2012/06/29 名古屋アジャイル勉強会発表資料 「ストロータワーではじめるチームビルディング」

1. 「ストロータワーではじめる チー
ム・ビルディング」
2012/06/29 (金)
第４３回 名古屋アジャイル勉強会

2. 自己紹介
名前：もりちゃん（@tyorosan）
仕事：絶賛無職中！！
でも、７月からお仕事します
やってること：
仕事ではCOBOLから始まり、
VB6とかVB.NETとかPL/SQLやったり。
Oracleが好きです。
趣味はロードバイクとマラソンです。

3. 質問
チームって、
なんでしょう？
グループと、
どこが違うんでしょう？

4. 国語辞典だと
チーム
団体競技で勝敗を争う、それぞれの組。
共同作業を行う、数人から成る集団。
グループ
似通った点によって分けた、人の集まり。
行動を共にする集団。

5. チームとグループの違い
チームにはグループにはない以下の３点を持って
います。
1. チームには、目的・目標・規範・段取り・役割な
どの共通する枠組みがある
2. チームには、協働意欲「皆と一緒にがんばろう」
という気持ちがある
3. チームには、意思や行動をうまく調整できる活
発なコミュニケーションがある

6. チーム・ビルディングとは
集まったメンバー同士で枠組みを共有し、関係性
を築いて協働意欲を高め、コミュニケーションしや
すい環境を整える一連のプロセスのことを「チーム
・ビルディング」と呼ぶ。
言い換えると
『グループをチームにするプロセス』

7. チーム・ビルディング３つのメリット
● フォーカシング
チーム課題への理解、意識、意欲の
焦点を合わせる
● モチベーション
メンバー１人ひとりのやる気が高まる
● ダイナミズム
メンバー同士の相乗効果で１＋１が
３にも４にもなる
→メンバーが元気になる！
チームのパフォーマンスが向上する！

8. チーム・ビルディングのあれこれ
●アイスブレイクの活用
チェックイン、他己紹介、ラインナップ etc
←メンバー同士がお互いを知り、打ち解けあう
●チーム・ビルディング・エクササイズ（オフサイト）
ペーパータワー、未来新聞、フェルミ推定 etc
←共同作業を行うことでチーム活動のポイントを学ぶ
●本格的なチーム作り（インサイト）
リーダーズ・インテグレーション、ジョハリの窓 etc
←プロジェクトの立ち上げ、組織改変、企業合併など
短期間で強いチームを作りたい時など

9. ストロータワーのルール（その１）
数人のチームを複数作り、相手チームより高いタ
ワーを作ります。
● 制約：自立すること
● 材料：ストロー、テープ
● 道具：今回はなし
● ２ターム制：作戦タイムと作成タイム
作戦タイムでは、材料には手を触れず、
想像力を駆使してタワーを設計します。
作成タイムでは、相手チームを陥れるもの
でなければ何をしても良いです。

10. ストロータワーのルール（その２）
● 今回のワークショップでは、通常１回しか行わな
いストロータワーの作成を２回行います。
● ２回目の作成タイム終了時に、一番高いタワー
を作ったチームを優勝とします。
● ２回目の開始時にストローの補充は行います。
（総量は各チーム同量です）
● １回目に作ったタワーは破棄しても良いです。

11. ストロータワーの時間割り
● 作戦タイム１（１５分）
● 作成タイム１（５分）
● 作戦タイム２（５分）
● 作成タイム２（１０分）

12. 作戦タイム１（１５分）
● 自己紹介をしてください。
● 目の前のストローと、テープの材質などを確認
し、これから作成するタワーの設計を行なってく
ださい。
設計するときに紙が必要であれば、前にA4用紙が
ありますので、自由に使ってください。
（タワー作成には使えません）

13. 作成タイム１（５分）
今から、５分間の作成タイムです。
５分経過後に、自立していなかった場合は失敗で
す。

14. 作戦タイム２（５分）
１回目のタワー作成を行った経験を生かして、２回
目のタワー作成の作戦を練ってください。
１回目に作ったタワーは、そのまま使ってもいいで
すし、最初から作りなおしてもいいです。

15. 作成タイム２（１０分）
持てる力を絞り出して、一番高いタワーを作成して
ください。
最後はきちんと自立するようにして下さい。

16. 優勝チーム発表！

17. チームふりかえり
今回のストロータワーの工夫した点や、次はこうし
ようという改善点などを話し合ってみましょう。
また、１回目と２回目で、チーム内のコミュニケー
ションのとり方や、タワー作成への関わり方に変化
はありませんでしたか？

18. チームふりかえりの紹介
各チーム３分程度でふりかえりの内容を話してくだ
さい

19. 今回のワークショップの意図
チーム・ビルディングは、そのプロセスを一度行っ
たあと、実際のお仕事の中で、その効果を実感す
るものです。
勉強会ではお仕事をするわけではありませんの
で、１回目のタワー作成でチーム・ビルディングを
行い、２回目のタワー作成は、その効果を実感・比
較することを目的に行いました。
みなさん、いかがでしたか？

20. タックマンモデル
形成期 混乱期 統一期 機能期
(forming) (storming) (norming) (performing)
成
果
チーム・ビルディング
時間

21. チーム・ビルディングは進行形
チーム・ビルディングは１回やればいいわけじゃな
い！
人は日々、必ず何かしら変化します。
メンバーの関心事や、チームへの関わり方も変化
します。環境も変化します。
『メンバー』や『場』をよく観察し、チームの活動レベ
ルが衰退していっていないか気を配り、活動レベ
ルのピークを維持しましょう！

22. 詳しくは「チーム・ビルディング本」で！
チーム・ビルディング
-人と人を「つなぐ」技法-
堀公俊＋加藤彰＋加留部貴行[著]
今回は、「メンバーを集めてから」の話をしました
が、チーム・ビルディングはチームをデザインする
ところから始まります。その辺りから網羅して書か
れています。

23. おわり

24. 参考資料
●書籍
チーム・ビルディング−人と人を「つなぐ」技法
http://www.amazon.co.
jp/dp/4532313406/ref=cm_sw_r_tw_dp_eHo7pb1AMDQ06
ザ・ファシリテーター
http://www.amazon.co.
jp/dp/4478360715/ref=cm_sw_r_tw_dp_chq7pb0DB5FZP
●参考HP
日本チームビルディング協会
http://jtba.jp/