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OSvパンフレット v3
- 1. !!!!!!!
OSvとは?
OSvは単一のアプリケーションをLinux KVM・VMware・XenなどのハイパーバイザやAmazon
EC2・Google Compute EngineなどのIaaSプラットフォームでLinuxOSなしに直接実行するた
めの新しい仕組みです。
!
OSvの仕組み
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5XQWLPH26
!
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5XQWLPH
IaaS環境で一般的に用いられているフルサイズのゲストOSは、単一のアプリケーションを実行す
るための環境としてはリソースの使用量が多く、複雑でパフォーマンスは必ずしも最適ではありま
せん。
これを解決するための技術としてコンテナ技術が注目されており、これによって実行環境をシン
プルにし、高いパフォーマンスを得る事が出来ます。
一方、OSvはライブラリOSというアプローチを採っています。
ライブラリOSではアプリケーションインスタンスの分離にハイパーバイザを用いるため、コンテ
ナと同様シンプルさと高いパフォーマンスを得つつ、コンテナと比較して高いアイソレーションレ
ベルを得ることができます。
!
また、コンテナと異なりハイパーバイザで起動するVMイメージなので実行する環境を選ばず、例
えばWindows上で動作するハイパーバイザの上でも動かすことが可能です。
ディスクイメージフォーマットの変換ツールを使って、あるハイパーバイザから別のハイパーバイ
ザへイメージを持っていく事もできます。
!!!!!
RQWDLQHUV
$SSOLFDWLRQ
5XQWLPH
2SHUDWLQJ6VWHP
+DUGZDUH
Ɣ KLJKVLPSOLFLW
Ɣ KLJKUHVRXUFHHIILFLHQF
Ɣ KLJKSHUIRUPDQFH
³/LEUDU26´
$SSOLFDWLRQ
5XQWLPH26
+SHUYLVRU
+DUGZDUH
Ɣ KLJKVLPSOLFLW
Ɣ KLJKUHVRXUFHHIILFLHQF
Ɣ KLJKSHUIRUPDQFH
Ɣ KLJKLVRODWLRQ
コンテナライブラリOS
- 2. !!
ライブラリOS
OSvでは、プログラムがLinuxの機能を使用するために呼び出すPOSIX API/Linux独自APIをラ
イブラリのような形で提供し、Linux上と同じようにファイルアクセスやネットワークのアクセス
を可能にする薄いレイヤを提供します。
!!!!!!!!!!!!
Javaアプリ
JVM
OSv
ハイパーバイザ
ホストOS
このレイヤはファイルシステムやネットワークにアクセスする機能を持ち、JVMだけではなく他
の言語ランタイムやネイティブアプリケーションを実行するための機能を持つので、一応OSの範
疇に入ります。
しかし、LinuxのようなフルサイズのOSとは異なり複数のアプリケーションを実行するための機
能や沢山のプログラムを持たず、あくまでJVMならJVMだけを実行する機能を持ちます。
このようにJVMを動かすための「ライブラリ」のように振る舞うため「ライブラリOS」と呼ばれ
ます。
!
OSvで動作する言語ランタイム・ネイティブアプリケー
ション
現在以下のようなアプリケーションが動作しています。
!
言語ランタイムとその上で動作するアプリケーション
・OpenJDK7,8
・Tomcat
・Cassandra
・Jetty
・Solr
・OpenDaylight
・Gitblit
・Clojure
・JRuby(JRuby on Railsなどが動作)
・Ringo.JS
- 3. ・Jython
・Erjang
・Scala
・Quercus(JVMで動くPHPエンジン、Wordpressなどが動作) ・Ruby
・WEBRick
・Ruby on Rails
・Publify(Railsベースのブログエンジン)
・mruby
・lua
・NodeJS
!
ネイティブアプリケーション
・haproxy
・memcached
・MySQL
・LevelDB
・SQLite
!
OSvのフットプリント
OSvはアプリケーションを仮想化環境上で実行するために最低限必要なものだけを提供するた
め、フルサイズのOSと比べとてもフットプリントが小さくなっています。!
mruby用ディスクイメージの場合、ディスクイメージサイズは14MB・メモリサイズは最低65MB・
起動時間は1秒未満となっています。!
!
OSvの開発体制・ライセンス体系
イスラエルのスタートアップであるCloudius Systemsが主導して開発をすすめていますが、BSDラ
イセンスの元オープンソースで提供されており、開発スタイルはLinuxやRubyなどと同様のコミュ
ニティベースのスタイルを取っています。!
全ての議論はGoogle Groupsのosv-devグループで閲覧可能です。!
ソースコードはgithubで公開されており、issueリストもここで管理されています。!
!
ホームページ:http://osv.io!
github:https://github.com/cloudius-systems/osv!
Google Groups:https://groups.google.com/forum/#!forum/osv-dev!
Facebook:https://www.facebook.com/?q=#/groups/726131200784072/!
!
日本語での問い合わせ先
以下のメールアドレスへご連絡お願い致します。!
syuu@cloudius-systems.com