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今時のopencoconでシリアルマウスを使う

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今時のLinuxでシリアルマウスを使う方法(小ネタ)。opencoconを例にしているが、他ディストリでも使える。ただしkernelのモジュールに組み込まれていないこともあるので注意したい。

Publié dans : Logiciels
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今時のopencoconでシリアルマウスを使う

  1. 1. 今時のopencoconで シリアルマウスを使う SHIMADA Hirofumi, @shimada@inari.opencocon.org @shimada@mstdn.maud.io
  2. 2. 京都といえば レトロPCネタ
  3. 3. そもそもシリアルマウスとは ● ロストテクノロジーのひとつ ● シリアルポートに接続するマウス。昔はよくあった ● シリアルマウスはプロトコルが統一されておらず、かつ Plug&Playではなかった。ドライバを入れ、設定する必要が あった。 ● 主なプロトコルは以下の通り – Microsoft – Logitech (日本ではロジクール) – Sun – DEC など ● 一部のトラックボール・キーボード・タッチスクリーン・板タブ レットも、この部類に入る
  4. 4. こんな外観 https://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/diy9712/1/1_5.htm
  5. 5. なして今更? ● 塩漬けになっていた Libretto 50M (通称ほほえみくん) に、自分が作っている opencocon v10b を入れた ● このマシンはリブポイントが無く、かわりにタッチスク リーンが内蔵されている。しかしながら、未だに Linux でこれは動作しない – Windowsドライバから、動作を解析しなければならない – どうも特定のメモリを見るといいらしい? ● ポートデュプリケータがあるが、シリアル・パラレル・ D-Subしかない。 (つまり PS/2 コネクタが無い) ● もちろん世代的にUSBなんて無い
  6. 6. 昔のPlamoでは http://plamo.linet.gr.jp/~kmoue/plamo/3.3/p3inst-5.html
  7. 7. Linuxで今更 シリアルマウスを 使うには?
  8. 8. 最大の難関: シリアルマウスを捜索する ● 実家を足掛け半年捜索し、昔買ったシリアル・PS/2対 応マウスを発掘 ● マウスのコネクタは PS/2 であるが、専用のシリアル 変換コネクタがある。この両方を見つけ出す必要が あった。 – 買った当時は特に意識していなかったが、これは今から 考えると貴重なものである ● ホイールがベタベタになっていたため、ラバー部分 を除去
  9. 9. 発掘されたシリアルマウス
  10. 10. 注意点 ● Amazon等にはよくPS/2 – シリアル変換アダプタ が売っているが、これを適当な PS/2 マウスに繋い でも使用できない可能性がある。 ● 結局のところ、シリアルに対応した(互換性がある) マウスを選ぶ必要があるようだ ● PS/2 -> シリアル変換ボードなんてのも世の中には あるらしい
  11. 11. Linuxでシリアルマウスを使うには 1. Kernel でのドライバ読み込み 8250 (一般的なPC/ATのシリアルポートの場合), sermouse を それぞれ modprobe する。 その後 dmesg を確認して、正常に認識され、 デバイスファイルが生えたことを確認する 2. ユーザランドドライバ:inputattach 3. X.org の設定
  12. 12. ユーザランドドライバ:inputattach “inputattach attaches a serial line to an input-layer device via a line discipline. Exactly one of the available modes must be specified on the command line.” ● プロトコルの解釈・変換をここで行っているらしい ● 今回発掘したシリアルマウスは、Logitech (-mman)なので、こ んな感じに動かす。 # inputattach -mman /dev/ttyS0 ● Daemonにしなくても動くが、当然ながらこのプログラムが動い ていないと変換しないため、マウスが動かない
  13. 13. X.orgの設定 ● これを xorg.conf または xorg.conf.d/ に入れる必要がある ( https://help.ubuntu.com/community/SerialMouseHowto より引用 ) Section "InputDevice" Identifier "Configured Mouse" Driver "mouse" Option "CorePointer" Option "Device" "/dev/ttyS0" Option "Protocol" "auto" Option "ZAxisMapping" "4 5" EndSection
  14. 14. というのを ● 現在の opencocon では自動的に設定する部分を 作っていないため、適当にscriptに引っ掛けて、 ● inputattach は前からバンドルはしていたので、それ を手動で実行して動作確認を行った ● わーい動いた ● (とはいえめんどいので、そのうち Option メニューに その辺の追加をしようと思います...)
  15. 15. 使ってみての感想 ● PS/2、USBマウスより反応が鈍い ● マシンの高負荷時、マウス移動やクリックが止まる ● ユーザランドのヘルパーを通しているため、これの 反応が悪いと止まる – どうも通信の取りこぼしが起きているようだ ● つまりは、プロトコル処理も kernel や driver レベル で行う PS/2 や USB は偉大だということが判る
  16. 16. というわけで おーぷんここん ブースで シリアルマウス実演 やってます!
  17. 17. 応用 ● マウスでは稀であるが、むしろタッチスクリーンや板 タブ、または組み込みの世界で、この組み合わせを 使うことがある。 – 手元には、Wacom w8001 搭載の古いタブレットがある が、これに該当する ● マシンによっては、シリアルポートが無くても、内蔵 のタッチスクリーンデバイスが実はシリアル接続、と いうこともある ● tslib の絡みがあるデバイスもあるらしい
  18. 18. 感想 ● また地味なネタを作ってしまった ● シリアルマウス対応は、誰得感満載である ● 次があるとしたら、太古の昔の板タブとかも試して みたい

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