Warai マインドマップとpict masterでテストケースを作っちゃおう_r01(公開用)

12017/09/23 公開用マインドマップとPictMasterでテストケースを作っちゃおう
マインドマップとPictMasterで
テストケースを作っちゃおう
９月２３日(土)
ＷＡＲＡＩおーだん

はじめに

みなさん、テストしてますか？
はじめに

私は、テストが好きなので
してます。
はじめに

ただ…最近は関西でテスト勉強会が
減り気味で悲しい…
はじめに

じゃぁ、やりたいテストの勉強会
でもやって仲間をふやそう！
はじめに
本日の趣旨

はじめに
じゃぁ、とりあえず
テストアーキテクチャ

はじめに

はじめに
今回は、やりません

初心者でも参加しやすいものを！
はじめに

はじめに
ただ、
ちょっとは新しいめなことも…

はじめに
なので…

はじめに
今回は、ツールの力を借りて
今よりも少し楽になる
テストケースづくり
をみんなでやってみましょう。

アイスブレイク

アイスブレイク
自己紹介
名前の後に、実は・・・で一言今ハマっていること
手順
１）最初の人が名前を言い、自己紹介してください。
２）2番目の人は、前の人の名前とハマっていることを言ってから、
自己紹介してください。
「●●にハマっている〇さんの隣の×です。」
３）3番目の人は、最初の人と2番目の人の名前と
ハマっていることを言ってから自己紹介してください。省略

ソフトウェアテストの悩み

こんなこと、ありませんか？

1. 網羅的にテストをしろと言われる
2. 後から抜け漏れを指摘される
3. テスト仕様書を出してもだれもレビューしてくれない
4. テストケースを作成するのが退屈でつまらない
5. たまにテストケースの作成ミスが発覚する

これらを解決してくれるやり方はないだろうか？

FOT (FEATURE ORIENTED TESTING)

FOT
モデル
ベースドテスト
分類
ツリー法
N-wise法
FOT (Feature Oriented Testing) 概要

• テストケースの一部または全部を評価対象システムの（通常、機
能的側面を）モデル化したものから導出して行うソフトウェアテ
ストの手法である。
• モデルはテスト対象のシステムの実現すべき動作を表現した抽象
的なものである。
モデルベースドテスト

• ブラックボックステストの技法。主に機能テストを対象とする
• 同値分割、組み合わせテスト技法を用いて、分類木でモデリング
するテスト設計技法
分類ツリー法（クラシフィケーションツリー）
テストケース①
テストケース②
機内食
メニュー飲み物
お茶お水ビーフチキン

• 因子
– 原因や入力の要素。条件、パラメータともいう。
• 水準
– 因子の取りうる具体的な値、パターン。
N-wise法
因子水準
カラーモードグレースケール、カラー
用紙サイズＡ４、Ａ３、Ｂ４、Ｂ５、はがき
集約なし、二枚、四枚、九枚
例）プリンタ

• N-wise網羅
N-wise法
No. スイッチ1 スイッチ2 スイッチ3
1 ON ON ON
2 ON ON OFF
3 ON OFF ON
4 ON OFF OFF
5 OFF ON ON
6 OFF ON OFF
7 OFF OFF ON
8 OFF OFF OFF
No. スイッチ2 スイッチ3
1 ON ON
2 ON OFF
3 OFF ON
4 OFF OFF
1 ON ON
2 ON OFF
3 OFF ON
4 OFF OFF
1 ON ON
2 ON OFF
3 OFF ON
4 OFF OFF
1 ON OFF ON
2 ON ON OFF
3 OFF OFF OFF
4 OFF ON ON
2-wise
3-wise
2×2＝4 2×2＝4
2×2＝4

FOT は、拡張ロジックツリーを用いた系統的なテストモデルの作成（テスト設
計）の支援、及び、そうしたテストモデルからPair-wise 網羅基準を満たすテス
トケースの機械（自動）生成の機能を持つ。
FOT
GOAL
a
a
a a
b bb bbb
b bb b bb

• フィーチャー指向テスト全体の流れ
FOT
仕様書
暗黙的仕様
テストモデルテストケーステスト仕様書テスト網羅基準
• 1-wise網羅
• 2-wise網羅
• 全網羅
• 制約付き

