日本の自治体で初めての「ゼロ・ウェイスト宣言のまち」である。根本的にごみを無くすことを目標にごみ処理の方法として、1.収集車が回収しない（住民の持ち込み）、2.生ゴミは各家庭で処理、3.分別は３４種類として取り組んでいる。またリーユース推進の活動内容を紹介する。

1. 資源回収利用法（仮称）の制定で廃棄物の出ない社会
上勝町のゼロ・ウェイスト宣言と
地球温暖化防止政策
紛争・戦争の防止政策
持続可能な社会の構築
地職住の推進
徳島県上勝町
町長 笠松
町長 笠松 和市

2. 上勝町のゴミ処理の特徴
①収集車が回収しない
収集車が回収しない
ゴミは各家庭で
②生ゴミは各家庭で処理
③分別は３４種類（実質は４２種類）
分別は３４種類 実質は４２種類
種類（ 種類）
歴史的背景
収集は無理→野焼き禁止→小型焼却炉廃止→根本的にゴミをなくそう！

3. ①収集車では回収しない
日比ヶ谷ごみステーション
徹底する３４分別
町民自ら持ち込み
収集日時 毎日午前７時30分～午後２時まで
年末年始は１２月３１日～１月２日まで休みます

4. 自分で持ち込めない人はどうするの？
自分で めない人はどうするの？
１袋（４５㍑）２１０円で回収
シルバー人材
センターより派
遣
本人負担は１０円
２００円は町が補助
（対象：車を持たない高齢者世帯など）

5. ②生ゴミ処理は各家庭で
コンポスト ゴミナイス

6. ③ ３４分別

7. 日比ヶ谷ゴミステーションの管理・運営
「スーパーで商品を買い物かごに入れる時の反対に家庭から持参
したゴミを所定の入れ物に分別して入れると資源に変わる。」

8. リユースの推進 （くるくるショップ）
リユースの推進 （くるくるショップ）
（くるくるショップ
不要品でまだ使用できる物 タンスにしまってある物
不要品でまだ使用できる物、タンスにしまってある物を出して
でまだ使用できる にしまってある
いただき、必要な
いただき、必要な人が持ち帰る

9. リユースの推進 （くるくるショップ）
持ちかえり 持ち込み
116.5kg（10月） 116.3kg（10月）

10. ごみを資源に生きがいづくり
◎高齢者等の生き甲斐、介護予防、医療費の削減に繋がり、
真に豊かな社会、健康づくりに役立つ。
◎リユース・リメイクの推進は、頭と体を使い資源を有効利用し、
地球温暖化、紛争・戦争の防止へ導く。
◎子供の教育面において、金、物、利便性のみを追求する考え
方から脱却し、物を大切に利用する良い知恵を生み出す方向
に繋がる。

11. リユース・リメイクの推進 （くるくる工房）
リユース・リメイクの推進 （くるくる工房）
（くるくる工房
鯉のぼりで抱き枕
高齢者の生き甲斐と介護予防
活動を兼ねて、不要になった布
綿をリメイクして商品化して販売 布団の綿打ち直し再利用

12. リユースの推進 リユース食器
洗浄
煮沸消毒 使用 回収 再使用
消毒

13. 日本の自治体で初
ゼロ・ウェイスト宣言のまち・上勝町
平成１５年９月
１．地球を汚さない人づくりに努めます。
２．ごみの再利用・再資源化を進め、２０２０年
までに焼却・埋め立て処分をなくす最善の努
力をします。
３．地球環境をよくするため世界中に多くの仲
間をつくります。
＜ウェイスト：浪費、無駄、ゴミ＞

14. 宣言 宣言 宣言
福岡県 熊本県
大木町 水俣市
東京都 神奈川県
町田市 葉山町
検討中 検討中

15. アメリカ ドイツ スウェーデン
世界に存在する焼却炉の３分の２が日本にあります。
廃棄物を焼却し、新しい物を造り続けると経済は回るが、人類は地球温暖
化で自滅する。ＧＤＰから脱却し、ＧＮＨへ

16. エ エ 日本の現状世界中から輸入した物、国内で製造した８０％が
ネ ネ 焼却・埋立て、その時資源を無くし、大気・水・大地を汚染し、地
ル ル 球温暖化を促進している。
（絶対してはいけないことを日本は、年間２兆円の税金を使う。）
ギ ギ
｜ ｜
資 燃やすごみ
灰
源 約77％
を 捨
掘 作 使 て
る る う る 燃えないごみ 埋め立て
・運 約３％
ぶ リサイクル
約２０%
２０%
高齢者の生き甲斐
リメイクの促進 介護予防・医療費の
削減に繋がる。

17. ゼロ・ウェイストとは
• Zero Waste [ゼロ] [無駄／浪費／ごみ]
• 無駄資源ゼロ 資源回収利用法の制定
＝最終処分される廃棄物がなくなる
（資源を大切に有効利用する知恵が出る）
環境上適性に使用または消費できず、安全にリサイ
クルできる技術が存在しない製品は段階的に廃止さ
れるべき
資源の有効利用＋地球温暖化防止＋紛争・戦争の防止
Murray.R 2002

18. 資源の浪費、地球温暖化、紛争・戦争の防止ができる。
◎資源回収利用法とは
・消費者が不用になった物は、全て製造業者が有償で
回収し、再利用製品化又は再資源化し、ごみが出な
い商品づくりを法律で義務づける。同時に違反者には
罰則を科す。
・施行年度は、各業界・政府・消費者団体・学識経験
者等で決定して公布する。
・そのことで、関係業界は商品の企画設計段階からごみ
の出ない商品づくり＝不要品の回収と資源化の仕組み
づくりを考えて商品化するのでゴミがだなくなり年間約
２兆円の経費削減と不法投棄がなくなり美しい国づくり
ができる。
・この制度を早く作らなければ、資源の浪費と地球温暖
化が促進され、紛争・戦争の誘発と人類の衰退に繋
がる。

19. 資源回収利用に関する法律（仮称）提案

20. 過疎の町、上勝町で起きた奇跡の実話を映画化!!
「人生、いろどり」２０１２年秋全国ロードショー!!
©２０１２ 映画 「人生、いろどり」製作委員会