーキテクチャ変遷
1. 初期開発時は MVC
– Activity Only
2. リニューアル時も MVC
– Fragment を使い始める（ここでライフサイクルに悩まされ
る）
3. マテリアルデザイン対応時に MVVM
– Data Binding を導入（後から）
– だいぶ慣れたがライフサイクルには頭を抱えさせられ（ry
4. Android Architecture Components 登場
– Android にライフサイクルに対応できる
• 楽になる？入れよう！

Android Architecture Components
• Handling lifecycles
– Create a UI that automatically responds to lifecycle events.
• LiveData
– Build data objects that notify views when the underlying
database changes.
• ViewModel
– Store UI related data that isn’t destroyed on app rotations.
• Room
– Access you app’s SQLite database with in-app objects and compile-time
checks.
※ https://developer.android.com/topic/libraries/architecture/index.html

Android Architecture Components
※ https://developer.android.com/topic/libraries/architecture/guide.html

Android Architecture Components - LiveData
• Android のライフサイクルを考慮
– Observer が Lifecycle に紐づいているので、
Lifecycle が破棄されると Observer も解除される
• メモリリークしない
– Observer の Lifecycle が STARED or RESUMED の
状態の場合のみ、Observer が Active となる
• Activity / Fragment がいまどういった状態か？というライフ
サイクルのハンドリングから解放される
• Data Binding との相性がいい

Android Architecture Components - ViewModel
• Fragment 間でデータの共有が可能
• ViewModelProviders に Activity を渡しているため、
各Fragment で ViewModel の参照が可能
– Interface 地獄から解放
– Activity は Fragment のことを知らなくても良い
• ライフサイクルが Activity / Fragment にスコー
プされる
• Lifecycle がメモリ上から破棄されるまで存在する
– Fragment でデータを保持しすぎて、Bundle の容量制限に
引っかからなくなる

Android Architecture Components 導入してみて
• Android 特有のライフサイクルに対応
– lifecycle に関するコードが全体で統一されて、スッキリ
• 個別に導入が可能というのは楽
– Lifecycle だけ、LiveData だけ使いたいという場合にも導入が
簡単
– （逆に言えば）捨てる際にも乗せやすい
• Rooms は導入せず
– SQLite へのアクセスを Content Provider 経由で実現していた
ため、移行するするにはコストがでかかった

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