FOT手法の手順
Step1.
テストの観点、テスト入出力要素をテストツリーで記述する
Step2.
テストツリーが表すテストケースを自動生成する
Step3.
テストツリーが表すテストケース数を調節する

1. テストのレビューがしやすい
– 因子、水準の抜け漏れに気づきやすい
– 因子、水準の制約についても検討しやすい
– 大量のセルの内容確認からの脱却
2. テストケースの作成ミスがなくなる
– ルールに基づいて作成するため、テスト網羅基準が明確になる
3. テストの全体量が俯瞰できる&調節しやすい
– 使えるリソースを検討しながらまんべんなく行えるようにテス
トケースが作成できる
FOT手法のメリット

• 制約が複雑すぎるものは、テストツリーに不向き
– テストツリーで表現しにくい
– テストツリーで保守しにくい
FOT手法のデメリット

• ZIPC FOT
ZIPC FOTは、国立研究開発法人産業技術総合研究所と共同研究し
た成果を製品化したツール。
ツール紹介
申し訳程度の宣伝…
http://www.zipc.com/product/fot/

タダでやるＦＯＴ
(XMIND+PICTMASTER)概要

タダでやるＦＯＴ(XMind+PictMaster)概要
Step1.
テストの観点、テスト入出力要素をテストツリーで記述
Step2.
テストツリーが表すテストケースを自動生成
Step3.
テストツリーが表すテストケース数を調節する
XMind
PictMaster

テストツリーをつくってみよう

• テストツリー≒ロジックツリー
「ロジックツリー」は、ある1つの課題や問題があるときに、ど
のような道筋でその事象を解決するのが適切なのか？を導き出
すフレームワークです。

Xmindサンプルデモ
ICカード千円チャージ機でやってみよう
ICカード
千円チャージ機の
チャージ機能
ユーザーの
アクション
機器の状態
最終的な水準まで出してみよう
利用ツール：XMind
ICカード千円
チャージ機
ＩＣカード
挿入口
紙幣
挿入口
購入
ボタン
千円

ICカード千円
チャージ機
ＩＣカード
挿入口
紙幣
挿入口
購入
ボタン
千円
Xmindサンプルデモ
ICカード
千円チャージ機の
チャージ機能
ユーザーの
アクション
機器の状態
利用ツール：XMind

参考：勉強会のみんなで作成したもの
新たに出たアクション
サンプル回答

テストケースを出してみよう

テストケースを出してみよう
N-wise網羅でテストケースを作成しよう No. スイッチ1 スイッチ2 スイッチ3
1 ON ON ON
2 ON ON OFF
3 ON OFF ON
4 ON OFF OFF
5 OFF ON ON
6 OFF ON OFF
7 OFF OFF ON
8 OFF OFF OFF
1 ON ON
2 ON OFF
3 OFF ON
4 OFF OFF
1 ON ON
2 ON OFF
3 OFF ON
4 OFF OFF
1 ON ON
2 ON OFF
3 OFF ON
4 OFF OFF
1 ON OFF ON
2 ON ON OFF
3 OFF OFF OFF
4 OFF ON ON
2-wise
3-wise
2×2＝4 2×2＝4
2×2＝4

PictMasterサンプルデモ
ICカード千円チャージ機でやってみよう利用ツール：PictMaster
テストケース
PictMaster
ICカード千円
チャージ機
ＩＣカード
挿入口
紙幣
挿入口
購入
ボタン
千円

テストケースの数を
調節してみよう

• テストケースを調節する方法
– 因子や水準同士の関係、依存から制限を付ける
– リスクや実行可能性から組み合わせる因子・水準に統一的なルール(基準)を
設ける
テストケースの数を調節してみよう

図引用:https://www.zipc.com/event/uc/18th_files2/06-hatayama_2.pdf
因子や水準同士の関係、依存から制約を考えてみる
たとえば…
• ＩＣカード挿入口とユーザーアクションの関係は？
• 金額とＩＣカード挿入口の関係は？
利用ツール：PictMaster

