ヒアラブルデバイスにおける音漏れ信号を用いた空中ジェスチャ認識
- 1. ヒアラブルデバイスにおける
音漏れ信号を用いた空中ジェスチャ認識
鈴木 俊汰1,雨坂 宇宙1 ,杉浦 裕太1 ,渡邉 拓貴2
1慶應義塾大学,2北海道大学
01
02 実装
ハードウェア
・Apple Earpods[1]に,外部マイクを実装
・超音波信号を安定して録音
・ヒアラブルデバイスの普及
・操作にはスマートフォンのタッチやデバイスのタッチが必要
・ユーザビリティの低下
・タッチによる物理的負担
背景
アプローチ
04 結果
・8状態の精度:81.2%
・7ジェスチャの精度:78.5%
・複数人での調査
・データ拡張の採用
・画像引き延ばし 1.0倍 1.1倍
・ドップラーシフトの大きさの差異を吸収するデータ拡張
・カラーバーの調整
・最適なスペクトログラム表示の探索
問い合わせ先 info-lcl-group@keio.jp
経緯
・市販のヒアラブルデバイスから20kHzの超音波信号を再生し,
その音漏れ信号を録音
・空中ジェスチャを行う手に音漏れ信号が反射し,ドップラー効果
が発生
・ジェスチャによってドップラー効果に差異が発生し,機械学習
モデルを用いて認識
03 ジェスチャとスペクトログラム
赤:録音,青:20kHz信号の再生
解析
・20kHz信号のバンドストップフィルタ
・フーリエ解析によるスペクトログラム画像生成
実験と検証
・被験者1人に7つのジェスチャ+ニュートラルの
計8状態を各20回取得
・20分割交差検証を実施
・Trainは16回分,Valは3回分,Testは1回分
05 今後の展望