天文学概論24. X
水金地火木土天海冥
2006年8月24日
国際天文学連合 (IAU) 総会で「惑星の定義」を決定
→ 冥王星が惑星から外れ, 準惑星となる
9. 12惑星案の「惑星の定義」
① ほぼ球形である
② 恒星の周りを回り, かつ恒星でも衛星でもない
③ 共通重心が他の天体の内部にないものは, これを
衛星とは見なさず, 多重惑星とする
10. 12惑星案の「惑星の定義」
① ほぼ球形である
② 恒星の周りを回り, かつ恒星でも衛星でもない
③ 共通重心が他の天体の内部にないものは, これを
衛星とは見なさず, 多重惑星とする
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月は衛星
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カロンは惑星
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14. 8惑星案の「惑星の定義」
① ほぼ球形である
② 太陽の周りを回り, かつ恒星でも衛星でもない
③ その軌道周辺で他の天体を一掃している
冥王星, カロン, エリス, ケレスは
③ の条件を満たしていない
準惑星(Dwarf Planet)
① ほぼ球形である
② 太陽の周りを回り, かつ恒星, 惑星, 衛星ではない
③ その軌道周辺に他の天体が存在している
18. X
8つの惑星と3つの準惑星
5 (今後も増える可能性あり)
惑星
水 金 地 火 木 土 天 海
準惑星
冥王星 エリス ケレス マケマケ ハウメア
(2008年7月) (2008年9月)
20. 太陽系形成標準理論(林モデル)
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©Newton Press
21. 太陽系形成標準理論(林モデル)
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©Newton Press
22. 微惑星の合体成長
数kmサイズの
微惑星が形成
↓
互いに衝突・合体
を繰り返し成長
23. 微惑星の合体成長
数kmサイズの
微惑星が形成
↓
互いに衝突・合体
を繰り返し成長
暴走成長により
少数の微惑星が急成長
↓
火星サイズの
原始惑星が形成
25. 月の起源説
分裂説 原始地球が高速回転によりふくらみ,
その一部がちぎれて月が誕生
双子説 地球軌道付近での微惑星の集積により,
地球とは独立に月が形成
捕獲説 地球とは別の場所で作られた月が,
地球の近くを通ったときに捕らえられた
26. 月の起源説
分裂説 原始地球が高速回転によりふくらみ,
その一部がちぎれて月が誕生
分裂の力学的条件が極めて厳しい
双子説 地球軌道付近での微惑星の集積により,
地球とは独立に月が形成
捕獲説 地球とは別の場所で作られた月が,
地球の近くを通ったときに捕らえられた
27. 月の起源説
分裂説 原始地球が高速回転によりふくらみ,
その一部がちぎれて月が誕生
分裂の力学的条件が極めて厳しい
双子説 地球軌道付近での微惑星の集積により,
地球とは独立に月が形成
月の内部構造が説明できない
捕獲説 地球とは別の場所で作られた月が,
地球の近くを通ったときに捕らえられた
28. 月の起源説
分裂説 原始地球が高速回転によりふくらみ,
その一部がちぎれて月が誕生
分裂の力学的条件が極めて厳しい
双子説 地球軌道付近での微惑星の集積により,
地球とは独立に月が形成
月の内部構造が説明できない
捕獲説 地球とは別の場所で作られた月が,
地球の近くを通ったときに捕らえられた
天体を捕獲する確率は極めて低い
29. 月の起源説
分裂説 原始地球が高速回転によりふくらみ,
その一部がちぎれて月が誕生
分裂の力学的条件が極めて厳しい
双子説 地球軌道付近での微惑星の集積により,
地球とは独立に月が形成
月の内部構造が説明できない
捕獲説 地球とは別の場所で作られた月が,
地球の近くを通ったときに捕らえられた
天体を捕獲する確率は極めて低い
31. 巨大天体衝突による月形成
原始地球に火星サイズの
原始惑星が衝突
↓
飛び散った破片が地球の
周囲に円盤を形成
↓
円盤中で破片が集積合体
により成長
↓
月の誕生!
57. 連絡先
❖ Sasaki Takanori Online:http://sasakitakanori.com
❖ メール:takanori@geo.titech.ac.jp
参考図書(ブログでも詳しく紹介してます)