4つの制約
図引用:
https://www.zipc.com/event/uc/18th_files2/06-
hatayama_2.pdf

リスクや実行可能性から組み合わせる因子・水準
に統一的なルール(基準)を設ける
• いつもバグが多発する因子、水準の組み合わせは？
• 本当にその因子、水準はいるのか？
• 1-wise,2-wise,全数はできるか？
利用ツール：PictMaster
ICカード千円
チャージ機
ＩＣカード
挿入口
紙幣
挿入口
購入
ボタン
千円

参考：サンプル回答
XMind:テストツリー
PictMaster

作成の注意点

• 何でもかんでも因子・水準に全部入れない
• 制約を洗い出すのは、とっても大事
• 無理やり複雑なモデリングはしない
• 図で書くのが難しかったら言葉にする⇒論理式化
作成の注意点

話題沸騰ポットでやってみよう
お題
演習①
・「 7．システムとしての動作」からテストツリーを作成
してください。
演習②
・ 2-wiseの組み合わせでテストケースを生成してください。
演習③
・制約を付与して、2-wiseの組み合わせでテストケースを
生成してください。
・テスト網羅基準を決めて、テストケース数を調整してく
ださい。

二回目

テストツリーをつくってみよう二回目
話題沸騰ポットでやってみよう制限時間:30分
演習①
「 7．システムとしての動作」からテストツリーを作成し
てください。
話題沸騰ポット
ユーザーの
アクション
機器の状態

テストケースの数を調節してみよう二回目
話題沸騰ポットでやってみよう制限時間:30分
演習③
・制約を付与して、2-wiseの組み合わせでテストケースを
生成してください。
・テスト網羅基準を決めて、テストケース数を調整してく
ださい。

チーム共有

チーム共有
下記の内容について、各グループで発表していただきます。
（発表時間3分、質疑2分）
・どんなテストツリーができたか
・仕様書にない因子/水準はどんなものが列挙されたか
できたら…
・テスト網羅基準は何にしたかとその理由はなにか
・テストケースはどれくらいの数にしたか
他のグループは、
・発表に対して、自チームとの違いや気づきがあれば、
教えてください

ご発表ありがとうございました！！

発表チーム①の作成物

発表チーム②の作成物

最後に

1. テストのレビューがしやすい
– 因子、水準の抜け漏れに気づきやすい
– 因子、水準の制約についても検討しやすい
– 大量のセルの内容確認からの脱却
2. テストケースの作成ミスがなくなる
– ルールに基づいて作成するため、テスト網羅基
準が明確になる
3. テストの全体量が俯瞰できる&調節しやすい
– 使えるリソースを検討しながらまんべんなく行
えるようにテストケースが作成できる
まとめ
ソフトウェアテストの悩みＦＯＴのメリット

さいごに
「JaSST Kansai実行委員会」は
実行委員を募集中！
http://www.jasst.jp/symposium/jasst16kansai.html
実行委員になるとソフトウェアテストの有名な人から直接話を聞けたり、
自分の悩み解決につながりそうな人をシンポジウムで呼べたりするよ！

さいごに
つぎはあなたがやりたいことを
やってみませんか？

参考文献

• XMind
http://jp.xmind.net/
• PictMaster
https://ja.osdn.net/projects/pictmaster/
• ZIPC FOT
http://www.zipc.com/product/fot/
• TESTONA
http://www.testona.net/
• FOTによるモデルベーステストと品質コントロール
https://www.risec.aist.go.jp/files/events/2012/0910-ja/SSSymp-2012Sep10-kitamura.pdf
• 要求定義工程での品質保証とシステムテストのテストケース自動生成新技法
https://www.juse.jp/sqip/symposium/archive/2013/day2/files/happyou_shiryou_A3-1.pdf
• FOTを利用した鉄道改札機システムでの. テストケース作成事例の紹介
https://www.zipc.com/event/uc/18th_files2/06-hatayama_2.pdf
• クラシフィケーション・ツリー法入門
https://www.slideshare.net/goyoki/ss-42412647
• 組込みシステム教育教材話題沸騰ポット GOMA-1015型要求仕様書
http://www.sessame.jp/workinggroup/WorkingGroup2/POT_Specification.htm
• マインドマップから始めるソフトウェアテスト
池田暁, 鈴木三紀夫,技術評論社,2007.
参考文献

ＥＯＰ

Warai マインドマップとpict masterでテストケースを作っちゃおう_r01(公開用)

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